82年生まれ、キム・ジヨン

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刊行日 2018/12/06 | 掲載終了日 2020/02/10

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内容紹介

女性が人生で直面する差別の現実を正面から描く!

韓国で絶大な共感を得て100万部、 社会現象となった異例の大ベストセラー小説、ついに日本上陸。

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかの様子のキム・ジヨン。誕生から学生時代、就職、結婚、育児……彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。解説=伊東順子

女性が人生で直面する差別の現実を正面から描く!

韓国で絶大な共感を得て100万部、 社会現象となった異例の大ベストセラー小説、ついに日本上陸。

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかの様子のキム・ジヨン。誕生から学生時代、就職、結婚、育児……彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。解説=伊東順子


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784480832115
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

「82年生まれ、キム・ジヨン」 ─初回のカウンセリングで、精神科医が識別した“女性”の情報だ。 ジヨンはミソジニー(女性嫌悪)意識の強い社会で、理不尽な侮辱を繰り返し受けてきた。 女として生きていく不自由さ、その病み(闇)に監禁されていくに至る経過を担当医が観察している。 祝福されなかった誕生、思春期の性被害、就職差別と賃金格差、母親となったジヨンへの無理解。 旧態依然の男尊女卑を根底に、現在のMe Too運動へと繋がる系譜を、82年生まれのジヨンが歩く。 著者は最後の一行で、読者を愕然とさせる。念を押すように深々と楔を突き差す。 ◆訳者 斎藤真理子さんにとっても代表作になる事は間違いない。

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驚きました。 82年生まれって、私とほぼ同じなんですけど。 同じくらいに生まれて、あんな感じで家族の中で性差別とか、社会で明らかな性差別を受けるとか、今の韓国の様子や流行ったドラマからしてとっても意外でした。最初読み始めたとき、「あれ?中国の話だっけ?」とか「北朝鮮だっけ?」とか思いました。 彼女と同じ年代だからこそ日本とはっきり比べることができる。もちろん日本の社会にもやはり、性差別っていうのはある。女性の総理大臣もまだ出ていないし、産休育休も他の国と比べて取りにくかったりとかもある。 でも、ここまで明らかな感じではない。「オルチャン」とかで有名になった韓国の女性たちも、こんな目に合ったりしたのだろうか。最後の一行。ここまで語ってきた精神科医の言葉。「自分も性差別を受けたりした妻を持つから彼女の気持ちがよくわかる」といってからの最後の言葉。やはり韓国での性差別はまだまだ続いているんだなあと印象的でした。

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小説ではあるが淡々とした筆致の合間に女性の社会的不利を示す統計値が盛り込まれ、ドキュメンタリー風。行間から静かに怒りが伝わる告発の書でもある。男性の自分としてはどう論評しても的外れな気がして感想を述べにくく、自分の過去を行いを省みて不安にもなる。この本が各国で読まれているのは、女性ゆえの差別や不自由さが地域を選ばないことの証左だろう。差別が差別として意識されず、もはや社会のシステムに組み込まれてるのではと思えて恐しくなる、今の時代を象徴する一冊。最後の一行に問題の根深さを感じて暗澹たる気分に。

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82年生まれの「キム・ジヨン」の出生から今までを韓国社会の変遷と共に綴る小説。 キム・ジヨン氏が生まれた1982年の韓国は、女児が生まれると「お義母さん、申し訳ありません」と謝らなければいけない時代。女性の生きづらさが認識されないままキム・ジヨン氏は進学し、社会に出て、結婚し、子どもを産む。 「つねに慎重に正直な選択をしてきて、その選択のもとに最善を尽くしてきたキム・ジヨン氏」(p170)が、2016年に置かれた現状で話は終わる。 女性が生きることの意味を真摯に問いかける大傑作! #NetGalleyJP

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netgalley にて読了。韓国ではこんなに女性蔑視の風潮があったのか。働く女性、子育てをする母親、全ての女性がこんなにも軽視されているのか。結婚して子どもを持つと、女性は仕事を続けるのが難しく、夫一人の収入では生活も苦しい。それを乗り越えようとすると、プライドが邪魔をする。この物語は、一見一人の女性のカルテという形で展開されていくが、色濃く残る歴史的背景あらわになり、それは私を驚かせた。

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本文を読んだときは性差別についてそうだよなとかなんとかしなくちゃいけないとか思ってたのに、なんかフェミニズム=フェミニスト、上半身裸とか過激な行動をする人たちとインプットされている、結構印象操作されてきたんだ自分とショックです。 自分だけじゃ小さすぎて誰にも届かないと諦めていた声もSNSの力を借りれば国を超えて世界を動かすムーブメントになった実例のようなきっかけを待つよりも何か建設的なことってなんだろうと考えなきゃ駄目ですね。

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女であるために、小さい頃から晒されてきたこと。実際は、もっと陰湿で暴力的な場合があることを、私は友人達から聞くまで知らなかった。この本には、me too 事例や私の友人、母、そして私自身の経験をこれでもかと連ねてくる。思い出してもシンドイこの事実を、老若男女関係なく、多くの人とシェアしたい。こういうことを知らないと、想像できない(思いやれない)こともある。 追記。2年前に韓国との合同研究会に参加した時、解説にあった「メガリア」という言葉を知った。彼女達の語りの熱さ、日本側の事情聴き込みの熱の入れよう(英語でたくさん質問された)が今も記憶に残っている。

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韓国社会における女性差別の実態を、ドキュメンタリーのごとく綴られた作品でした。 女性として生を享けたときから、幼児期~成人となった現代まで、あらゆる場面で「女性」であることに対する屈辱を味わってきた主人公たち。もし自分だったらと思わずにはいられませんでした。 日本の女性たちもまた多くの先輩方の努力の上に今われわれが生きやすい環境がある、それはとても幸せ・・・と思いきや、実はまだ韓国社会を対岸の出来事とは見られない現実もつい最近発覚しましたが、女性差別に出口はない・・・とは思いたくない。 韓国や日本だけではなく世界の隅々まで、歴史のなかで積み上げられてきた女性への偏見、侮辱がない社会が、いつの日か来ることを願います。 この作品がそのきっかけになりますように。

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巷の評価が高い作品の様ですが、延々と辛い過去や現実を告白する作風が読んでて辛くなりました。休み休み読んで、何とか完走した感じです。改めて小説の紹介分を見直してみると、フェミニズムを掲げている本だとあり納得。日本でも似た問題は未だに無くなりませんが、82年生まれの主人公が語る母親の有り様は、日本よりも強烈ですね。韓国の裏側を垣間見ることができました。

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「キム・ジアン法案」を理解する 韓国と日本で多少の違いはあるが、81年生まれの僕にも、情勢や社会問題が表面化してきた当時の記憶が、生々しくフラッシュバックしてくる。 女性として生まれ進学、就職、結婚、妊娠、育児とさまざまライフステージや日常において、その都度グツグツ感じた不条理や理不尽が33歳のある日、キム・ジヨンの外側に変化として現れてくる。 フェミニズム運動や女性の社会進出において、日本に限らず世界中で、強く求められた男女の役割意識は、今現在においても息苦しさとして存在する。 僕も無意識に、妻や娘や母、つまり女性に対して、本書の男性たちと同じように接している時があるのかも知れない。 社会の生きづらさに共感し、たくさんの人が支持し、社会が動いた一冊。 特に男性は必読になります。 本が好き!倶楽部 せいちゃん

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専業主婦を「ママ虫」と馬鹿にする。あの部分に腹がたった。ふざけている。韓国社会は半世紀ほど遅れている気がする。男尊女卑がまかりとおる韓国男社会に対する怒りに満ちた抗議文なのである。女性は母親になることで失うものがある。それは自由な時間であったり仕事などの生きがいなのだ。「手助けするから?」という夫の言葉は親切なのか?。そうではない。「あなたは何を失うというの?」。その疑問は当然のことだ。男は子育てに対して、どこの世界でも他人事だ。その認識のずれが女を不幸せにする。それは韓国だけの問題ではない気がする。

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最後の一文にぞっとした。女に生まれたというだけで蔑まれ、抑圧され、遂には壊れてしまった一人の女性の物語。あとがきを読んで、はっとフィクションだということを思い出した。それほどにリアルなのだ。というのも、ここに書かれていることは物語であって、物語などではない。現実に起きていることを交えて、接いだ一人の女の人生だ。82年生まれといえば、自分の年齢ともそう離れておらず、韓国と日本と国は違えど、性差別という自分が育ってきた中でうっすらと肌で感じ取ってきた空気感と重なる。家庭で、学校で、職場で、キム・ジヨンという女性が受けてきた無意識の悪意。女の子なのだから、女のくせに。ああ、幾度となく見てきた光景だ。でも、もう慣れた。別に怒るようなことではない。気にしない、気にしない。だって、私は女の子なのだから。無意識に押し込めてきた感情がじわじわとせりあがってくる。なんて胸糞悪いんだろう。別に平気だと思っていたのに、それを誰かの人生として見せつけられてしまうともう怒りが込みあげてきてしまった。いつの間にか、歯を食いしばりながらページをめくっていて、初めて自分がそれをちっとも許せていないことに気がついた。そんな燻る者の心に火をつけるような、強烈なものが本書にはある。女であることを理由に拒絶されたり、勝手に諦められたりしたことがある。彼ら、彼女らには悪気もないし、無意識で、そのことにまた愕然とすることがあった。女であるということは悪意にさらされる理由にはならない。男性が子育てを「手伝う」という言葉に心底嫌悪感を抱いている。保守的という言葉に辟易する。こんなにも言いたいことが自分の中にあったことに気がつく。男女平等などと言われて久しい現代ではあるけれど、それでもまだ不平等はなくなりはしない。散々、男尊女卑をよしとする教育をしてきたのだから、やめましょう!の一言でなくなるものではないことは理解できる。制度も追いついていない。考え方もそう簡単には変えられない。時間のかかることだ。だからこそ、折れることなく、意思を紡いでゆくことが必要なのだと思う。願わくば、いつの日か、女性が不用意に傷つけられることのない、他者に対して優しい世の中になればいい、と思う。

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韓国の女性読者から「これは、まさに私の話です」と絶賛される注目の一冊 まさかと思うくらい私の話だった 日本の現状も似たようなものであり、私自身ジヨンと同じセリフを何度飲み込んできただろうと思う 仕事もお金を稼ぐことも好きだからやっている あなたの家庭でもあるのに「手伝う」って何? 読みながら泣けてきた あの頃の自分は辛かったのだなあと この壁を乗り越えた2人の未来が知りたい どんな未来なんだろう? それは今の私たち次第ということだろうか

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韓国の女性の物語だけれど、自分の経験とシンクロしてするエピソードもあり、女性が女性というだけで抱え込まなければならない差別や苦悩がひしひしと伝わってきた。女性だけでなく、男性にも読んでほしい物語。最後の1行に凍りつくが、これが現実でも当たり前のように起きているということが一番哀しい。

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面白かった。韓国ものは化粧品以外はあまり興味がなかったのですが、やはり売れているだけあって、日常がよくわかり本当に面白かった。女性は読んでおくといいかもしれません。そうそうこういう時代は、日本にもあった。でも、1982年生まれだし。。。と考えますよ。

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〈女であることのある呪い〉に、息がつまりそうになる。この物語に描かれた呪いと、無関係でいられる女はいないだろう。胸が押し潰されるような鈍い痛みを何度も味わいながら、この作品の中を駆け抜けた。いつか、この厭わしさを脱げる日が来るのだろうか。

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差別。この世を生きていく上で何かしらの差別に合わない人はいないのではないか。理不尽に相手を蔑むもの。その優劣は本当に正しいのか?歴史は容易には変えられないが、間違っているものを続けていくことは愚かだ。他人を貶めて優位に立つことに、いかほどの価値があるのか。この戦いは未だ途中であるし、課題は山積みでもある。しかし戦わなければ社会は変わらない。

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韓国における女性の生き方は、今まで全く知らなかった。美容の意識が高いということくらいしか知らなかったので、近年まで、ここまで顕著な男尊女卑がある状態だったとはと驚いた。 日本でもよく問題にはなるものの、私の周りでは、ここまで表面化はしていないので、この社会の中で生きるのは相当苦しかろうと感じた。 お隣の国で起きていることとして、対岸の火事とするのではなく、自分たちを省みて、まだまだ足りない部分を補っていく活動を続けなくてはと感じた。 自分の、意識自体を変えていきたいと思う。

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