タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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刊行日 2022/12/15 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

2022年第167回直木賞受賞作家、窪美澄最新作!

都心の古ぼけた団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。未来に希望が持てず「死」に惹かれる彼女の前に団地警備員を名乗る老人が現れ、日常は変わり始めていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【著者プロフィール】

窪美澄(くぼ・みすみ)

1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR−18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年同作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞を受賞 、22年『夜に星を放つ』で第167回直木賞受賞。そのほか『さよなら、ニルヴァーナ』『よるのふくらみ』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『私は女になりたい』『朔が満ちる』など著書多数。

2022年第167回直木賞受賞作家、窪美澄最新作!

都心の古ぼけた団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。未来に希望が持てず「死」に惹かれる彼女の前に団地警備員を名乗る老人が現れ、日常は変わり始めていく。

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【著者プロフィール】

窪美澄(くぼ・みすみ)

1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR−18文学賞...


出版社からの備考・コメント

今回アップしたデータは、校了前のものです。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。

今回アップしたデータは、校了前のものです。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784480805096
本体価格 ¥1,400 (JPY)
ページ数 224

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NetGalley会員レビュー

タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース 窪美澄 著
イッキ読みしてタイトルを見直した。生まれたことを誰かと祝えるように、死ぬ時はひとりにならないように。窪さんは心に刺さる言葉とともに、私から見えていない場所を見せてくれます。都心の老朽化した団地の物語

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直木賞作家、窪美澄(さん)の何がすごい。それは世代を超えたすべての倫理観をいずれかの年齢の読者に読ませる事です。

わたしはすっかり七海ちゃんのファンになりました。後半登場が少なくなりすこし悲しかったです。
それは主人公の、姉である七海ちゃんからの親離れを意味します。

静かな姉妹ふたりの家族の暮らし。
知らぬ間にぽんと、大きな次第に巻き込まれてしまう驚きと、何でも闘うたくましい仲間がいることのしあわせを読みました。

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窪美澄先生の作品は、まだ何冊かしか読んでいませんが、読めば必ず気付きを得て考えるチャンスを与えられている気がしています。

今回も生きることについて、死ぬことについて、家族について、親子について、たくさんのことを考えることができました。

自分こそが手を差し伸べてもらわなくてはならないような身の上なのに、もっと弱い誰かに手を差し伸べたいと思う主人公の心情を思うと涙が止まりませんでした。

問題意識を持つことは大切、だけど気付きのその先、どこへどう歩みを進めたら良いのか、分からなくて立ち止まってしまうことは多いですが、著者はそんな私に一例を示してくれたと思います。 (色々な読み手がいるので、「そんなに上手く行くかな?」というような声もあるとは思いますが…)

最初からたいそうなことができなくてもいい、できることから、自分の足元から、改めてそういう気持ちになることができました。

承認ありがとうございました。

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生命力逞しく生きている人たちの物語だった。
生きづらさを抱えていて、登場人物たちは私なんてダメなんだとか言うけど、それでも力強く生きている人たちだった。
自分よりも大切な存在のために必死で生きていく姿が眩しいくらいだった。

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一人でも多くの誰かにこの物語が届くといいなと思いました。一番は物語の中に出てくる子たちと同じような境遇にいる子に。読書の習慣がなかったり、経済的にも精神的にもそんな余裕がないかもしれないと思うと歯痒くなるけれど、それでもどうしたら手に取ってもらえるかと考え、学校や図書館にあると手に取りやすいと思う反面、そればかりでは作家の方の糧にならないから、良い作品を書き続けてもらうためにはせめて私みたいな立場の本好きが微力だけれど身銭を切る必要は大前提だろう、などなど読書後に色々と思いを巡らせずにはいられない素敵な本でした。ありがとうございました。

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都心にある老朽化した団地を舞台に、5歳上の姉・七海と暮らすちかげの物語。ちかげは定時制高校に通いながら、週3日パン工場でアルバイトをしている。ある日、団地警備員を名乗る老人と出会ったことから、彼女の日常は変わり始める……。
これまで読んだ窪さんの作品とはだいぶ違う雰囲気だった。対象年齢がちかげに近いYA世代なのだろうか。ぼくのようなおっさんが読んでも大丈夫だろうかとドキドキしながら、作品世界を堪能した。
悪いことばかりでも、いいことばかりでもない。現実はつらくきびしいが、一歩一歩踏みしめていくしかない。そんなことを考えながら読了した。

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昭和のオリンピックの頃に建てられた老朽した団地。時代は現在。十五歳のみかげは、五つ年上の姉と、互いが居さえすれば大丈夫、という慎ましい生活を送っている。ある日、団地警備員を名乗る老人ぜんじろうさんに、名を呼ばれ、一緒に活動しなさいと言われる。公共空間の掃除、独居老人の安否確認、屋上のフェンスの補修など。孤独死と自殺を防ぐ為。
 ぜんじろうさんの、ぶっきらぼうな態度が好きです。そして、学校の友達むーちゃんと倉梯くんのキャラクターと家庭背景も。
 誰でも、死ぬ時と誕生日には、ひとりでないといいな、と思いました。

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生きることに精一杯な七海とみかげが、どんなに辛くてもお互いを思いやり、
支えあう姿に胸が詰まった。
体が弱く、常にお金の心配をし、いじめられて友達なんていなかったみかげ。
一人の老人に出会い、団地警備員という役目を貰うことで、生きがいと友達
を得て、人生前向きに生きる光を手にした。

「誰かのために何かをするということはとても人を強くする。」
「死をもって生の喜びを知る。」
この二つを教えてもらった。

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もう、なんていうのかしら。
社会問題が山積みで、読みながらなんともできない腹立たしさと歯痒さが込み上げる。
打ち捨てられたような団地の住人。
人生に絶望して命を投げ出す人々。
そんな中での老人ぜんじろうさんとの出会い。学校で初めてできた友人たちとのやりとり。
みんな何か寂しくて切なくて…あったかい。私はこの作品が愛しくてたまらなかった。
人は所詮、孤独ないきものかもしれない。一人で生まれ一人で死んでいくけれど傍らに生を祝い死を悼み弔う人が一人でもいるといいな。
嬉しい時に一緒に喜び、辛い時に寄り添い合う存在があればいい。

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古い団地に姉と二人で住み、夜間高校に通うみかげ。身体も弱く自分の思いを伝える事が苦手。そのみかげが自分が好きになった人たちと自分を好きでいてくれる仲間に出会う事で変わってゆく。覆っていた殻が少しずつはがれ落ち光を放つ。社会の片隅かも知れないけれど、そこがみかげの世界の真ん中。そこで輝く小さな星たちに幸あれと願う。こんなに愛おしい小説に出会えたことが本当に嬉しい。

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あなたの苦しみはなんですか?
みんな日々、何かしら悩みや苦しみを抱えていて、その大きさは人と比べることなどできない。
みんな、日々つらくて、しんどくて。

それでも、そのつらさを少しでも和らげる方法があるのだとすれば、
どこかで誰かと繋がること、
なのかもしれない。
誰かに話を聞いてもらったり、時には少しだけ手を差し伸べてもらう。
それはこのデジタルの時代にあっても、昔と変わらず重要で、そんな人との繋がりが大きな力をもっている。

その分、人っておせっかいで、面倒くさい生き物だけどね。

何をしてくれるわけでもないけれど、傷ついた心にそっと寄り添って、背中を撫でてくれる友人に会い、
少しだけ前を向く勇気をもらえたような、
そんなふんわりと優しい、だけど心強いお話でした。

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窪美澄さんの作品は好きなものが多く、こちらの作品も気になったので読んでみました。
「人が死ぬところを見てみたい」「人の死体を見てみたい」という感情を持っている人って、意外と多いのかも。
湊かなえさんの『少女』みたいに。
でも、たとえ興味があったとしても、実際に死体を見たときの衝撃は計り知れない。みかげ同様に。
多くの人の死を通して、成長していくみかげたちの姿に感動しました。

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古い団地に住む姉妹(七海とみかげ)は、幼い時に父が死に、母に捨てられた。それからはこの団地で2人きりで暮らしてきた。
喘息で身体が弱いみかげは、昼間は週3回ケーキ工場で働き、夜間高校に通う。姉の七海はいわゆる夜の仕事で生活費を稼いでいる。いつかお金が貯まったら、美容師の学校へ行くのが夢。みかげは夜間高校のむーちゃんと倉梯君と仲良くしている。それぞれ夜間高校へ来る事情を抱えていた。ある日、団地のベランダにいたみかげは、知らないお爺さんに呼ばれ、団地の独居老人に声をかけて回ることに付き合わされる。その上、団地警備員に任命される。おじいさんはぜんじろうさんといい、団地の独居老人の安否を確認したり、食べ物を配ったりしている。また自殺で有名なこの団地の屋上も見回る。
みかげの頼りなさが少しずつたくましさになっていく。それは姉と2人だけの狭い世界からちょっとずつ外へ出て行くから。
友人のむーちゃんの秘密、倉梯君の吃音、団地の下の階の小学生、類君など社会的には弱者で他人からはいじめなどを受けている人たちが、優しさを持ち続けていることの救い。
読後感がよくて救われた。

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どこか淋しく悲しい感じが漂いながらも、人によって、癒やされ、自分の進むべき道が見えてくる希望を感じる。劣悪で不条理な環境でも、心の温かい友人や、頼れる大人がいれば、安定した心持ちで生きていくことができる。そこまで熱意と決意を持って、人と関わるのは容易なことではないけれど、まずは関心を持つことから始めて、自分のできることをやっていけば、自分自身が救われるのだと思った。

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多分、窪美澄さんは初めて読む作家さん。

最初はみかげの境遇への理解が出来ず、ぜんじろうに不審者感も感じてなかなかページをめくるペース遅かったけど最後は勢いづき…。
この先、みかげたちが幸せになれるといいな。

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今年読んだなかで一番辛い作品で、半分以上泣きながら読んだ。

「死」というものに触れたいというみかげ。
彼女のその思いが無邪気すぎる。でも悪意はないはずなのだ。
それは興味であり、死というものがあまりにも実感がないものだからだ。
そんなみかげの幼さもありつつの、他者への思いがフラットで何度もはっとさせられる。

いびつな形の社会問題を問いかけられ、読後の思いを消化するのには時間がかかる作品だと思う。

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