リスタート

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刊行日 2019/07/22 | 掲載終了日 2019/10/01

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内容紹介


13歳のチェースは、自宅の屋根から落ちて記憶喪失になった。

周囲の人たちは自分のことを知っているのに自分は何一つ憶えていない。チェースはアメフトチームで大活躍した選手だったらしい。

だが、アメフト仲間の二人とつるんで、とんでもないワルだったことを知る。

新たな人生を歩みはじめたチェースだったが、以前自分が起こした行動を聞いて、悔やみ、いらだつ日々を過ごす。

そこに容赦なく次々と襲いかかってくる事件。そして、あるきっかけから、過去の重大な秘密を思い出すことになる。

13歳の少年が、自分の過去にもがき苦しみながらも、そこから這い出して、これからの道を、模索し歩んでいこうとする。

どんな世代にも「人生は、やり直せる」ということを気づかせてくれる物語。


13歳のチェースは、自宅の屋根から落ちて記憶喪失になった。

周囲の人たちは自分のことを知っているのに自分は何一つ憶えていない。チェースはアメフトチームで大活躍した選手だったらしい。

だが、アメフト仲間の二人とつるんで、とんでもないワルだったことを知る。

新たな人生を歩みはじめたチェースだったが、以前自分が起こした行動を聞いて、悔やみ、いらだつ日々を過ごす。

そこに容赦なく次々と襲いかかってくる事件...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751529393
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

ハラハラドキドキワクワク。アメリカドラマを見ていると、わかりやすいヒエラルキーとえげつないイジメが描かれているけれども、そのステレオタイプな構図を覆す存在となってしまった主人公。
記憶喪失と同時に始まる生き直し。
現れたのは別人格。以前の自分を知れば知るほど沸き起こる嫌悪感と恐怖。

同じ人との出会いでも、こちら側の出方で関係が変わることの描かれ方は鮮やかだ。
映画になりそうな一冊。まだまだ社会に踏み出す前の学校という世界で生きている人たちに、そして思春期の瑞々しい感覚が(細々と)続いているかつての若者にも読んで欲しい。

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どちらかと言うと若い子向けかなと思いつつ読み始めました。記憶を無くした主人公が以前の自分に困惑や嫌悪感を持ちながらも自分に正直になろうと人生をリスタートしてゆく姿は大人の私の心にも響きました。記憶喪失なんて事は日常的にそうある事ではないけど誰でも変わりたい、変わるんだと決めた時に変わる事が出来るんだと勇気や希望が見えました。周りの登場人物もユニークで読んでいて楽しく、その反面、10代の子供達も学校という戦場で戦っているのだなと感じました。頑張っている全ての子供達に勲章をあげたい気持ちになりました。

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【身に覚えのない過去の過ちを突きつけられたとき、あなたはどうしますか?】

”まるで、他人の人生のどまんなかに、パラシュートで着地したような感じだ。おれにそっくりな、おれではない他人の人生に。”
(本文 より)

転落事故で記憶を失った主人公、チェース。彼はどうやら、学校1のスポーツマン。
父親からの評価は上々だけれど、記憶を失う前の彼はどうやらいい一面だけではなく…。

主人公チェースは、記憶を失う前は乱暴者で、一人の生徒を転校にまで追い込む粗暴な青年でした。
けれど、記憶を失った彼は、まるで別人。
章ごとに半信半疑で彼を取り巻く周囲の学生たちの視点に切り替わるため、物語をより立体的に楽しむことができます。
特に、過去の過ちを許す側と、許される側の感情の動きに注目です。

どんなに有名で立派そうに見える人でも、誰しもが、とんでもない失敗や間違いを犯します。
昨今でも、過ちが世間にそれが公表されると袋叩きにされる、という流れが見られます。
しかし、それでいいのでしょうか。
失敗を犯したことを責めるのではなく、更生する道を共に作っていくことが大切なのではないかなとこの物語を通して考えさせられました。

かといって、説教くさい話ではなく、マイナス地点からスタートした友情が育まれていく、爽やかな物語に仕上がっています。

作者のゴードン・コーマン(現在56歳)は、12歳の時の宿題で書いた作文で14歳にして作家デビューを果たし、本書を刊行した時点で90冊以上の作品を書き上げているとか。
多作な天才作家を追いかける旅の、1冊目にいかがでしょうか。

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