レーエンデ国物語

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レーエンデ国物語 第3巻
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刊行日 2023/06/14 | 掲載終了日 2024/02/29

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内容紹介

//  4巻『レーエンデ国物語 夜明け前』は、2024年4月17日発売予定!! //

家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出た。
こんなファンタジーを待っていた!

美しい世界に見惚れ、生き様に心奪われる
絶賛沸騰の王道ファンタジー
田中芳樹先生をはじめ推薦多数!

読書メーター読みたい本ランキング★★★1位★★★
(週間 2023年4月28日~5月4日)

* * * 

聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。
呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。

空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
その数々に魅了されたユリアは、はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。

*関連リンクより試し読みができます*
--------------

この波瀾に満ちた別世界をヒロインとともに歩めるのは読者(あなた)の特権です
 ―――田中芳樹(『アルスラーン戦記』)

魅せられた。銀呪の地、レーエンデに。
ファンタジーはこうでなくっちゃ!
 ―――柏葉幸子(『霧のむこうのふしぎな町』)

読後、放心し、空を見上げ、トリスタン、と呟く。
 ―――恒川光太郎(『夜市』)

これから寝床に入る者は幸福だ。
朝よ来るなと怯える夜も、この物語があればいい!
 ―――紅玉いづき(『ミミズクと夜の王』)

懐かしい幻想の薫りに浸る、幸せな読書でした。
――行こう。恐ろしくも美しい、レーエンデの国へ。
 ―――柳野かなた(『最果てのパラディン』)

* * *

著者/多崎  礼(たさき・れい)
2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。
著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

//  4巻『レーエンデ国物語 夜明け前』は、2024年4月17日発売予定!! //

家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出た。
こんなファンタジーを待っていた!

美しい世界に見惚れ、生き様に心奪われる
絶賛沸騰の王道ファンタジー
田中芳樹先生をはじめ推薦多数!

読書メーター読みたい本ランキング★★★1位★★★
(週間 2023年4月28日~5月4日)

* * * 

聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られ...


出版社からの備考・コメント

★大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
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ご...

おすすめコメント


毛布にくるまって、夢中になって本を読みふけったことはありますか。

この王道ファンタジーは、そのときの気持ちを思い出させてくれました。

その目で確かめてみてください。

幻想の地があなたを待っています。

  ―――編集担当者より


毛布にくるまって、夢中になって本を読みふけったことはありますか。

この王道ファンタジーは、そのときの気持ちを思い出させてくれました。

その目で確かめてみてください。

幻想の地があなたを待っています。

  ―――編集担当者より


販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願い致します。

★★



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ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★

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恐れ入りますが<講談社...



NetGalley会員レビュー

SNSで書店員さんたちが絶賛していたのでとても楽しみにしていた。
夢中になりあっという間に読み終えてしまったが、ただ美しい世界と人間模様に心動かされてしばらく放心状態だった。こんなにも夢中になるファンタジーは久しぶりだ。この本を読めて幸せだと素直に思う。書店員さんが絶賛されているのも納得した。

少女ユリアは馬に乗り父と共に旅に出た。
行く先は呪われた土地「レーエンデ」レーエンデには特有の《銀呪病》という全身が銀の鱗に覆われ、死に至るという特有の風土病がある。
地名が出てくる度に冒頭の地図に戻り場所の確認をする。この地図を見ているだけでも、私も物語の中で新しい旅をしている!という高揚感があった。
そしてレーエンデではある一族は巨木の洞で暮らしていたり、光る虫を集めてランプを作ったり、シャボン玉みたいな泡虫などなど王道のファンタジーとして頭の中でその風景を存分に楽しめる。
風土病である《銀呪病》に罹患する原因である場面ですらその美しさに心を持っていかれる。
ファンタジーが好きなので、全てにはまってしまった。ファンタジーあまり読まないという人にもぜひ届いてほしい。

第一巻ということで、次はどんな場所を旅するのか、どんな物語が待ち受けているのか今後がとても楽しみです。

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「喜びと悲しみが狂おしいほどに胸をかきむしる。このまま時が止まればいい。この瞬間が永遠に続けば良い。でなければ世界など終わってしまえ。何かもが崩れ落ちて、焼け野原になってしまえ」
物語中盤の主人公ユリアの内面を描写した一節があまりにも衝撃で、これ以上ないほど的確で、何度も戻って読み返してしまうくらい共感した。人生の中でこれくらい心をわしづかみにされる瞬間というのは、きっと誰しも経験があると思う。
そう、例えば素晴らしい読書体験をして、刻々と減っていく残りのページに終わりを感じてしまったとき。最後のページまで辿り付いてしまって、主人公と共に辿った物語と、もう共に辿れない世界について思い馳せて泣いてしまったとき。

帝国の中心にある独立した緩衝地帯で、古代樹を住処に暮らし、銀呪病という不治の病が発症するレーエンデ。
偉大な英雄である父を持って誇りに思いながらも、自分はからっぽだと感じている少女ユリアが、はじめて故郷を飛び出して父の語ったその美しい地に足を踏み入れてから、彼女の壮大な物語は動き出した。
元傭兵で複雑な境遇を持つトリスタンとの出会い。彼と互いに影響を与えあって、恋をして、自分のために、相手のために、大切な人のために前向きに生き足掻く。
時を戻せたとしてもきっと同じ道を選ぶという彼らが、正解なんてわからないけどただ後悔しない道を選ぼうとする彼らが、まっすぐに生きて戦う姿が、何よりも美しいレーエンデという世界を象徴している。

ただ個人的には、終章は蛇足気味で勿体なかったかな。
年に何本かは読みたい重厚な王道ファンタジーでとても楽しかった。

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レーエンデの不思議な現象や、人々の生活、風土病などが効果的に世界観を形作っていて、物語に引き込まれます。それだけでなく、物語の中で登場人物のいろいろな生き方や考え方に触れたり、テンポの良い会話を楽しんだりして、なかなかの長編だったはずなのに、あっという間に読み終わってしまいました。物語はまだ完結していない感じがするので、ユリアの何代か先の世で再び物語が動きだすのではないかなと期待しています。

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日頃ファンタジーはあまり読まないけど、この本は面白かった!
世界観や人物像がしっかり書かれているので、読んでいて迷子にならない。
ファンタジーにありがちな「これは地名?それとも人名?えっ国名なの?」という引っ掛かりがない。
どっぷりハマって、読んでいる最中は私が今いるのは地球の日本という国なのかレーエンデなのか混乱するくらいだった。
更に銀呪病がいいアクセントになっている。一見美しいと思うのに不治の病気だなんて矛盾が感じられてますますこの世界に没頭。

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この世ならざるものが棲み、この世ならざることが起きる場所として恐れられてきた『呪われた土地』、レーエンデ。

州首長の娘、ユリアはレーエンデで生きる道を見つけて、レーエンデの民になる誇りのため戦う。
それは彼女自身の自由を得るための戦いでもある。

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体が銀の鱗に蝕まれて亡くなってしまう病銀呪病が流行るレーエンデと、その地に惹かれる十三月生まれの乙女の物語でした。
恋愛や友情あり、裏切りあり、戦いありの話で一気に読み進めることができました。
トリスタンもユリアも幸せになってほしいと祈るような気持ちになりました。
ストーリーは重たかったり、悲しかったりしますが、会話は現代風な軽快さもあり、若い読者の方にも親しみやすいのではないかと思いました。

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ファンタジーなのに、どこかにこんな国があったのかもしれないと思ってしまうくらい細かな舞台設定。
それだけに決して簡単なハッピーエンドにはならない物語。
ユリアやトリスタンなど登場人物たちの境遇を想うと、胸が苦しくなってしまう。
レーエンデにも、ユリアたちにも幸せになってほしいと思う。
ライトノベルが好きな層にもおすすめできる。

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また一つ新しい世界を知ることができました。
間違えたら後世に歴史の本として
残ってしまいそうなくらい緻密な世界観作り。
ワクワク感もさることながら、
切なさ、儚さも本作では魅力です。
人を思い続けることがどれだけ、
人を強くさせるのか。
主人公の姿をみて学びました。
たとえ会えなくとも、生きていれば
きっとどこかですれ違えるだろう。
そんな儚くも強い志に感動。
思い出は止まるものではなく、
その人と一緒に成長していくものです。
現実だったことが自分の頭の中で
良くも悪くも塗り替えられていきます。
そこに儚さが生まれるんだと思います。

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レーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく展開で、それぞれ秘密を抱えながら、自分のなすべきことを見据えて覚悟を決めるヘクトルやトリスタン、そして彼らの生き様を見て自らがすべきことを見出してゆくユリアの成長があって、激変してゆく状況に翻弄されながら、それでも各々がなすべきことをやり遂げる強さが心に響く重厚で読み応えのある王道ファンタジーでした。

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日本人の描くファンタジーに興味がありリクエストさせていただきました。

日本人の描く西洋的なファンタジー作品が評価されるようになったのはいつの頃からか考えてみると、個人的には向山貴彦さんの『童話物語』が思い浮かびます。
構築された世界観とそこに生きる人々。世界を揺るがすほどの事件を前に、主人公の活躍と成長がファンタジー世界と相まって最高の物語に仕上がる。それを日本人も描けるのかと膝から崩れ落ちました。

今回選んだ本作『レーエンデ国物語』は近年稀に見るファンタジー傑作です。

宗教、種族同士の争いなど、現代社会でも問題になる事柄を根底に世界観が構築されているため、深く理解でき、尽きることない争いに心を痛めながらユリアとトリスタン、そして偉大なる父ヘクトルの活躍があまりにも熱く、泣けます。全員が互いを思いやり、だからこそ起きた悲痛な出来事に胸を打たれました。

2023年の8月にはもう次巻が刊行されることが決まっているとのこと、次の物語に早くも期待してしまいます。

作者の多崎礼さんと、出版社の皆さんに、この物語を届けてくれて感謝です。

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壮大なファンタジーの始まりに心躍る気持ちを隠しきれない。そんな気持ちで読み進め、大満足の内に本を閉じ、早くも続刊が気になっている。魅力的な登場人物も本作の素晴らしいところだと思うが、中でもトリスタンはホントにカッコ良かった!歴史の中では埋もれてしまった陰の英雄に拍手と敬意を送りたい。

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とにかく感動して、涙がとまりませんでした。この美しい世界に一瞬にして引き込まれました。トリスタンに出会い徐々に輝きを増すユリア、苦境にも屈せず強い意志を持ちユリアを守ろうとするトリスタン。彼らの諦めずに前を向く姿に胸が熱くなりました。特にトリスタン。ああなんて男前なんだ。
読むのがもったいないけど読む手が止まらない素晴らしい物語でした。

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いや、ほんと、少しずつ読むつもりだったんですよ。けど、気づいたらベッドに横になって息を潜めながら一気読みしてしまいました。
ああ…私の心もレーエンデに暫くいっています。多崎礼作品はいつもそう。大好きな「夢の上」シリーズもそうでした。ユリア達の生き様が鮮やかに、見ていたわけではないのに目に焼き付いているかのよう。
もう、多くは語るまい。とても語り尽くせません。この思いは読んで味わってほしい。彼らは美しく力強く生きたのだと、沢山の人に知ってほしい。

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幻想的な世界に心を奪われた。
ユリアは幼少の頃、父ヘクトルからレーエンデの様子を聞き、「まるでお伽噺の国みたい!」と興奮するのだが、ユリアと同じような気持ちになった。
美しさはお伽噺かもしれないが、物語は濃厚で、多くの部族や国のいろいろな立場の人物の思惑が入り乱れ、大河ドラマのようだった。

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前評判が良すぎたのと、自分で勝手に期待値を上げすぎていてなかなか読み始めることができなかったのですが、いざページを開くとあっという間でした。ファンタジーというより、幻想物語といった言葉の方がしっくりくる気がします。最後、駆け足で進んだ感じが若干ありましたが、全3巻ということなので細かいところなどは次巻以降で語られるのでしょうか。続きが気になるお話。
ただ、私の店ではどうにも動きが鈍い……頑張って売りたいと思います。

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感動のあまり読み終えるのが辛いと思える作品でした。
物語世界をしっかり思い浮かべることができたので、読書再開の時は自分もレーエンデに戻るという感覚でした。
トリスタンの気持ちの揺れが絶妙で大人でも子供でもない不思議な魅力に溢れていました。
この先読み返し続ける物語だと思います。

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人物紹介から美しかった。守られて育ってきただけではない主人公に、引き込まれる冒険譚。不思議な世界観と彩る様々な種族の人々。これからどうなるのかも気になる一冊。コアなファンがつきそうな大人のファンタジー。

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圧倒的な世界観。
美しい描写。
息を飲むような展開。
どれをとっても完璧な作品でした。
子供の頃、先が気になって夢中になって読みすすめていた気持ちを思い出しました。
家族の物語でもあり、愛の物語でもあり、
1人の人間の成長物語でもあり…
気づいたら物語の中を泳いでいる感覚でした。素晴らしいファンタジー小説です!

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騎士団が活躍する国取り合戦、妖気を放つ幻や精霊の森…この手のファンタジーは大好物なのである。が、最初は話の展開の核がよくつかめず、ややこしいカタカナ名の登場人物や10を超える帝国の国名に(それも、私の大嫌いな「ヴ」の付く名前ばっか)に少々うんざり。 何が言いたい?どこへ進むんだ?この話? が、神の御子の存在が見えてきたあたりから、話は一気に方向性を示し加速しはじめ、面白い事この上ない。後半はユリア、トリスタン、ヘクトル、それぞれの思いと諦めない生き方に魅了され、トリスタンの魂がどこかに漂ってはいないかと、夜空を見上げてしまう程。終章で語り尽くされてしまった彼らの人生。だけど、話は続くんでしょ??この先話はどう展開する??エールデはどうなる?もう、気分は次巻にすっかり取り込まれてしまった。

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『レーエンデ国物語』

シュライヴァ州の首長の弟のヘクトルのもとに生まれたユリア。最強の騎士団の団長である父ヘクトルとレーエンデに向かう。そこで、トリスタンと出会い、運命が動き出す。

ユリアとヘクトル、ユリアとトリスタン、ヘクトルとトリスタンとの関係性、そして、そこに関わってくる登場人物たちも、それぞれ過去を持っていたりと魅力的でどんどんと引き込まれた。

ユリアは、自分の意思を持ち成長していく、トリスタンは、過去や迫りくるものに向き合いながら心を開いていく、ヘクトルは、自分の大きな役割に目覚めていく。
不思議な場所レーエンデですべてが詰め込まれたような壮大な物語だった。 

ヘクトルとトリスタンのやりとりが良く、まさにバディ、トリスタンとユリアもお互いを思いやっている、ハラハラドキドキで読み進められた。

人間は誰でも役目を背負って生まれてくる。どんな人間にも生涯かけて成すべき仕事がある。グサリときた…2巻も大変楽しみだ。

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レーエンデの風景の細やかな描写で、目の前にレーエンデが浮かび上がりました。
人々のキャラもよくて、すっかり引き込まれてしまいました。

願わくば、続きのお話が出ることを願ってます!!
もっとレーエンデのお話を読みたいです。

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呪われた土地と呼ばれてきたレーエンデ。
満月の夜に現れる幻の海に触れると、不治の病「銀呪病」に侵されてしまう。
しかし、そこでの暮らしは15才のユリアを引きつけてやまない。
英雄と呼ばれるユリアの父は民衆の未来のために、レーエンデと外地との交易路を開こうする。
部族間の争い、領主間のかけひき…。
これは、大人のファンタジー。

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多崎先生の嬉しい最新作。映画を見ているような躍動的な戦闘シーン、目に浮かぶような情景はこの物語の世界観が緻密に構成されているからだと思う。レーエンデの呪いとはなんなのか、前半の丁寧な暮らしの描写あって、登場人物たちの信頼と愛情の絆につながっている。美麗な挿画も物語に華を添えていて素敵!我々読者はこの物語とともに長い長い旅に出始めた。とても喜ばしい。

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500ページ弱で結構しっかりとした物語だった。
登場人物もとてもわかりやすい。
銀呪や伝説など、ファンタジーとして魅力的でお話もよくできていて面白かった。
トリスタンがとてもかっこよくて好きだった。

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ファンタジー小説は、久しぶりに読ませてもらいました。読み始めたらあっという間に物語に引きずり込まれてしまいました。これほどワクワクするほどのめり込むとは思いませんでした。ただ、トリニスタンとユリアの関係は、出来ることならもっと別の形が、いやヤッパリこれで良かった。多崎礼先生の次回作も今から楽しみです。

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幼い頃に夢中で本の世界へと入っていった、あの高揚感がよみがえってくるような、重厚なファンタジーでした。銀呪という抗えないものに対して諦めることなく立ち向かっていった彼ら。死を覚悟しているトリスタンだからこそ救いたい生、その象徴のようなユリア。自由に生きていくことがままならない世界で自由を願い、過去に因われず前を向き突き進むその勇気に感服しました。あらためてハイファンタジーの世界の魅力を存分に再発見するお話でした。面白かったです。

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英雄の父と訪れた銀の呪いに冒された幻想的な地で、沢山のはじめてを知り、宿命に抗いながら未来を切り拓く少女の壮大な物語。

圧倒的な世界観が光るファンタジーだが、ありふれた日常や突き刺さる心理描写が多く、こんな国が本当にあったかもしれないというリアリティも感じられ、ぐっと惹き込まれた。
美しい自然、迷信に凝り固まった民族の思想、断ち切れない未練、いろんな種類の情景がしっかりと浮かんできた。

あまりに辛いと心も動く事をやめようとするが、トリスタンにとっての「雨」を知った時、やっと救いを見出せた気がした。運命を超越した揺るぎない愛が生み出す王道ファンタジー、第一弾。

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こんなにも壮大なスケールのお話を体験したのはいつぶりだろう。
繊細さと力強さがあり、まるで映画を見ているかのように読みながら頭の中に音楽や情景が流れ込んできました。
読み進めるほどにページをめくる手が止められなくなり、この時間を誰にも邪魔されたくないと思うくらい、すっかり虜になりました。

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世界観がとてもよく作りこまれていて、情景も目に浮かぶようだった。
お姫様の冒険、腕の立つ騎士、身分違いの恋、幻想的な森、出征の秘密など、王道ファンタジーの要素がふんだんに盛り込まれているが、物語は決してありきたりではなく、ぐいぐい読ませる展開。
美しいレーエンデがどうなっていくのか、シリーズ続編が気になってしまう!

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陰謀と作戦とスリルと男気と愛が詰まった美しくて感動的なファンタジーでした。
幻想的で恐ろしい呪いはこの目で見てみたいと思わされました。
何度も何度も泣きながら読んで、最後は史実を読んでるような気持ちに…
素晴らしい作品を読まさせていただきました。

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読み終わるのがもったいなくてさみしくなる物語と出会ったのはいつぶりだろう。物語の世界にのめりこみ、真夜中に小さな明かりのもとで、大切に最後のページをめくったあの頃の気持ちを思い出す。
愛する人との子ども、大切な人と共に生きる未来、自分らしくいられる大好きな場所。手にできなかったものばかりに意識がいってしまいそうになる。こんなに胸が張り裂けそうな思いになるのなら、いっそ出会わなければよかった。そう思ってしまいそうになったけれど、どんな試練があろうとも互いに自分の身を投げ打ってまで守ろうとする彼女、彼らの姿を見て、それは違うと思い直した。失ったもの、手にできなかったものだけじゃない。それ以上に、出会えたからこそ手にできたもの、見えた景色があったんだ。愛する人、守るべきものがあれば人はこんなにも変われるのかと涙が滲んだ。
忘れられない一冊になりました。

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世界観も登場人物も魅力的で、物語に入り込めました。作品紹介にある、~読みふけったあの頃のあなたへ、とあるように まさに夢中で一気読みしました。たいへん読みやすかったですが、読み応えもありました。装丁も美しく、重量を感じ、目を惹かれます。

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ファンタジーは苦手なので普段は読まないのだけれど、本屋大賞にノミネートされたということでチャレンジした。さすがノミネートされただけのことはあり苦手なはずが惹き込まれて夢中で読んでいた。壮大な世界での自然の美しさや怖さ、人の優しさや心の醜さ、信頼と裏切り、とても濃い内容だった。これは是非映像化して欲しい。美しい世界を目で見てみたいです。

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巷で評判のレーエンデ国物語、楽しみに手に取りました。
正直、前半はなかなか物語が進まないように感じられましたが、
それもレーエンデの森の空気を、読者にたっぷり吸い込ませるためだったのでしょうか。
森の風景が自然に頭の中に描けるようになったころに、怒濤のように物語が動き出しました。

もっと華やかな物語を想像していましたが、
十二国記や守り人シリーズにまさるとも劣らぬ、容赦なく峻厳な現実と世界観。
1冊まるまるかけてまかれた物語の種が、次巻以降でどう芽吹いて育つか楽しみ。

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王道のファンタジーでありながら、壮大なるスケール感と緻密な背景描写(読み手の頭に絵を描かせる様な)は
流石だと思いました。読み進めながらもシンプルにストーリーが続くので典型的な顛末を想像してしまいましたが、最後にパズルの1ピースに過ぎない様なエンディングは想像以上のスケール感だったと思います。何世代もどこまで続くのだろう?と最後に抱かせる印象。続きが気になる終わり方。とても良くできた作品だと思います。

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ファンタジーの世界にどっぷり浸かった。自分の推しはヘレナだが、人によって推しが異なるのも今作の魅力かと思う。
ヘレナに惹かれた理由は見守る時と手を差し伸べるタイミングが絶妙で、自分の信念を
貫きつつ考えながら行動するところにグッとくる。他にもカッコ良い人はたくさん出てきた。
物語終盤のユリアが心配だったが、終章を読んで活躍ぶりを知れたのは心強かった。ただどうか来世でリリスとトリスタンと再会できたらと願わずにはいられなかった。

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貴族の娘ユリアが英雄の父と共に呪われた地、レーエンデへと向かうところから物語は語られる。
史実の様な没入感と世界観。
少女ユリアがが逞しく成長していく姿、親子の愛、友情、と外せない要素が深く濃く描かれている、あらまほしきファンタジー。
心に響く会話や他者を思いやるセリフの表現力が刺さり、完全に沼。
贅沢過ぎる。自分へのご褒美本だ。

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ヘクトルがトリスタンに「背中は預けたぞ」と声をかける。ふたりの信頼関係を表す言葉だ。もうひとつトリスタンがユリアに最後に贈った言葉、「振り返るな!立ち止まるな!前だけをみて走り抜け!」トリスタンの思いの深さとユリアの気高い姿が心に残った。イラストでのイメージも美しくレーエンデの世界を楽しませて貰った。

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神にも悪魔にも成れるチカラ巡る重厚な長編ファンタジー...になるかもしれない。成って欲しいなと期待が高まる第一巻でした。
舞台設定の説明文になりがちなハイファンタジーの序章にあたる本書ですが、退屈なんて感じる暇もなく読み進めました。
登場するキャラクターたちが魅力的で心にジーンと沁みるセリフも多々ありました。普段ライトノベルを読んでいる読者にも薦めたい作品です。
終わり方を見るに、次の巻では主人公親子と親子を支えた人たちの活躍が見れないようで少し寂しく思います。
自然の神秘への畏怖と人間の信念と愛情が印象に残る一冊でした。

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気づいたら物語の世界感にどっぷりと入り込んでいました。
登場人物たちそれぞれが過酷な運命を背負いながらも、愛する人や自分の人生のために立ち向かい命を燃やし全身全霊で生きる姿に涙がとまりませんでした。

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わたしの体感で、日本で今一番話題を生んでいる小説かと思います。
トリスタンの人柄と感受性がたまらなく好きでした。

ヨーロッパのどこかのお国でありそうでなさそうな文化がちらほら登場して、そのあたりに憧れやロマンを抱く読者も大インドあろうなあとしみじみ感じます。

ここではないどこかへ連れて行ってくれる小説です。
銀色の海はどんなに美しいものだろうと想像してうっとりしました。

しかし、幻の海には呑まれぬように。読者の皆様にはお願いもうあげます。

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呪われた土地・レーエンデを舞台とした壮大で美しい世界観に魅せられました。深い悲しみの中、振り返らず、立ち止まらず、前だけを見て走り抜けたユリアは“英雄”そのものでした。早足で駆け抜けた終章をもっとゆっくりと味わいたかったなぁと少しだけ残念でした。

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これぞ読書の醍醐味と思えた、圧倒的王道ファンタジー。徹底して作られた世界観に没入していく感覚がたまらない。物語を紡ぐ文章の素晴らしさはもちろんのこと、表紙の装丁、挿絵など細部までこだわりが詰まっており、じっくり眺めていたくなる。

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大好物のファンタジー。いくら好きとはいえこんな分厚い本を読むのは…と思いました。こういうファンタジーが好きにもかかわらずカタカナの名前や土地名が苦手最初はなかなか物語に入り込めなかったけれど、途中からユリアとトリスタンがどうなるのか、レーエンデがどうなるのか気になってあっという間に読み終わりました。ドキドキハラハラまさに王道ファンタジー。

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本を開くと、そこはレーエンデだった。思わずそんな台詞が浮かぶほど、見事に別世界に誘ってくれる物語。描き出される美しくも厳しい環境、困難に立ち向かう人々の勇気溢れる言葉に胸が震え、人が人を想う気持ちの切なさに彼らの幸せを祈りながら読み終えた。どっぷりと物語に浸る楽しみを味わえる、極上のファンタジー!

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壮大なファンタジーの世界に引き込まれました。装丁や挿絵が世界観にぴったりで想像しやすかったです。
まだ一巻しか読んでいないので続刊が気になります。
ユリアたちの物語はここで終わりのようで寂しいですが、今後どのようにレーエンデの歴史が動いていくのか楽しみです。

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壮大なファンタジー。また、1人の女の子の成長の物語でもある。自分の生き方さえ決められなかったユリアが神の御子を産み、広く国の民を助ける聖母ユリアとなる。聖母といえばキリスト教が連想されるが、今まさに起こっているロシアのウクライナ侵攻やイスラエル軍の戦闘のことを想った。国同士、民族の争いには多くの理由や歴史的背景があるのだろう。ファンタジーではあるが、民族や国同士の争いはこんな風に起こるんだろうと想像した。
もう少しユリアとトリスタンの恋愛が重視されると思ったが、皆の幸せのため国のために行動する、高い志の2人に切なくなった。大きな愛の物語だった。

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自由を知らなかった少女は、自分のために生きること、幸せを求めて、思いのまま自由に生きることを知らなかった。
それを教えてくれたのは心配するくせに、頼ってはくれないやさしい青年であった。
それでも自分の役目はなんなのかと、少女は問いつづけた。
まだそれを見つけていないか、見つけたのに目を逸らしているだけなのかと。
振り返らず、立ち止まらず、前だけ見て走り抜き、笑っていることを誓おう。
この愛おしいレーエンデの自由をとりもどすその日まで、この身が滅びようとも決してあきらめない。
どうかこの先の世で幸せでありますようにと願いたい。
これはとある世界、美しい緑の海レーエンデの物語。

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壮大でいて、一人一人の人間が緻密に描かれた物語。ファンタジー小説がこの世に存在することの意味を、まざまざと見せつけられました。舞台がこんなにも現代日本とは異なるのに、琴線に触れる言葉ばかり。何度も目頭が熱くなり、きつく目を閉じて、心の荒波を受け止めながら読みました。何もかもがうまくいくわけじゃないけれど、それでも信念を貫き通して生涯を閉じる。その生き方に、とんでもなく勇気をもらいました。誰しもが大きなうねりの中に生き、前後に存在は続いているのだと、その事を初めて知ったような心持がしました。私の中にも、レーエンデは息吹いています。

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読後色々な想いが駆け巡り、脳裏に見えるかの国に思いを馳せてしまいました。
翻訳ものの分厚いファンタジーを読み込んだときのような感覚を久々に感じました。
彼らの信念、前を向いて進む力強さは長く心に残り続けるだろうと確信しています。

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ファンタジーが苦手な私でも読めた。ファンタジーが苦手な人こそ手に取って欲しい一冊。読み進めていくうちに、レーエンデの世界に飲み込まれていくような美しい物語。難しい言葉も出てくるが、テンポも良く最後の1行まで面白かったです。

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子供の頃からゲームや漫画、小説でファンタジーにどっぷり使ってきた私が読了後、いの一番に思ったこと。それは、今こういうド直球のファンタジーが欲しかったんだ。と言うこと。流行りの物とはまた違うワクワク感がそこにあります!

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