南極ではたらく

かあちゃん、調理隊員になる

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刊行日 2019/01/25 | 掲載終了日 2019/02/22

内容紹介

平凡な主婦の料理と生き方を変えた南極での1年4ヵ月の挑戦を綴った初の著書!!

結婚後は一旦職場を離れ、母として家事・育児に奮闘する日々を送ってきたが、 一念発起して南極観測隊の調理隊員にチャレンジ。

3度目の挑戦で見事合格を果たし、 母親としては初の調理隊員として第57次南極地域観測隊に参加した。 何歳からでもチャレンジできることを伝える、多くの女性たちを応援する一冊!!

南極生活で発見したエコロジカル&サスティナブルな料理と、 美味しく楽しくエネルギーを循環させる知恵とは!? テレビやSNSでも話題の「悪魔のおにぎり」誕生秘話と特別レシピを初収録。


*「悪魔のおにぎり」とは……

「世界一受けたい授業」(日本テレビ)出演時に紹介されてSNSで話題となり、某コンビニチェーンで商品化。単日売上記録で20年間首位であった「シーチキンマヨネーズ」を抜いて、販売数1位になるなど大反響を呼んだ。


*著者プロフィール

渡貫淳子 わたぬき・じゅんこ

1973年青森県八戸市生まれ。調理師。伊藤ハム株式会社商品開発室所属。「エコール辻東京」を卒業後、同校の日本料理技術職員に。結婚後は一旦職場を離れ、一児の母として家事・育児に奮闘する日々を送ってきたが、一念発起して南極観測隊の調理隊員にチャレンジ。3度目の挑戦で見事合格を果たし、母親としては初の調理隊員として第57次南極地域観測隊に参加。帰還後は、各誌でのレシピ紹介や講演会など活動の場を広げる。2018年6月放映の「世界一受けたい授業」(日本テレビ)で紹介された「悪魔のおにぎり」が大反響を呼び、南極での料理が話題となった。本書が初めての著書となる。


平凡な主婦の料理と生き方を変えた南極での1年4ヵ月の挑戦を綴った初の著書!!

結婚後は一旦職場を離れ、母として家事・育児に奮闘する日々を送ってきたが、 一念発起して南極観測隊の調理隊員にチャレンジ。

3度目の挑戦で見事合格を果たし、 母親としては初の調理隊員として第57次南極地域観測隊に参加した。 何歳からでもチャレンジできることを伝える、多くの女性たちを応援する一冊!!

南極生活で発見し...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784582837957
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

南極への憧れを現実に引き寄せた渡貫さんの本(話題のおにぎりのレシピも)。
とても読みやすく南極での生活ぶりが良く伝わってきます😃日本にいては味わえない非日常の世界が面白い。

ただ、越冬隊は30人だったとあるけれど、他のメンバーについてはほとんど描かれていない。わざとかな。もう少し描写があってもいいのでは?と思いました。

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南極。そう聞いて行きたいと思う人はたまにはいるかも知れないが、自分が行けると思う人は、そう多くはないと思う。この作者さんは主婦だが、南極に行きたい!と思いたち、実際に行った人だ。
『面白南極料理人』は第38次越冬隊で、この方は57次だ。
南極で料理を作ればいいだけなのかと思っていたが、メインは料理でも実は料理以外の仕事もいっぱいやらされる。

女性として、主婦として、夢を追いかけることの大切さ、難しさとともに、私達はまず行けない南極での行くまでの大変さ、現地での生活、そして帰ってからの事、家族の話など、どれも興味深いお話ばかりでした。

もちろんレシピもあり。

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主人公の女性が南極観測隊の調理隊員の一般公募に応募するところから、任務を終えて日本での生活に戻るまでが描かれている。日本とは全く異なる極地での生活にとても興味深く読み進めました。面白かったのですが一つ一つのエピソードをもっと掘り下げて欲しかった。きっと書ききれないことがまだまだあるんだろうなぁ。「南極廃人」、初めて聞きました。帰ってきてからの方が大変なんですね。

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女性ならではの目線で「南極」を語った本。
普通の主婦から南極料理人へ。

そしてこの方は女性料理人として昭和基地で働いた方。
南極ならではのイベントの迎え方、女性目線ならではの南極越冬隊、料理人ならではの南極メシ。
ちょっとした失敗も命にかかわることがある。医者と調理チーム以外はそれぞれ一人ずつで責任感も半端ない。

映画「南極料理人」もすごく楽しめましたが、こちらの本もとてもよかったです。
ミッドウィンターフェスティバル、どんな感じなんだろうと検索したら昭和基地NOWというブログが出てきました。綿貫さんも写真で見ることができました。

なかなか垣間見ることのない世界、とても楽しく読ませていただきました。

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料理人で家庭を持つ主婦でもある著者が、南極越冬隊の一員として、調理人として参加した日々などを綴ったこの本。

文中に、女性であることのメリットもデメリットもないんだと気づいたとあり、腕で仕事をしている著者の強みと、人としてのフラットな視点を感じた。

しかし、越冬隊30名分の1年間の食材をリストアップ、用意、そしてそれを使っていくということは文字としては読めるが、実際には想像もつかない。しかも南極である。

季節感を大切に過ごす1年。隊員の誕生日、イベントもきっちり。
そしてフードロスなどにも配慮した調理。
ある意味、今の日本では忘れているような何か大切な色々なことを、当たり前のように積み重ねていく日々。

帰国してからの著者が感じた様々なことが実は、
南極で過ごすことと同じくらい重要なことなのではないかとも感じた。

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「家庭用の冷蔵庫があるがあくまで食材が凍らないようにするために棚程度の役割」
このフレーズが印象に残りました。
凍らないために冷蔵庫に入れる…。
非日常な生活を垣間見ることができる一文です。

南極にも夏はあること。
でも雪はあること。
閉ざされている空間だからこそ、食事で季節やイベントを楽しむ。
夏には流しそうめん(凍るのでお湯で流す)
秋のお彼岸にはおはぎ
冬には大みそかの年越しそばやおせち料理に餅つき。
各隊員の誕生日にはケーキに本人の好きなものを付ける。
食事が果たす役割が本から伝わってきます。

この本を読んだ後に、国立極地研究所 南極観測のホームページをみました。
著者の渡貫さんが参加した第57次の報告を見ると
本に書いてあった内容が写真で見ることができます。

映画「南極物語」でしか知らなかった南極が身近に感じることができました。
実際に南極で作った料理のレシピやコラムもあり楽しく読める本です。

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南極探検記ではなく、越冬隊の一員として仕事に取り組んだことを振り返るルポルタージュ、そしてエッセイ。家族のある女性が、採用試験にチャレンジして目標の仕事につく。準備、訓練を経て現場でテキパキと働く様子が小気味よく、無駄のない文章で要領よく伝わってくる。笑いあり涙あり、とても好感が持てた。
南極の制約の多い食材とキッチンで作った料理のレシピ紹介もあり、興味深く読める。自宅に戻って日常生活に復帰するあたりの様子もなるほどなあと思わされる。今後もテキパキとお仕事を続けて欲しい。さらに南極を経験した視点で、日常に復帰した後の暮らしの中で感じたことなど書いてくれたら、とも思う。
筆者ご本人は意識していないと思うが、ジェンダーを軽々と超えている感じもしてとても好ましい。

(拝読させてもらったテキストの段階では、ところどころ校正が漏れていると気づいたところもあった。出版時には直っているといいのだけれど。)

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40代で南極へ。想像しただけで凍死できる。このバイタリティーは正直羨ましい。人間関係については、南極のみならず私達の日常にもあてはまるのかもしれない。あれこれ心配してもそれは起こるかどうかも分からない事だから。ご主人やお子さんが、南極行きを受け入れたのも凄い。その辺を主婦の私としてはもう少し知りたかった。南極料理人、私も観ました。めちゃくちゃ面白かったのを覚えています。それにしても、1年間分の食料を買い込むというのはスケール大きすぎて想像付かなすぎです。

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映画『南極料理人』を観て憧れて、3回目のチャレンジで調理担当として採用され一年間昭和基地で過ごした著者の体験談。最も重要なミッションは越冬隊30人全員が無事に帰ることという過酷な環境、食材は途中で補充されないので常に生野菜が不足気味、使える水にも排水にも制限があるし、隊員の出身地も好みもバラバラ、おまけに緊急事態が発生すれば調理以外の仕事も手伝う。憧れだけでは飛び込めない世界で、この人只者ではないと思ったらローソンの『悪魔のおにぎり』発案者でしたのね。レシピもついていて知らない話もいっぱいで面白かった。

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子育てが一息ついて、南極調査隊の料理人を目指した主婦の体験談。過酷な環境で、苦労もあったはずだけど、さらりと読みやすい。

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訥々とした語り口が、読みやすい。主婦であっても、やってみたいことを諦める人生は送りたくない、というスタンスに共感しましたが、私には勇気がないなぁ。
帰国後のお子さんとのやりとりとか、もっとたくさん読みたかったです。

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子育てが一息ついて、
映画『南極料理人』を観て憧れて、3回目のチャレンジで調理担当として採用され一年間昭和基地で過ごした著者の体験談
過酷な環境、食材は途中で補充されないので常に生野菜が不足気味、使える水にも排水にも制限があるし、隊員の出身地も好みもバラバラ、おまけに緊急事態が発生すれば調理以外の仕事も手伝う
そんな状況でも、頑張る姿は素敵でした。
女性の視点での描写が偏りすぎていたかな?
でも、楽しめた作品です。

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