フィリムの翼(上)

飛空騎士の伝説

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/07/11 | 掲載終了日 2024/07/11

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#フィリムの翼上 #NetGalleyJP


内容紹介

魔法動物・飛空馬を操る誉高いフィリムの飛空騎士団。15歳の見習い騎士3人が、突然の戦争開始に戸惑い、己の道に迷いながらも、未来を掴むために戦いに挑んでいく冒険ファンタジー。舞台は、高原と山岳の国・フィリムと森の大河の国・エンデシムを南北に持つ緑藍(ネイ・キール)大陸。ある日、海を挟んだ大国・ギルス帝国の電光石火の大陸侵略が始まると同時に、飛空騎士団長が刺客に襲われ、石化鶏(せきかどり)による呪いを受けてしまう。石化の呪いを解いたことがあるのは、25年前に亡命してしまった伝説の英雄ただ一人。飛空騎士見習いの少年ファストラと少女レイン、シューデリンの3人は、英雄と呼ばれた飛空騎士リディンを探し出す任務を与えられ、隣国エンデシムの森深くに入っていく。なんとかリディンに会わねばと焦る3人の前に現れた皮肉屋の男の正体は…!? 悩み迷う15歳のきらめく冒険譚!

魔法動物・飛空馬を操る誉高いフィリムの飛空騎士団。15歳の見習い騎士3人が、突然の戦争開始に戸惑い、己の道に迷いながらも、未来を掴むために戦いに挑んでいく冒険ファンタジー。舞台は、高原と山岳の国・フィリムと森の大河の国・エンデシムを南北に持つ緑藍(ネイ・キール)大陸。ある日、海を挟んだ大国・ギルス帝国の電光石火の大陸侵略が始まると同時に、飛空騎士団長が刺客に襲われ、石化鶏(せきかどり)による呪いを...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784863897885
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 288

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

すごく面白かったです。アフターコロナ、子ども達は、こちらのような、良質のファンタジーに飢えています!乾いたスポンジの様にどんどん吸収していきます。熊本は空がとてもきれいで、児童の名前にも空の字が多いような気がします。戦士、冒険、友情、成長、飛行、…すぐにでも紹介したい子どもの顔が3、4人浮かびます。夏休みの一冊に激推ししたいと思います。貴重な原稿を拝読させていただきまして、大変ありがとうございました。“後編”も、楽しみにさせていただきます!

このレビューは参考になりましたか?

小前さんの作品ということで読んでみました。相変わらず読む手が止まらない面白さと読みやすさです。
ファンタジー小説は大体、簡単な舞台設定やキャラ設定から入るので、序の辺りはなかなか手が進まない。
ですが、見習いの三人が伝説の飛空騎士を探しに出るところから、少しずつ物語が回りだし面白くなります。見習いの少年少女、英雄の子ども達が、意思を育み、しっかりもっていくところが読んでいてすっきりしていきます。
タイトル「フィルムの翼」のタイトル回収も(下)でされる予感。下巻もぜひ読みたいです。

このレビューは参考になりましたか?

翼を持たずに空を駆ける馬。それを駆るのがフィリム最強の飛空騎士団。ギルス帝国の侵攻に対して、その見習い騎士3人が受けた秘密の任務とは。
個性的である故に危うさも持ち合わせる3人。彼らはそれをいかに乗り越えて行くのか。
中国や日本の歴史小説を書いてきた小前亮が描く、魔法を使う獣達が生きる異世界での若者達の冒険譚。

---------------------------------

魔法を扱うのが人ではなく、馬や栗鼠、熊や象などの動物達であることが、まずは新鮮だった。それをうまく使いこなしていくこの世界の人々。それは、人が魔法を使う今までのハイファンタジーとは一味ちがうものだった。特別な力を持つことはない人々が、智恵と歴史の積み重ねにより動物達を友とし、また使いこなしている様子は、人が本来持つ力強さを感じさせた。

そして、個性あふれる登場人物の中の中心となる、ファストラ、レイン、シューデリンの生き生きとした様子。更にそれぞれが背負うものがもたらす性格と生き方、そして将来の夢。物語の始まりから明かされているそれらは、3人により人間味を持たせていた。しかしそれは、彼らそれぞれに長所だけではなく、危うさがあるということでもある。そんな不安を抱かせたまま物語は進んでいく。

その危うさを互いにカバーし合いながら、秘密の任務に携わる3人。それは自分を捉え直し、自らを変えていく力となっていく。更に自分の乗馬との関係、そして3人の関係も変えていく。相補し合う3人と3頭に。それは読んでいて心強いものだった。

でも、まだ真の3組の騎馬となるまでには至っていない。下巻ではギルス帝国の侵略軍との戦闘が待っているだろう。一つの山を乗り越えたが、その先は更に困難が待ち構えているはず。

下巻は更に過酷な群像劇となるだろう。それに対してどのように対していくのか、また3人はどのような運命に向かって行くのか、今から楽しみだ。

このレビューは参考になりましたか?