そらはあおくて

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刊行日 2018/10/24 | 掲載終了日 2018/11/14

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内容紹介

「そらはあおくて」紹介

 

「このこ、おかあさんなの?」

古いアルバムをみながら、女の子がお母さんにたずねました。

女の子は「今となんだか違うのね」と言いますが、

お母さんは、「そんなことないわ。大切なことは少しも変っていない」と答えます。

 

おばあちゃんの写真をみても、ひいおばあちゃんの写真をみても、

お母さんは、同じように答えます。

そして、いつか自分の子どもにも写真をみせてお話するように言います。

 

たいせつなことは、少しも変っていない。

空は青くて草はみどり。

ゆきは白くてつめたくて

お日様は、まぶしく暖かい。

 

幸せな生活をおくるために

大切なことは、いつの時代になっても変わらないのでしょう。

世界的絵本作家「ゾロトウ」の日本未刊行の絵本です。


「そらはあおくて」紹介

 

「このこ、おかあさんなの?」

古いアルバムをみながら、女の子がお母さんにたずねました。

女の子は「今となんだか違うのね」と言いますが、

お母さんは、「そんなことないわ。大切なことは少しも変っていない」と答えます。

 

おばあちゃんの写真をみても、ひいおばあちゃんの写真をみても、

お母さんは、同じように答えます。

...


おすすめコメント

『訳者からの一言』

「いつだって、そらは あおくて、くさは みどり。

ゆきは しろくて つめたくて、

おひさまは まぶしく あたたかい。

たいせつなことは いつまでも かわらない」

その言葉は、明るく鋭い祈りのよう。

愛しい子どもたちのために、世界の美しさと喜び、

そして安らかさが永遠に変わらずにありますようにとの強い意志が、女の子をしっかりとつつむのです。


アメリカ黄金期の古典絵本を多く手がけたシャーロット・ゾロトウが1963年に発表した絵本のテキストですが、日本では翻訳されていません。

(原題は "THE SKY WAS BLUE")

このたび、杉浦さやかさんに絵をお願いして、出版することになりました。

 (売れっ子の杉浦さんに数多の仕事をかきわけて絵本に集中する時間をとっていただいたため、2年以上かかりました~。)



主人公の女の子をふくめて、おかあさん、おばあちゃん、ひいおばあちゃんと、4世代の女の子の日常がえがかれます。

服装や、お人形、室内の小物など、杉浦さんならではの細やかなこだわりが楽しい。

青空色のお人形柄見返しも かわいいでしょう。

4世代の女の子たちはよく似ていますが、杉浦さやかさんによれば、「わたし」は、おしゃまさんで、「おかあさん」は、おてんば、「おばあちゃん」は、あまえんぼで、「ひいおばあちゃん」は、しっかりまじめっ子…なのだそうですよ。

(なかがわちひろブログ「ときたま日記」より)


『訳者からの一言』

「いつだって、そらは あおくて、くさは みどり。

ゆきは しろくて つめたくて、

おひさまは まぶしく あたたかい。

たいせつなことは いつまでも かわらない」

その言葉は、明るく鋭い祈りのよう。

愛しい子どもたちのために、世界の美しさと喜び、

そして安らかさが永遠に変わらずにありますようにとの強い意志が、女の子をしっかりとつつ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751528457
本体価格 ¥1,300 (JPY)

NetGalley会員レビュー

●「最後の一枚が相当素敵な絵! ぜひお楽しみに!!」

すごくいい本です
時間旅行ができる本(笑)
個人的には細かいことですけれども
写真以外のところは白黒にしなくてもいいのかなとは
思いました(笑)……

ま、そんなのは細かいことです。

大切なことは変わらないっていうのはすごく良いですよね。

そういう気持ちをしっかり持てて伝えられる大人がいる
国は幸せになる人が多い気がします。

せかせか スマホを見ている 大人の皆さん
ここを一度振り返ってみたらいかがでしょうか

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おんなのこが、アルバムを見ながらお母さんにたずねる。
このこ、おかあさんなの?
お母さんにも自分と同じ頃があつて、今の自分とは違う生活があったことに
気づく。でもお母さんは答える。

たいせつなことは、すこしもかわっていない。

自然と人々の心の優しさと愛情は、何も変わらず
連綿と続いてきているのだということを。
そして、それはこれからも続いていくということを。

子どもの頃母に、あなたもお母さんになったらわかるわ。
と、よく言われた。
そうかなぁ、とぼんやり聞きながら
でもきっと変わらない私の気持ち、は
母とは別だ、とどこか反抗心のようなものもあったのも事実だった。

この絵本を読んで、伝えたかったことはきっと
そこじゃ無いんだろうな、と今更ながら思う。
変わらないことを、大切にしていくことを
伝えていく毎日。それを積み重ねていくことが
親子なんだということ。

先祖、なんていうと大げさだけど、
何代も前からその毎日があって今に至る。
それはきっと今この瞬間にも、産まれている子どもや、笑ったり、泣いたりしている子どもたちが、健やかに繋いでいくものだ。

そしてそれを、繋いでいけるようにするために
大人は、変わらない自然と人々の優しい心を、
守っていかなければならない。

親である人にも、親ではない人にも、子育てが終わった!と感じている人にも読んでほしい絵本。

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杉浦さやかさんの、かわいらしくおしゃれな絵が、とても素敵です。なかがわさんの翻訳も読みやすく、いつの時代も変わらない家族のぬくもりを感じることができました。そして、これからも続いて欲しいと思います。

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あたたかい絵本です。絵もきれいでわかりやすいです。
お母さんのアルバムを見つけた女の子。お母さんの小さい頃の写真を見てのひとことに、お母さんが答えていきます。世界は違っても変わらない景色。一番変わらないのはお母さんの愛情なんでしょう。

この絵本を手に取る方は、きっとお母さんの愛情を知る方だと思います。
愛情をもつ子に育ってほしいと願う方にいいと思います。

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小学校高学年~大人へむけて

一人で読んで本書の感動を得られるのは、上記年齢と感じた。
読み聞かせで使用するとしたら、小学校中学年からいけるかもしれない。

小さい子には、「お父さんお母さんが子どもだったとき」のイメージは湧き辛いのかもしれない、と
感じる時がある。子どもにとって大人は、どこまでいっても、最初から「お父さん」であり「お母さ
ん」であり、そして「先生」。
私たち大人だって、子どもの時があり、そして今でも人間として成長している最中だが。
だが子どもにとっては違うのだと思う。

もちろん「お父さんが子どもだった時はね」「お母さんが……」という話は子どもにしているだろうし、
してほしいとも思う。ただ本書の核は、お母さんがおんなのこに言うメッセージだろう。それを本当の
意味で理解できるのは、上記年齢だろうと感じている。

訳に、なかがわちひろ、さらに絵に杉浦さやか、これも大変に安心感がもてる。
絵についても、今の子どもたちの「おかあさん」「おばあちゃん」「ひいおばあちゃん」の年代とピッ
タリとあっている。お母さん、おばあちゃんについて触れている本が(お父さん、おじいちゃんも同様)、
「今の子どもたちの代のお母さん、おばあちゃんの子ども時代とは異なる(=それより古い)」ものが
多いようにも思う。もっともこれは、名作とよばれ、20年以上を「生き残ってきた」絵本などは当然
で、致し方ないだろうが……。

本書は、手にした時の年齢によっても、受ける感想が異なっていくだろう。傍らにおいて、人生のその時
々で見返してほしい本でもある。

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色どりが美しくて、細部まで丁寧に書き込まれた絵本です。ストーリーに大きな展開はないけれど、繰り返し語る言葉の中に全てを肯定する安心感が溢れています。あなたも、あなたのお母さんも、そしてそのまたお母さんも、いつの時も世界は変わらず、あなたと同じように幸せに生きてきたんだよって。親の子供時代って想像しにくいものだから、たまには子供と、親の子供時代の話をしてみるのもいいですね。

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シャーロット٠ゾロトウでなかがわちひろさんの訳 杉浦さやかさんの絵 ときたら絶対の信頼感で、読む前から安心して読み始めました。
ぽかぽかのお日さまのような、明るく優しく暖かい絵本。
時代は変われど変わらないものは変わらない。
寝る前にお母さんから子供へ読んであげて!とオススメしたくなる絵本です。

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杉浦さやかさんの、ヴィンテージのお菓子パッケージのようなレトロ感たっぷりの絵が可愛すぎて、絵を見ているだけでも幸せな気持ちになれます。
お話もとびっきり幸せです。
寝る前に、お母さんにこの本を読んでもらって、眠りにつける子どものなんて幸せなことか。
私がいて、お母さんがいて、おばあちゃんがいて…いつどんな時代でも空は青くて、草は緑。世界が色鮮やかで美しいこと、自分が愛されていること、強く感じられる一冊です。
是非あなたのお子さんに、いっぱいの愛を込めて読んであげて欲しい。そうして育ったあなたのお子さんもきっと、この本を自分の子供に読んであげたいと、そう思うのではないでしょうか。

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私もお母さんも、お母さんのお母さんも、おばあちゃんのお母さんも、みんな幼少期がありました。
服装も住まいも家族団らんのスタイルも異なりますが、変わらないものもあります。

絵の変化を楽しみたい作品です。

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「大切なことは変わらない」世界には変わっていくことがたくさんあるけれど、変わらないものもある。それを次の世代に繋げていくことができるのは人なのだと伝えてくれた気がした。

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