その果てを知らず

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刊行日 2020/10/20 | 掲載終了日 2020/10/19

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内容紹介

日本SF第一世代として活躍した眉村卓が晩年の病床で書き継いでいた“遺作”!

光伸一 → 星新一
コシキ・ナナサイ → 筒井康隆 

あのころ、SFの世界で何があったのか?
これぞ最後の「眉村ワールド」!

日本SF第一世代として活躍した眉村卓が晩年の病床で書き継いでいた“遺作”!

光伸一 → 星新一
コシキ・ナナサイ → 筒井康隆 

あのころ、SFの世界で何があったのか?
これぞ最後の「眉村ワールド」!


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

≪推薦コメント≫

幻想の世界と現実の世界を自由に行き来できる、世界でも希有な作家だった。
――南山宏(作家・元SFマガジン編集長) 

この人が歩んできた道の果てに、今の日本SFの輝きがある。 
――池澤春菜(声優・SF愛好家) 

-------------------------------

1961年のデビュー以来、「司政官」シリーズ、『なぞの転校生』『ねらわれた学園』『妻に捧げた1778話』など、数々の名作を放ってきた眉村卓氏。昨年11月3日に亡くなられた氏の遺作は、眉村氏本人を思わせるSF作家を主人公に、闘病しながら創作に向き合う日常や、小説家になった経緯とその後の生活、病床で見る幻想や作中作が描かれ、氏の諸作を愛読した者の胸に迫る作品となっています。固有名詞は仮名ですが、実名を読み解きながら楽しむこともできます。

――担当編集より

≪推薦コメント≫

幻想の世界と現実の世界を自由に行き来できる、世界でも希有な作家だった。
――南山宏(作家・元SFマガジン編集長) 

この人が歩んできた道の果てに、今の日本SFの輝きがある。 
――池澤春菜(声優・SF愛好家) 

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1961年のデビュー以来、「司政官」シリーズ、『なぞの転校生』『ねらわれた学園』『妻に捧げた1778話』など、...


販促プラン

★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は  
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。  
★★

★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は  
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。  
★★


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065212028
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

この作品は、老作家の日常生活や若かったころの回想がランダムに語られていくのですが、それが単なる思い出なのか、夢なのか、作家が書いているSF作品なのか、ときどき分からなくなってくるのです。不思議な人が現れて、もう文章を書かないでくださいと言われたり。娘から瞬間移動の話をされたり。新婚の頃に住んでいた社宅が台風でたいへんな被害に遭ったり。

 うわぁ、怖いなぁというシチュエーションなのに、妙に落ち着いていたり。どうってことない場所でドキドキしていたり。昔の話をしているかと思ったら今の話だったり。テレポーテーションやタイムスリップがいきなり出てきたりして、やっぱりSFなのかなぁって思ったり。

 作品中に星新一さんや筒井康隆さんだろうなぁって思える作家さんが登場して、クスクスと笑ってしまう所もありました。

 単なるおじいさんの昔話と思わせておいて、とってもSF的なな不思議な作品だったなぁって思います。

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今日は、眉村卓さんの誕生日。昨年85歳で他界されたその眉村卓さんの最後の作品。三人称で描かれるが、明らかに眉村卓さん自身のことだろう。死を目前にして、現実と幻想が入り混じる。過去の回想が偽名で蘇ってきたりするが、それぞれが誰のことなのか何となく分かったりする。SF的想像力が、死というものを捉え、飛躍していく。まさに、他の世界に飛翔する。本当に死を見据えたからこそ生まれ出た作品と言えるのだろう。

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眉村卓さんの遺作だと聞いて興味をもち、読んでみました。
主人公として描かれている老SF作家は、どう見ても眉村さんご自身ですね。
幻想の世界と現実の世界の境界線が曖昧で行ったり来たりする不思議な世界。
自分が小さくなったり、階段の段差が少しずつ高くなっていったり、足がうどんのようだったり死を目前にした人の感覚が垣間見える。
瞬間移動や幽体離脱、死を時空を越えた世界で生き続けるといった思考はSF作家ならではのものか。
死を目前にした感覚やその果ての思考は興味深かった。
摩訶不思議な世界だったが、面白かった。

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うーん、眉村卓さん自身のことなのだろうか?。何となくそんな感じがしないでもありません。でも、三人称で書いているんだよな。年を取った晩年でないと、こういう話しは欠けないのかなと思いました。何かそういう感じの話しでしたよ。

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癌を患う闘病中の老作家は著者の分身を思わせます。
作家に突如訪れる不思議な現象、現実に引き戻されたと思えば
今度は目の前の現実から意識がとんで過去の回想へ至ったり、
日常と幻想を行ったり来たり忙しないものの、
次は何の話か、どんな話かと楽しみながらじっくり読み入った。

作中に登場する小説家たちは実在の作家さんがモデルだったんですね。
知らずに読むのと、知って読むのとではまた面白さが変わってきそうです。
知った上で、頭の中に人物像を描きながら読みなおしたい。

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読み始めて直ぐに
私小説?と思わせる内容。

眉村卓氏は私が幼少の頃に
テレビにかじりついて見た「なぞの転校生」
そこから、数々の作品を読みました。

作中では「浦上映生」氏が
如何にして会社員をしながら
同人誌やSF小説を書いてきたのか。

あ、この人物はひょっとして…。
と実在する作家を思わせる記述もあり
私自身の記憶も昭和に引き戻されました。

あらためて眉村さんの昔の作品を読んでみようと思いました。

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星新一先生の作品よりも眉村先生の作品のほうが読みやすくてよく読んでいたことを思い出しました。
確かに、「分かりやすく書く」ことが始まりだったのですね。
抗がん剤などの影響か、幻覚幻視はたぶん、ご自身の経験でしょう。
自伝的な部分も興味深く読みました。
「丘ホテル」カンズメ。ホテルの雰囲気にのまれて書けなかった話がおもしろかったです。
最後は泣けます。

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