
あやかし屋敷のまやかし夫婦
家守とふしぎな客人たち
住本優
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刊行日 2022/03/19 | 掲載終了日 2022/03/09

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内容紹介
あやかしが集う大切なこの家を
ずっと守り続けると、
私たち契約夫婦は誓います。
☆ ☆ ☆
校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります。) また、発売日前の「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ※※発売後であれば問題ありません。※※
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
「――お願いします。なんでもしますから、私と結婚してください」
早くに両親を亡くし、親戚の家で育った七瀬真琴(ななせ・まこと)は、
夢だった大学進学を許されず、お見合いをさせられることに。
18歳になったのだから家を出ていけと言われ、仕事も住むところもなくなる彼女は、
思い詰めて、そんな懇願をお見合いの席でしてしまう。
その相手とは、小説家の英千尋(はなぶさ・ちひろ)。
「――契約として、結婚しませんか」
「生活費や学費は俺が出します。その代わり、七瀬さんには一緒に家を守ってほしいのです」
彼は真琴に契約結婚をもちかける。すべては、彼が今住んでいる鎌倉の屋敷を守るためだというが……。
そんな話をする彼の肩には、小さな猫が乗っている。
そして、その猫の姿は、お見合いの席にいた誰の目にも見えなかった。
ただひとり、真琴の目を除いて。
これは、
さまざまなあやかしが相談をもちかけにやってくる「あやかし屋敷」を舞台に、
「あやかしに好かれない作家」と「あやかしに好かれるお人よし」が、
その屋敷を守りながら、心惹かれあっていく物語。
出版社からの備考・コメント
恐れ入りますが『マイクロマガジン社 販売部』まで直接お問合せをお願い致します。
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は、
恐れ入りますが『マイクロマガジン社 販売部』まで直接お問合せをお願い致します。
おすすめコメント
◆泣けてほっこり、極上の「あやかし小説」
あやかしと人間のすれちがいから起こる、さまざまなエピソードが
読む方の心に、切なさと優しさを呼び起こしてくれます。
◆じれキュン感満載の「初恋&新婚小説」
突然はじまった契約結婚生活で、まだ若い二人がお互いの距離を少しずつはかる。
そんな最高のじれキュン感も魅力です。
◆家族を知らない者同士による「家族小説」
普通の家庭をよく知らない二人が、「あやかし屋敷を守る」ことを通じて、
次第に「家族」というものを知っていく姿に心があたたまります。
◆舞台は鎌倉の、ザ・「ご当地小説」
鎌倉の「レンバイ(鎌倉市農協連即売所)」や鶴岡八幡宮、大人気の鎌倉スイーツ、
鎌倉野菜を使った料理などが登場します!
■著者
住本優(すみもと・ゆう)
関西在住。著者既刊『最後の夏に見上げた空は』全3巻(電撃文庫)は、2019年に企画された、作家・額賀澪先生が自宅の書籍からイチオシ作品を選ぶ「額賀澪書店」のラインナップ9冊に選ばれた。本作は『最後の~』以来、17年ぶりの新作となる。
■装画
ajimita(あじみた)
イラストレーター。書籍装画実績として『言鯨16号(九岡望著/早川書房)』、『君の想い出をください、と天使は言った(辻堂ゆめ著/角川文庫)』等多数。
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※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2022年2月4日午前10時
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867162644 |
本体価格 | ¥700 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

ラストにまだ終わらないで!!と声が出た。
これからの2人が気になり過ぎる。
あやかし達の姿形に風景全て頭の中で幻想的な世界が色彩豊かに広がり想像力を刺激される温かい物語でした。
続刊出ますよね?
まだこの世界観に浸っていたいです。

高校卒業したての主人公が、お見合いで契約結婚!新居はなぜかあやかしが集まる家!そして口数の少ない夫はベタ甘!と色んな要素てんこ盛りです。主人公が謙虚すぎて最初共感出来ませんでしたが、話が進んでいくうちに自分の要求を出せるようになってきて、応援する気持ちになりました。鎌倉野菜のごはんも美味しそう。この2人、これからどうなるのかなあ、と続きが読みたい気持ちです。

契約結婚をし、あやかしたちが集う家を守る夫の千尋と妻の真琴。
タイトルと内容紹介で、もっと軽めの作品かと思い読み始めました。
二人の抱える背景や、契約結婚でありながらも二人なりの「家族」となろうとする姿なども丁寧に描かれていたし、あやかしたちとの暮らしも、ごく自然なもので、時にあやかしが本性を出しても、すとんと受け入れることができて読みやすかったです。
普段あやかしが出てきたり、若い二人のきゅんとするような話を読まない人にも受け入れられる作品ではないかなと思いました。
鎌倉のご当地小説ということで、鎌倉スイーツもとても美味しそうです。
千尋の言葉や行動が優しく、真琴の素直なリアクションも可愛らしいのでこの先の二人を物語を読んでみたいです。

契約結婚から始まった二人の生活。二人ともが不器用ながらもお互いを思い、大切にしている様子に、なんだか暖かい気持ちになりました。苦しかった時代を、二人でなら乗り越えて行ける、と思います。かわいい動物のあやかしの姿もたくさん描かれていて、想像しながらフフフとなってしまいました。

鎌倉の古民家を舞台に訳ありの新米仮夫婦があやかし相手に奮闘する物語。
話が進むにつれて2人の距離感だけでなく、人とあやかしとの関係や気持ちの変化も楽しみながら読むことが出来た。
私はあやかしを見る事は出来ないけれど、この話に出てくるあやかし達と、隣り合い、支え合い過ごすのならばきっと困難も切り抜けられ、笑って過ごせる毎日だと思う。

読みながら何度も号泣しました!
泣いたあとは胸がじんわり温かくなる、愛でいっぱいのお話です。
同居から始まる夫婦があってもいい。時間をかけ、ゆっくり夫婦になっていく二人。ただし普通じゃないのは、二人とも人ならざるものが「視える」こと。視えるからこそ起こる様々な出来事によって、二人の絆はどんどん強くなっていくのです。
古都鎌倉を舞台にしたこのお話には、鎌倉の名物、季節の風物詩も登場し、毎日の何気ない、ちょっとしたことが心からいとおしくなります。鎌倉野菜のお料理、どれもとっても美味しそうでした。
今後も二人の強い絆で乗りこえていってほしいです。続編楽しみにしています!

素敵です!主人公達の初々しい恋模様と、ちょっぴり切ないあやかし達との心温まる物語。主人公達は読んでいるこっちもわたわたしてしまうほど恋愛が下手っぴで、そこがまた可愛くて、つい応援したくなります。
そして逢魔時は少し怖いけど、私も会ってみたいと思えるような個性豊かなあやかしたち。さとりちゃんや鈴さん達と仲良くなりたい!!
人間とあやかしがそっと寄り添って生活している優しい物語。大好きです!
悲しくて切ないところもありましたが、これでよかったのですよね!
主人公2人が夫婦らしくなっていく様子をもっと見たいです…!そしていろんなあやかしにも出会いたいです…!まだまだ読みたいです…!わがままばかり言ってしまう程面白かったです!ありがとうございました!

甘酸っぱくて、悶え死ぬ可能性がありますので、気をつけてください。高校卒業と同時に家を出ていけと言われ、見合いで契約結婚に飛びついた真琴と、色々と隠し事のありそうな千尋。言葉の少ない2人が、少しずつ心を通わせていく様は、焦ったくもあり、微笑ましくもあります。

魑魅魍魎、古の生き物。人の世に当たり前にいたというそれらを今の世に生き返らせ、悪の側面ばかりでないそれらの姿を知らしめる。人とは違う力、異形をさらしても、人の心に巣食うものを汲みながら、前を向いて生きていく、あたたかいお話。

タイトルからすると何となくコメディっぽいが、結構重いお話しである。
逃げ恥じの様に互いの利害が一致し、契約結婚したふたり。あやかしものにありがちな不孝な生い立ちの七瀬真琴。故あって親友の家(あやかしが集まってくる屋敷)を預かっている小説家の英千尋。千尋もなにやら生い立ちに問題がありそうな気配。
それぞれ自分に自信が持てないふたりは、たがいに惹かれつつも前に進めない。じれキュンシーン満載でハラハラ。千尋と担当編集者の狭霧天音の関係もちょっと気になるところ。
癒やし系のあやかしがあつまってくる遠原家の屋敷だが、蛤のシンさん、近所に越してきた妊婦さん、退魔士の久遠玲二と、なにやら訳ありだらけの登場人物があらわれて平安を乱していく。困難に立ち向かう中、距離感を縮めていく真琴と千尋を応援したくなるのである。

両親を亡くし、引き取られた叔父の家で虐げられていたまことにきた縁談。
相手は優しい男性だった。
今いる境遇から抜け出すために契約結婚をする真琴。あやかしを守る家で二人は過ごし、少しずつ言葉を介してお互いを大切に思うようになっていく。真琴の無謀さは優しさから、千尋の冷たさも優しさから。ほんのり心あたたまるあやかしと、偽物夫婦の物語です。

集う場所だからこそ・・
叔父夫婦に冷遇されていた真琴は急なお見合いで作家・千尋に嫁ぐことになる。そして千尋の住まう家はあやかしの集う家でもあった・・
集う場所とはいえ、訪れる者、去りゆく者、留まる者とさまざまで、古都・鎌倉の雰囲気も相まってさながら一絵巻を眺めているような感覚に陥ります。その中で人からの想いで存在するあやかしという儚さと、引っ込み思案で主張できない真琴の寂しさが重なり合い、やや哀し気な色合いを見せていく様子に引き込まれていきました。あやかしとの関りを経、知らされていないかった真実に辿り着いた真琴にとって得たものは自分の居場所であり、大切な繋がりであったのでしょう。
逢魔が時の夕闇のほの暗さの中に、しっとりとした温かみを感じる作品。

関西在住の著者が、鎌倉を舞台に描く、じれったくもあり、ほっこりもする、不器用な主人公夫婦の物語。新婚だけど、契約夫婦で、周りには“あやかし“が溢れていて、どんどん先を読みたくなるのに、終わってほしくない、そう思いながら読了しました。
タイトルも語呂がいいですね。
鎌倉が舞台であることも、おすすめポイントです。
ラストは続編がありそうな感じで終わっていました。続編、読みたいです!

鎌倉の縁側のある家で暮らしている2人の生活は利害が一致した契約結婚のはずなのに、側からみれば初々しい新婚さんの家にあやかしがお邪魔する日常は、逢魔時や人とあやかしが争わなければ微笑ましく癒される光景でした。サザエさん一家のようなこの日々が長く続いて欲しいと思いました。