分岐駅まほろし

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刊行日 2022/11/17 | 掲載終了日 2022/11/17

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内容紹介

「あなたの、人生の分岐点はいつですか?」


分岐駅まほろし。

それは満月の夜だけ現れるという不思議な駅。

過去に後悔を抱えた者たちが行き着く場所だとか。

もしもあの日、あの時、過去の分岐点で違う選択肢の人生を歩んでいたら……。


ドラマ化で大反響!『さよならの向う側』の著者が贈る、書き下ろし最新作!

これは素晴らしき人生の物語――切なくも温かい、心に沁みる「永遠の感動ファンタジー!」


2022,年11月17日発売予定

実業之日本社


「あなたの、人生の分岐点はいつですか?」


分岐駅まほろし。

それは満月の夜だけ現れるという不思議な駅。

過去に後悔を抱えた者たちが行き着く場所だとか。

もしもあの日、あの時、過去の分岐点で違う選択肢の人生を歩んでいたら……。


ドラマ化で大反響!『さよならの向う側』の著者が贈る、書き下ろし最新作!

これは素晴らしき人生の物語――切なくも温かい、心に沁みる「永遠の感動ファンタジー!」


202...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784408538204
本体価格 ¥1,600 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

私がいるこの空間が無重力であれば、こんなに涙が流れることもなかったかもしれない…。だなんて考えてしまうほど、涙が止まりませんでした。切なくて、でも、とてもあたたかくて、幸せ溢れる感動物語です。
どんなに努力をしても過去には戻れない。
過去の自分が選んだ道は変えられない。
自分の人生の原点も崩せない。崩したくない。
人生に後悔はつきもの。でも、そんな後悔も、浄化され、前向きになれる作品。今、この瞬間がとても幸せであることに気づかされます。
私自身が音楽大学受験を諦めてしまったという後悔があるため、ピアノでご活躍されている方々を見ると『凄いな…』と思うと同時に『羨ましいな。私もあの時、音大受験していれば…』と悔しい気持ちでいっぱいでした。音大受験をしないと決めた当時の自分には、何も残っていなかったのだから。ここが、私の大きな分岐点です。しかし、それだけ悔しいと思えるということは、当時の自分がそれだけ本気であったことを証明してくれている。そんな風に思えるようになりました。
もし、この大きな分岐点に戻ったら、私はどうなっていただろうか。私は母を昨年亡くしたばかりなので、もしかしたら、ピアノで忙しく、母の最期を見送ることが出来なかったかもしれない、母との時間が少なくなってしまったかもしれない。小説に出てくるお母さんが、まるで私の母のような性格だからこそ、どっぷりのめり込んでしまいました。
今の自分ともう一度向き合うきっかけをくれた作品。
自分が思っているよりも、もっともっと身近なところに幸せは溢れている。その幸せに気づけるか、それとも気づけないかが、また、大きな分岐点になるのかもしれない。
そして、きちんと行動と言葉で伝えないと…今、目の前にある世界が、日常が、いつもの生活が、何気ない毎日が、いつ消えてもおかしくないのだから。
清水晴木先生の作品同士の繋がりも感じられる。
言葉と想いを繋いでいく描写は、ミステリー作品も手掛ける清水晴木先生だからこそ描けるトリックだと思います。

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人は誰しも過去にもどりたい、ユーミンの歌ではないけれど、あの日に帰りたい、やり直したいと思っているに違いない。私もそうだ。もし、過去に戻ることができたなら、もう少しまともな人生を送れたのでは、大切な人にもっと優しくできた、手放さなくいい幸せがきっとあった。毎日そう思う。けれども、過去に戻って、違う人生を選んでも、はたして今の自分もよりも幸せな自分がいたのだろうか。それは、わからないし、確定していない。人生は、きっとやり直しても、完璧な結果にはならないものだと思う。だから、その分、未来に向かって、反省をふまえて、生きてくしかないのだと思う。振り返ってみて、あれはよくなかったな、これもよくなかったなと思うことはあるけれども、考えても仕方のないことだ。まほろし駅で過去に戻って、もしかしたらの人生をやり直すのもいいかもしれない。ここに出てくるそれぞれの悔いは、誰の人生にもある。だから、心に突き刺さる。でも、結局ああそうなるなという結末になる。やり直しても人生は、同じ分だけ人生だ。すべてが思い通りにはいかないものなのだ。たらればの人生は、もう止めよう。この作品を読んで、そう感じた。

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先日私に小さな小さな分岐点が訪れた。それは書店で清水先生の『さよならの向う側』と『旅立ちの日に』どちらを買おうか迷っているお客さんがいた。思わずどちらも良い本ですよと声をかけそうになったがそっと通りすぎただけになってしまった。

もしもあの時。人生においてはそんなことの繰り返しだ。
この本では、人生の大きな後悔がある人が『まほろし』駅を訪れる。ただし条件を満たさなければそこにはたどりつけない。「もしもあの時....」その分岐点で違う選択肢を歩んでも過去はかえられない。でも大きな後悔があるなら、まほろし駅を訪れる人たちのようにもうひとつの人生を歩んでみたくなるだろう。
色んな選択をしてきた自分の人生を思い出しながら読んでいた。大きな分岐点、小さな分岐点、あの道を選んだからこそ今がある。たらればを言い出したらきりがなけれど、今までの道を選んだ自分を大切にしたいし、この道を選び出会ってくれた人たちに「ありがとう」と伝えたくなった。

もしも今度書店で清水先生の本を選ぶのを迷っている人がいたら、『分岐点まほろし』も心が温かくなる素敵な本ですよと言ってみようかな。

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満月の夜、総武線の電車に乗り、荒川と中川にかかる橋の上を渡っている時、強い後悔を抱えている人がたどり着く駅『まほろし』。
過去は変えられなくても、人生の分岐点に戻りたいですか?
「あなたの、人生の分岐点はいつですか?」
今回も涙。
「たられば」の世界は今ある幸せに気づかせてくれる。どんな事があってもどんな後悔があっても何でもない日常がやっぱり一番なのかも知れない。
案内人の駅員さんが誰か想像しながら読めたのも面白かった。
この作品も是非映像化お願いします。

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清水先生の作品はなんでこんなにも素敵なんでしょう!!!メッセージがストレートに伝わってきて、それをこちらも素直に受け取れる。心に染み渡ります。
過去の分岐点に戻ってやり直しても現実の世界の今が変わるわけではないのに、世界の見方が変わる事によって大切な事に気付くことができる。そしてそれを次の誰かに繋いで行く、まほろし駅はとても素敵な駅でした。
読み終えると不思議といつもの景色が色付いて見える。
当たり前の日常が奇跡で、身近な人のありがたさや大切さを改めて実感する事ができました。
特にお母さんとのお話はめちゃくちゃよかったです!ありがとうをたくさん伝えたくなりました。
本当にたくさんの人にこの作品を読んで欲しい!なんならプレゼントしてまわりたい!と思いました。
日々の生活で疲れている人、悩んでいる人、元気な人にもいろんな人に届くといいなと思います。
自分にも周りの人にも優しくなれるような、心に残り続ける作品でした!
いつもいつもこんなにも優しい物語を読ませて下さって、ありがとうございます。
リアルな世界観に違和感なくファンタジーが溶け込んでいて、とても好きです。ありがとうございました!

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分岐駅まほろし
後悔のない人生などないのではないだろうか。
もしもあの日に戻れるならばと今をうまく生きることに悩む瞬間ふとかすめる想いに「たられば」を繰り返す私達。
人生の分岐点に戻っても何も変わらないけれど、過去の捉え方は変えられる。
それは、これからの未来を前を向いて歩いていけるきっかけになりますね。
清水さんの物語はいつも優しく心に御守りをもらったような気持ちにさせてくれます。
ありがとうもごめんなさいも今すぐに伝えたい。
自分にとって大切な人の顔が浮かんでくるはず。

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ー過去に戻りたい程の後悔から立ち直るための栄養剤ー

過去に戻りたい程の後悔を抱えた人が、条件を満たしたときにだけ現われる
人生の分岐点に戻れる「まほろし」という駅

今の人生に疲れ、後悔を抱えた人が訪れる。
もしあの時に、告白をしていたら…
もしあの時に、志望校に合格していたら…
もしあの時…
もしあの時…
人生の分岐点の再体験で得られるものとは?

過去は変えられない、でも未来は変えていくことができる、そのためには…
温かい体験と心に響く気付きを得て、前を向いていく姿に感動しました。

後悔から立ち直るためのきっかけをファンタジーで美しく表現されているのが良かった
素敵な物語をありがとうございます。

#フタバ図書 #読了 #NetGalleyJP

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うわぁ~よかったぁぁ。
読む前は、過去に戻ってやり直してハッピーエンド。とか、死に別れた人と会ってお涙頂戴的な物語かと、冷やかし半分で読みましたが、全く違いました。本当にごめんなさい。
背中を押される言葉もいくつかあり、主人公と一緒に自分も前向きに頑張ろうと、優しい気持ちになりました。
後悔することは誰にでもあるけど、別の選択をしていても結局は違うことで後悔したり。人間は欲張りですね。
私も後ろ向きで、後ろに進みながら前に進みます!

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過去に別の選択をしていたらどうなったのか、この問いはしょっちゅう考えます。人生において失敗したり後悔したりは誰でもあるはず。作中の方々も同様ですが、彼らは過去に戻り、何かしらの前向きな答えを得て現実に戻ってくる。そんなすてきなお話でした。私はまほろし駅に行けないので、冒頭の駅員さんの「過去のもう手に入らないものの数を数えるよりも、今目の前にある大切なものの数を数えてはどうですか?」というとびきりすてきなお言葉を胸に頂戴し、本の世界から現実に戻りたいと思います。

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