魔女は謎解き好きなパン屋さん

ー吉祥寺ハモニカ横丁の幸せな味ー

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刊行日 2023/09/20 | 掲載終了日 2023/09/10

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内容紹介

吉祥寺のパン屋には、お客様の悩みを何でも解決してくれる魔女がいる。
美味しいパンとともに優しい謎解きを。魔女と楽しむグルメ&ミステリー。

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。

※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

☆ ☆ ☆

【内容紹介】

大学生の凛弥は、ある日吉祥寺のハモニカ横丁で「ベーカリー・ソルシエール」というパン屋を見つける。
ほんのり甘苦いミルクティーブリオッシュや、カリカリのカレーパンの魅力的な香りに誘われ思わず中に入ると、透明感のある綺麗な店主・加賀見が接客をしていた。
加賀見はお客さんの悩みを何でも解決してしまう、巷で噂の「パン屋の魔女」だった。

そんな魔女との出会いから、二人の周りで起こる日常の謎を一緒に追うことになる――。

【目次】

1.魔女のいるパン屋
2.君といつかポンデケージョを
3.子猫の柄はクラミック
4.愛のカレーパン
5.ベルガモットの花嫁

◆著者について

湊祥(みなと・しょう)

宮城県出身、都内在住。
「一生に一度の恋」小説コンテストで最優秀賞を受賞した『あの時からずっと、君は俺の好きな人。』(野いちご文庫)でデビュー。
以降、各出版社で次々と作品を刊行し、2023年にはポプラ社小説新人賞ピュアフル部門賞を受賞している。
猫二匹と暮らし、好きなことはネットゲームと食べること。

◆イラストレーターについて

細居美恵子(ほそい・みえこ)

アニメーター、キャラクターデザイナー。『アサルトリリィ』など、人気アニメの作画監督やキャラクターデザインで活躍するほか、
イラストレーターとしても『京都伏見のあやかし甘味帖』など、キャラクター文芸の装画を多数手がけている。 

吉祥寺のパン屋には、お客様の悩みを何でも解決してくれる魔女がいる。
美味しいパンとともに優しい謎解きを。魔女と楽しむグルメ&ミステリー。

☆ ☆ ☆

【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】

・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
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出版社からの備考・コメント

【書店員様へご案内】

◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。

件名に「ことのは文庫 9月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。

※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。

◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2023年8月15日迄承っております。

【書店員様へご案内】

◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
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件名に「ことのは文庫 9月新刊の注文」と明記の上、
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※受注状況...


おすすめコメント

◆吉祥寺の街並みと香り漂うほどのパンの美味しさ
吉祥寺の地に降り立ち、思わず焼きたてのパンの匂いがしそうなほどの表現で、ゆったりとした時間を楽しむことができ、美味しい日常ミステリーに浸れます。

◆魔女・加賀見の華麗な推理
容姿の美しさもさることながら、頭の切れ味も最高な加賀見に惹かれること間違いなし。
吉祥寺にいる魔女・加賀見の綺麗さと可愛さを兼ね備えたキャラクターをご堪能ください。

◆大学生のあたたかい仲間たち
主人公・凜弥の大学仲間たちの友情も見どころです。
仲間たちが謎の解決のために協力してくれたりと、個性豊かなキャラクターが数多く登場します。

◆吉祥寺の街並みと香り漂うほどのパンの美味しさ
吉祥寺の地に降り立ち、思わず焼きたてのパンの匂いがしそうなほどの表現で、ゆったりとした時間を楽しむことができ、美味しい日常ミステリーに浸れます。

◆魔女・加賀見の華麗な推理
容姿の美しさもさることながら、頭の切れ味も最高な加賀見に惹かれること間違いなし。
吉祥寺にいる魔女・加賀見の綺麗さと可愛さを兼ね備えたキャラクターをご堪能ください。

◆大学生のあたたかい仲...


販促プラン

あなたの【おすすめコメント】大募集!!
拡材に使わせていただきます!

①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!

期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。
書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。

※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
※サイン本の発送は国内に限らせていただきます。
※出版社にメールアドレスを開示設定されていない場合は、送付先の確認のご連絡ができかねますのでご注意ください。

《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2023年8月9日(水)午前10時

②応援レビューを特設サイトで紹介します!

期間内にいただいた応援レビューは、刊行時に公開する予定の作品特設サイトのレビュー紹介欄にて掲載する場合がございます。

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《特設サイト応援レビュー募集期間》

~2023年8月9日(水)午前10時


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※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
※サイン本の発送...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784867164693
本体価格 ¥730 (JPY)
ページ数 320

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

我慢できなくて、読んでいる途中でパン屋に走りました。
美味しそうなパンの香りと、ゆったりとした空間に身をおき、物語の世界に浸れました。
剛おじさんも、ただの不審者っぽい人ではなく姉妹の安全を守ってくれていた方だったんですね。
主人公たちの洞察力に脱帽。
魔女というからもっと年増の女性かと思ったら、若者だったのも驚きでした。

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美味しい香りに包まれて・・
大学生・凛弥はたまたま訪れたパン屋で美人店主・加賀見に一目ぼれ。足繁く通ううちに加賀見の新たな一面にさらにほれ込み・・
さまざまな香ばしさに食感と親しみやすくもご褒美感も味わえるパンの魅力がふんだんに綴られて、さらに友情・恋心・謎解きと新たな味が加わり絶品に仕上がっています。
また日常の謎をゆるやかな緊張感で楽しめる前半と、ややシリアスモードに入る最終章では味変のようにまた別の味わいが・・
加賀見の魅力に納得の絶品作品。

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パン屋さんのソルシエールには謎解きが好きな魔女がいる……⁉
どんな魔女かと思えば、加賀見さんはパンに対する愛情が深いとってもチャーミングな魔女でした。
どのパンも美味しそうで惣菜パンなんて呼ぶのがもったいないくらいの完成されたお料理のような逸品です。
サビににゃんの章は凛弥くんだってお友達に嫌疑はかけたくないと思うので優しい解決で良かったです。
最後のページの一口のパンは凛弥くんには幸せの味がしたのではないてしょうか。
日常の謎がほっこり解決される、美味しくてお腹も心も満たされるお話でした。

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加賀美さんの話し方がとても可愛らしく、素晴らしい洞察力と観察力で、仲直りさせる力は魔女と言うより女神のよう!
お話もとても面白く、分かりやすい問題や謎解きで誰もが楽しめそうだと思いました。読み進める程にすっかり作品と加賀美さんの虜になり、ページが減っていくのが寂しくなりました。

美味しそうなパンを想像してとってもパンか食べたくなる!空腹時は飯テロ(パンテロ??)に注意の1冊です。

ラストの甘いひとくちに期待して、続編が出ることを願っています!!

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場所はハモニカ横丁、店はベーカリー・ソルシエール(フランス語Sorciereは魔法使いの女性形)、店長の苗字は加賀見(かがみ)。そして各タイトル名につくのは各種のパン。なんて素敵なネーミングセンス。そして毎回のパン談議は、事件絡みの美味しいうんちく。それらに囲まれて、優しく物語が進んでいく。
気を回し過ぎたり空回りしたり一喜一憂したり、でも一途に恋する大学生凛弥。それを知ってか知らずかの加賀見。2人のやり取りが微笑ましい。
そして、2人が関わる日常のミステリ。その謎解きは人の心を助ける事。読んでいて楽しく、心温まる気持ちになることか。更に、凛弥を取り巻く友人達の生き生きとした様子が、(凛弥の鈍感振りにやきもきしつつも)魅力的。
そしてひと月がたち、真中の登場で一気に緊迫感が。そして、大どんでん返しに唖然とするしかなかった。加賀見の加賀見たる名前の由縁に納得。また、恋する男の面目如実で最後の大トリックを自ら解き明かし、ラストで柔道サークル所属らしさをやっと見せられた凛弥に、ご苦労さまと伝えたい。そして、彼の未来に向けてエールを。

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空腹のとき、パン屋さんから漂う香ばしい匂いたまりませんよね。思わず立ち寄ってしまいます。
思わず立ち寄ったパン屋。そこは吉祥寺にある魔女のいるという。その魔女は惹き付けられる外見で声すらも魅力的で、魔法のような推理をする。何よりパンが美味しい!
そのパン屋の名は「ベーカリー・ソルシエール」

魔女と言われるパン屋の女性は加賀見さん。その加賀見さんに一目惚れをした大学生の凛弥。初めてお店で会った時から加賀見さんの推理は当たり、本当に魔法使いのようでした。
「愛のカレーパン」でカレーパンの味が変わったという客が言った言葉を推理して出した答えがとても好きです。大切な人と一緒に食べるって幸せで何を食べても美味しいですよね。
日常ミステリなのにラストはまさかの展開にハラハラしました。
こんな素敵で美味しいパン屋さんがあれば、絶対通いたくなります。美味しそうなパンの匂いが漂っているようで、読み終わるとお腹が空いてしまい、ミルクティーブリオッシュが食べたくてたまりません。

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読んだらパン屋さんに行きたくなる物語。
たくさんの魅力的なパンが並ぶベーカリー・ソルシエール。
魔法のように鮮やかに謎を解いてしまう美しい店主。彼女に恋する大学生。わかりやすすぎる態度を見せているのになかなか進展しない恋。
楽しく読むことができました。

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この本を読む前の注意事項が必要です!
◇近所にパン屋さんがあること
◇パン屋さんの開いている時間であること
◇そのパン屋さんにはミルクティーブリオッシュがあるのが望ましいが、ないとしてもカレーパンがあること
◇自宅にアールグレイティーを用意しておくこと

読む前から覚悟はしていましたが、最初の章から猛烈にミルクティーブリオッシュを食べたくなります。
もちろんアールグレイティーと一緒に。

魔女のパン屋さんこと加賀見さんはとっても接客業向きの魅力的な女性ですから、
大学生の凛弥くんが恋心を寄せるのもよくわかります。
そんな凛弥くんも加賀見さんに負けず劣らず混みいった問題を解決してゆくのですから
ふたりはお似合いなのでは?
もし続きがあるのなら次は恋が成就した展開でありますように!

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パンは美味しい。食べた事のあるパンは味を思い出しながら、食べた事ないパンは想像しながら読みました。

魔女というから、年配の女性かと思っていたのですが、若い綺麗な女性だったのが意外でした。

続編が出てもいいような終わり方で、もっと2人の謎解きを読んでみたいと思いました。
剛おじさんに焦点をあてた話も読んでみたいかも。

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おいしそうなパンがたくさん出てきてお腹がすいてきます。文章からもなんだか焼きたてパンのいい香りが漂ってくるよう。
おいしいパンと不可思議な謎。そして素敵な女主人、加賀見さん。まっすぐで純真な凛弥視点から見る様々な謎と加賀見さんの謎解き、とても楽しませていただきました!
最高に面白い。吉祥寺に行ったらソルシエールを探したいと思わず思ってしまった。
またこのコンビのお話をもっと読みたい!続編希望です!

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おいしいパンがあり。謎もあり。恋もある。
序盤の日常のほのぼのした謎解きから一変、後半の歪んだ愛の怖さに震えました。そしてそこがまたいい。登場人物が魅力的で、気がついたらみんな大好きになってしまいました。恋する男子、可愛いかよ!続編待ってます!

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古書店を舞台にした謎解きものは多かったけど、パン屋さんが舞台となっていたのが目新しかったです。作中に出てくるパンがいずれもおいしそうでたまりませんでした。もう少しパンを絡めたミステリーになってもよかったかなと思います。続編を期待しています。

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大学生の凛弥は童顔細身の柔道部所属。大学の近くのパン屋さんにいる"魔女"こと加賀見さんに恋をしている。
パン屋に通い詰めるうちに、彼女が客が持ち込んでくる謎解きを趣味としていることを知る。

平凡な大学生である凛弥が遭遇するのは、カレーパンの味が変わったかも?とか、捨て猫をどうするか、なんて他愛のない平和な謎。美味しそうなパンの描写と、主人公たちの会話のテンポに導かれて、サクサクと読み進めていき、たどり着いた最終章。
いきなり犯罪臭がぷんぷんする時間に巻き込まれて「おっ」とさらに引き込まれ、そこから一気読みでした!
平和な日常の謎解きも安心して読めるけれど、小説ならではのスパイスがあって面白かった!

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なんておいしそうなパンたちだろう・・・。
読みながら何度もつばを飲み込んだ。
そしてなんて魅力的な魔女さんだろう。
凛弥君、若いねえ・・と思って読みすすめているうちに、
いつのまにか一緒になってハラハラしたりドキドキしたりしていた。
中には暗い闇の犯罪も描かれてれているのに、
それすらもパンの香りでふんわりとつつまれるような気がした。

それにしても、凛弥君の恋の続きが気になる・・・。

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毎日のように通いたくなるパン屋さんが舞台の、美味しくて、あたたかいお話でした。
読んでいると、焼きたてのパンが無性に食べなくなってしまい、気が付けばパン屋さんに足を運んでいました。
パンの美味しそうな描写だけでなく、1つ1つの日常ミステリーも面白くて、一緒に推理をしながら、楽しく読みました!

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穏やかで軽やかに進む日常のミステリー。でも大半の日常のミステリーがそうあるようにラストはちょっと重かった。
タイトルに魔女と書かれているからファンタジー風のミステリーかな、と思ったのだけどパン屋さんの加賀見さんのあだなだった。本屋とか喫茶店と謎解きはたまたまあるのだけどパンやは初めてようで新鮮だった。登場人物が魅力的だし、出てくるパンは全部美味しいそうだった。
面白かった。短所といえばパンが食べたくなるのかな。

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街に大きなスーパーができても、なくならないお店がある。例えばお豆腐屋さん。パック詰めになったお豆腐もかなり美味しくなってきているが、やはり店で手作りしているものには敵わない。
そしてもう一つがパン屋さん。大量生産されているパンも美味しいが、店で焼いているパンは格別に美味しい。パン屋は早起きで大変らしいが、最近では冷凍の生地を利用している店も多く、それでもパンは美味しい。冷凍生地と手作りを組み合わせているパン屋もあって、それはさらに美味しい。
この小説に登場するパン屋さんは、どうも手作り生地を使っているパン屋さんっぽい。より個性が活かされるお店だ。ただ仕事は大変だ。
吉祥寺のハモニカ横丁の小さなパン屋という設定がいい。いかにもありそうだ。そこには「謎めいた」美人の女主人がいて、客の抱える謎を推理してくれる。これは好きにならないわけがない。
「謎めいた」は文字通りの「謎」ではない。その謎解きには心がほっこりとしてくる。

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いわゆる「日常の謎」系のほんわかとしたミステリの短編連作集という体裁ですが、しっかりと大きめの謎をきちんと仕込んでいるという読み心地の良い作品。

吉祥寺は一度しかいったことがないのですが、街の雰囲気や空気感がき書き写されており、美味しいパンが食べたくなります。
ミステリとしてはライトなので、パンと紅茶を用意して軽い気持ちで読むのがおすすめですかね。

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ミステリーというよりプチ謎解き小説。

人間ウォッチングがするどい美人で魅力的な魔女と呼ばれる女性。
主人公は世間ずれしていない純粋な男子大学生。
ほぼ悪人は登場しないので、唯一ラストの一件は違和感があるものの、
漂ってきそうなパンの香りが精神安定剤となり、緊張感を解きほぐしてしまいます。

これは間違いなくパン屋さんに走りたくなります。
実際、カレーパンを買いました。

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パンの美味しそうな描写から、パンの香ばしい匂いが漂ってくる。凛弥が楽しそうにパンを選び、幸せな気持ちで頬張る様子を想像するだけで幸せをお裾分けしてもらった気持ちになれる。パン好きには堪らない作品でした。

 第1章〜第4章 : ”知的且つ高い推理力・観察力”を持つ加賀美による謎解きを通して、凝り固まった心までも解きほぐす。日常のほのぼのとした謎解きの様子を描いている。”加賀美の内面から滲み出る妖艶さ”・”慕情と友情”・”作る側も食べる側もパンをこよなく愛する姿”・”相手を想った言動”…。これらが加わることによって、物語がより良質な味わいとなっている。また、最終章は緊迫感とスパイスが加えられ、味変した物語が楽しめる。

 パンにお店(「ベーカリー・ソルシエール」)の拘りがたくさん詰まっているように、この物語にも、人の心を動かし、ネガティブな感情を忘れさせてくれる魅力と拘りが詰まっていました。

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