氷の城

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刊行日 2022/02/21 | 掲載終了日 2022/02/10

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内容紹介

ノルウェーの雪に閉ざされた田舎町。

ある時、11歳の少女シスの通う学校に、同じ年の少女ウンが転入してくる。

ためらいがちに距離を詰めた二人は、まもなく運命的な絆で結ばれるが、ウンは森の奥の滝の麓につくられた神秘的な〈氷の城〉へ、姿を消してしまう。

村じゅうの人々が総出でウンを探すも見つからず、ただシスだけが、ウンが生きていると頑なに信じ続ける……

類稀な研ぎ澄まされた文体により、魂の交歓、孤独、喪失からの再生を、幻想的・象徴的に描き上げたヴェーソスの代表作。

【英ペンギン・クラシックス収録の20世紀世界文学の名作】

【1965年度北欧理事会文学賞受賞作】

Is-slottet(1963)

***

「なんと平明で、繊細で、力強く、類のない小説なのだろうか。唯一無二の、忘れがたい傑作だ。」

 ドリス・レッシング(英・ノーベル文学賞作家)

「世界で一番有名でないことが不思議な本をもし選ばねばならないなら、それはタリアイ・ヴェーソスの『氷の城』だろう。」

 マックス・ポーター(英・作家)

「私がこれまで出版した最高の小説」

 ピーター・オーウェン(英・ピーター・オーウェン社社主)

ノルウェーの雪に閉ざされた田舎町。

ある時、11歳の少女シスの通う学校に、同じ年の少女ウンが転入してくる。

ためらいがちに距離を詰めた二人は、まもなく運命的な絆で結ばれるが、ウンは森の奥の滝の麓につくられた神秘的な〈氷の城〉へ、姿を消してしまう。

村じゅうの人々が総出でウンを探すも見つからず、ただシスだけが、ウンが生きていると頑なに信じ続ける……

類稀な研ぎ澄まされた文体により、魂の交歓、...


出版情報

ISBN 9784336072504
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

私が今までに体験したことのないような暗くて寒い様子が、抽象的にも関わらずビシビシ伝わってきて、読んでいる間ずっと寒かったです。私もしんしんと読み進めました。 シスとウンの2人の感情、私知っています。少女特有のアレですよね。それがめちゃくちゃ伝わってくる描写、その後からラストまでのシス気持ちの変化など、何といえばいいかわかりませんがすごく良かったです。 そして氷の城、名前をきくだけでも魅力的なのにそのなかの描写は本当に神秘的でまるで吸い込まれていくようで、とても怖かったです。 最後にあとがきを読んで分かったこともあり、またちょっと怖くなりました。 でも全体を通して寒くて暗い様子の中にある綺麗な様子がとても綺麗で惹かれてしまう、登場人物達もこんな気持ちだったのかなと思いました。 氷の城、じっくり味わいました。ありがとうございました。

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氷の城、そのタイトルからファンタジーなのかなと想像しこの物語を読み始めました。 その想像とは全く違い、11歳の少女シスが体験する冬の冷たく、心までもが凍りそして溶けていくまでの物語でした。 シスの学校に転校してきた、ウンと心を通わせ二人は運命的な絆で結ばれるが、ウンは氷の城の中へと迷い込んでしまいました。 シスはウンが生きていると信じ続け、周囲もそれを受け止め彼女を見守っていきます。 詩的で抽象的に描かれ、どこまでが11歳の少女が受け止めた現実なのだろうかと思いながら読みました。 何歳であっても、大切な人を失う喪失感から立ち直るのは非常に難しいことです。いなくなった人を忘れていないよと繰り返されるメッセージにも感じられました。

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