繭の中の街

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刊行日 2024/03/18 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

読み終わった後、誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。


歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れ、あるいは破壊と再生を描く短編集。

ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時にはパラレルワールドに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。

読後感も、時にジャンルさえも全く異なる独立した物語たちである一方、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って世界を美しく彩る。


●著者プロフィール

宇野碧〈うの・あおい〉

1983年神戸市出身。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。

2022年、母と子の親子喧嘩という普遍性のあるテーマをラップバトルを通じて描いた『レペゼン母』で第16回小説現代新人賞を受賞しデビュー。

近著に『キッチン・セラピー』(講談社)。

読み終わった後、誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。


歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れ、あるいは破壊と再生を描く短編集。

ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時にはパラレルワールドに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。

読後感も、時にジャンルさえも全く異なる独立した物語たちである一方、それらは確かな繋...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

※書影は仮のものです。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784575247190
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 324

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

「レペゼン母」で宇野碧さんの作品に出会い、「キッチン・セラピー」も読ませてもらいました。特に「レペゼン母」の衝撃はすごくて、いまだに思い出すと熱い気持ちが蘇ってきます。今作もどんなお話なんだろうと、期待に胸を膨らませて読ませていただきましたが…私の期待をはるかに超えて、ぶっ飛びました。これは本当に同じ方の作品なのか!?という驚きと、なんて素敵な作品なんだろう!という気持ちでいっぱいです。
美しい文章の中に、美しさだけではない感情がたくさん。物語という繭の中にずっといたい!ずっと読んでいたい!そう思わずにはいられないほど素敵な作品でした。
その中でも「エデンの102号室」は特に大好きです。不思議な青年シンと布珠ちゃんの心の交流がたまりません。
そしてその後のお話との繋がりも最高です。
ずっと大切にしたい一冊となりました。
神戸がすごくロマンチックな街に思えて、いつか神戸の街にも行ってみたいです。
本当に本当に素晴らしい作品でした!
ありがとうございました!これからも応援しています。

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幻想的で、切なく美しい、それぞれの物語に、あっという間に魅了されました。
さまよっていた、自分の本当の心を見つけ、
抱きしめるような人間ドラマ。
その心の機微に、瑞々しく温かな気持ちがこみ上げます。
細やかな感情が交錯し、辿り着いたラストに、
穏やかな光に包まれました。

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神戸の街を舞台にした再生の物語。
キッチンセラピーで宇野先生の作品に出合いましたが、言葉がとても優しいところが気に入ってます。
今作では「エデンの102号室」にあるシンから布珠ちゃんへの言葉。役に立つことなんて…の一文を読んだ時の衝撃。そしてまた、幻想的なお話のあとのダークな感じへ、読み進めていくと少しずつ短編が繋がっていくのがわかった時も驚き、夢中になって最後まで読みました。
『話せば話すほどこれじゃないと思う。』というのは、経験した人間にしかわからないことかもしれません。自戒も含め、大切にしたい言葉です。

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著者の過去2作を読んできました。どちらも人と人のつながりが心にじわっと広がる良き物語でした。
しかし、今作は全く毛色の違う不思議な作品だと思いました。根底に切なさが広がっていて、胸がギュッと苦しくなるような感覚でした。過去の思い出に浸るように、黄昏の中で物思いに耽るようなノスタルジックな気持ちにさせてくれました。
なぜだか涙が溢れます。熾火のように、いつまでも心にとどまりそうなそんな作品になるなと思います。
私は大好きです。

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そこは、特殊なありふれた世界。私が見たことすらない、いつも通りの日常。景色がこんなふうに見えたのは、きっと初めてだ。
エアポケットに入り込んだ私の心がその刹那、バランスを失うことで物質としての我が身を思い知るような、不思議な物語だ。

私が1番好きな話は『赤い恐竜と白いアトリエ』。先生がマニキュアを塗る描写がなんとも官能的で、何度読んでもドキドキしてしまう。左巴は感情的に「先生」にのめり込みながら、一方で女性的な気配を捨てて社会の一部品として生きる。相反するものを体内に抱えながら命のバランスを保つ、心と体の葛藤のリアルが印象的だった。そうだ、愛ってこんな感じだった。

一冊全体を通して、時間経過が希薄で真空の中に閉じ止められたような、不思議な空気感がある。
全ての話がどこかで繋がっていそうで、けれど私には その糸を手繰り寄せることはできなかった。おそらく私は何かを見落としたのだ。
読了後すぐにまた頭から読み直している。私の中でこの小説はまだまだ、終わりそうにない。

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一つ一つの短編がとても面白く、意外なところに物語が着地したりして、楽しく読みました。それぞれの短編もジャンル的な統一感はなく、いろいろなタイプの物語が読めます。次はどんなお話か、ワクワクしながら読むのも楽しいのではないでしょうか。

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言葉が優しくこころを癒してくれる。読後、心に残った言葉の多さに驚く。普段見ないふりをしていた感情に気づかされてしまった。
小説の中は、夕暮れに感じるもの悲しさと、夜明けを待つような期待感に満ちている。それは、あの日から復興し続ける「まち」の雰囲気ともよく合っていると思う。ノスタルジックな気持ちもそこに合わさり、とても心安らぐ読書時間となった。
また、この小説は、そこに暮らす人々の出会いと別れの繋がりの記録でもある。改めて、今この瞬間を、この場所で生きている素晴らしさを思い出させてくれる素敵な物語だった。
今年最初のおススメしたい一冊。

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