え、この声 え?この声 え、この声

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刊行日 2021/05/26 | 掲載終了日 2021/06/09

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内容紹介

太宰治賞最終候補落選作をリライトで異例の書籍化

元芸人によるギミック満載の鮮烈デビュー作、誕生。


「バカにするなら俺をバカにしろよ。

俺も芸人だけど一回も売れてねえんだから。

ゼロ発屋より一発屋の方が凄えんだよ。

いくらでもバカにしろよ」


本作品は『太宰治賞2020』(2020年6月23日刊行)に「あの声で言って」として収録された作品を大幅に改稿し、改題したものです。

ストーリーは、国民的アニメ「タイムトラベラー遼」の主人公のものまねをしていた売れないピン芸人・バスター根尾の元に、ある日、遼の声を担当している大御所声優・田代から2代目となって声を引き継いでほしいというオファーが舞い込みます。

声優としての技を伝授してもらうために1か月彼の家に住むことになった根尾だが、遼のセリフを仕込まれながらも芸人として売れたいという夢を捨てきれない。俳優としての夢を捨てて声優として上り詰めた田代に、芸人としての才能はない、諦めて声優一筋でやれと迫られるも、首を縦に振らない。昔の相方がもってくるネタにダメ出しをしながら、芸人魂を密かに燃やしている根尾。執拗に夢を諦めろというその裏には実は、根尾とのある因縁があるのだった……というもの。

M-1グランプリ準決勝進出の経歴をもつ元芸人の著者が、芸人の世界をリアルに描きながら、夢を追う若者たちの思いと諦めたものの思いが交錯する物語を描きました。

最後に根尾はどちらを選ぶのか!? 太宰治賞最終候補となるも落選となった作品ですが、今回、リライトによってこんがらがった糸が一気にほどけていく怒涛の結末を生み出すことに成功しました。改題も本作に頻出の特徴的ギミックのひとつ、回文に。リアル敗者復活・最高の青春群像劇にぜひご注目ください。


【著者プロフィール】

渡辺剛太(わたなべ・ごうた)

1980年10月27日、東京都生まれ。

東京都在住。元お笑いコンビ「レム色」(2003~2008年活動。回文ネタでM-1グランプリ準決勝進出)。元スポーツ新聞記者。

太宰治賞最終候補落選作をリライトで異例の書籍化

元芸人によるギミック満載の鮮烈デビュー作、誕生。


「バカにするなら俺をバカにしろよ。

俺も芸人だけど一回も売れてねえんだから。

ゼロ発屋より一発屋の方が凄えんだよ。

いくらでもバカにしろよ」


本作品は『太宰治賞2020』(2020年6月23日刊行)に「あの声で言って」として収録された作品を大幅に改稿し、改題したものです。

ストーリーは、国民的ア...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784480805041
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

ある芸人さんに、声優さんの声を引き継いでくれないかという話から、後半にだんだんと分かってくる真実。すべてが過去から現在に繋がっていくストーリーに引き込まれました。最後まで手放せなかったもの、何が大切か。途中出てくる回文や数字の不思議も興味深かったです。

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売れない芸人のお話。
さすが、元芸人だけあってすごくリアルな感じがする。
美味しい話が舞い込んでも最後まで拘るあたり矜持ではないが、芸人魂みたいなものを感じる。
成功するお話か、と思いきやサスペンス。
声優のキャラ引き継ぎの依頼をした俳優の態度に違和感を感じるが、物まね芸人が本当にそのキャラの声優になった例もあり、信じ込んでしまった。
ミステリーにありがちな姓が違う親子・・・・・そういうことだったのか。
それぞれが再び動き出す。
これでよかったのか。

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