世界の美しさを思い知れ

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刊行日 2021/12/22 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

俺はアイツだし、アイツは俺だったのに――

双子の弟はどうして何も言わずに自殺したのか?

限りない悲しみを乗り越えるあてのない旅

青春小説の名手が紡ぐ「喪失と克服」を描いた感動長編!


〈内容紹介〉

蓮見貴斗と尚斗は一卵性双生児。弟の尚斗は人気俳優だったが、遺書も残さずに自殺した。葬儀を終えて数日後に尚斗のスマホが見つかり、貴斗が電源を入れると顔認証を突破できてしまう。未読メールには北海道・礼文島行きの航空券が届いていた。自殺したのに、どうして旅行に行こうとしたのか。その答えを知るために貴斗は旅に立る。人気絶頂で自殺した弟は何に悩んでいたのか。止められなかったのか。自らの後悔を胸に、弟の行きたかった場所を旅する貴斗。「生きること」と「死を受けとめること」を見つめる究極の青春小説。


〈著者よりコメント〉

最後のシーンを書くか書かないか、半年悩んだ末に書きました。近しい人が自ら命を絶ってしまったとき、何もできず、ただ遺されてしまった人々はどうすればいいのか。死んだ弟と遺された兄を描く中で、その答えを模索しました。日本、マルタ、台湾、イギリス、アメリカ、ボリビアを巡る慰霊と服喪の旅です。彼らの人生は幸せだったのか不幸だったのか、どうか見届けてください。


〈著者プロフィール〉

額賀 澪(ぬかが みお)

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。 2015年に『ウインドノーツ』で松本清張賞、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞をダブル受賞しデビュー。著作に『拝啓、本が売れません』『沖晴くんの涙を殺して』『風は山から吹いている ― Why climb mountains with me?』『カナコと加奈子のやり直し』など多数。青春とスポーツ小説の若き名手として注目を集めている。


俺はアイツだし、アイツは俺だったのに――

双子の弟はどうして何も言わずに自殺したのか?

限りない悲しみを乗り越えるあてのない旅

青春小説の名手が紡ぐ「喪失と克服」を描いた感動長編!


〈内容紹介〉

蓮見貴斗と尚斗は一卵性双生児。弟の尚斗は人気俳優だったが、遺書も残さずに自殺した。葬儀を終えて数日後に尚斗のスマホが見つかり、貴斗が電源を入れると顔認証を突破できてしまう。未読メールには北海道・礼文島行きの...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575244762
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

一卵性双生児として産まれながらに片割れのような存在の二人。 何を考えているのかさえわかる気がしていたのに、ある日、弟が自ら命を断つ。 なせ?どうして? 身近な者達が、計り知れなかった想いを想像し苦しむ姿は辛い。 美しいものが好きだった弟が、生きていれば見たであろう世界の景色。 旅することでこの世にいないことにさらに傷つきもするが、喪失の苦しみの中にも希望が見えてほっとした。 小説でありながら、なにか映画を観ていたような不思議な錯覚を覚えた。

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遺されたものは堪らないと思いました。どんな理由があったとしても、気づけなくてごめんに集約されてしまうんでしょう。 乗り越える為に出来ることは人それぞれで、そもそも乗り越えられない人もたくさんいるわけで、正解はないんだろうなと思います。 哀しみの隣に美しい景色と美味しい料理があって、重いテーマの物語ですがとても爽やかな読後感です。

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死の理由なんて本人にしかわからない。 本人にもわからないのかもしれない。 何が苦しくて、何が大丈夫か、それは人それぞれ違う。 彼にとってこの世界は、消えてしまいたいと思うほどひどい場所だったのだろうか。 外野は勝手なことを言う。 憶測が一人歩きする。 何があったのかを彼に聞くことはもうできないけれど、思いを馳せることはできる。彼のことを覚えている人がいるかぎり、その存在はこの世界に残るのだと思う。

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最初から、映像的な小説。 映像化するなら、主演は神木隆之介がいい!悩み苦しむ姿はすべて神木隆之介で脳内に映像が浮かんだ。悩み苦しんでいるのに、顔は涼しくクールに振る舞っている感じ。 遺書のない突然の自死を扱っているけれど、突然じゃなくても遺書があっても、自死は周りの人たちすべての心に波を起こす。ましてや1番身近な存在の双子の自死。想像すらできない。

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世界は美しい。世の中嫌なことや悲しいことも多いけれどそれでもやっぱり世界は美しい。それを忘れてはいけないなと思いました。 日々美しいものを見たり感じたりしたいから、私はこんな世の中でもなんとか生きているのかもしれない。 美しさは光や希望と似ていると思った。

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自死はそばにいた人たちに答えの出ない問いを突きつける。何故自死を選んだのか、何故気付けなかったのか。そして、その問いから永遠に抜け出すことは出来ない。 そんな自死された側の苦しみが克明に描かかれている。 読み始めた瞬間から一心同体同然に生きてきた双子の弟の自死と向き合う貴斗の苦しみが自分の中に流れ込んできて、終始その苦しみと戦い続けることとなるが、それを読んだ後まで引きずることなく終われるのは、終盤の展開とある演出(というべきなのか)があってこそ。あれがあるおかげで気持ちをリセットすることができたといえる。正直にいうとあのまま終わりでよかったのではという気持ちもなくはないが、ラスト2ページで違った意味で心が揺さぶられたのも事実である。

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