笑い神

M-1、その純情と狂気

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刊行日 2022/11/24 | 掲載終了日 2023/03/05

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内容紹介

M‐1とはネタの壮大な墓場でもあった。

にもかかわらず漫才師たちは毎年、そこへ向かった――。

一夜にして富と人気を手にすることができるM‐1グランプリ。いまや年末の風物詩であるお笑いのビッグイベントは、吉本興業内に作られた一人だけの新部署「漫才プロジェクト」の社員、そして稀代のプロデューサー島田紳助の「賞金をな、1千万にするんや」という途方もないアイディアによって誕生した。

このM‐1に、「ちゃっちゃっと優勝して、天下を獲ったるわい」と乗り込んだコンビがいた。のちに「ミスターM‐1」「M‐1の申し子」と呼ばれ、2002年から9年連続で決勝に進出した笑い飯である。大阪の地下芸人だった哲夫と西田は、純情と狂気が生み出す圧倒的熱量で「笑い」を追い求め、その狂熱は他の芸人にも影響を与えていく――。

芸人、スタッフ80人以上の証言から浮かび上がる、M‐1と漫才の深淵。

笑い飯、千鳥、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、キングコング、NON STYLE、スリムクラブ……。漫才師たちの、「笑い」の発明と革新の20年を活写する圧巻のノンフィクション、誕生!

M‐1とはネタの壮大な墓場でもあった。

にもかかわらず漫才師たちは毎年、そこへ向かった――。

一夜にして富と人気を手にすることができるM‐1グランプリ。いまや年末の風物詩であるお笑いのビッグイベントは、吉本興業内に作られた一人だけの新部署「漫才プロジェクト」の社員、そして稀代のプロデューサー島田紳助の「賞金をな、1千万にするんや」という途方もないアイディアによって誕生した。

このM‐1に、「...


出版情報

ISBN 9784163916323
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 384

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NetGalley会員レビュー

M-1はいつから「国民的行事」になったのか、そしてなぜM-1だけが「国民的行事」でいられるのか。
この書を読むと、その謎が解ける。
M-1が今のポジションに至ったのは、関係するスタッフ、審査員、そして何より出場する芸人たちが長い時間をかけてM-1をお笑いの最高の賞に育てていったからだ。もちろん1000万円という賞金、芸歴の制限、シンプルだかよく考えられたシステムなどがM-1を権威づけてきた。しかし決定的なのは、芸人の熱意だ。
そしてこの書は、笑い飯を軸にして漫才の歴史を語る。M-1がなぜ栄え、THE MANZAIがなぜ滅んだのか。その必然も示される。
この書を読んでいると、芸人がテレビの世界を席巻していることがあまりにも当然であると納得できる。

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いまや年末の風物詩となった感のあるM1を若手から神とあがめられる存在である笑い飯というコンビを軸としたノンフィクション。

個人的な話だが、わたしは2回会場で決勝を観覧したことがある。
それも過去最高と目される2019年と直近の大会である2022年だ。
この本にあるように漫才はケンカだ。
熱量である。

この本ではM1が休止する2010年までを追っている。
それはなぜか。
4分に込められた漫才師たちの思い、胸が熱くなる。

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