家族で楽しむ「まんが発見!」④人はたたかう

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刊行日 2020/09/09 | 掲載終了日 2020/10/05

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内容紹介


傑作短編マンガのアンソロジー。

日本の「マンガ」は、この半世紀の間に奇跡的な発展をとげ、たくさんの大長編が生まれてきた。

一方、短編の世界でも、物語、表現、描写、哲学など、あらゆる面で純文学に遜色のない名作が誕生していった。

すでに、高い評価を得ている作品から、あまり知られていない注目作までを探索し精選した、日本短編まんがの代表作集シリーズ。全9巻刊行予定

④巻「人はたたかう」

樹村みのり「跳べないとび箱」の主人公、小学生の舜一は、父親のちょっとした配慮不足によって、新しいお母さんとの初対面に遅れてしまう。

家でのギクシャクが影響し、翌日の体育ではとび箱が跳べなかった。それから、家と学校と両方で、舜一の苦悩が始まる。

結局、彼は自分が自分にかけた呪文に縛られていたのだった。だから、彼の闘いは「自分」との闘いだったのだ。

まんが評論家・村上知彦は、樹村作品を読むと「ほのぼのとした幸福な気分とともに、さえざえとしたまなざしで誰かにみつめられているような気持ちになる」と書いている。(編者あとがきより)



傑作短編マンガのアンソロジー。

日本の「マンガ」は、この半世紀の間に奇跡的な発展をとげ、たくさんの大長編が生まれてきた。

一方、短編の世界でも、物語、表現、描写、哲学など、あらゆる面で純文学に遜色のない名作が誕生していった。

すでに、高い評価を得ている作品から、あまり知られていない注目作までを探索し精選した、日本短編まんがの代表作集シリーズ。全9巻刊行予定

④巻「人はたたかう」

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784751530245
本体価格 ¥1,800 (JPY)

NetGalley会員レビュー

たたかい。たたかう。
一体何と?と思うだろう。何のために?と考えさせられる言葉でもある。

たたかいには勝ち負けがあるのか?
人はよく「負けるもんか」と頑張る原動力にする。それを聞くと私は、何とたたかっているのだろうこの人は?と考えてしまう。

その問いに、さまざまなベクトルから答えてくれているのがこの本だ。
あらゆるたたかいが描かれている。
しかし本の中でたたかう人たちを眺め読み、共感したり引き込まれたりしているが、それでも自分がそのたたかいの渦中にいるわけではないひんやりとした感覚もどこかにあり、安全圏から眺めている自分に気づいてドキリとする。

一つ一つについてここで述べることはしないが、どれも読ませるので、ぜひ手に取って欲しい。

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どの漫画も引き込まれます。息をのみます。
それぞれの”たたかい”それぞれの“必死な思い”が胸に残るような作品ばかりです。
それぞれ時代もテーマも漫画自体の描かれている年代もバラバラです。だからこそきっと、タイトル通りさまざまな「発見!」があるのではないでしょうか。

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松田哲夫編によるマンガ集。テーマは「たたかい」。色んなタイプのマンガが集められていて、心の「たたかい」に視点が置かれているようだ。奇しくも、今、ちくま文庫から刊行されている「現代マンガ選集」も「たたかい」。どちらにも収録されていたのが平田弘史「太刀持右馬之助」。但し、ちくまの方は1963年、この本のは1977年。作者は、よほどこのストーリーに思い入れがあったのだろう。絵の熟練度、迫力は1977年版の方がある。この作品を描くにあたって、平田弘史にも「たたかい」があったのかもしれない。

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色んな戦いがあるものだ。太刀持ちの話しが良かった。絵もいいし迫力もあった。後は、ヤクザが民生委員になって人のために働くのも良かった。絵が「こち亀」風なのも好きだった。鍵っ子のお父さんの執念も見ごたえありである。戦うと言っても色々とあるんだな。

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テーマの通り「たたかう」作品が集められています。
自分の大切にしているものを守るため、悩み、葛藤し、迷い、苦悩した末にその対象と向き合っていく様子は正に「たたかう」姿で、今も昔も変わらず見られる姿だと思いました。読み手は主人公と一緒に物語を体験することで、勇気づけられるのではないでしょうか。しんどいことな多くても、諦めずに前を向こうとする背中を押してくれる本だと思いました。

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