おとなってこまっちゃう

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刊行日 2022/01/11 | 掲載終了日 2022/01/11

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内容紹介

素直になれないおとなたちと、9歳の少女サラがまきおこす

メキシコからやってきたファミリーコメディ!


ママと同じくらいの年の人とおじいちゃんが結婚することになった!!


結婚式に行きたくてたまらないサラは、結婚に大反対のママと、おじいちゃんの婚約者を引き合わせて仲よくしてもらおうと計画するのですが、まさかの展開に!

研究がきっかけで娘くらいの年齢の相手と結婚をすることになった祖父、離婚して離れて暮らす両親(過労気味の人権派弁護士の母、職場のバスケチームでも活躍する消防士の父)、いつでもサラの味方になってくれるおじさん(ママの弟)と、一緒に暮らしている同性のパートナーなど、多様な生き方をする大人たちと9歳の少女サラの自由なやりとりがたのしい作品です。

素直になれないおとなたちと、9歳の少女サラがまきおこす

メキシコからやってきたファミリーコメディ!


ママと同じくらいの年の人とおじいちゃんが結婚することになった!!


結婚式に行きたくてたまらないサラは、結婚に大反対のママと、おじいちゃんの婚約者を引き合わせて仲よくしてもらおうと計画するのですが、まさかの展開に!

研究がきっかけで娘くらいの年齢の相手と結婚をすることになった祖父、離婚して離れて暮らす両親...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。


販促プラン

【著者紹介】

作 ハビエル・マルピカ

1965年、メキシコ生まれ。メキシコ国立自治大学で物理を学んだ後に、創作を学ぶ。演劇活動や戯曲の執筆を経たのち、児童文学作品を手がける。多くの賞を受賞している実力派作家の一人。


訳 宇野和美(うのかずみ)

東京外国語大学スペイン語学科卒業後、バルセロナ自治大学大学院に留学。訳書に『ふたりは世界一! 』『マルコとパパ』『見知らぬ友』など多数。


絵 山本美希(やまもとみき)

マンガ作家、筑波大学芸術系准教授。作品に『Sunny Sunny Ann!』『ハウアーユー?』『かしこくて勇気ある子ども』(文化庁メディア芸術祭優秀賞)など。

【著者紹介】

作 ハビエル・マルピカ

1965年、メキシコ生まれ。メキシコ国立自治大学で物理を学んだ後に、創作を学ぶ。演劇活動や戯曲の執筆を経たのち、児童文学作品を手がける。多くの賞を受賞している実力派作家の一人。


訳 宇野和美(うのかずみ)

東京外国語大学スペイン語学科卒業後、バルセロナ自治大学大学院に留学。訳書に『ふたりは世界一! 』『マルコとパパ』『見知らぬ友』など多数。


絵 山本美希(やまもとみ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784037269906
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

サラのおじいちゃんが再婚。それもママと同じくらい若い女の人と!?
猛反対するママがおじいちゃんの結婚式に出てくれるようあれこれ画策するサラ。
まわりの大人や学校の友だちを巻き込んで、泣き笑いの一部始終が楽しい。
多種多様な価値観、差別の問題もはらみ考えさせられる一面もありつつ、最後まで明るく楽しんで読める作品。

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主人公の9歳の女の子の家族や親戚が、多様な人間関係を巡って戸惑ったり、悩んだり、ケンカしたり、試行錯誤しながら理解し合える様になるまでを描く。年の差再婚、離婚家庭、同性カップルを扱うが軽やかでユーモアのある内容。一部ルビあり。

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おじいちゃんの結婚、という意表を突いたトピックで始まる物語。主人公のサラの周りの大人たちはみんな一癖も二癖もある人ばかりだけど、みんな家族で、賑やかでエネルギッシュ!メキシコの明るい雰囲気もあって、深刻になりすぎず、ユーモアを交えつつ、軽やかに物語が進んでいきます。社会的な問題に触れつつ家族を扱った本作は、どちらかと言うと困った大人向けな気もしますが、子供さんたちが読んでもきちんと楽しめる作品だと思いました。

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大好きなおじいちゃんが再婚することになった!相手はサラのママと同じくらい若い人らしい。ママは正体不明の相手を知ろうともしないで大反対!そんな、ママをおじいちゃんの結婚式に参加させるために、途中、弱気になりながらも頑張り続けるサラ。
もう、これだけでも興味深くて目が離せないのに、更にサラのおじさんの事情とか、結婚相手の正体とか、ママとパパが一緒に人生を歩めなくなった理由とか、次から次へと明らかになる出来事がまさに疾走感のあるジェットコースター。
社会的に注目されている話題も違和感なく取り込んで、ユーモアたっぷりにラストまで読ませてくれる素敵な1冊でした。

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9歳の少女、サラを通して語られる祖父の結婚(再婚)から多くのことが見えてくる。
わたしの持つメキシコというお国柄のイメージとは異なって、やっぱり彼の地でも日本と同じように、年老いた親(といっても60歳ですが)の再婚となると、ましてや相手が娘と同じくらいの歳であれば、世間体を気にして疑ぐり勘ぐる「目」が出てくるのか!?と意外でした。
サラの母の絶対反対の一点張りが事態を混乱させ、紛糾させる中、粘り強くがんばるサラとおじさん、離婚して別居している父の支えでカタツムリの歩みのような前進がもどかしい。
差別やジェンダー、年の差婚、離婚家庭のこの先、サラの目は大人たちの理不尽で、案外建前と本音の齟齬を鋭く見ている。そして、それを責めるのではなく、じっと辛抱強く解決の糸口を求める姿勢にこの子の賢さが窺える。
テンポのいい展開が楽しい、考えるべきテーマが満載の物語だと思います。

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家族のために奮闘するサラがキュート! おじいちゃんをはじめ、取り巻く大人たちがそれぞれ個性的で温かい。おじいちゃんの再婚に関してはママがずいぶん頑固だったけど、それもまた仕方ないかな。凝り固まった自分を溶かしてくれたのは、子ども時代の自分…というのもステキだ。

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ある時、おじいちゃんが再婚すると言い出した。
まだ、おばあちゃんが亡くなってそこまで年数が経っていないのに、こともあろうことか、自分の娘ほど年の差のある女性と結婚するという。絶対、相手はお金目当てのろくでもない女に違いないと決めつけて、ママは結婚式への参加はおろか、相手の女性を知ろうともしない。いつもは広い心で人に接する正義感の強い弁護士なのに、すっかり不機嫌で意固地になってしまったママ。どうしてもおじいちゃんの結婚式に参加したいサラは、おじさんに相談し、ある計画を実行する・・・。

タイトルの通り、おとなって子どもよりも困ったちゃんだなぁ、ということは結構ある。自分が子どもだった時を振り返っても、「なんでダメなの?意味がわからない。」と思ったことが何度あったろう。そしておとなになってからは、過度に心配性になったり、物事を決めつけてしまったりして、子どもから「なんで?」と言われて「いいから。」としか言えなかったことが、何度あったことか。おとなになるに連れて、過去に見聞きした経験や、立場や常識といわれるものが邪魔をしてシンプルに考えることができなくなってしまい、子どもはおとなのそんな態度に対して上手く言葉で説得できずに思い切った行動に出てしまう。おじいちゃんが突然年の差婚をすると言い出さなくても、誰の身にも起きそうな親の困ったちゃん状態を子ども目線から描いているので、舞台は遠いメキシコなのに、とても身近に感じられたので、対象年齢と思われる10歳前後の子どもたちにとって読みやすく、すっとその世界に入ることができる作品だと思う。

メインのストーリーラインは、ママがおじいちゃんの結婚を祝福できるのかだが、単に、こじらせ状態のママ一人を悪者にするのではなく、良い目的のためとはいえ嘘をついてしまったことを後悔し、学校のいじめっ子に対しての自分の考え方を改めていくサラの心の成長も描かれていいて、一方的でないところが読んでいて清々しい。

ママと離婚し離れて暮らすパパや、おじさん、おじさんのパートナーを巻き込んで繰り広げるコミカルな展開は、映画にしたら『最高の花婿』をメキシコ版にしたような楽しい作品になりそう。

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サラは弁護士のママのナタリアとお手伝いのデルフィーノと3人で暮らしている。
消防士のパパとは離婚している。

ある日、おじいちゃんが再婚することになり〜ママは絶対に許さないし、式には出席しないと激怒。

ママの弟のサルおじさんと探りをいれると〜おじいちゃんの再婚相手はなんと!!
サラは一計を案じて、再婚相手とママを会わせることにする。
微妙な人間模様を楽しく読むことができ、サラもママもちょっと変わることでハッピーエンドになるところが最高にいい。

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翻訳ソフトに原題を入れてみると、大人には理解できないこと、というような意味だと出てくる。子供向けの本なのだが、家族のそれぞれが抱える思いや悩み、言いたくて言えなかったことを、おじいちゃんの年の差婚、という、子供の胸はざわざわしそうなテーマを真ん中に描き出そうとしているお話だと気づく。相手を気づかうからこそなかなか言えなかったりすること、その中でもみんな明るくパーティーのノリで人間関係のこんがらがってむすばった紐を解こう、いろんなこと前に進めよう、ってするのを横で見ている見たいで楽しい。

Original Title : Cosas que los adultos no pueden entender
Text by Javier Malpica

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ああ、私も子供の頃、どうして大人ってこうなんだろうって思ってたなあなどと思いながら読み進めた。
研究者のおじいちゃん。弁護士のママ。離婚してしまったパパ。大好きなサルおじさんはゲイで、バレエダンサーのパートナーがいる。外交官のハイメおじさんは健康に過剰に敏感。お手伝いのでルフィーナはちょっと毒舌。
主人公のサラの家族は個性的だ。
物語はおじいちゃんが娘と同い年の若い女性と結婚すると宣言するところから始まる。
結婚式に出席したいサラと、年甲斐もないと受け入れ難いママ。
どうにかママを説得しようとサラは奮闘する。
本書は単に主人公のサラと家族の物語ではなく、LGBTなどの人権の問題や「らしさ」の押し付けなどを含んでいる。
一人の人間としての自由と権利が脅かされずに生きていけるよう、サラのように素直さと勇気を持てるようになりたい。

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子どもはなんでもシンプルに考えるけど、大人は大事なものほど感情的にアンビバレントになって、それがどんなに普段の言動と一致しなくても大事だからこそ譲れなくて感情が抑えられないもつれを整理するのに時間と助けが必要なのは困っちゃうね。

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