陰陽師と天狗眼2

ー冬山の隠れ鬼ー

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刊行日 2021/12/20 | 掲載終了日 2022/06/22

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内容紹介

美貌の公務員陰陽師とフリーランス山伏、

今度は〈鬼〉と対峙する。


☆ ☆ ☆


校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。) また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ※※発売後であれば問題ありません。※※


☆ ☆ ☆


【あらすじ】

「狗神退治」を無事に終え、お役所業務に勤しむ

広島県巴市の公務員陰陽師・宮澤美郷(みやざわ・みさと)のもとに、

あらたな「特殊自然災害(もののけトラブル)」解決の依頼が舞い込む。

同時に、フリーの山伏・狩野怜路(かりの・りょうじ)のもとには、

出雲から内密に人探しの依頼が来ていた。

探す人物は陰陽師一族・鳴神家の跡取りである「鳴神克樹(なるかみ・かつき)」。

それは、美郷の愛する弟だった。

調査を進めるうち、この二つの事件に共通のキーワードが浮かび上がる。

それは「鬼ごっこ」――。

美郷と怜路は、「人の心から生まれたもののけ=鬼」に対峙することとなる――。


美貌の公務員陰陽師とフリーランス山伏、

今度は〈鬼〉と対峙する。


☆ ☆ ☆


校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。) また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ※※発売後で...


おすすめコメント

◆前作『陰陽師と天狗眼―巴市役所もののけトラブル係―』に引き続き、

「リアルなお仕事小説+もののけファンタジー小説」らしさは、今回も健在。

お役所仕事あるあるのリアルさと、もののけ退治というファンタジーの

作中でのバランスが絶妙です。


◆「人生のつまずきをどう乗り越えるか」を描いた、王道のヒューマンドラマ。

生きていく上で心に痛みを覚えたことのある方には、確実に共感を呼ぶポイントが満載です。


◆マスコットキャラである白蛇の「白太さん」が、今回も大活躍!

今作では、白太さんが初めて「ある行動」をとります。

そのあまりの意外さと可愛さに、癒されること間違いなし!




■著者

歌峰由子(うたみね・よしこ)

 

広島県出身。

大学は生命科学を専攻したゴリゴリの理系だが、何故か伝奇ものの執筆を好み、

自室の本棚は郷土誌と民俗・オカルトの本で埋まる。

既刊に『陰陽師と天狗眼―巴市役所もののけトラブル係―』がある。


■装画

カズキヨネ

イラストレーター。大人気ゲーム『薄桜鬼』キャラクターデザイン等を務め一躍世界的人気に。

『破滅の刑死者』シリーズ(著:吹井賢/メディアワークス文庫)、『華鬼』シリーズ(著:梨沙/講談社文庫)等

書籍装画担当作品も多数。

◆前作『陰陽師と天狗眼―巴市役所もののけトラブル係―』に引き続き、

「リアルなお仕事小説+もののけファンタジー小説」らしさは、今回も健在。

お役所仕事あるあるのリアルさと、もののけ退治というファンタジーの

作中でのバランスが絶妙です。


◆「人生のつまずきをどう乗り越えるか」を描いた、王道のヒューマンドラマ。

生きていく上で心に痛みを覚えたことのある方には、確実に共感を呼ぶポイントが満載です。


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◎作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<マイクロマガジン社・販売営業部>までお問合せをお願い致します。


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※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。

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掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784867162194
本体価格 ¥740 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

アクション・人間ドラマ・怪異要素……すべてが前作を越える迫力と面白さ!

1巻で、己の新しく生きる場所を見つけた主人公・宮澤美郷。
新興住宅地で起きた怪異と、自分が置いてきてしまった過去……実家である鳴神家の騒動が同時に起こります。

今回は、新興住宅地………新しく土地に来た人間と、古い伝承が不幸なミスマッチを起こす怪異。Iターン、世代交代、そして伝承そのもののおどろおどろしさも相まって、非常に興味深い事件です。ただの「祟り」「恐ろしさ」ではなく、人間の気持ちそのものから起こる怪異の怖さと、歴史的な背景に裏付けられた設定は読み応えのあるものとなっています。

そんな事件に奮闘する一方で、美郷は初登場となる弟・克樹との関係性や過去を悔やみ、また翻弄されます。今回の話では、主人公の美郷を始め、実家の鳴神家に属する人間や、怜路、そして先述した怪異に巻き込まれる一家など、家族や身近な人間の「絆」(作中では、近年多用される心温まる関係性の象徴としての意味合いではなく、辞典に載っている「そのままの意味」のこと)のもろさや危なさを書き出しています。特に美郷が克樹に抱く複雑な「兄弟」への思いや、鳴神家の若竹が執着することは、本作の重要な要素であり、同時に読み手にとっても一生付きまとう人生の悩みの一つでもあり、そこが陰陽師と天狗眼のリアリティ溢れる魅力の一つでもあると思います。

事件に翻弄され、悩める美郷を力強く、時に頼もしく支える友人・狩野怜路の活躍も見逃せません。
修験者のパワフル・ダイナミックなアクションも後半にたくさん登場し、その描写の思い切りと怒涛の量に圧倒されて一気読み必須です。

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一巻目となる前作も読んでいた為、続編である今作も興味があり読ませていただきました。
小さな頃に遊んでいた鬼ごっこやオバケの本で読んでいた小豆研ぎの話が出てくる今回、思いもよらない展開で考えさせられたり悲しい気持ちになったりする場面もありましたが、前作よりもより楽しめる印象がのこりました。
相手のためと思う事は自分のために望む事、誰かとの繋がりが絆や縁というものであるのだと改めて気付かされました。家族、兄弟、相棒、仲間、普段は意識しないけれど確かに誰かと繋がっているんですね。

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前作を読んでいないので、「公務員陰陽師」という主人公とはいったいどんな話なんだろうと思いながら読みました。主人公美郷と弟との複雑な関係。でもお互いを思いやる気持ちが伝わりました。

架空の広島県巴市が舞台になっていますが、広島の柏餅の話や広島の言葉が出てきたりと、広島という土地ならではの雰囲気で楽しめました。
もののけとの対峙の場面もありますが、オカルトとは「隠れて見えないこと」と作中でも言われ今はただ見えていないだけの世界なのではと思ってしまいました。

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厳しい鳴神家で育った美郷(兄)と克樹(弟)。
怜路から見ればキラキラして見える兄弟の『絆』が、その時の美郷には自分の居場所を守るための道具にしか過ぎなかった。本当はとても大切に思っていたのに。厳しい鳴神家の生活で、心が固まってしまってしまったのだと思う。誰にも頼れず、誰も信用できずに過ごしてきた美郷。
大家であり、拝み屋の怜路と一緒に生活するうちに、少しずつ変化してきているけれど。
怜路の「頼ることを恐れンな」、この一言がとても温かい。美郷を大切に思っていることが伝わってきた。
今、この時を生きるために、いつか違う時がきたとしても、今は頼っていい。一人じゃないって。
これは、現実世界でも言えることでドキッとした。大切なことだなと思う。
美郷が晴人の母このみに渡したプリントの思いやり溢れる文面も心に刺さる。
辛い心にどれほどの光をもたらすだろう、前を向いて理不尽に立ち向かう気持ちを支えてくれる。そんな文章だった。
美郷と怜路の関係もとても深くなり、相棒とお互いを気安く呼べるようになった。
今回の鬼ごっこからの大きな事案も二人で力を合わせて対処。これによって、怜路の立ち位置も市役所と関係深くなり、次はどんな問題に二人のバディで立ち向かうのかとても楽しみになった。
そして、忘れてはいけない、白太さんがとってもかわいい。結構押しになるかも。白太さん。

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続編、とても楽しみにしておりました。
今回も、美郷と怜路の語らずとも分かり合っていて、息の合った姿にハラハラしつつ、ワクワクしながら読みました。美郷の、周りを思うが故の固い決意や自責の念、そんなところもよく理解している怜路。
小さい頃から知っているわけでもないのに、お互いに抱えたものを分かり合い、深く信頼している関係に惚れ惚れしました。
 また、怜路だけでなく、美郷の周りのみんなが互いに連携している様子はとても温かく、胸が熱くなりました。
 良い事も良くない事も日々様々あり、その中で何かしら選択する。お話を通して、自分で決めること、自分の意思の重要性を改めて感じました。誰かに言われたから、決められたからではなく、自分の意思で選択し、行動することで力強さを増すと感じました。
 そして今回の白太さんにびっくり。美郷と怜路だけでなく、白太さんも大活躍で面白かったです。
 私の知っているかしわ餅と違うこと、その土地で違うのだと初めて知りました。物語を通していろいろな土地のあれこれが分かるのも、嬉しいですね。

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一人より二人。二人より二人と一匹。
その身に白蛇を宿す居候公務員と見通す眼を持つ柄の悪い大家の共同作業第2弾。
起きている怪異、遠因の怖さ、妖異さ、物悲しさをバディものとしての丁々発止のやり取りや
ブラコン、ブラコン、ブラコンこの一点の微笑ましさが薄めてくれるようで心地よい読了感でした。
また遠因を探る謎解きのような展開も面白く、輪郭があらかた出そろった中盤以降はアクション含めて楽しめます。
チームワークの心地よさがふんだんに詰まった作品。

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人との繋がりは家族だけではないと、どこかで苦しんだり悩んだりしている人に伝わるといい。離れていても思っていることも。絆という言葉に振り回されてらこともあるけど、自分の生き方を自分のために大切にできるように、本編とは関係ないかもしれないけれど、そんなことも考えた一冊。

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公務員陰陽師⁉︎とフリーランス山伏が「鬼」と対峙するお話
前作に引き続き読ませて頂きました
美郷と怜路の間が親密度上がりバディ感がまし微笑ましく感じました
今回は美郷の過去のわだかまりの清算と言う感じで怜路が奮闘します
なんと言っても「白太さんがかわいい」作品でした

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前巻、狗神事件で同居人の大家、狩野怜路を救い、巴市に足を着けた美郷に今度は彼が置いてきた過去が追い掛けてくる。
追うのは、美郷が昔「鳴神の居場所」としていた弟の克樹。その後ろめたさと彼への兄としての愛情に大きく揺れる美郷は……。

しかし、もう彼は一人ではないんですよね。特殊自然災害(もののけトラブル)係の先輩達、受け入れた己の分身の白蛇、白太さん。そして怜路。皆の協力を得て、哀しい鬼と一緒に括られてしまった克樹を救い出し、独りぼっちの『鬼ごっこ』を終わらせようと……。

前巻同様、リアルなお役所事情に、それとなく疎外された新住民などの田舎の事情、それに土地の過去の惨い記憶が重なって、冬にふさわしい重さとそれを救う良縁、奇縁が綴られたオカルトお仕事譚でした。

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こういうテイストの話はサクッと軽く読んで楽しかったで終わることが多いのでそのつもりで読み始めたら、世界の設定がきちんとしていて、なかなか読み進められませんでした。それくらいしっかりしている感じで、話の展開も複数の話が一つに収斂されていく過程が非常に練られていると思いました。とても面白かったので、次作をぜひ出版して欲しいです。

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1巻がとても面白かったので今作も楽しみにしていました。
前作以上に描写が濃厚でページ数も増え、各キャラクターの活躍をたっぷり味わえます。

冒頭にて語られる「思考停止することと状態を受け入れることは違う」という一文は、襲いかかってくる怪異の因習と由来を解いていく行為そのものであり、登場人物達そして読み手へ問いかけるキーワードでもあります。
この事態を誰がどう解決するのだろう…と興味を引かれ、作品世界へ引き込まれました。
過去のある時に囚われ思考を止めているために主人公側と敵対したり主人公の意志に反する動きをするキャラクターもいるのですが、背景や心情が丁寧に描写されているおかげで共感は出来ずとも理解は出来、その点でのストレスなどは無く結末までハラハラと見届けられました。
前作で帰る場所を作った三名が立ち位置を改めて定める物語、面白かったです。

続編もあるとのこと、そちらの刊行も待っています。

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今作も楽しませて頂きました。もっともっと二人の活躍を読みたいので自作が待ち遠しいです。一押しキャラは白蛇の白太さん。今回も最高に可愛かった。まぁ、蛇なので実際に居たら怖いけどね(笑)一緒に働きたいなあ。

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