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私と弟のにじいろの幸せ 表紙

私と弟のにじいろの幸せ

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刊行日 2025/06/13 | 掲載終了日 2025/06/12

ハッシュタグ:#私と弟のにじいろの幸せ #NetGalleyJP


内容紹介

// 小説現代長編新人賞『檸檬先生』で鮮烈デビュー!//
Z世代の新鋭が描く、切なさと温かさに満ちた青春&家族小説。

普通の幸せって、何?

境界の曖昧さ、線引きの難しさを、
姉弟の視点から見つめ直す。

-----------------------------------
東京で大学生活を謳歌していた茂果は、友人の由紀からあるアニメを布教される。
柔らかな表情、手描き感のあるタッチ、自然な体重表現、甘い雰囲気の色使い、繊細な塗り。紹介された絵師のイラストは、弟の穂垂が描いたものだった。
Twitterの裏アカウントでBL作品を創作し、普段から異性との恋愛話をしない穂垂に対して、茂果は同性愛者なのではないかと考え、やがて過干渉してしまう。〈 小説現代長編新人賞受賞後第一作 〉

本書は2022年7月、単行本として刊行された『マーブル』を改題、文庫化したものです。

もくじ
一 明日はアースカラーのネイルをする
二 こっちの水
三 フィクションでありファンタジー
四 17×2=34
五 ほうほう
六 幸福の光
七 ゴーヤは緑から黄色になってやがて甘くなる
八 あなたの光でちょいとこい


*担当編集者よりメッセージ*
『檸檬先生』で鮮烈デビューの珠川こおりさんの第二作は、
姉弟の関係を通じて、普通とは? 幸せとは? 多様性をテーマにした青春&家族小説。
十代にしか描けない等身大の悩みを描いた意欲作です。
より茂果と穂垂のことを身近に感じていただけたら幸いです。
-------------------------------

著者/珠川こおり(たまかわ・こおり)
2002年東京都生まれ。『檸檬先生』で第15回小説現代長編新人賞を史上最年少で受賞し、デビュー。本作が第二作。他の著作に『1と0と加藤シゲアキ』に寄稿した「渋谷と廃墟」などがある。

// 小説現代長編新人賞『檸檬先生』で鮮烈デビュー!//
Z世代の新鋭が描く、切なさと温かさに満ちた青春&家族小説。

普通の幸せって、何?

境界の曖昧さ、線引きの難しさを、
姉弟の視点から見つめ直す。

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東京で大学生活を謳歌していた茂果は、友人の由紀からあるアニメを布教される。
柔らかな表情、手描き感のあるタッチ、自然な体重表現、甘い雰囲気の...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント


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著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★


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NetGalley会員レビュー

優しい恋人の郎がゲイなのを受け入れても、オタクの弟が女の子に興味を示さないのが寂しく過干渉気味の茂果。そんな2人はコミケに参加することに。
茂果姉弟と郎。それぞれの幸せとは何なのだろう。3人の繊細な心根がたどり着くのは?

------------------

『檸檬先生』の不思議さと繊細さに魅入られたので、迷うことなく読み始めた。更に繊細に、飾ることなく心根が語られていくこの物語を。

視野があまり広くないタイプの茂果が、郎のカミングアウトを受け入れて関係をそのまま続けていけたのは、郎の包容力だけでなく、茂果を本当に愛してるからだろう。郎の「好き」という言葉が〈愛情〉を意味する事をわかったからだろう。

そんな茂果も、両親は既に亡いとなれば弟の穂垂に対しては気になって視野を広げられないのはしかたがないことか。2次作品ではBL系イラストの人気絵師だったり、明とのやりとりが他人行儀であれば、更にその視点の自縛から抜け出せなくなり、過干渉になっていく。そうなってしまう想いが痛い方伝わってくる。

でも穂垂は、茂果が全く予想もつかなかった人間関係の中で生き生きしていた。茂果は人を引きつける。様々な人を。コミケでそれを目にしたから、真逆の茂果はあんなに落ち込んだのだろう。でも、茂果も立ち上がる。郎に対して今までにない態度で。

自分が決めたことが幸せ。それが穂垂のスタンス。そんな穂垂が穂垂らしくいるが、戸惑いを抱えながらも茂果の幸せ。そして、そんな彼女を支えていくのが郎の幸せ。

読み終わる度に各章に付けられた不思議なタイトルに納得しながら、人の幸せとは虹の色のようになんて多様なのだろうと思った。そして、ずっと潜めて読んでいた事にやっと気づいて、大きく息を吸い込んだ。

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『マーブル』を改題、文庫化した作品。
『檸檬先生』と『マーブル』を読んだ時、まだ著者が10代であることに驚いた。マーブルを読んでから3年。
TwitterからXになっていたりと、時代の流れを感じる。
再読なのに大学生の姉の茂果と、高校生の弟の穂垂のやり取りが瑞々しくリアルに感じる。
姉の彼氏の過去は受け入れるのに、弟のことになると過干渉になる。
茂果は弟のことが可愛くて仕方ない。だけど色々考えてしまい、心配しすぎて視野が狭くなっていき、彼氏との関係さえ危うくなってしまう。
若さってこういうことなんだろうなと素直に受け止められる。
知らないこと、理解できないことがまだまだたくさんある。
だから失敗もするし色々な経験をして成長していくんだろう。
まさに幸せは虹色。自分の色を見つけて幸せになってくれたらいいと、改題されたタイトルを見て改めて感じた。

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主人公の茂果がすごく普通の中にいるんだなって思う、普通女子の日常を感じる作品でした。友達の由紀ちゃんと過ごすシーンの空気が心地いい。
描写が詳細で、おしゃれのカフェとかで読んだらおしゃれな気分になれそうな。

彼氏の朗が大人だなーってすごく感じて、茂果に優しいんだけど手放しに都合よくチヤホヤすると読者がモヤっとしちゃうよなってときに読者に寄り添ってくれる感じがあって、気持ちいいな、好きだなと思いました。

作中アニメの話題やその作品の萌えトーク、BL二次創作ネタがあり、そういう文化が好きな人に刺さりそう。同人イベントやコスプレ好きな人におすすめしたいかも。

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Z世代の著者が描く青春・姉弟・家族物語。
弟のことを想うからこそ当たり前(!)の幸せを
手にしてほしいと思う姉。その姿に自分を重ねた。
わたしの場合、息子への想いと重なるところがあって
感情移入して読んだ。

つい、自分の思い描く幸せを押し付けてしまうけど
幸せは本人が決めること。わたしの思い描いた幸せが
息子の幸せとは限らない。わたしから見たら
なんで?と思うことでも息子が好きでやっていることなら
応援したい。

自分の思った弟像と違う弟の姿に悩む姉はわたし自身。
ありのままの息子を受け入れて応援しようと
思わせてくれた小説。

家族を想う全ての人に読んでほしい本。

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改めて突きつけられる、「幸せの形は人それぞれ」
大事な人ほど、幸せになって欲しいと願う気持ちは凄くわかる。
ちょっと、いや結構依存しすぎとも思えるほどの弟への愛。
それでも、直接問いたださず(訊くのが怖いというのもあるだろうけど)、弟のことを知ろうとするところに、本当に大事で大好きというのが表れていると思った。
姉弟の話だが、多様性云々抜きにしても“普通の幸せ”を押しつけがちになる“親”にこそ、読んで欲しい作品。

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漫画、アニメの、二次創作の漫画や絵を描き女の子のキャラクターのコスプレをする高校生の穂垂くん、性別違和や異性装といった、お仕着せの概念で片付けられない等身大の姿が魅力的。
 それと対照するように、穂垂の姉、茂果は既成の概念から抜け出せなくてもがいている。
 そんな茂果に、真っ正面から向き合う、恋人の朗。
 友人の由紀、朗の妹の明を含め、リアルで、背伸びしない、それぞれのキャラクターが等身大に描かれている。属性に嵌めないことの大切さを、あらためて思い知った。
 そして、複数回違うシチュエーションで出てくる、ファッションをコーディネートしてあげることによる支配欲の表れを垣間見た。
 いろいろな世代の、いろいろな考え方の人に読んでほしい本。

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最初から最後まで普通とは何なのかを問いかける作品だと思いました。

主人公の茂果は弟の穂垂を溺愛している。
あるきっかけで茂果は穂垂が、同性愛者かもしれないと疑問に思う。
私の可愛い可愛い穂垂が傷つかないように、私が何とかしなければ・・・。

主人公の行動をええ?この時代にそんな風に思って動いてしまうの???と思ったけれど、いや、でも自分が実際茂果の立場になったらどうだろう・・・。
自分の恋人がバイセクシャルであることはさらっと受け入れるも、さて家族となったら・・・。

結局のところ人はついつい自分の考えが普通で正しいと思いがちなのだと思います。
つまり普通は人それぞれ。
幸せもだから人それぞれ。
当たり前のことなのだけれど、それを身につける事のなんと難しいことか。

色々な人に読んでもらって、その人はどう思ったかを知りたくなる、そんな本だと思いました。

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