天国からの宅配便 あの人からの贈り物

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刊行日 2023/02/22 | 掲載終了日 2023/05/16

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内容紹介

あなたが人生の最後に届けたい贈り物は何ですか――?

依頼人から託された遺品を届ける「天国宅配便」。 配達人の七星律は、大切な人への贈り物を通じて、いくつもの人生と出会っていく。


感動の声が続出した第一作目「天国からの宅配便」より、さらに泣ける待望のシリーズ続編です!

目次
第1話 父とカメラと転売人

第2話 七十八年目の手紙

第3話 最後の月夜を君と

第4話 わたしの七人の魔女

エピローグ


※カバーは仮の画像です。

※校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。


著者プロフィール

柊サナカ (ひいらぎさなか)

1974年、香川県生まれ。日本語教師として7年間の海外勤務を経て、2013年「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉として『婚活島戦記』でデビュー。中国、韓国、台湾で翻訳され、2023年には、17ヶ国で翻訳が決定されている『人生写真館の奇跡』や、「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズなど著者多数。


あなたが人生の最後に届けたい贈り物は何ですか――?

依頼人から託された遺品を届ける「天国宅配便」。 配達人の七星律は、大切な人への贈り物を通じて、いくつもの人生と出会っていく。


感動の声が続出した第一作目「天国からの宅配便」より、さらに泣ける待望のシリーズ続編です!

目次
第1話 父とカメラと転売人

第2話 七十八年目の手紙

第3話 最後の月夜を君と

第4話 わたしの七人の魔女

エピローグ


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出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575246049
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 256

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NetGalley会員レビュー

前作よりさらにパワーアップしていて、天国宅配便から直接届けられた荷物には大事なメッセージが込められているという4つのお話。

その中で特に心が惹かれたのは、宅配担当の七星と一緒に解明していく「わたしの七人の魔女」。
七星が“おひさま満腹教”と言う茶目っ気と、魔女と呼ばれる七人が結託して受取人に想いを遺す様子に胸が熱くなった。
依頼人の本当の想いを伝えるには、受取人には気づかないこともあり、このような第三者のサポートが必要かもしれませんね。

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天国配達便。どのお話も惹き付けられました。
渡して終わりではなく、預けた人の想いまで届ける配達員の姿も良かった。時々笑えるくらい真面目に仕事に向かう姿に、自分もそのくらい必死に仕事を頑張ろうと思えた。
温室での二人の話は、切なかった。
おばあちゃんへの手紙を解読しようと協力してくれる多くの多国籍の人々の優しさが胸を熱くさせた。
読ませていただきありがとうございました。

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前作が大好きなので、また七星さんに会えてすごく嬉しいです!!
時代も国境も越えて届けられる、心のこもった贈り物。届いてよかった…!と、私まで嬉しくなるお話ばかりでした。
贈り物を受け取った人達の、心が安らかになるような、人生が明るく変わっていくような様子が、とても良かったです。
送った人、受け取る人だけでなく周りの人たちもみんなあたたかくて、こうやってみんなで想いを繋げていくんだなぁと、優しさを目一杯感じました。
人の心をほぐして包み込んでくれるような、七星さんの人柄がまわりに伝染していくようです。
どのお話も良かったのですが、私は特に七十八年目の手紙にグッときました。
手紙を解読しながら知らない人たちの優しさに触れ、新たな世界に踏み出す。
自分の背中も押してもらったような素敵なお話でした。
そしてなにより、手紙の内容がすごく良い。時を越えた想いが届いて本当によかったです!
前作よりもパワーアップした感動に、うるうるしっぱなしでした。
素敵な作品をありがとうございました!

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天国からの宅配便の続編。表題作を含む四話。前作未読の方は前作を先に読むとさらに泣けるはず。
「天国宅配便」が届けるのは依頼者から託された遺品。そこには最期の思いも共に託されていた。
依頼者が届けたい思いや、届くまでの人の温かさに四話とも泣いた。特に表題作では幾重にも優しさに包まれた贈り物を届けたいという思いに号泣した。さらに泣ける今作をぜひ多くの人に届いてほしいと思う。

前作を読んだとき、生きているうちに相手に思いを伝えたいと思ったのに、コロナ禍で会えないまま今年も別れを経験した。
でも最期の言葉は交わせなくても、巡りめぐって私になにかを伝えてくれたのではないのだろうか。そんな前向きな思いになれる物語だった。

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天国宅急便の七星のお届け物が物語のきっかけとなる、第2部。
彼女が配達する故人からの最後の荷物、それは触媒だと思う。様々なものを背負い逝く故人からのその贈り物。それはもらった人が来し方を振り返り、新たな方向へと一歩を踏み出すキッカケとなる触媒。でも彼女は知らない。ただ真心を込めてそれを運ぶだけ。その後に何が起きたか知ることなく、今日もまた遺品を届けに行く。
今回は「七十八年目の手紙」が最も印象に残った。読めない手紙を巡る、国と言葉を超えた人々のリレーの連なり、想いの繋がりが心にいつまでも残った。次は「わたしの七人の魔女」。今までにないほどの意外なすれ違いの解決に七星も大活躍。そしてエピローグで、七星のあまりにも真摯な態度に、改めてじーんときた。
第3部も期待したい。

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前作を拝読してないが、とても楽しめた。
特に『第四話わたしの七人の魔女』が好きだった。
生前伝える事が出来なかった想いを、天国宅配便に託す。作中の「人生最期の願いであり、祈り」は受取人の人生をも変える。
一方的に送りつけられる宅配便。故人の自己満足の様にも見える。けれども、遺されたものが先に進む為に必要な贈り物だったと思う。
誰かを想うことの大切さに気づかせてくれる、この上なく優しい物語に癒された。

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前作も楽しんだので、今回も期待を持ってページをめくった。
期待を裏切らない、どれも感慨深い内容だった。
それぞれのエピソードの主人公はどれも自分とは違う立場で性格も違うけれども、自分の中にも彼らと同じ気持ちはあって、どこか共感しながら読み進める。
特に「七十八年目の手紙」と「最後の月夜を君と」。
昨年、少し沖縄のハワイ移民について調べていた時に、ハワイでの戦争について学ぶ機会があり戦争の残酷さは何も戦場だけではないと改めて知った。
仁美のように気づくことができれば、78年前の悲しさを繰り返すことはないだろうと思う。
最後の夜……は、ある予感を持って読み進めていて、そうであって欲しくない展開になってゆくのだけど、結末は一種のカタルシスを感じるものだった。
天国宅配便については今回も全容はわからず。
次の楽しみがありますね。

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依頼人の遺品を、
しかるべき人のところへ届ける天国宅配便。

届いた人の心に前向きさをくれたり、
なんとか想いを届けてあげたいと協力し合う優しさがあったり、
ずっと伝えたかった想いがあったり、
優しさからすれ違った人たちの想いがあったり。

どの依頼にも、
送る人の気持ちがこもっていて、
相手に届いて本当によかったとあたたかな気持ちになる四作の短編集。

送る側も、
どうしても伝えたかったことを届けてもらえるこんな宅配便があることで、
きっと心が穏やかになる部分もあったのかなと思う。

前作は未読なので読んでみたい。

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気持ちは伝えなければ伝わらない。もし、相手に伝えないままこの世を去ってしまったとしたら、その思いは伝わらないままになってしまうかもしれない。去る人、遺された人それぞれの想い汲み取り精一杯力を尽くしてくれる天国宅配便。こんな宅配便が実際にあればきっとたくさんの人々の心が救われるはず。今回もそんなふうに思ってしまうほどすべての話に心を打たれた。私も大切な人に伝えていないことがあるかもしれない。いや、絶対にある。どんな方法で伝えよう。切なさを優しく包み込んでくれる物語。感動しました。

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前作に引き続き、心がぎゅっとなるような、涙がじんわりにじんでくるようなお話ばかりでした。遺品が届くと聞くと悲しい、切ないお話かなと思いがちですが、送る人、受け取る人、その周囲の人たち、そして届ける人と、それぞれの優しさを感じられて、本当に心が温かくなります。

天国宅配便から荷物を受け取る人たちは、全員が必ずしも善人というわけではなく、もし現実にいたら冷たく接してしまうだろうなと思う人もいます。皆それぞれの事情を抱えていると頭では分かっていても、実際には寛容になれない自分がいるのです。それでもこの本を読むと、何かきっかけがあるだけで誰しもいい方向へ進める可能性があるのだと、人の勇気と善意を信じたくなりました。

人は誰しも繋がりのなかで生きていて、そこには優しさや大切な思い出が生まれて、それが巡り巡って誰かの背中を押したり、自分を支えてくれたりする。作品の中では、天国宅配便の七星さんが亡くなった人からの荷物やメッセージと、その思いを伝えようとしてくれるけれど、現実では伝えたい相手に自分から伝えようとしなければ、何も生まれてくれない。だからこそ自分の気持ちを素直に伝える努力をしよう、そう思わされました。

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依頼人が亡き後、遺品を届ける「天国宅配便」前作同様とても良かったです。亡くなった人の想いがこもった贈り物を受け取った人は、品物以上に心に大切な故人の想いが届く。それは受け取った人のこれからにきっと力を与えてくれると思う。4編どれもが素敵なストーリーでした。「おひさま満腹教」の七星さんもとっても魅力的です。

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ご依頼人の遺品をしかるべきところへお渡しする、天国宅配便。受け取った人々は驚きながらも過去や真実を求めようとする。

1話目は受取人が転売ヤーだったのでちょっとイラッとしたが、曽祖母宛の手紙、庭師の岩子、7人の魔女、どの話も人と人の繋がりに胸が熱くなりました。

読み終ってから前作があるのに気がつきました。七星にまた会いたいな

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自分がこの世を去った後に、大切な人に贈りたい物を宅急便に託す、まさしく天国からの宅急便の話である。配達するのは、意外にも職務に忠実な若い女性。その配達人さんから、荷物を受け取る事になる人たちの短編をまとめた小説である。突然の天国からの贈り物に驚き、その死を悼み、ある人はよからぬ事を企てようとし、またある人は受け取るのを必死で拒んだりしながら、皆、自分自身や、贈り物を受け取った家族、天国から贈り物をよこした、かつて良く見知った「あの人」との過去へと向き合っていくことになる。どの話も、贈り物によって、意外な事実を知らされたり、後悔したり。でも、皆、贈り物ときちんと向き合って、これからの日々を自分の足で生きていこうという、そんな救いが感じられる短編集だった。最後のエピローグでは、配達人さんの所属する事務所が出て来る。全部が全部、贈り物を渡せる訳ではなくて、その時、配達人さんは一体どうするのか。職務に忠実な配達人さんは、全ての短編に登場していて、読み手を和ませてくれる。常に、顧客に寄り添って職務をまっとうする、若い配達人さんが、この小説の重たいテーマを少しコミカルにして、和ませてくれた気がする。

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前作からのファンが心待ちにしていたシリーズか 二作目。天国からのメッセージをひたむきに届ける七星さん。もう少し彼女のことも知りたいと思いつつ、それぞれのお話に今回も没頭。そして終盤に七星さんパートが少しあって、彼女の人となりを垣間見れていいラストだった。「七十八年目の手紙」を印象に残った作品として挙げる方が多いと思うが、私は「最後の月夜を君と」が心に残った。岩子と広之のお互いを思う気持ちがラストステージでスポットライトを浴びて、「いつまでもそこにあり続ける想い」として素敵なフィナーレを飾ったような印象的なエンディングに酔いしれた。

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亡くなった方の、大切な誰かへの荷物を届ける宅配便。本当にこんな素敵なことがあったら…そう思いながら読みました。
伝えたかった「ありがとう」や「ごめんね」
受け取った人にだけわかる亡くなった方からのメッセージ、想いがこの先ずっと心の中で残って時には支えになりお守りになってくれるような、そんな気がしました。
とても心にのこる優しくて温かなお話。
これからもたくさんの想いが紡がれてゆきますようにー。

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亡くなった方が生前に依頼して届けて欲しい人のところに遺品を届けるサービス、「天国宅配便」の依頼先をまとめた短編集。
前作に続いて今作も優しい作品でした。
既読でなくても問題ありません。
贈り主の想いにこちらまで一緒に救われた気分になる。
3話の「最後の月夜を君と」は涙が出た。
4話の「わたしと七人の魔女」は途中RPGみたいだなぁと楽しみながら読んだ。各話、優しさの中にも色んなカラーを感じることができて読むたびに違う感想が出てきそうだと思った。
またまた続編がありそうでとても楽しみです。

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転売ヤーに届いた値打ちもののカメラ、戦時中を生きたひいおばあちゃんへ届いた手紙、庭師の女性へお屋敷の主から届けられたもの、七人の老女からとどいた招待状…遺品を届けてくれる宅配屋さん。もう今はいない、あの人から届いた贈り物が起こしたちいさな奇跡たち。登場人物たちが届け物を受け取った時、私たち読み手にも魔法のように希望が見えてくる。1作目を読んでいないのですが、2作目のこの作品から読んでも大丈夫。心に染みる作品でした。

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大切な人との時間をより大切にしたくなる作品。

超常的な力で死者から贈り物が届くような話と思って敬遠していましたが、全然違いました。
余計な要素抜きで丁寧に描かれているのは、人の優しさであり、別れの切なさです。

特に、小学5年生の女の子が曾祖母に届いた謎めいた手紙のために奔走する『七十八年目の手紙』が良かった!様々な国の人を巻き込んで優しさの輪が広がっていく展開には胸が熱くなり、歴史の暗部に触れるくだりには、新鮮な驚きがありました。

前作は先月、受験者数日本一という中学の入試問題で使われたので読んでみましたが、今作も大当たりですね。

続きが待ちどおしいですよ。

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天国からの宅配便の続編。4編からなる短編集。天国の宅配便は遺品を配達するサービスで、今回も配達するのは七星律。初めて「天国からの宅配便」を読んだときほどの感動はなかったが、よかった。4つの話の中で好きだったのは、男勝りで実直で植物が大好きな造園師岩子と、大温室に珍しい植物を数多く育てているお金持ちの家の息子との淡く切ない恋を描いた「最後の月夜を君と」と、ネグレクトの親から逃げるように、一人暮らしのおばあさんたちの家を、毎日日替わりで渡り歩き世話になっていた女の子に届いた贈り物「わたしと七人の魔女」次回また続編が出たら読んでみたい。

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前作を未読でしたが、じゅうぶん味わえました。大切な人への最後の届け物。配達員の天国宅配便の七星さんの真面目で熱意ある仕事ぶりがあるからこそ、受取人たちも徐々に心を開いていくのでしょう。表題作の「七十八年目の手紙」には、約束の重みとまっすぐな友情と、人と人とのつながりを考えさせられたし、戦争の傷の深さにも思い至る。「最後の月夜を君と」は岩子の気持ちの切なさがこらえきれなかった。そして掉尾を飾る「わたしの七人の魔女」の亜美が、信じること、真実の愛に気づけたことがとてつもなく嬉しかった。あなたは愛されていたんだよと寄り添いたくなった。読めて良かったです。ありがとうございました。

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四つのエピソードから構成される連作短編集で、意外な結末だったり明らかになってゆく優しい想いが心に染みるなかなか印象な物語になっていました。個人的には積み重ねてきた関係を大切にする岩子のエピソードが好きで印象に残りました。

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依頼人の託された遺品を届ける業者「天国宅配便」
遺品と共に依頼人の思いも届けられる。
届けられる人にとっては思い出したくもない、目を背けたくなるような事情があったりする。
依頼人を知る人を辿りながら、依頼人の思いに気づいて、一歩前へと踏み出す。
どの話もよかったが、3話「最後の月夜を君と」と4話「わたしの七人の魔女」が好み。
感動した。😂

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天国からの宅配便の続編、4つの短編集、人生最後に届ける宅配便が本当にあったらすごく素敵なことだと思った。色々トラブルがあったけど最後はとても感銘を受けました。
また続編を希望します。シリーズ化して欲しいです。

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天国からの宅急便?天使が届けてくれるもの?とあり得ないファンタジーかと思いましたが、もっと現実的なお話。でも、亡くなった人の想いが伝わってきて、心温まるお話でした。斜に構えている人たちの心がほぐれる話。辛い思いをしてきたのが、なんとなく報われてようなお話。自分も頑張ろうと思いました。

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依頼人から託された遺品の配送を専門とした一風変わった「天国宅配便」待望のシリーズ第2弾。
大切だからこそ伝えられなかった想いを、これ以上ないタイミングで刻む、優しさエッセンス満載の物語。ファンタジックな題も、家族ではなく業者を使う事で少し素っ気なくも思える設定も、両方良い裏切り。ありがちな下手な魔法なんかより奇跡に思える人との繋がりや、誠実な配達員の熱意が、見えないものを可視化していく感覚に「これを求めていた」と胸が震えた。
4編+エピローグ全てが印象的。3話を除く3編は遺品と共に巡る展開自体は少し似ているものの、主人公の性格の違いが作品に色濃く出ていて、違う面白さをたくさん味わえた。どれも温かく心地好さにただただ浸ってしまいそうになるけれど、LGBTQ・戦争・階級社会・ネグレクトなど現代の問題を然り気無く組み込んでいる所が、ぬくぬく一辺倒じゃなくてとても良かった。

1話の再生、2話の輪、3話の儚さ、4話の誤解、エピローグの信念、余すところなく完璧でした。

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