令和版 現代落語論

〜私を落語に連れてって〜

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刊行日 2023/10/31 | 掲載終了日 2024/01/24

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内容紹介

★中江有里とのロング対談収録!

落語は生きづらさを乗り越える「フィクションへの窓口」


★各界著名人からの推薦コメント、続々!

立川志らく

「談笑はこの落語論を談志に読ませる為に書いている」

茂木健一郎(脳科学者)

立川談志の真髄を受け継ぎ、発展させる。

斬新で、愛が深い、目からウロコの現代落語論。

塙宣之(ナイツ)

この人に会いたくなる理由が、この一冊に詰まってた。

土屋伸之(ナイツ)

談笑師匠は、本気だ。

***

「立川流四天王」の一人、

改作の達人・立川談笑が書き下ろす

「落語家による落語入門」の決定版!


家元・立川談志の名著『現代落語論』の

令和版ともいうべき一冊。


これから落語に親しみたい人にも

もっと深く落語を楽しみたい人にも

落語を通して軽快にやさしく時代と人を読み解きます。


さらに、本書のためだけに

立川談笑の高座を特別収録!

本で紹介される改作落語の演目が

二次元バーコードから動画で視聴できます。

(※ 動画は発売直前に公開予定。刊行前は仮ページにリンクしております)

***

【目次】

落語のはじめに一問一答 ~落語って、誤解されている?~


【第一章】落語って、なんなんだろう?

法学部から落語の世界へ ~私が落語家になった理由~

落語をエンタメ視点で見る

・大衆芸能としての落語

・落語は直接体験

・落語は双方向(クロストーク)

・落語家は美容師と似ている?!

・お笑いと、落語

・寄席という名の「城」

落語は心のデトックス

・落語は簡便なエンタテインメント

・娯楽は不要不急なのか?

・落語はダメな私たちを肯定してくれる


落語を歴史視点で見る

・落語以前にさかのぼる

・落語の発生から成立

・寄席の繁栄と、競争の始まり

時代の変化とともにある落語

・激変の十年

・女性の進出

・落語とコンプライアンス

・落語家の業界内

・落語の柔軟性

・新作落語の存在感

・マクラの登場

・変わらないもの。「江戸の風」の正体


【第二章】談笑はこう変える! ~改作解説9選~

『饅頭怖い』(『饅頭とか怖い』)

『長短』

『壺算』(『テレビ算』)

『金明竹』

『文七元結』

『芝浜』

『子別れ』(『子別れ 昭和篇』)

『浜野矩随(のりゆき)』

『居残り佐平次』


【対談】立川談笑×中江有里

落語は生きづらさを乗り越える「フィクションへの窓口」


むすびに

参考文献

★中江有里とのロング対談収録!

落語は生きづらさを乗り越える「フィクションへの窓口」


★各界著名人からの推薦コメント、続々!

立川志らく

「談笑はこの落語論を談志に読ませる為に書いている」

茂木健一郎(脳科学者)

立川談志の真髄を受け継ぎ、発展させる。

斬新で、愛が深い、目からウロコの現代落語論。

塙宣之(ナイツ)

この人に会いたくなる理由が、この一冊に詰まってた。

土屋伸之(ナイツ)

談笑師匠は、本気だ。

***

「立川...



NetGalley会員レビュー

「令和版 現代落語論」とは大きく出たものだ。でもそのくらいハッタリの効いている方が立川流っぽくていい。
原典はもちろん立川談志師匠の「現代落語論」だ。そこで談志師匠は「落語はそのままでは能のように廃れていくだろう」と語り、別の著作では「落語は人間の業の肯定」と語る。そして古典の演目も時代に合わせてアップデートしてリニューアルさせていく。これが立川琉の真髄だという。
師匠の「現代落語論」ほどのインパクトはないが、私はそんなに落語に明るくないので令和版も十分に学ぶべき智見があり、非常に勉強になった。さすが元予備校の先生だ。とにかく歴史なども含めわかりやすい。そして現代ならではのコンプライアンスなどにもきちんと触れられている。廓噺などをそのまま投げていい時代ではなくなってきたということだ。
古典の演目をどのように解析し、自分なりに解釈し演じていくのか。その過程がわかるのも貴重。しかも実際に映じている様子がQRコードから見られるのも今時。ゲラで読んだのでまだ高座の映像は収められていないが、改作のプロセスの過程をしりその結果の結実を実際に見られるのは現代という時代のいいところだ。
テレビの仕事をしていて良かったのは、談志師匠の話をじっくりと聞く機会があったこと。番組のロケの打ち合わせだったが、ずっと昔のミュージカルの話をしていた。異常な記憶力で、しかし突然話題が昭和歌謡に移ったりする。たまたまどちらにもちょっと知識があっていい感じで合いの手を入れられたことが気に入ってもらえたようで、とにかく上機嫌だった記憶がある。
ちょっと残った調味料を、新しく開けた調味料(メーカーが違っても気にしない)に足し入れてしまう癖も、師匠に聞いた話がきっかけかもしれない。

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