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TRUE  Colors 境界線の上で 表紙

TRUE Colors 境界線の上で

コウベ ハルマ アオヌマ ヨウト イトウ ミク トリミヤマ タカコ ヒコ タナカ カマタニ ユウキ

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刊行日 2025/07/29 | 掲載終了日 2025/05/26

ハッシュタグ:#TRUEColors境界線の上で #NetGalleyJP


内容紹介

// 埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた  珠玉のアンソロジー第2弾//
 
社会に偏在するジェンダーの問題を
児童文学作家が鋭く描く。

ここでしか読めない、珠玉のアンソロジー!

*--- *--- *--- *--- *---

『To be a Mom』神戸遥真
生理は、将来ママになるために必要なものだから──そう本には書かれていた。でも、わたしもママにならないといけないの? 子どもが欲しい友達、怖いと言う友達。わたしは?

『三月のグラウンド』蒼沼洋人
男子に負けない努力を重ね、中学硬式野球のエースとなったわたし。でも、甲子園には出られない。女子だから。納得なんてできない。ナックルボールを磨き続けた先に、未来はあるのか──。

『親友のカレ』いとうみく
元カレの葉空とは今や親友。恋人じゃないからこそ、楽に過ごせる……はずだった。でも、葉空に「好きな人ができた」と言われて、わたしの心は大混乱。しかも、相手は「彼女」じゃなくて「彼氏」!?

『ダイニングテーブル』鳥美山貴子
お母さんの出張で、家事を任されたわたし。やるしかないけど、なんでわたしばっかり? 詩馬の家のダイニングテーブルでは、父さん二人が料理をしていた。家族のかたちは一つじゃない。それなら、わたしの家だって変えられる?

『ぼくと体と、』ひこ・田中
新しい通学路、新しい学校、新しい生活。ある日、電車の中で尻に触れる誰かの手。満員電車だから? 勘違い? ……違う。ぼくは被害者だ。男のぼくだって、痴漢に遭う。それを認めるのが、こんなに怖いなんて。

*--- *--- *--- *--- *---

令和6年埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた『YA!  ジェンダーフリーアンソロジー TRUE   Colors』から待望の第2弾が登場。
「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに、それぞれの視点から物語をつづります。

装画は今回も『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。

// 埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた  珠玉のアンソロジー第2弾//
 
社会に偏在するジェンダーの問題を
児童文学作家が鋭く描く。

ここでしか読めない、珠玉のアンソロジー!

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『To be a Mom』神戸遥真
生理は、将来ママになるために必要なものだから──そう本には書かれていた。でも、わたしもママにならないといけないの? 子どもが欲しい友達、怖いと言う友...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 児童書営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★


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★★★
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恐れ入りま...


出版情報

ISBN 9784065400746
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 240

閲覧オプション

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NetGalley Shelf App (PDF)
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NetGalley会員レビュー

ありのままは〈存りのまま〉だと思う。だから一人一人が、今の自分が〈在る〉様を大切にすることが大事。様々な〝自分〟に対して、それができますようにと願いながら読んだ。

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『To be a Mom』
ママはmustじゃない。確かに社会福祉が充実してきたけど、mustにするためじゃない。それを「選んだ」人を手助けするためのもの。〈体の仕組み〉がそうであっても、決めるのは〈自分の意思〉なんだから。
彩希の気持ちの揺れ動きは続くだろう。でもそれが〈自由意思〉、〈自己決定〉へと向かう道なんだから。だから彩希さん、それを大切にして。

『3月のグラウンド』
スポーツへの情熱は男女も同じ。ただ、成長するにつれ、体に差がでてしまう。〈目立つ〉のは男子になっていく。制度もそれに沿っている。情熱は変わらないのに、超えられない一線がある。
香田さんは諦めたが、京一郎君は違った。超えられない一線の先には、その線がないから。だから、京一郎君は必ず待つ。香田さんのラストピッチングに籠った〈意思〉を受け止めたから。だから香田さんも、ずっと真っ直ぐに前を向き続けて。線の向こうまで。

『親友のカレ』
恋人と言う関係は、幸せで不安定で気をつかう。親友と言う関係は、幸せで安定して正面から向き合える。だからこそ詩さんは余計に、〈頭で理解〉と〈心で受け入れる〉ことの差にぶつかることになったのだろう。そうして、悩んだ。でもそれが大事。
今の風潮にただ乗っていて、身近な現実となったら態度を翻す同級生達とは違う。〈排除〉と〈悩む〉はまったく異なる態度。〈わかろう〉として悩むのだから。最高の親友じゃないか。

『ダイニングテーブル』
家族のありかたはそれぞれ。だから日葵さんの家のように機能不全一歩手間にまでなることもある。 一方、詩馬くんの家のように無理解な人がいても幸せにやっていることもある。
家族が生き生きするポイントは、周りからの視線に縛られず、一般常識にとらわれないで、自分達のやり方を持つこと。そのことを、日葵さんだけでなく、読み手も教えられた。家族の多様性は、持ちつ持たれつ自分から、なのか。

『ぼくと、体と。』
制服、集団行動、友だち。疑問を持ち始めると止まらない。なぜ?どうして?必要あるの?
孤立が楽しい場合だってある。
ただ、困った時は相談する相手がいないから、内へと内へと籠ってしまう。特に今回は男女差も絡んできてしまって、〝ぼく〟の頭の中はぐるぐるぐる。だから、シュンに言えた事を読みながらホッとした。2人ならば、と。
でも、独りで対処するとは。自分独りでできることを。勇気を出して、決死の覚悟で。
そうか、独り、これも多様性の一つなんだな。友だちは無理してつくるものではないのだから。そして、頼る者がいないからこそ出せた強さだったのか。

人の多様性とは、本来はあらゆる方向に連続的に広がっている「スペクトラム状」のものだと考えています。でも、それではわかりづらいので、今まではそれを切り分けることで「カテゴライズ」していた点に、多少の違和感を感じていました。本書は、その傾向があまり感じられず、新しい「多様性」の捉え方が示されているように思います。その点では、これから先の方向性を示している素晴らしい本だと思います。書かれた諸先生方、誠にありがとうございました。

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それまであまり男だとか女だとか意識していなかったのが、思春期を迎え、昔ほどでないにしても、男は男、女は女、という境界線がまだ引かれているということを実感し始める。

蒼沼洋人氏の『三月のグラウンド』が、とてもよかった。
女は参加不可、というどうしても抗えない制度にもだえ苦しみ、それでも努力を惜しまない主人公。
その葛藤の描写が素晴らしかった。
その主人公のために、なんとかその制度を変えようとするのが、男であるところもなかなかで、きっと、その子の想い人は……というのを明言しなかったのもいい。

ひこ・田中氏の『ぼくと体と、』は、異質だった。
満員電車の中での痴漢被害。
被害にあうのに、男も女もないはずなのに、男だからこんなことがあるはずがないのだとか、考えてしまって。
世の中の事をまだ知らない中学一年生が、思いもよらないことにひきこまれてしまい、自分の体が自分の物じゃないような、戸惑う気持ちが赤裸々に語られていた。

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