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星になっても 表紙

星になっても

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刊行日 2025/04/22 | 掲載終了日 2025/04/22

ハッシュタグ:#星になっても #NetGalleyJP


内容紹介


大切な人を亡くしたとき、

私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう。

著者が父の死をきっかけに書き綴った、
喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。

* * * * *

「どうしてじいじは死んじゃったの?」

息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。
最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記……
そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。

* 

< 目次 >
・ はじめに
1 十円玉と骨
2 死んだらどうなるの
3 盆踊りの夜に
4 帰札
5 聖橋にて
6 追憶
7 幸せを感じる練習
8 死のイメージ 死と孤独α
9 一周忌
1 0 死の抑圧 死と孤独β
1 1 喪失の後で
1 2 ローリー・ポーリー
1 3 生きているうちに、死を語る 死と孤独γ
1 4 父の手記
1 5 母
1 6 献杯
・ 訃報を待つ
・ おわりに

▼下記のURLよりためし読みができます!(群像サイト内)
https://gendai.media/articles/-/114712

----------------------------
著者/岩内章太郎(いわうち・しょうたろう)
哲学者。1987年、札幌生まれ。豊橋技術科学大学准教授。早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション学)。専門は現象学を中心にした哲学。著書に、『〈私〉を取り戻す哲学』(講談社現代新書)、『新しい哲学の教科書 現代実在論入門』(講談社選書メチエ)、『〈普遍性〉をつくる哲学 「幸福」と「自由」をいかに守るか』(NHKブックス)がある。


大切な人を亡くしたとき、

私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう。

著者が父の死をきっかけに書き綴った、
喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。

* * * * *

「どうしてじいじは死んじゃったの?」

息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。
最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記……
そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
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おすすめコメント

 「はじめに」より抜粋 
 この本に綴られているのは、私の個人的な体験である。父が病気に罹り、闘病が始まった。私は訃報を待ち、父の遺体を焼いた。それから、父のいない世界で生きることになった。それぞれの具体的なエピソードは私と一部の人間にしか共有されていない。けれど、近しい人の死を経験した/経験しようとしている人がこの本に出会ったとき、少しでも気持ちが楽になったり、考えが整理できたり、何かのきっかけになったとしたらうれしい。
 愉快なことではないかもしれない。せっかく忘れていた記憶に連れ戻されることになるかもしれない。でも、生きている限り、死を避けることはできない。私は、この当たり前の事実を、死にゆく父に教えられた。
―――――――――

 「はじめに」より抜粋 
 この本に綴られているのは、私の個人的な体験である。父が病気に罹り、闘病が始まった。私は訃報を待ち、父の遺体を焼いた。それから、父のいない世界で生きることになった。それぞれの具体的なエピソードは私と一部の人間にしか共有されていない。けれど、近しい人の死を経験した/経験しようとしている人がこの本に出会ったとき、少しでも気持ちが楽になったり、考えが整理できたり、何かのきっかけに...


販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★



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出版情報

ISBN 9784065391365
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 256

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NetGalley会員レビュー

著者が父の死をきっかけに『群像』に連載したエッセイをまとめたものでです。
個人的な体験や思いが綴られています。ほぼ同時期に私も父を亡くしたので自分の経験を思い出しながら読んでいました。
著者が哲学者ということで難しいのかと思っていたら、ユーモア溢れる言葉で綴られていて何度もクスッとしてしまいました。特にアップルパイの箇所は不謹慎ながらも私もつられて笑ってしまいました。。
岩内さんは母、弟とともに亡くなった父を見送ります。家族にしか分からない悲しみ、父親への思いを共有出来たのだなと思います。
6.追憶に綴られた「この世界には、あまりにも形式的で、自分勝手な言い分が多すぎる。誰が一番しんどいのかは一目瞭然なのに、その人に対して余計なことを言いたがる」この言葉に何度も頷きました。あのときの私の思いそのままの言葉でした。残された家族は私だけなので、私が喪主にならなければいけないのに親戚や近所の人からは色々と言われ死を受け入れる時間ももらうことができませんでした。
岩内さんの個人的な思いが綴られていてますが、私も同じように死を受容するまでの過程を思い起こしていました。
息子さんはまるで小さな哲学者のように鋭い言葉を岩内さんにかけます。
子どもなりに近しい人の死を受容するということに物語が必要なのだと改めて思いました。

身内を亡くすということ、それを受け入れること、そして心の回復に向かう過程は誰しも経験していくことだと思います。
それぞれの家族の物語があり、家族関係も様々だと思います。
岩内さんのエッセイを通して自分の家族を顧みる人もいると思います。そして自分の死についても考えるでしょう。
私も父を亡くしても慌ただしい日常が続いてきました。この作品のおかげで一度立ち止まり父との思い出を振り返ることができました。

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今年の二月に大切な家族を亡くしました。
悲しくて、苦しくて、涙が止まらなくてどんどん溢れて流れてくる。でも生活していかなきゃならなくて、きちんと死と向き合うことができない状況下で本書を読みました。
他人の親子の、家族の何気ない日常に、自分の家族との日々を重ね合わせて心が癒されていく経験をはじめてした。読んでいてふっと笑いがこぼれた。笑うことから遠ざかっていた私の心の隅っこがホッとしたのがわかった。泣くことも、笑いがこぼれる事も、本書を読んでいる時だけはありのままでいられて、本当に救われた。
心の整理がつかなくても、生きているだけで供養になるのかな、と思ったり、星になってこちらの様子を見ていと思うと、なんだか心が和らぎ、少しだけ前を向いて生活できるようになりました。
私にとって価値観の転換となった一冊です。心からありがとう。

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哲学を専門としている著者が、父との別れを「群像」にて連載。文章にすることでこの状況を少しずつ受け入れていく。目を瞑ればすぐに浮かんできた姿が少しずつ薄れていく現実は、消え去るのではなく我が身に溶け込んでいくよう。「かなしみを忘れていくかなしみ」言葉は時に言葉を超える。人はなぜ死ぬのか、その問いを永遠に辿っていくしかない。世間には形式的な発言をする人がいるが、それぞれの立場で抱く気持ちはその人にしかわからない。そのままでいい。哲学を理解したとして閉ざすことができないもの、感情とはそれほど深く重いものである。

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難病を患い70歳の誕生日に他界した父への想い、家族への想いが綴られたエッセイ。
家族の死に対してどう向き合っていくか、自分自身が経験したことと重ねたり、自分の家族がいつか経験することに思いを巡らせながらの読書になりました。
著者にとっての父は、同時に母にとっての夫であり、息子にとっての祖父であり、死に対するそれぞれの受けとめ方が温かくユーモア溢れる文章で綴られていました。
心癒される内容で、哲学的な話も面白かったです。

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死が怖い。昔から怖かったが、出産体験を機に「生き物は絶対に死ぬ存在で、それがいつかわからない。」ということが急にハッキリと自覚されてからは、無視できない程に怖かった。そんな私に、本書は、静かな心持ちを与えてくれた。
本書を読む前には、「身近な存在の死は必ず訪れる異常事態で、どうすればそれを乗り越えられるのか。」と考えていたけれども、「身近な死を経験しながら生きる事も、人生を歩むということ。」と丁寧に教えていただいた今は、少しは穏やかな心持ちで死と向き合えるようになった。
人間は生きていれば、身近な死をいくつも経験する。今から、死を忌避しすぎずに、向き合うことで、きっと身近で大切な人たちの、そして自分自身の、最後の孤独を少しは埋められる。本書を読むことは、その最初の一歩になる。
身近にひそむ死を、恐れる多くの人々に、この、切実で優しい一冊の本をオススメしたい。

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