おいしい食の流行史

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刊行日 2023/08/23 | 掲載終了日 2023/11/17

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内容紹介

大好評!NHKラジオ「カルチャーラジオ 歴史再発見」

待望の書籍化!

外食、家庭料理、レシピ本…食トレンドを横断するありそうでなかった一冊


 幕末の開国期から20世紀末にかけた、激動の明治〜昭和の3大洋食や外国からの新たな食文化や家庭料理の変化を描き、さらには平成以降のティラミスやナタデココといった懐かしいスイーツブームも。最近は、『孤独のグルメ』『きのう何食べた?』などの食にまつわるドラマや漫画も増えています。 そうした食のトレンドを、時代の変化や社会状況を踏まえながらわかりやすく解説。 これまで、外食やパン、家庭料理、家庭における家事シェアと女性の問題……と、食文化やジェンダーの歴史、トレンドを研究、執筆してきた著者ならではの、これまでにない食文化を横断した一冊。


・あんパン(or菓子パン)の原点は饅頭だった

・ミシュランガイドの1世紀以上前(17世紀)には既に料理屋番付があった

・冷凍加工食品の進化は、東京オリンピックの選手村がきっかけだった

・「スイーツ」という言葉は、雑誌「Hanako」が作った(それまでは洋菓子、和菓子という言い方しかなかった)

・「自分へのご褒美」の始まりは、アトランタ五輪の有森裕子のインタビューだった。

・世界初のグルメ映画は、伊丹十三監督作品「タンポポ」だった

大好評!NHKラジオ「カルチャーラジオ 歴史再発見」

待望の書籍化!

外食、家庭料理、レシピ本…食トレンドを横断するありそうでなかった一冊


 幕末の開国期から20世紀末にかけた、激動の明治〜昭和の3大洋食や外国からの新たな食文化や家庭料理の変化を描き、さらには平成以降のティラミスやナタデココといった懐かしいスイーツブームも。最近は、『孤独のグルメ』『きのう何食べた?』などの食にまつわるドラマや漫...


おすすめコメント

幕末から現代まで。日本の食と暮らしの近現代史を横断する新たな食エッセイです。

「食」をたどれば日本が見える!?


★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。


幕末から現代まで。日本の食と暮らしの近現代史を横断する新たな食エッセイです。

「食」をたどれば日本が見える!?


★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。



出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784861529238
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 288

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NetGalley会員レビュー

江戸時代から最近までの食文化の変遷が詳細に語られ、終始、楽しく読みました。日本で流行した数々の料理に関するエピソードなど今まで知らなかったことも多くありました。海外と比べて日本国内での料理の種類(和洋中エスニック料理)の豊富さに常々気づいていましたが、そのルーツの由来を本書で知って改めて納得しました。食のトレンドは台所革命、外食など常にその時代の人々の生活スタイルを反映するとともに、おいしい食べ物を求め心の現れですね。

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とても論理的に日本の食文化を解決してくれます。
一つひとつの要因が絡まりあったことで偶然に今の時代の流れができている、というその尊さを、 この書籍を読みながら何度も何度も感じました。
ただ日本人の口にあった日本人の体質にあったというだけではなく、その時代背景を踏まえて解説をしてくれる食の流行には、様々なトリビアが隠されています。
読者の「知的好奇心」と「グルメ欲求」を大いに刺激してくれる人文書のような食のエッセイです。

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普段、当たり前のように食材を購入し、当たり前のように調理し、当たり前のように食している毎日の食事。以外な食材や料理がかなり昔からあったり、思いの外歴史が浅かったりと、驚いたり、感心したりしながら読んだ。時代が流れる毎に家庭環境や、女性の立場等が変わっていき、それに合わせるかのように毎日の食事や、流行の食べ物も変化していくのはとても面白く、興味深い内容だった。1日24時間、殆どの時間を仕事に充て、やりたい事の為の時間を作る為に疎かにしていた家事だが、本書を読んでほんの少しやる気が出た気がする。

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食事は単に生きるための栄養を取るための行為ではありません。よりおいしいもの、ちょっと目新しいものを食べたいという思いは、いつの時代も変わらない。だからこそ食の流行は、その時代の社会の有り様や、食事を作る人の立場、技術の発展を如実に物語るのかもしれません。読んでいると、なんだか懐かしくなって、思わずフランスパンを買いに行きました。また、食をテーマにしたドラマや漫画などにも言及されていて、より多角的に食の流行を知る手がかりになりそうです。ともあれ、空腹時や夜中には禁読です。

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食を通してここまで社会学的な視点で考えられるのだという驚きをも与えてくれる本。

おいしい食にたいしての、日本人の欲求というのは自分の中から出てくるものだとばかり思っておりましたが、この本を読むとそれだけではなく、社会的な構造の部分からも食事の傾向や、流行があるものだと知りました。

第4章と5章の台所革命とキッチンと料理の関係の部分で、まさに目からうろこでした。自分の人生を振り返ってみると確かに広い家に引っ越し、台所がL字型となり、調理台も広くなってからのメニューの変化を思い出します。
また、その台所で、毎年おせち料理つくりを母とがんばったことなども良い思い出です。でもそれらは台所が使いやすくなったからこそ。しかもそれは「サラリーマン」だった父と日本の経済成長によって確立されていたものなのです。

また、「Hanako」で素敵なお店で食べる楽しさを知り、デパ地下でちょっとおしゃれな総菜を買って食卓に載せる楽しみなどもしっかりと「乗って」いました。

もっと言えば、ジェンダーの問題と食がここまで密接にかかわっていたとは、そちらの切り口にも刮目です。

そして食ドラマに関しても、「孤独のグルメ」にそこまでの多様性と、店とのつながりは料理のみ、といった部分まで考えずに「おいしそう・・・近ければ行こう(または同じ料理をつくってみよう)」とだけ思ってみていた自分が恥ずかしくもあります。

このようなたくさんの気づきと自分の半生を振り返ることにもつながったこの本。同世代だけではなく、さまざまな世代のいろいろな立場の人に読んでもらいたい一冊。

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江戸時代末期から明治〜昭和までの食の歴史を参文献をふんだんに紹介しながら描いた1冊。海外から洋食が入って来たことで専業主婦はグレードアップした家庭料理を勉強し作るようになったこと。近年の人気スイーツの推移や、漫画やドラマにも食がテーマのものの紹介。およそ食文化とその背景を余すところなく論じている。個人的にパンの歴史が面白かった。

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ラジオも聴きましたが、筋道立てて話をされていてとてもわかりやすかったのは、この本も同じ。これだけ食とくらしの変遷を丹念に記した本は初めてみました。
蛇口をひねるだけで水が出る、火を使わず電気でご飯が炊ける、これはAI以上の大革命ではないでしょうか。逆に今の水道管老朽化問題、原油の中東頼みというエネルギー問題がどれほど深刻なことかなど、未来を考えるきっかけにもなりました。他にも挙げればこれからをよりよく生きるためのヒントがたくさん出ていました。
食べることは生きること。食やくらしの歴史を知ることの重要性を痛感しています。

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食文化に興味があったので、読んでみた感想。
エスニック料理に関する章が特に興味深く、日本の外国料理の受容が知れてよかった。
Hanakoの雑誌がそんな昔からあったことに驚き。
「深夜特急」というバイブルの影響も・・・といういろんな文化が全て連鎖しているのだなと改めて痛感した。

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