相続はディナーのように

相続なんてまだまだ先のこと、考えたこともなかったけれど、親が還暦を迎え、周りの人の体調不良の知らせなどを聞く機会が増えてきた今日この頃、どんな制度があるのか、どんな手続きが必要なのかをざっくりとでも知っておくべきでは…とぼんやり思っていた矢先に、この本に出会った。
会話形式で説明されており、具体的な例も挙げてくれているので、相続について無知な私でも、ざっくりとした理解ができた。
相続の入門書にぴったりなこの本を、今このタイミングで読めて良かった。

正直、相続が発生する前に読めていたらよかったなと。
ただまだこれからも相続が発生する機会はあるので、
その際に生かせそうなことが話し言葉で書かれているので、
堅苦しくなく小難しくなく相続について想像できる。

ただ、説明の必要上の部分もあると思うけれど、
現在のボリュームゾーンの所得層よりも上の暮らしのご家族が主役なので、
そういう意味ではちょっとよそ様の話になってしまうかもしれません。
大した財産がない家でも相続はもめるけれどそのことについての記載は少ないので。

タイトルにひかれ読ませていただくことに。
入門書として最高の出来栄えではないでしょうか。
絵や会話文もたくさんあり、難しい制度や手続きもわかりやすく
書かれていました。
ソムリエが教えてくれる発想もよかったと思います。
まだまだ先のことではなくいつ来るかわからないからこそ
知っておく必要があるのかもと思わせてもらいました。


#相続はディナーのように相続ソムリエがゼロからやさしく教えてくれる優雅な生前対策の始め方
#NetGalleyJP

親も元気だし相続なんてまだ関係がないと思っていたけれど、一人っ子なのでいつか必ず相続が発生する。相続で揉める相手がいないかわりに全て一人でこなさなくてはいけないと思うと心細い。親の死後すぐさま相続について考えることは難しいし、事前にひととおりの知識を入れておくだけでずいぶん違うと思う。本書はソムリエが具体例を挙げて説明してくれてとてもイメージしやすく、入門書としてピッタリだと思う。ただ、潤一郎さんご一家はそこそこ資産家のようなので、もう少し庶民向けの事例やアドバイスがあると嬉しかった。

相続というものは一生に一度あるやないやの事。重要と思いつつも中々手をつけれないものなのでこういうふうにわかりやすく説明してもらえるのはありがたい限り。ここから行動できるかはまた別問題だが…。特に当事者である両親とは死んだ時のことをというのがなかなか話題にしにくいのでラストに書かれてるように普段のコミニュケーションなんでしょうね。

仕事柄、相続手続きに触れる機会がよくあります。
当事者は故人への悲しみのさなか、この手続きに動き始めなくてはいけません。
この本は、初めて経験する人にもわかりやすく書かれていて良いなと思いました。
いざ、相続が発生すると、ゆっくり考えながら、、、も難しいですし、本当に「争続」となる例も多いです。
「まだまだ先のこと…」と思わずに、この本を読んでおくことをおすすめします！