本文へスキップ
笑う四姉妹 表紙

笑う四姉妹

ひとつの庭と四つのおうち

ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/07/04 | 掲載終了日 2025/07/04

ハッシュタグ:#笑う四姉妹 #NetGalleyJP


内容紹介

「ゆずのお母さんたちってドラマチックじゃん。この世知辛い東京で、一つの土地に、四人姉妹がそれぞれ家を建てて住んでたんだよ?」。幼馴染みの稲葉亜子に問われ、そんな大げさなと返す信濃ゆず。

漫画家の亜子は最近仕事に行き詰まっており、ゆずの母と三人の伯母たちの話を聞きたいらしい。すると、二人のそばにいた老女がにっこり笑い、ゆっくりと四姉妹の過去を語りだし――。

父の失踪、巨額の借金、仕事と結婚、そして老い。人生はままならないが、四姉妹はいつも笑っていた。

70年以上の時をこえ描かれる家族の物語に涙が止まらない、著者渾身の感動作。

「ゆずのお母さんたちってドラマチックじゃん。この世知辛い東京で、一つの土地に、四人姉妹がそれぞれ家を建てて住んでたんだよ?」。幼馴染みの稲葉亜子に問われ、そんな大げさなと返す信濃ゆず。

漫画家の亜子は最近仕事に行き詰まっており、ゆずの母と三人の伯母たちの話を聞きたいらしい。すると、二人のそばにいた老女がにっこり笑い、ゆっくりと四姉妹の過去を語りだし――。

父の失踪、巨額の借金、仕事と結婚、そして老...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784094074796
本体価格 ¥825 (JPY)
ページ数 352

閲覧オプション

NetGalley Reader (PDF)
NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

父親はいなくなったけれど、いつだって家族みんなで苦難を乗り越えていく姿に胸がいっぱいになり、その度に涙が込み上げます。
それぞれがお互いを思いやり、助け合う四姉妹の絆が美しい。
そしていつの時代のどんな時でも笑顔があり、その笑い声が私の心に響きました。
同じ土地に四つの家を建てて、自分の母親と一緒に生活する。そこがまさに天国。
また、四姉妹の娘達やその友達にも優しい絆が伝染していくのもよかったです。
終盤は四姉妹の人生を振り返りながら、なぜ、いつまでもそのままでいられないのだろう?という李花の心情に、人生の儚さと煌めきを感じました。
この物語を通して、自分自身の家族や離れて暮らす妹のことを想い、もっともっと大切に生きていかなくちゃなと、あらためて気付かされました。
見えるものが、すべてなわけじゃないー。でも、私のなかでの四姉妹はきらっきらの笑顔で、花のように美しく輝いています。
強く逞しく清らかで明るい四姉妹。たくさんの笑顔をありがとう!
とっても素敵な作品でした!

このレビューは参考になりましたか?

もし 家族が失踪しなかったら 
もし 多額の借金がなかったら
もし 学生運動などなかったら
幾つもの たらればまさかがなかったら と思わずにいられないのは
母親と四人の娘たちの心根がそうさせる

戦中戦後そして現代まで続くその家族史
婚活という言葉もマッチングアプリというシステムもなかった時代
やがまし! 迷惑だっぺ! 仙台言葉が物語に勢いを刻む
ぽんぽん途切れることのない四姉妹の会話を上回るように勃発する人生の機微
~色々あったねえ。ここまで~

名もなき人生などなかった 
たとえば会社の同僚とか近所の人 彼等にもある人生 著者の愛があった

いい話だった これから何度も読むだろう
そのたびに よしっと自分を肯定できる自分でありたいと思う
労いと応援歌 生の脆さと強さと「生き抜く」を高らかに謳いあげ ここに 完
~ドラマチックじゃない人生なんてない!
頑張るな。抱え込むな。薄っぺらだ~
貴方の人生に幸あれ!

このレビューは参考になりましたか?

一つの庭を共有し囲むように建っている4軒の家。そこには時代を歩み抜いた四姉妹が住み・・・。
戦後混乱期、高度成長期、バブル崩壊後の低迷期、そして現在と各々通り過ぎた時代を各々の視点で振り返る。性格も違えば、辿った道も違う中で、共通するのは笑いだが、その笑いも嬉しさ・驚きの笑いもあれば、決別・諦念の笑いいもあり人それぞれ。それでも芯にあるのは郷土菓子にも顕される母親、子を含んだ家族の絆。なんとも温かく心強い。そして確かに紡がれていく次世代を目の当たりにして自然と涙がこぼれました。
たかだか80年の間に幾度ともなく価値観の変遷に晒されながらも、逞しく確かに歩んだ四姉妹大河小説。

このレビューは参考になりましたか?