レーエンデ国物語
多崎 礼
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刊行日 2023/06/14 | 掲載終了日 2023/06/13

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内容紹介
家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出た。
こんなファンタジーを待っていた!
美しい世界に見惚れ、生き様に心奪われる
絶賛沸騰の王道ファンタジー
田中芳樹先生をはじめ推薦多数!
読書メーター読みたい本ランキング★★★1位★★★
(週間 2023年4月28日~5月4日)
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聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。
呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。
空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。
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この波瀾に満ちた別世界をヒロインとともに歩めるのは読者(あなた)の特権です
―――田中芳樹(『アルスラーン戦記』)
魅せられた。銀呪の地、レーエンデに。
ファンタジーはこうでなくっちゃ!
―――柏葉幸子(『霧のむこうのふしぎな町』)
読後、放心し、空を見上げ、トリスタン、と呟く。
―――恒川光太郎(『夜市』)
これから寝床に入る者は幸福だ。
朝よ来るなと怯える夜も、この物語があればいい!
―――紅玉いづき(『ミミズクと夜の王』)
懐かしい幻想の薫りに浸る、幸せな読書でした。
――行こう。恐ろしくも美しい、レーエンデの国へ。
―――柳野かなた(『最果てのパラディン』)
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著者・多崎 礼(たさき れい)
2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。
著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。
出版社からの備考・コメント
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
★★★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。
★★
おすすめコメント
毛布にくるまって、夢中になって本を読みふけったことはありますか。
この王道ファンタジーは、そのときの気持ちを思い出させてくれました。
その目で確かめてみてください。
幻想の地があなたを待っています。
―――編集担当者より
毛布にくるまって、夢中になって本を読みふけったことはありますか。
この王道ファンタジーは、そのときの気持ちを思い出させてくれました。
その目で確かめてみてください。
幻想の地があなたを待っています。
―――編集担当者より
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★★
出版情報
ISBN | 9784065319468 |
本体価格 | ¥1,950 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー

SNSで書店員さんたちが絶賛していたのでとても楽しみにしていた。
夢中になりあっという間に読み終えてしまったが、ただ美しい世界と人間模様に心動かされてしばらく放心状態だった。こんなにも夢中になるファンタジーは久しぶりだ。この本を読めて幸せだと素直に思う。書店員さんが絶賛されているのも納得した。
少女ユリアは馬に乗り父と共に旅に出た。
行く先は呪われた土地「レーエンデ」レーエンデには特有の《銀呪病》という全身が銀の鱗に覆われ、死に至るという特有の風土病がある。
地名が出てくる度に冒頭の地図に戻り場所の確認をする。この地図を見ているだけでも、私も物語の中で新しい旅をしている!という高揚感があった。
そしてレーエンデではある一族は巨木の洞で暮らしていたり、光る虫を集めてランプを作ったり、シャボン玉みたいな泡虫などなど王道のファンタジーとして頭の中でその風景を存分に楽しめる。
風土病である《銀呪病》に罹患する原因である場面ですらその美しさに心を持っていかれる。
ファンタジーが好きなので、全てにはまってしまった。ファンタジーあまり読まないという人にもぜひ届いてほしい。
第一巻ということで、次はどんな場所を旅するのか、どんな物語が待ち受けているのか今後がとても楽しみです。

「喜びと悲しみが狂おしいほどに胸をかきむしる。このまま時が止まればいい。この瞬間が永遠に続けば良い。でなければ世界など終わってしまえ。何かもが崩れ落ちて、焼け野原になってしまえ」
物語中盤の主人公ユリアの内面を描写した一節があまりにも衝撃で、これ以上ないほど的確で、何度も戻って読み返してしまうくらい共感した。人生の中でこれくらい心をわしづかみにされる瞬間というのは、きっと誰しも経験があると思う。
そう、例えば素晴らしい読書体験をして、刻々と減っていく残りのページに終わりを感じてしまったとき。最後のページまで辿り付いてしまって、主人公と共に辿った物語と、もう共に辿れない世界について思い馳せて泣いてしまったとき。
帝国の中心にある独立した緩衝地帯で、古代樹を住処に暮らし、銀呪病という不治の病が発症するレーエンデ。
偉大な英雄である父を持って誇りに思いながらも、自分はからっぽだと感じている少女ユリアが、はじめて故郷を飛び出して父の語ったその美しい地に足を踏み入れてから、彼女の壮大な物語は動き出した。
元傭兵で複雑な境遇を持つトリスタンとの出会い。彼と互いに影響を与えあって、恋をして、自分のために、相手のために、大切な人のために前向きに生き足掻く。
時を戻せたとしてもきっと同じ道を選ぶという彼らが、正解なんてわからないけどただ後悔しない道を選ぼうとする彼らが、まっすぐに生きて戦う姿が、何よりも美しいレーエンデという世界を象徴している。
ただ個人的には、終章は蛇足気味で勿体なかったかな。
年に何本かは読みたい重厚な王道ファンタジーでとても楽しかった。

レーエンデの不思議な現象や、人々の生活、風土病などが効果的に世界観を形作っていて、物語に引き込まれます。それだけでなく、物語の中で登場人物のいろいろな生き方や考え方に触れたり、テンポの良い会話を楽しんだりして、なかなかの長編だったはずなのに、あっという間に読み終わってしまいました。物語はまだ完結していない感じがするので、ユリアの何代か先の世で再び物語が動きだすのではないかなと期待しています。

日頃ファンタジーはあまり読まないけど、この本は面白かった!
世界観や人物像がしっかり書かれているので、読んでいて迷子にならない。
ファンタジーにありがちな「これは地名?それとも人名?えっ国名なの?」という引っ掛かりがない。
どっぷりハマって、読んでいる最中は私が今いるのは地球の日本という国なのかレーエンデなのか混乱するくらいだった。
更に銀呪病がいいアクセントになっている。一見美しいと思うのに不治の病気だなんて矛盾が感じられてますますこの世界に没頭。

この世ならざるものが棲み、この世ならざることが起きる場所として恐れられてきた『呪われた土地』、レーエンデ。
州首長の娘、ユリアはレーエンデで生きる道を見つけて、レーエンデの民になる誇りのため戦う。
それは彼女自身の自由を得るための戦いでもある。