じゅんくんの学校

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刊行日 2022/06/14 | 掲載終了日 2022/06/19

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内容紹介

特別支援学校の現役教師がおくる、サポートが必要な子の日常を描いた物語。

じゅんくんには、苦手なことがいろいろあります。

靴をはくこと、高いところ、手をあらうこと、うがいをすること。マスクをすること、

なかでも一番いやなことは……?

<著者より>

私は、特別支援学校の教員として30年以上働いてきました。その間、私の教え子たちがどんな生活を送っているのかを伝える物語が書けないかと考えてきました。

今回の試みが良いかどうかはわかりません。「じゅんくんの学校にいってみたい!」そう思ってもらえれば最高にうれしいです。互いが互いのことを知ることから、すべては始まるのですから。


特別支援学校の現役教師がおくる、サポートが必要な子の日常を描いた物語。

じゅんくんには、苦手なことがいろいろあります。

靴をはくこと、高いところ、手をあらうこと、うがいをすること。マスクをすること、

なかでも一番いやなことは……?

<著者より>

私は、特別支援学校の教員として30年以上働いてきました。その間、私の教え子たちがどんな生活を送っているのかを伝える物語が書けないかと考えてきまし...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751530788
本体価格 ¥1,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

なんてすてきな子どもだろう、じゅんくんは!特別支援学校に通うじゅんくんの毎日。いやなこと、苦手なことを我慢して、がんばってつどちっちゃなハードルを乗り越えているのがよくわかる。ことばが出なくても、胸の中の思いは溢れている。行動で示すじゅんくん。周りの励ましを始め鬱陶しいと思っても、気遣いを感じて応えようとするじゅんくんは、やさしく賢い子。じゅんくんのことばで語られた物語、2年生としての誇りを持って、トマトもマラソン大会もじゅんくんのがんばりが胸に響きました。福田隆浩さんの思いの丈、確と受け取りました。読ませていただき、ありがとうございました。

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じゅんくん。特別支援学校って長ったらしくて、こむずかしい名前の学校に通っていいる。
小学二年生になった。前はできなかったこともできるようになった。もう、一年生じゃないからね。
「じゅんくん」って名前を呼ばれたら「はい」ってすぐに手を挙げられるようになった。すごいでしょ!
友だちとも、まあ、うまくやっている。けんちゃんやかこちゃんの思ってることが前よりちゃんとわかるからね。
でも、まだまだ、苦手なことも、きらいなこともある。
トマトはにがて。変な感触がするし、変な味がする。無理なものは無理!なのに、かおる先生ったら食べないと大好きなプリンだめだよなんて。「えいっ」て食べちゃえたんだけどね。
体操がきらい。特にマラソン。なのに、お姉ちゃんたちが僕を無理やりつれだして、特訓したりする。
「じゅんががんばれば、ママよろこぶよ」って。ぼくには簡単じゃないんだよ!でも、ホントだった。がんばってゴールできたときのママの笑顔・・・いつもは、ちがう。スーパーで知らない人にマスクはずしちゃうぼくのこと「すみません。すみません」ってあやまってる。ママはひとつも悪くないのに。みんなにじろじろ見られて。ママはペコペコあやまって・・・福田隆浩さんの見てきた支援学校の日常と、家族の日常。そして、世の中のひとの理解のギャップ。「知ることから、すべてははじまる」帯の言葉に込められた思いが伝わってくる物語です。頑張ってるじゅんくんやママたちのことを知ってほしい。「同じなんだ」と気づいててほしい。そんな願いのこもった物語でした。

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字が大きくて短いので、お話そのものはあっという間に読み終えられる長さ。
そして、じゅんくん、小学校二年生、がずっとこちらに語りかけてくるので、読みやすい。でも本を閉じて色々なことを考えさせられる本だった。
特別支援学校で教師として日々子どもたちと接している著者がコメントで、この試みが良いかどうかは分かりません、と書いている意味。
子どもたちの毎日をそのまま届けたい、という思い。
じゅんくんの心の中を、気持ちを、そばにいる大人が想像して描いてみたものだと思う。そしてここには直接は登場しない、家族の思いや、日常。おかあさんが謝っている顔、というのをじゅんくんの頭によぎる。おかあさんの嬉しそうな顔、困った顔。
著者の他の本も読んでみたくなりました。

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じゅんくんは2年生になりました。苦手なことがたくさんあるけど、前よりも上手になってきました。新しく入ってきた1年生を見ると自分は1年分成長したなって思えることがたくさんあります。

 でも、やっぱりトマトはきらいです。先生はちょっとでいいから食べなさいっていうけれど、きらいなものはきらいです。

 今日はこれを食べないとプリンを食べさせてくれないっていわれたから、がんばって一口食べたけど、どうして食べなきゃいけないのかなぁ?

 じゅんくんは体育もあんまり好きじゃない。マラソンの練習もしょうがないからやってるけど、ホントはやりたくない。

 きっと先生や両親やおねえちゃんはじゅんくんのことを思っていろいろやってくれてるんだろうけど、どうも説明が足りてないような気がするの。どうしてトマトを食べなきゃいけないのか?どうして走らなければならないのか?じゅんくんにわかるように説明してくれないかなぁ?

 そのわけがわかったら、じゅんくんはもっと楽になれると思うんだけど、どうなのかしら?

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