蒼衣の末姫

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刊行日 2021/09/21 | 掲載終了日 2021/09/24

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内容紹介

無作為に人を襲う怪物が跋扈する世界。役立たずの姫として周囲から蔑まれてきた少女キサは、同じように大人たちに見捨てられた少年と出会い、過酷な宿命と立ち向かう決意をする。

無作為に人を襲う怪物が跋扈する世界。役立たずの姫として周囲から蔑まれてきた少女キサは、同じように大人たちに見捨てられた少年と出会い、過酷な宿命と立ち向かう決意をする。


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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488598044
本体価格 ¥880 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

独特の重々しい世界観なのと、見慣れない漢字も多く、ひと以外のものをイメージするのが難しくて、話の展開が気になるのに最初かなり手間取りました。 しかしながら、自分なりのイメージが出来ると読みやすくなりました。最後の1ページに言いたいことは尽きるのかなと思いました。 最近はライトノベルをよく読んでいたので、文章もかしこまっていて、久しぶりにアニメキャラ的なイメージがない異世界ファンタジーを読みました。 ライトノベルのように始めからイメージがあるのではなく、文字表現から1つ1つイメージしていく楽しさがありました。どのようにしたら、このような世界、生き物、仕組みを考え付くのだろうといつもながらに思います。個人的には一皮むけた2人が今後どのように成長するのか見てみたいと思いました。

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登場人物が淡々と増え、最初は話についていけなくなったりもしましたが、歯車が回りだす中盤からはどんどん話が展開していき、気がつけば物語に吸い込まれていきます。ファンタジーの王道、協力のち撃退、という展開がやっぱり胸を熱くさせてくれます。 独特の世界観がしっかりと構築され、それが徐々にあらわになっていくごとにドキドキ。戦闘シーンにハラハラ。読むスピードが落ちません。 四〜六の宮辺りのことが完全に回収されたわけでなく、他にも色々フラグが残っているような気がしますが、もしかして続きがあるのでしょうか? 何にしてもこれからの二人や彼らの関係に希望がみえるお話でした。

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「冥凬」と呼ばれる怪物が人間を襲う世界。 冥凬を斃せる能力を持つ一族に生まれながら、力が乏しく「囮」としての役割を担っている少女・キサと、人工的に異能を与えられながらも、無用として放逐された少年・生の物語。 見慣れない文字や読み方に戸惑い、世界観を掴むのが難しかったですが、お話の舞台は、なんとなく中国あたりの古い町を思い浮かべながら読みました。 最初こそ世界観をイメージするのに苦労しましたが、キサと生が出会い、物語が動き始めたあたりからぐんぐんと引きこまれました。 人工の生物・仔凬たちの姿を想像すると、ちょっとかわいいし欲しいかも…と、そこに癒しを感じたり(笑)。 全体的に重くつらい印象はありますが、嫌な人は出てこないし、希望の物語でもあります。 ひとりひとりの力は弱く、取るに足りないものだとしても、力を合わせれば状況を変えることができる。 この世界に生きている人たちが、各々に自分のできることを成し、補い合い助け合って、初めて生きていけるのだ、というメッセージが伝わってきました。 もし可能なら、キサと生のこの先のお話も読んでみたいです。

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ファンタジージャンルの作品を久々に読みました。読み応えのあるストーリー設定で、メモを取りながら前半を読み進めていましたが、物語が進むにつれて読むスピードも上がり、最後は一気読み! 冥凮を滅ぼすことができず、自分に劣等感を感じながら生きてきたキサが、ひとびととの関わりの中で変化していく。思いを貫くその芯の強さが、とても応援しがいあるキャラクターで、ストーリーを楽しむことができました。

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冒頭そして終盤の息詰まる戦闘描写に、そして一組の少年少女が"ここに居る/在る"ことを社会に認められたい、そしてそれ以上に「自分を許す」ことを一心に願い続けて。 その先で遂に「しなくたって良かったのに」「やりたくてやったこと」を見つけた、「知らなかったこと、したことがなかったこと、そんなものがあるなんて想像さえしなかったこと」を知った、そんなものがあるなんてことすら想像もしなかった「わたし」になれた、「存在していること」の意味を知った、無力さももたらせる変化と希望の僅かさを分かりつつ、「それでも、きっと」に行き着くことに絞った想いの描き方に惹かれました。 別の言い方をすれば、社会の歪みや軋みもしっかり描きながらも、あえて属する社会や世界に対する主人公たちの疑問や反発・反抗を概ね排した(ただし、結果として彼らの進む道行きや存在が世界を一変させるかもしれない予兆も描きつつ)筆致が、読む人によって好みが大きく分かれそうとも思えます。 個人的にはあえてのその一途さに強く惹かれます。 また、人と冥凬と呼ばれる化け物たちの間の絶対的な断絶と敵対についても、主人公たる少年少女の一組がいかにもその前提を覆す可能性を秘めていそうな立ち位置にいるように思えつつ(破棄される子凬を救わずに居られない生、巣の女王に「支配」でなく「願い」「祈り」の意志を向けるキサ。過去にない行動変容を見せナギトの語る「変異体を出現させるわけにはいかぬ」という意志の鏡写しのようにキサの抹殺を図る冥凬)、そこへの疑問はこれもあえて(まだ)彼らの心に芽生えず、想像すらされない描かれ方も興味深く思えたりします。 描かれていることも、あえて描かれないことも、共に目を引く作品だと思えます。 そして、書かれてくれるならば、この先の「これから」も期待し楽しみに待ちたくなる作品です。 数点、余談ながら。 ・「廣」という単位 まず作中の風景を想像したり、生の仕事や、冥凬との戦いの際に特に「一廣」という単位がどれくらいの長さなのか気になりました。 「尋(ひろ)」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8B と同じで大人が両手を広げた長さ、1.5~1.8mくらいを想定すると良いのでしょうか。 作中の説明を見落としていてしまったらすみません。 例えば 「この暗さの中を生は、これから命綱なしで降りていかねばならない。幾らか下ったとはいえ、地上まで二十五廣はあるだろう。無論容易ではない。だが、やるしかなかった」 「タイクーンは露台から十廣ほどの高さに浮遊している。登れたのはまだ四廣かそこら。思った以上に登攀が難しい」 「背中に感じるキサの体温が、生を後押ししてくれる。あと二廣」 「全長は八廣を下回らない。確かに八廣ではタイクーンの滞空位置までは直立したとしても届かないが」 あたりで、長さのイメージをしっかり持てると嬉しいなと思えました。 ・名前を呼ぶ 序盤でキサがノエの名前を覚えていて、呼びかける(同じような嬉しさをキサはナギトに名前を呼ばれて覚える)。 そんな僅かな出来事が巡り巡って物語の展開を、引いては作中世界の行く末を大きく左右している流れが美しいなと思えました。 人々が皆、役割を振られ個としてより集団の中の一つの歯車としてその機能を果たすことを求められる社会の中、関わる誰かが自分の名前をしっかり覚えている、呼んでくれるというのは特別な意味を持つという説得力も。 ・「墨」とブーメラン戦隊 作中の「墨」の役割と身内からの嫌われ方、「あ、これ『戦闘妖精・雪風』のブーメラン戦隊で見たやつだ!」と思わず脳裏でなにかが「あ、これ進研ゼミでやったところだ!」というように声を出したりしました。 その中で情に厚くキサに入れ込んでしまうノエの"外れ"っぷり、そのキャラクターも、ああ、それだと大変だな……と少し身近に?感じられるようにも思えました。

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とても面白かったです。自分はいらない子だと思って生きてきた子供たちが、生きる目的を見つけることが出来て本当によかった。ファンタジーは脳内でかなり妄想しないと読めないので、もう少し妄想できる書き方にしてもらえるとなおいいと思います。この作品は続編が出ると思います。続きがとても楽しみです。

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