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内容紹介
もし現代日本にまだ乳母の慣習が残っていたら……。
母乳を通して、女性の生き様を描いたサスペンスフルな長編!
21世紀目前、福美は困窮していた。抱えた乳飲み子の父親は行方知れず、頼る実家もなく、無職。ただ、母乳だけはあまるほど出続ける。それに目を付けた、必要とする家庭に母乳を届ける活動をしている廣瀬に福美はナニィ(乳母)として雇われることに。すると、かつての同級生の政治家一家から、ナニィの指名が入る。母乳が出ずに困っているのは、かつて福美をいじめていた奈江だった――。
ひとはいつ「母」になるのか。母乳によって子を手放した女と母乳によって母となり得た女の視点から、母性を描いた長編。
【著者プロフィール】
深沢潮 (ふかざわ うしお)
1966年、東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞しデビュー。受賞作を含む連作短編集『縁を結うひと』のほか『海を抱いて月に眠る』『かけらのかたち』など著書多数。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575243260 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
閲覧オプション
(PDF) |