コールドムーン
あなたがそばにいる。ただそれだけで幸せです
芥川なお
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刊行日 2025/07/26 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#コールドムーン #NetGalleyJP
内容紹介
17刷、累計10万部突破の『ストロベリームーン』の著者、最新刊!
幼なじみの高遠麗と佐藤日向。麗は幼い頃から日向に恋心を抱いていたが、ずっとその想いを伝えることができずにいた。そんななか、高校1年生の入学式、佐藤日向は学校一の美少女・桜井萌と初日につき合うことに。麗の10年以上の片思いの行方はいかに…。『ストロベリームーン』を読んだ方はもちろん、読んでいない方でも心がキューンとなる青春純愛小説の第2弾。
おすすめコメント
おかげさまで『ストロベリームーン』が発売から2年で10万部を突破しました!お読みいただいた、読者様、書店員様に心から感謝します。そして今年、映画化します!公開日は10月17日(金)
そして今年の6月の満月ストロベリームーンは6月11日(水)
その日何かが起こるかも!?
小説『ストロベリームーン』を読んでない人もそうでない人も読める、新刊『コールドムーン』は切なく、儚く、そしてラストは温かく心が揺さぶられる作品と思います!伏線もあります!(営業部H)
ちなみにコールドムーンは12月の満月です。ストロベリームーンのような素敵な逸話はありませんが、この作品を読めばきっと満月を見たくなる!?
ぜひ感想をいただきたく、帯や販促物、広告にも採用させていただきたいです!『ストロベリームーン』『コールドムーン』どちらもよろしくお願いいたします!!
販促プラン
メディア露出、広告も出稿します!(予定)
メディア露出、広告も出稿します!(予定)
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784799112823 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
ページ数 | 300 |
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NetGalley会員レビュー

軽妙な言葉のキャッチボール一
カワケンとかフーヤンとか 互いの呼び名さえも弾むように聞こえる高校1年生
修学旅行での正座と告白タイムは伝統行事と化してしまう
ポップコーンはカロリーゼロにしてしまえる 無限の可能性
なんて いい奴らが揃うのだろう
臨場感と疾走感と未来志向をもって 想像する行方を こうも裏切られるとは
奇しくも、な出来事がつながれていく
誰も責めることができなかったことは、起こる
それでも、生きていればと思い直してみる
じゃあ、生きていなかったら???
作中で著者は「居なくなっても」と漢字表記を用いる
存在するとは、その問いを満月を仰ぐたび自分に問いかけたい
これは、一粒の麦の物語である その実をどう結ぶのか
賽は投げられた

これは誰目線で読めばいいの?(泣)
誰に感情移入しても切なさMAXで苦しい…!
萌ちゃんが亡くなったあとも、萌ちゃんだけを好きでいる日向。
そんな日向のことが昔からずっと大好きな麗。
そして、萌ちゃんの願い…。
誰かを好きでいることはこんなにも胸が苦しくて、でもそんな偽りのない真っ直ぐな気持ちが眩しくて…心の底から全員の幸せを願わずにはいられない。
そのなかでも麗ちゃん…!麗ちゃんには世界一幸せになって欲しい!!
日向のために自分の気持ちを諦める。日向のことが本当に好きだから…そんな麗ちゃんが愛しい…!
麗ちゃんはコールドムーン!綺麗で素敵なコールドムーン!!
「あなたがそばにいる。ただそれだけで幸せです。」
読み終えた今も、その言葉がずっと頭から離れません。
前作を読んだ人も、読んでない人も楽しめる作品だと思います。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました!

『ストロベリームーン』が好きな方も、未読の方も楽しめる1冊だと思います。
文章が作り出す世界観が素敵。詩的というか、読んでいて「綺麗だな」「可愛いな」と浸ってしまいます。
おまじないをしてみたくなったり、綿菓子が食べたくなったり。
ストーリーは切ない。高遠麗、佐藤日向、桜井萌。3人がメインなのですが、どのキャラも好きだな、幸せになってほしいな、全員の気持ちがわかるな、って感情移入しちゃって。
恋愛感情や人間関係って理屈じゃないから、数式みたいにすっきり解決できなくて。どっちに転んでも複雑だな、って思いながら読んでいって、最後の方は胸が締め付けられるような気持ちでした。
綺麗で、素敵だなって思うけど、つらい。切ない。でも、「ああ、素敵だな」と思う。
作中キャラのその後の人生に想像を巡らせてしまいました。
「余命もの」「ブルーライト文芸」って流行ってるけど、その1冊の後も人生が続くキャラって、死に別れした大切な人のことをずっと想いながら生きるんだなって。
当たり前のことなんだけど、キャラはその世界を生きていて、綺麗なお話では終わらないんだ、ということをしみじみと考えさせられた本でした。
青春って短い期間だけど、「その後の人生の長さ」「その後どう生きるか」を意識させてくれたところが、本当に価値がある作品だなって思いました。

大切な人を失った哀しみを乗り越えて、
一歩を踏み出していく、
新たな始まりを感じるヒーリング小説。
大好きな人と、
もうこの世界で逢う事ができないという現実。
そして、二度と戻る事ができない過去。
そんな、胸がちぎれそうな現状に、
切なさや苦しさがこみ上げました。
しかし、そんな暗闇の世界から、そっと掬い上げ、
周りで支えてくれる人々の存在が、
大きな力となっていく。
その、多くの言葉と行動に救われ、
優しい真心が、肌に沁みました。
それはまるで、凍っていた心身が氷解し、
明日を生きていく、温かい生命を取り戻していくようです。
私とって本作は、かけがえのない思い出が、
永遠に生き続けていくような愛の物語でした。
また、奇跡を信じたくなる、
一縷の救いと希望の光でした。
読み終えた後も、
冬の寒さをも忘れるほど美しい、
未来を穏やかに照らす、
コールドムーンの輝きに包まれています。

佐藤日向が恋人である萌を亡くし、悲嘆に暮れているところを幼馴染の高遠麗が少々手荒な方法で励ます場面から始まる。「ストロベリームーン」を読んでいないけれど、たぶんその後の物語。忘れられない彼女のいる日向に10年の片思いをしている麗の健気さと、一途に萌だけを思っている日向のそれぞれに切なさがありました。著者のちょっとした表現や比喩が変わっていて、著者の感性の豊かさや、あるいは、ありきたりな表現を塗り替えようとする挑戦のようなものを感じました。「ストロベリームーン」を読むと、日向の萌への強い想いをもっと知ることができるのではないかと思うので、ちゃんと読もうと思います。

待望の第二作
前作を読んでいる時から、麗と日向の2人の関係性が気になっていました!
このカップリングをずっと待ってました!
そのため、読んでみたいなと思いました。
萌が亡くなった後でも、日向の萌への強い思いは消え失せることはない。
麗の日向に対する一途なカタオモイを読んでいて、切なくなり、心が苦しくなって、泣きました。
でも、恋ってそんなに上手くいくばかりでもないよなと思いつつ、麗にめちゃくちゃ共感しました。
個人的には、前作より、本作の方が共感できて好きかもと思いました!
"ストロベリームーン"に"コールドムーン"。
夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したことを思い出し、やはり月と恋愛は関係があるのかなと感じ、もっと月について知りたいなと思うきっかけとなりました。