Q世代塾の問題児たち

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刊行日 2025/04/18 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#Q世代塾の問題児たち #NetGalleyJP


内容紹介

小学6年女子・猿島空乙(サルシマ・ソラオ)は、好きな男子から「ルッキズムも知らないの?」と言われたことをきっかけに、世の中のことをもっと知りたい!と思うようになります。そんな希望をかなえてくれそうな<Q世代塾>を見つけます。先生は、高校生。生徒は、子どもから高齢者までいろいろ。性別もわからない先生に、顔をしかめる人もいます。若者世代と年配世代のギャップ(=感覚のズレ)が生じるなかで、ソラオは、偏見とは何か、差別とは何か、少しずつ自分の頭で考えはじめます。ユニークな設定で、主人公の変化、成長をえがく児童小説。

小学6年女子・猿島空乙(サルシマ・ソラオ)は、好きな男子から「ルッキズムも知らないの?」と言われたことをきっかけに、世の中のことをもっと知りたい!と思うようになります。そんな希望をかなえてくれそうな<Q世代塾>を見つけます。先生は、高校生。生徒は、子どもから高齢者までいろいろ。性別もわからない先生に、顔をしかめる人もいます。若者世代と年配世代のギャップ(=感覚のズレ)が生じるなかで、ソラオは、偏見...


おすすめコメント

ラストのどんでん返しは、痛快な驚き! ほんとうの偏見ってなんだろうと考えさせられます。小学校高学年〜YA世代に人気のある、石川宏千花さんの意欲的なテーマの作品です。

ラストのどんでん返しは、痛快な驚き! ほんとうの偏見ってなんだろうと考えさせられます。小学校高学年〜YA世代に人気のある、石川宏千花さんの意欲的なテーマの作品です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784652206812
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 216

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NetGalley会員レビュー

先入観をひっくり返す発想が凄い!

主人公は差別を知らないピュア少女。

恥をかいた経験から
知性を追い求めた彼女が、
一風変わった勉強会に参加するなかで、
自身の新たな一面を引き出していきます。

ひゃあ、驚いた!
思わぬ仕掛けがバーンと発動するんだもの。

こんなんされたら思い込みの愚かしさが
身に染みてわかる、わかりすぎる!

一方通行ではない学びも新鮮でしたよ。
この本がくれるのは「本物の知性」ですね。

何より素晴らしかったのは
ラストにかけての主人公の気づき。

彼女の思い描いた自分を形にする
アプローチは、子どもだけでなく
大人もみんな胸に刻めばいいのにと
思いましたよ。

迷ったときどんな選択をしたらいい?
生きづらさを軽くする方法とは?
そもそもQ世代って?

こんな問いに関心がある方は、ぜひ!

自分で考える姿勢が自然と身に付く
”宝物のような一冊”だと思います。

(対象年齢は10歳以上かな?)

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面白かったです! 主人公のさるそらちゃんと一緒にモヤモヤしたり怒ったり、ハラハラしたり驚いたりして、最後まで楽しく読ませていただきました。私もQ世代塾でみんなと学びたいです。
大人になってからでも、「なりたいおとな」にはいつでもなれると思わせてくれる作品なので、主人公と同世代の子どもたちはもちろん、大人の皆さんにもぜひ読んでもらいたいです。

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『12 Angry Men』を彷彿とさせる物語で、とても面白かった。
「なにか困難にぶち当たって、どうにかしようと試行錯誤し、困難を克服し、成長する」という児童書の基本的なルールのようなものに、ばっちりとはまっているのに、とても新しい試みの作品を読んだような気になった。
困難の種類や試行錯誤の方法、そして、100パーセント克服するわけではないのだけど、「自分で考える、考えてから発言する」ということができるようになることは、やはり素晴らしい成長だったと思う。
最後の「怒らない」というのも、大人顔負けの選択だった。
児童書だけど、子ども以外にも読んでもらいたい。

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好きな男の子に、「ルッキズムも知らないんだ」と言われ、頭がよくなりたいと思った空乙は、同級生の兄、努力が始めた塾に通うことにする。そこは、人がそうと気づかずにしてしまう間違いや、固定概念について考える塾。本を読みながら空乙と一緒にいろいろなことを考えさせられます。個人的には、褒めるつもりで外見について触れることも、ルッキズムとしてしてよくないことだということにまだ慣れていなくて、つい言ってしまいそうになります。この本を読むことをきっかけに、若い世代の人たちは「常識」として人とのコミュニケーションのあり方を学び、年齢層の高い世代の人たちは、意識せずに「ついしてしまう」間違ったことのアップデートをしてゆくことができるのではないかと思います。

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あっという間に読み終えてしまいました。
まさかまさかの展開。すっきりしました。
自分も主人公と一緒に考えながら読みました。塾生になりたいです。
見えない先入観に捉えられている大人にも読んで欲しい児童書です。

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読者が心を重ねる主人公ちゃんがピュアで素直な感じの子で、「ルッキズムがわからないなんて頭わるい」と言われて「あたまよくなりたい」なんて思って塾に行くのですが、それがなんとも今っぽさを感じるなーと思いました。
頭がいいっていうのが学校の成績とかじゃなくて、思考能力とか倫理観とか社会性とかコミュニケーション能力とか感受性とか、そういう方向の能力だと思うんですけど、それがふわふわとした感覚で、どういう状態だと良いのか、どういう状態だと悪いのか、とかもわからないじゃないですか。
で、それをなんとなく他人に言われて「自分はだめなのか」ってなる。自分ではよくわからないし、改善方法だってわからない。
家庭とか学校とかでの日常もモヤモヤっとすることはあって、なんとなくモヤモヤしたまま過ごしているんだけど、塾を通して「これってどうしてだろう」「他人はどう考えてるんだろう」みたいなのを考えるきっかけができて、ちょっと良い方向に変わっていく、みたいな。
繊細で難しい内容だな、と思うのですが、言語化が難しいモヤモヤがいっぱいの世の中で、繊細で傷つきやすく、悩みでいっぱいの人に手に取ってほしいな、と思いました。

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