20ヵ国語ペラペラ

私の外国語学習法

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刊行日 2022/05/10 | 掲載終了日 2022/06/15

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内容紹介

20カ国語学習記、

上達のノウハウ、

青春の記録……

刊行から50年経っても色褪せない語学の名著


終戦後間もない北海道網走での少年時代。著者は、雑音まじりのラジオから聞こえる異国の言葉に胸をときめかせ、語学に邁進した。そして独学で英語を磨き日米交換留学生になり、教材が入手困難な中あらゆる方法を駆使して30歳で「20ヵ国語」をマスターした。

語学上達のノウハウを惜しみなく開陳した名著であり、外国語の習得に熱中した一人の青年の青春記。

解説 黒田龍之助


「おおげさにいえば、『語学を要領よく勉強する』ということは、ふへん的になににも通用する、もっとも根本的な能率の原理の上に立つものであることに、おそまきながら自分の経験から直接目ざめたのであった。……わたしが「並才」以外なに者でもないことを告白するこの小冊が、その意味で皆様のお役にたてば幸いである。」(「あとがき」より)


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【著者プロフィール】

種田輝豊(たねだ・てるとよ)

1938年、北海道網走市生まれ。東京外国語大学英米科中退。翻訳者、通訳者。中学時代からラジオを通じて外国語に興味を持ち、高校在学中に日米交換留学生(AFS)に選ばれて一年間渡米、その最中に独学でスウェーデン語、フランス語など数カ国語の勉強に没頭した。大学在学中は、イタリア大使館で働き、またあらゆる機会を語学のために費やした。その後、日本コンベンションサービス社勤務、“The English Journal”編集長を経て、1981年に渡米。法廷での通訳・翻訳、映画シナリオやIT関連の翻訳などに携わった。2017年没。

【目次】

Ⅰ わたしの語学人生

 ある朝、ホテルのロビーで  

 幼い日のとまどい  

 さいはての地の中学生  

 花ひらく英語の自信  

 AFSの試験に合格した  

 アメリカの一年で得たもの  

 大学も大使館も喫茶店も学習所  

 職業放浪の果てに  

Ⅱ 20カ国語上達の記録

 フランス語 ―― 高校一年から

 スウェーデン語 ―― 高校二年から

 フィンランド語 ―― 高校二年から  

 ドイツ語 ―― 高校二年から

 ロシア語 ―― 高校二年から

 オランダ語 ―― 高校三年から

 中国語〈北京官話〉 ―― 高校三年から

 イタリア語 ―― 大学一年から

 デンマーク語 ―― 大学一年から

 ノルウェー語 ―― 大学一年から

 アイスランド語 ―― 大学一年から

 ペルシャ語〈イラン語〉―― 大学二年から

 トルコ語 ―― 大学二年から

 スペイン語 ―― 一九六〇年から  

 ポルトガル語 ―― 一九六五年から 

 古典語〈ラテン、ギリシャ語〉―― 一九六六年から

 チェコ語 ―― 一九六七年から  

 インドネシア語 ―― 一九六七年から  

 ルーマニア語 ―― 一九六七年から  

 朝鮮語―― 一九六七年から

 アラビア語 ―― 一九六七年から

Ⅲ ポリグロットのすすめ

 ポリグロットの時代来たる  

 ポリグロットになることは至難か  

 ポリグロットへの道をはばむ条件  

 英語オンリーから多国語へ  

Ⅳ 体験的速修術29項

 1 どんなことばも、まず「入門書」から 

 2 初歩の時代には、初歩の辞書を  

 3 はじめての単語を絶対忘れない方法  

 4 最初の千五百語の暗記はていねいに  

 5 すぐ役にたつ五百の例文丸暗記  

 6 ブロークンは敵  

 7 単語集より自製のメモで  

 8 会話の第一歩は「ひとりごと」  

 9 効果絶大、落書のすすめ  

 10 四回の「うるし塗り」作業で完全征服  

 11「少しずつ毎日」よりは「ガムシャラ→休み」方式  

 12 偶然の上手な活用法  

 13 楽しみながら上達できる国際文通とテープ交換  

 14 映画館へはテープレコーダー持参で  

 15 会話学校にご注意  

 16 あなたが気づいていない外国語放送  

 17 テープレコーダーを活用するには  

 18 オウムに学ぶ語学テープの利用法  

 19 ESS、英会話サークルは悪達者の集まり  

 20 ラジオ・テレビ講座は入門書と並行で  

 21 語学雑誌は復習用に  

 22 覚えたことばをサビつかせないために  

 23 海外旅行はムダ  

 24 外人との交際は遅ければ遅いほどよい  

 25ローマ字綴りの日本語を読んでもらう  

 26 ぜひ身につけたい「アラさがし」の目  

 27 多国語間の混乱をふせぐには  

 28 第一外国語で第二外国語をアタックする法  

 29 執念を習慣づける  

 総論 外国語をマスターすることとは  

あとがき  

新版発行に際して  

解説  ポリグロットに憧れる「種族」 黒田龍之助  


20カ国語学習記、

上達のノウハウ、

青春の記録……

刊行から50年経っても色褪せない語学の名著


終戦後間もない北海道網走での少年時代。著者は、雑音まじりのラジオから聞こえる異国の言葉に胸をときめかせ、語学に邁進した。そして独学で英語を磨き日米交換留学生になり、教材が入手困難な中あらゆる方法を駆使して30歳で「20ヵ国語」をマスターした。

語学上達のノウハウを惜しみなく開陳した名著であり、外...


出版情報

ISBN 9784480438188
本体価格 ¥800 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

刊行から50年ということですが、全く色褪せることなく語学を学んでみたいと思わせてくれる作品でした。
朝ドラでラジオ英会話が話題になって興味があるのに行動していなかったのですが、著者もラジオで学んでいたということで、これは聞いてみたいと早速聞き逃し配信を聞いてみました。きっとこの本を読んだら影響される人も多いのではないでしょうか。
社会人になり英語を学ぶこともなかったので、まずは継続してみたいと思います。「少しずつ毎日」よりは「ガムシャラ→休み」で良いとのこと。この言葉は三日坊主を恐れて行動しなくなる私にとって、とても励みになりそうです。

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本書を読んでまず感じたのは、とにかく懐かしいということだ。というのは私の高校時代に、種田さんの著書は私の愛読書の一つで、何度も繰り返して読んだ記憶があるからだ。当時は、カセットテープはあったが、その他に録音できるようなものはなく、録画などとてもとてもという時代だった。今のように、気軽に録画や録音のできる時代ではない。当時は外国語に触れたいと思えば、映画館で、その国語が使われている映画を見るという方法があった。しかし、今はテレビの二か国語放送で、気軽に外国の映画に触れることができ、録画をしておけば何度も繰り返し見ることができる。まさに隔世の感である。そんな時代に20か国語も操れるというのは、一種のヒーローであり、ちょっと意識高い系の田舎の高校生にとってはあこがれの存在であった。本書には、種田さんの半生やいかにして外国語を勉強したかが書かれており、少し古いところを割り引いても参考になることは多いだろうと思う。

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そんなこと本当に可能なのか、、?と半信半疑で読み始めたが、著者の語学への尋常ならぬ熱い想いと傾倒ぶりに圧倒されっぱなしで読み終えた。我々日本人は今や小学生から英語教育に浸かり、義務教育、高校、大学としっかり英語に接していると言うのに、それだけで話せる人はほぼわずか。留学しないとね、、なんて甘えだとよく分かった。やる気があれば、ラジオの基礎英語だけでも相当な語学力を高められるはず。ましてや、ネットなどない時代に、ありとあらゆる手段で飽くなきチャレンジに挑み続けた著者に賞賛しかない。当時大ブームを起こしたと言うのもよく分かる衝撃の一冊だった。

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この本を読んだ後に、この本の作者は今どうしているんだろうと調べてみたら既にもう亡くなっていることを知ってショックを受けた。
この本が一番最初に書かれたのは約50年前の1973年。
スマホどころか CD さえない時代、この作者はカセットテープなどを使って人の声を録音して聞くなどして英語や外国語を勉強していたとのこと。
それに比べると便利な時代になったと感じる
そんな、不便な時代にもかかわらずに20ヶ国語をマスターしたというのは尊敬に値する
もし著者が今の時代に生きていたらどんな勉強方法とっていたのか気になる
こういうのを読むと、語学勉強に甘えちゃいけないんだなと感じた。

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タイトルにあるように、何ヶ国語も話せたら素敵だろうと思って読み始めました。確かに素敵です。が、色々身近なヒントを書いてくださってはいても、楽に得られるものではなく、しっかり頑張らないとダメなんだなあと思いました。本気で語学を習得したい人で、少し楽した1甘い考えを持っている人に、ハッパをかけるのに良い本だと思いました。

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技術や考え方など53年前と比べても多種多様になってきた。そのため「方法」などの面では当時のものよりも現在のものの方が良い部分も多い。とはいえ、大まかな考え方や心構えは不変の部分も少なからずある。1969年から親しまれ、なおかつ本書がきっかけとなり、語学を学び、仕えるようになった人も数多くいる。温故知新というかどうかは不明だが、当時の学習法を知り、いまあるツールを用いてどのように学び、なおかつポリグロット(マルチリンガル)になっていきたいと言う方であれば、ある種根幹をなすのが本書と言えよう。

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海外旅行先で何度も言われたこと。「日本人はなぜ英語が話せないのか/下手なのか」その答えが書かれているような気がしました。海外旅行に行く世代はたいがい6年ないしそれ以上の英語教育を受けているはずなのに(ということまでを異国の方が御存知かはわかりませんが)。この著者のような積極性とよい意味でのどん欲さは言語習得の大きな力になること、自分に適した勉強法を見極めること、反復の大切さなどがひしひしと伝わってきました。まずは話しかけること、相手の言葉に耳を澄ますこと、そこを第一歩にすればマルチリンガルは遠くとも、何がしかの外国語習得はできるかも?と思わせてくれる本。

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1969年に出版された「伝説の書」というべきものかもしれない。いわゆる、ポリグロット、何ヶ国語をもあやつるすごい人。
言語を愛し、ひたむきな情熱で自分と言語の関係を語る語り口は、全く古さを感じさせないことに驚く。細かく見ると、NYに渡るのに船で何ヶ月、とか、時代の違いを感じることもあるが、ある意味今のインターネットや様々な語学ツールがないところ、での学び、は非常に参考になるものがあるのではないか。便利なものに頼り過ぎない、というのは大事なことだ。

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これは文庫で読ませていただいてよいのかびっくりしてしまうほどです。

わたしにとって読書は物語に想いを馳せたり、小説を通して世界を見たりする他、ことばの美しさや鋭さを学ぶ機会にもなります。好みのジャンルは海外の翻訳文学なので、著者の原文で読みたいと思うこともしばしば。英語以外は叶わず、でもロシア語やドイツ語て名作をすらすら読むなんて無理な話だよなあと諦めていました。

今よりも余程情報通信技術が劣っていた時代にこれだけのことを成し遂げた人がいる。それがどれだけ大きな慰めになることでしょう。

読みたい小説を原文で読むためのお勉強をすこしずつ始めようと思います。ありがとうございました。

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