さるじぞう

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刊行日 2021/03/25 | 掲載終了日 2021/05/30

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内容紹介


おっちょこちょいのおさると、おじいさんの愉快な昔話!

むかしむかし、白餅が好きなおじいさんがいました。

ある日、おじいさんは芝刈りにいくと、

腹がへったので、持っていった白餅を食べた。

食べ終えると、口の回りに白餅の粉をつけたまま寝てしまった。

そこに、おサルの群れが集まってきた。

おじいさんの白い顔をみて、おサルたちはてっきりお地蔵さんだと思った。

こんなところにお地蔵さんを置いたままにしておけないので、おサルたちは川の向こうのお堂まで、おじいさんを運んでいった。

無事、お堂におじいさんを設置すると、

おサルたちは、今度は、お花やお金をもってきて供えていった。

おじいさんは、お金をもらって帰って、おばあさんにその話をすると、

それを聞いたとなりのおばあさんは、さっそく……。


山形県に伝わる昔話。

おじいさんを運ぶときの、おサルたちの歌が愉快でかわいい、読み聞かせ向きの絵本。



おっちょこちょいのおさると、おじいさんの愉快な昔話!

むかしむかし、白餅が好きなおじいさんがいました。

ある日、おじいさんは芝刈りにいくと、

腹がへったので、持っていった白餅を食べた。

食べ終えると、口の回りに白餅の粉をつけたまま寝てしまった。

そこに、おサルの群れが集まってきた。

おじいさんの白い顔をみて、おサルたちはてっきりお地蔵さんだと思った。

こんなところにお地蔵さんを置いた...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751530504
本体価格 ¥1,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

斉藤隆夫さんの絵が絶品です。大黒みほさんの再話も、鄙びた語り口調が声に出して読むと、いい味わいです。さるっこたちの大真面目な勘違いも楽しい。そして、さるっこたちの歌の「エンヤラ エンヤラ エンヤラヤ」の繰り返しがいいリズムになって、耳に残ります。
昔話にままある厳しい禍福もなく(川に投げられた隣のじさまはちょっとかわいそうですが)、好きな昔話です。

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とても楽しい絵本でした!
典型的な、おじいさんとおばあさんが(おもしろ体験)→それをききつけた別のおじいさんとおばあさんが。。。の形。ほかにも同じタイトルの絵本がいくつもあった。違いは読み比べてみないとわからないけれど。この本の末尾は「むかし とーびん」と結ばれている。独特のリズムはどこかの方言かな、とも感じた(調べてはいない)。
「とーびん」という言葉を知らなかったので検索してヒットしたものにはこうあった;


「とーびんと」という言葉をきいたことがありますか?
 これは民話の最後に必ず使われる言葉、結びの句です。ところによっては「どろびん」など、少し違った表現で使われることもあるそうです。
 結びの句という言葉からなんとなくわかるかも知れませんが、「とーびんと」の意味はひとつの話が「おわったよ」と、聴いている人たちに伝えるものなのだそうです。漢字で書くと“頭尾んと”と書いて、最初から最後までの意味という説もあります。

 もうひとつ紹介すると、世界一長い結びの句と言われているものがあります。なんとそれが、置賜地域で語られているものなのです!(引用)
http://okibun.jp/minwa01/

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花さか爺さんや舌切り雀のパターンのお話(隣のじいさんやばあさんがうらやましがってドジを踏む)ですが、残酷な描写もなく安心して小さい子供にも読み聞かせができる絵本です。
絵もとてもよかったです。読み聞かせをする時、途中ではやし歌などが出てくると結構即興で歌を作るのが難しいですが、わりと節をつけやすかったです。

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この昔話しは知らなかった。猿がかわいい、白い餅のこなのついた爺さんをお地蔵様と間違えるなんて、でも、たいてい欲まみれになって同じことする奴らはひどい目にあう。殺されなかっただけましと思うのです。子供うけする話しだと思いました。

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不思議な猿たちである。
そして、相変わらずの隣家である。
この不可思議さが面白さでもあるが、なぜ川を渡るのかとか、そもそもの地蔵堂に何故お地蔵様が不在なのかなどなど考えれば考えるほど、その意味するところを勘繰ってしまう。

いや純粋に楽しもう。子どもたちだったら、笑わなければ良かったのにねぇ、と言うだろうから。

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ファンタジーの入り口

山形につたわる昔話ということで楽しく読みました。
緑みの背景が親しみやすく、対照的な赤い顔のお猿さんたちがとても可愛いです。
昔話にあるような、どこか諭すような説教くささはあまりなく、淡々と進むテンポ感に読む側も楽しくなります。
「むかし とーびん」という語り納めは、今の絵本にある「おしまい」という意味に、小学生の娘は興味津々の様子でした。
親から子、子から孫に語られた民話として伝わるお話。
しろもちを食べた地蔵はどんな姿だったのか?
子どもたちへ読み聞かせたら、「エンヤラヤ エンヤラヤ〜」のお猿さん達の掛け声に、キャッキャと喜びながら聞いていました。
民話は、こうして家族や子どもたちとの時間を繋ぎ、語りつがれてきたのだと思いました。

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