ひみつのしつもん

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刊行日 2019/10/09 | 掲載終了日 2019/11/11

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内容紹介

大人気エッセイ、待望のシリーズ3冊目が刊行!

今年18 年目を迎えたPR 誌「ちくま」の名物連載「ネにもつタイプ」から、既刊の『ねにもつタイプ』『なんらかの事情』につづいて、7年ぶりとなる3 冊目の単行本を刊行します。 著者は、文芸界隈で話題となっている『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』(ルシア・ベルリン著/講談社)をはじめ、海外文学の訳者として圧倒的な人気を持つ岸本佐知子さん。各回のイラストと単行本の装幀は、前2冊につづきクラフト・エヴィング商會。 一度読めばくせになる“キシモトワールド” 最新作、多くのファン待望の一冊となります。いっそうぼんやりとしかし軽やかに現実をはぐらかし、机の上から宇宙の果てまで自在にひろがるキシモト流妄想術の技の冴えをとくとご覧ください!

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私が机に向かって何かしている。

辞書らしきものを開いて見ている。

仕事で調べ物をしているのだ。

感心だ。

だがだまされてはいけない。

私は私のことを監視しているかもしれない何者かの目を欺くために、見かけ上仕事をしているふりをしていることが往々にしてあるのだ。

(本書より)

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大人気エッセイ、待望のシリーズ3冊目が刊行!

今年18 年目を迎えたPR 誌「ちくま」の名物連載「ネにもつタイプ」から、既刊の『ねにもつタイプ』『なんらかの事情』につづいて、7年ぶりとなる3 冊目の単行本を刊行します。 著者は、文芸界隈で話題となっている『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』(ルシア・ベルリン著/講談社)をはじめ、海外文学の訳者として圧倒的な人気を持つ岸本佐知子さん。各...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784480815477
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

●「リズムがとっても良くて読みやすく楽しい」

ひとつの文章が短く
すごくリズムが良く すごくリズムが良く
(あ、読んだ人は多分爆笑)

ずんずん読み進められました
ただ文章は短くても思想は個性的で
非常に読んでいて楽しかったです
エッセイの場合ってその人が本当に面白い
日常の切り取り方をしないと
へーぐらいで終わってしまいますが
本書は個人的にウキウキと読み進められました
途中の挿絵も大好き(笑)

しかし、序盤なのですが名前の部分の落ちが
私の中で秀逸すぎて(汗)

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笑った、あとがきまで、きっちりと笑わせてもらいました。
ボブ/サム目線の脳内妄想再生、カードの表面がボロボロになる不治の病、
落ち込んで帰ってきたときのダメ認定「おまえも候補な」お美しい岸本さんがこんなことを口に出すなんて!
順番待ちの札の色が他の人たちと違った入場待ちの件は、結局、呼んでもらえたのでしょうか。気になります。

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このエッセイは妄想力が爆裂しています。
著者はどんな人なんだろうかと気になりネットで調べると…。
写真ではシュッとした美人。
えっ?
この人が?
妄想癖があるのか…。

ギャップがありすぎてこれまたフフっと笑ってしまいました。
私もいろいろ妄想しますが、とても文章に残そうとは思いませんでした。
岸本さんのこのエッセイを読んで、ふと自分も妄想を文章にしてみようか…
という気になりました。

家族の理不尽な言動も文章にすると客観視できて笑えるなぁ。
「父 セリフ三選」で感じたことです。
これまでいろいろな人のエッセイを読みましたが
妄想力はさくらももこさんを超えています。
あぁ、面白かった。

気分転換におススメです。

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つるつるふわふわな自分から落ちたネジ

岸本さんの、独自な視点で書かれた文章は癖になる。
特に僕が好きなのは、人生の法則1および2のページ。
こんな考えあったのかぁと思わず唸ってしまいました。
パソコン立ち上げて、パスワード入力の際の「ひみつのしつもん」。
いつも忘れてしまうのは、みんな同じであるのだが、、、なぜ過去のことばかりなんだろう?
そんな疑問符もポンと出てくる。
別に『未来に何をしたいですか?』でもいいのに。
共に、筒井康隆さんに衝撃を受けた僕がオススメする、
考え方も生き方も大好きな岸本さんのエッセイです。

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850g1899円のくるみ、アーモンド、カシューナッツ、マカデミアナッツの無添加ナッツが最近のお気に入りである。850gを袋から直接食べると何時までも止まらないので、小皿に取り分けてその日に食べる分を抑えるが、ついついもう一皿となるのであるが、このエッセイも同様の魔力があろう。
妄想力は行動力を駆逐するのである。
行動する前に妄想する自分を妄想する作者の妄想力に感服するものである。

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いくつものエッセイで安定したエッセイです。
岸本さんのエッセイは多分、リズムで、日常などを面白く描いているのだと思う
奇想天外な独特な岸本ワールドに今回も引きずり込まれました。岸本佐知子著『ひみつのしつもん』にレビューを書きました。#ひみつのしつもん #NetGalleyJP

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著者の頭の中で展開されるシュールな世界にクスッと笑ったり、感心したりの1冊でした。
 突拍子のない発想ってなかなかできないんですが、そこはさすが作家さんです。サイコロが転がっていくように、1つのきっかけから次々と世界が広がっていきます。
 日常から少し離れて、現実と空想の世界の狭間で遊ぶのにいい感じ。本から目を離した時、そこに妄想世界の続きがあるかも。そんな気分になりました。

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日常こそが面白い。あるあるから、えー!?と驚くようなことまで、何も突拍子もないことはない。ありふれたどこにでもありそうな、しそうなことだからこそ引っかかることもある。平穏な場所にいて、開けっぴろげでくたさる他人のエピソードでほくそ笑むことの幸せ。

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なんらかの事情ってタイトルだったと思う。前に、読んだことがある、この人のエッセイ。
これは三冊目らしい。
分類すると爆笑系のエッセイなんだけど、妄想がさく裂するタイプで、筒井道隆先生とかと発想が似ている気もしないでもない。神経質なのに、いい加減なよくわからない投げやりな話しの展開が癖になる。ダークマターを羊羹だと言い出し、その羊羹の詰まった黒の世界を読者に提示していく場面は、思わず想像してしまい。やばかった。とにかく、おもしろいので、騙されたと思って読んでみてください。

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