いのちへの礼儀

国家・資本・家族の変容と動物たち

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刊行日 2019/02/28 | 掲載終了日 2019/03/12

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内容紹介

大切な親友であり、愛する家族であり、空腹を満たすタンパク質でもある──。人間にとって動物とは何者なのか? 生と死への態度を問う書き下ろし評論六五〇枚。

大切な親友であり、愛する家族であり、空腹を満たすタンパク質でもある──。人間にとって動物とは何者なのか? 生と死への態度を問う書き下ろし評論六五〇枚。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784480818515
本体価格 ¥2,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

12年くらい前だろうか。知人のお子さんが拾った子犬を友達に1000円で売ったという事があった。小学校5年生くらいだったか。拾った子犬を売ったという事に私はとてもショックを受け、そんな事をしてはいけないと諭した。そうしたらその子からこんな質問があった。
「ペットショップは動物を売っているのに、僕がやったら叱られるのはどうして?」
 さらに驚いた。確かにその通りだ。一瞬答えに詰まったが、「売ったお友達の親御さんがウチでは飼えないとなって、お金を返してと言われたらどうするの?」とこんな返答をした。
 後日、案の定、友達から「犬の返品」があった。その時にはすでに犬を売ったお金は使い果たしていたので、親御さんから大目玉を食らったようだ。その時から「命ってなんだろう」と心の、頭の片隅で考え続けていた。
 本書ではペットと人間、家畜と人間の関係を狩猟採集の時代まで遡ってわかりやすく紹介している。いかに国策と食が強く関係しているのかというのが見えてくる。私たちの「食の常識」はどこから来たものなのだろうか?
 なんでも手に入る時代だからこそ「いただきます」の意味、そして動物との関係を考えたい。本書はその大きなきっかけになると思う。私は、動物(命)との関係について、まだ明確な答えは出す事が出来なかったが、本書は理解を深める助けになった。手元に置いてもう一度じっくり読んでみたいと思う。

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