トゲトゲくんは ね、

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刊行日 2021/12/14 | 掲載終了日 2022/03/07

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内容紹介

「怒り」とは何のためにあるのでしょう。日本アンガーマネジメント協会推薦書!


自分の感情を正しく表現できず、周りの人への攻撃がやめられない、本当はみんなにわかってほしい……。トゲに覆われたような少年の心情と心の成長を通じ、「怒り」の感情について見つめます。エッセイ『あやうく一生懸命生きるところだった』がベストセラーとなった、ハワンの奥行きのあるイラストと内容が共感をよび、韓国で大ヒット!日本アンガーマネジメント協会推薦書として、巻末に解説も掲載しています。


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心が優しく、繊細で傷つきやすい子どもは、自分が傷つきやすいことを知っているからこそ、怒ることで無意識のうちに自分を守ろうとします。

本書を読んだ方が怒り(トゲ)には危ない面がある一方で、一体何のためにあるのか、実は大切なものを守るために備わっている感情であることを考える機会になればとても嬉しいです。


本書解説より

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介

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絵:ハワン

イラストレーター&エッセイストとして活動。これまで『だれが幸せなのかみてください』、『ひとりだから負けるんだよ』(日本未邦訳)などの絵本にイラストを提供。エッセイ『あやうく一生懸命生きるところだった』、『今日も言い訳しながら生きてます』(ともに岡崎暢子訳/ダイヤモンド社)が韓国と日本でベストセラーとなる。 

 

文:クォン・ジャギョン

教養番組の放送作家として活躍しながら、子どもたちの考える力が育つ児童書を執筆。これまで『主人公は自分だけ』、『自分でやってみるぞ-運動編』(日本未邦訳)を手がける。

 

訳:いくたみほ

韓国で子育てをしながら、韓国の本を日本に紹介する手伝いをしている。これまで訳した絵本に『いろのかけらのしま』(イ・ミョンエ作、ポプラ社)、書籍に『野良猫姫』(ファン・インスク著/クオン)などがある。

 

解説:安藤俊介

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 代表理事。外資系企業、民間シンクタンクなどを経て、渡米。ニューヨークにてアンガーマネジメントの手法を取得。著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日文庫)など多数。中国、台湾、韓国、タイで翻訳され、累計発行部数は65万部を超える。


「怒り」とは何のためにあるのでしょう。日本アンガーマネジメント協会推薦書!


自分の感情を正しく表現できず、周りの人への攻撃がやめられない、本当はみんなにわかってほしい……。トゲに覆われたような少年の心情と心の成長を通じ、「怒り」の感情について見つめます。エッセイ『あやうく一生懸命生きるところだった』がベストセラーとなった、ハワンの奥行きのあるイラストと内容が共感をよび、韓国で大ヒット!日本アンガーマ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784756255334
本体価格 ¥1,350 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

「怒り」は一見攻撃的に見えますが、そのもとをたどれば自己防衛の感情であることは、自分の幾多の怒りの経験からもよくわかります。曰く、「自分は悪くないのに、あいつがこう言った!」、曰く、「わたしはちゃんとしていたのに、あいつがこんなことをした!」というように、まず自分の保身ありきの感情の発露です。
怒ることによって他者を遠ざけ、身を守る。考えることなしにそうしてしまって、何度引っ込みがつかない情けない思いをしてきたことでしょう。
過剰防衛で疲れてしまったトゲトゲくん、自分のトゲを抜くことを自ら決めたことは彼の成長。
怒りの感情を否定したり、恥ずべき感情だと思ったりすることはないよという解説は、すばらしい!
誰もが持っている感情だとしっかり理解して、コントロールすればいいのです。

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学校では感情のコントロールが難しい子がたくさん居る。集団生活にすんなり溶け込む子がいれば、難しい子も居る。ちょっとイライラして落ち着かないから、外に出ていていいですか?と言える子も居る。自分と他者との関係以前に、自分の感情と折り合いをつけるのが大切だな。トゲトゲを育てるデメリットに気づいたら、トゲを抜く方向に進もう。

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アンガーマネージメント
という言葉を頻繁に目にするようになったのはどうしてだろうと思う。なぜ人は己で制御できないほどの怒りにとりつかれたようになってしまうのだろうか。ニュースに出てくる事件を見てもそれを感じるし、身近なところでも体験してしまうこともある。
サボテンのようなとげ、ハリネズミのようなトゲ。薔薇のトゲ。トゲとはそもそも何のために備わっているのだろう。
防御反応?自分を守るため?
ハリネズミのジレンマ、という言葉を思い出したが、トゲは刺さると痛いので、当然誰も寄ってこなくなる。それは、自分を守ることに果たしてなっているのだろうか。
すごく痛そうなトゲがたくさん出てきて、怒り、というものを視覚的に問い直すような、深いテーマの絵本だと感じた。

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自分を守るために身に付けた『トゲ』でどんどん周りも自分も傷つけていく...そんなのはダメだって、トゲを抜いて勇気を出して話し掛けよう!!さあ、子どもも大人も。コミュニケーションが苦手な人たちへ勇気をくれる絵本ですね。
読ませていただき、ありがとうございました。

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私は内弁慶で学校にいるときずっとトゲトゲくんだった。今も責められると思うとトゲトゲくんが出てくる。攻撃されるならと瞬間的に出てくるこんな感情はいらないと思うのに難しいです。自分の怖さにどんな防御を身につけたらトゲトゲにならないのかを知りたいです。

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「怒り」をトゲトゲと表現しており、この気持ちをどうしたらいいのかと考えることが出来る本でした。
トゲトゲを少しでもなくすためにはどんなことを考えているのか、何でそう思っているのかを聞いてあげなければいけないと感じました。いいテーマで、考えさせられるおはなしでした。

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アンガーマネジメントといえば、「6秒ルール」とか、自分主体の言葉で伝える「Iメッセージ」などと言われますが、大人だって6秒怒りを抑えることのできない人も多いですよね。そしてお前が悪いと、暴言を吐く人もいますね。
でもトゲトゲくんは、自分で伝えたい言葉を思いながら、そのトゲトゲをなくそうとしました。
自分を守るための怒りの感情は時に必要なものです。
でも、トゲトゲがあると痛くて抱きしめてもらえないし、トゲトゲが刺さるのが怖くて抱きしめてあげられません。
大人も子供も怒りの感情について学べる素敵な絵本です。

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特性のある人間は、大人や子どもでも多く存在していて、自分も何かしらの特性を持ち合わせているのではないかと思う時があったりする。
 その特性そのものを知って、理解できれば差別や偏見のない世の中になるんだろうな、なったらいいなと感じました。勤務先の図書館にも蔵書したいと考えています。
 色んな特性の気持ちをシリーズ化していただけたらと思います。

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トゲトゲくんは ね、という何か言いたげな様子のタイトルに目がいき読ませて頂きました。自分の感情をコントロールできず怒りを出してしまう、これは大人でもよくある事で家の中では毎日親が喧嘩している環境で育った子どもは親の真似をして育ち、接し方が分からなくなったのかなと主人公の背景を考えてしまいます。物語終盤で変わろうとする主人公の成長に感動しました。自分で気づくって大事なことですよね。

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怒りや寂しさを感じてとげとげしてしまう。
誰しもがトゲトゲくんだったことがあると思う。
大人でも、トゲトゲを服や帽子で隠していたり。
この本の中のトゲトゲくんは、おそらく両親のケンカが絶えずに十分な愛を伝えられずに寂しさを感じ、トゲトゲしているのかなあと思われます。また手書き文字がとても効果的に思えました。
トゲを切り、笑顔で言いたいことがあるというトゲトゲくんに胸を打たれました。

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表紙の叫んでいる「トゲトゲくん」の表情に引きつけられて読みました。「怒り」というトゲトゲはどんなものなのか、次はどうなるんだろうとハラハラしながらページをめくってしまう本です。絵と文章のリズムがよいです。解説もよかったです。怒りをコントロールできない子にも、その周りの子にも読んでもらいたい絵本です。

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トゲトゲくんはきっと誰の中にも住んでいます。でもその住処から外に出たり出てこなかったりします。出てきてしまったらどうすればいい?出てこなかったらどうなっちゃうの?
自分の中にいるトゲトゲくんと上手に付き合うにはどうしたらいいかな?おはなしを読んで考えてみよう。ほかの人にも聞いてみよう。トゲトゲくんと仲良くできたらいいね。

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トゲトゲくんは、トゲだらけ。からだだけじゃなくて、心までもなんだかトゲトゲ。別にそれでもかまわない。全然平気。そう思っていたのに、なんだか、ちょっと違うような…。子どもたちのアンガーマネジメントにも使えそうな一冊だと思います。

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