チョコレート・ピース
青山美智子
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刊行日 2025/06/26 | 掲載終了日 2025/07/22
ハッシュタグ:#チョコレートピース #NetGalleyJP
内容紹介
anan人気連載12編+書き下ろし12編、待望の書籍化
5年連続本屋大賞ノミネートの最注目作家・青山美智子が贈る優しさ成分120%の物語
その一瞬に、
祝福の一粒を。
チョコバナナ、キューブチョコ、マカダミアナッツチョコ、
チョコチップクッキー、アソートチョコ……
人生の小さな曲がり角にちりばめられた
彩りさまざまなチョコレートが
主人公の背中をそっと押す――
チョコバナナ×恋の予感
キューブチョコ×推し活
マカダミアナッツチョコ×結婚
チョコチップクッキー×友情
シガーチョコ×大人
ハイカカオ×失恋
チョコレートアソート×決意 ……etc.
受け取って、差し出してーー
祝福の連鎖が動きはじめる
おすすめコメント
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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。
※ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
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※ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784838733316 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 176 |
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閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

めくるめく感情の振れ幅を
五感で楽しめる作品集でした。
夢のようなアソートの詰め合わせが、
まさかの結びつきを見せる!魅せる!
24粒の軽~いおやつかと思ったら
フルコースだったという衝撃。
色とりどりの恋心が
心を優しくなでたり、ざわつかせたり、
弾ませたり、躍らせたりで、もう大変。
けれど、短いお話の中には
ほんのり上向くトッピングがあって
どれもしっとり満たされるような後味でした。
特に素晴らしかったのは
先輩に受けた恩を後輩に返す
大人女子のカッコよさですね。
立ち居振る舞いだけじゃなく
生き方そのものに憧れる気持ちに
共感しましたよ。
あんな風になりたいって思うのもわかります!
変わってると言われる友人に
寄り添おうとする高校生の話は
心の移ろいが爽やかで沁みました。
この作品集の二度おいしいところは
本編の主人公キャラを別の視点から
見られるデザートのようなおまけが
付いているところですね。
しかもそれが絶品スイーツそのものの
ショートショート。
本編の背景や知りたかった人の輪郭が
クリアになって、ますますキャラが
好きになりましたよ。
しあわせで胸がいっぱいになる
贅沢な時間をありがとう!
(対象年齢は12歳以上かな?)

青山先生は、日々の生活のちょっとした心の揺れを描くのが、抜群に上手い。チョコレートの連想と、私たち読者も一度は体験したであろうチョコの思い出が、絶妙にリンクしていて、最後まであっという間に読んでしまいました。毎度のことながら、中高生にも全力でおすすめしたいですね。
終盤の「青山先生らしさ」の糸口が見えた瞬間に、全てが美しくリロードしていくラストは圧巻でした。

大好きな青山美智子さん。
期待どおり。
期待以上だったな~✨
短編なのに心に残るかんじ。
どれも優しさ溢れていて、フワッと暖かく幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。
チョコレートにまつわるお話なんだけど、どれも素敵だったなー🎵
最初のチョコバナナも印象的☺️
ショコラティエも名言言ってくれるし、前向きになれる。
読んでると何しろチョコレート食べたくなる❣️
カカオが多い渋めもいいな。
読ませていただき、ありがとうございました❗

振り返ると、甘さも苦さも愛しく思える人生のアソートチョコレートのような物語に、心の奥がふわっと温かくなりました。
「仕掛け」や「遊び」のスパイスが効いていて、わくわくします。
物語に散りばめられたやさしさに気がついた時、日常のふとした瞬間もちゃんと感じていたいと気持ちがほぐれました。
一粒一粒の物語が自分の人生の一瞬一瞬のようで、何度でも味わいたくなります。

青山美智子という作家はなぜこんなに丁寧にちょっとした心の揺れを表現できるんだろう。いつも読みながら、「あ、この気持ちわかる」と共感がいたるところにある。かわいすぎて愛おしすぎて皆を抱きしめたくなる。つながっていないようで、ちゃんとつながっている短い話は、まるで内緒の打ち明け話を聞いているよう。甘くてほろ苦いいろんなチョコレートにまつわるお話はどれもよかったけれど、一番は「起きぬなら、起こしてみせよう、ドラマチック」かな。

甘くて苦い。まさに帯のフレーズがピタッとハマるお話でした。
別視点からのお話を読めるのも良かったです。もう一度読み返してみたくなりました。
個人的には先輩後輩のお話が好きでした。あんな風な素敵な女性に憧れます。
短編で読みやすいので高校の図書館にもオススメです。

様々な場面での様々なチョコレートにまつわる小さな物語たち。これはちょっと甘酸っぱいなとか、これはビター。懐かしい感情に胸が締めつけられたり、励まされたり……。そんなチョコレートのピースたちが、新しいカタチとなって輝き出す後半は、まさに青山マジック。
思えば、いつも、いつのときでも私の傍にはチョコレートがあった。ある時は甘く、ある時はほろ苦く、私を包んでくれた。そんな自分のこれまでの日々をまるごと抱きしめたくなるような物語。傍にお気に入りの飲み物と、とっておきのチョコレートを用意しながら、心ゆくまで楽しんでほしい。

チョコレート。この言葉を読むだけで、口に広がるほろ苦さと甘さを誰しもが思い浮かべることができるだろう。
それでいてきっと「あなたが最初に思い浮かべたチョコレート」と、「わたしが思い浮かべているチョコレート」は
きっとちょっと違う。
この本は、そんな小さなチョコレートを軸にした、ほろ苦さと甘さが織りなすハートフルな物語だ。
誰かに伝えられない想いや、言葉がついていない関係。
苦い思い出になりそうな恋など。
そして物語が折り返すと、青山さんの壮大な仕掛けに気がつき、また新たな感情が沸き起こる。
丁寧にテンパリングされるチョコレートの描写が、主人公の感情を丁寧に描き出された物語とつながっていく。
ちょっとした感情ときちんと向き合っていきたくなる一冊。

青山作品の仕掛けにはいつもハッとさせられる。しかも今回は2回驚けて嬉しい!
人生の断片を辿りながら励ましてもらった。
BOX2で登場人物が対になっているので同じ話を違う角度から2度楽しめて美味しかった。
再読して登場人物の繋がりを確認したくなる本。

チョコレートにまつわる、時には甘く、時にはほろ苦い、そんなお話を集めた短編集。
いずれも青山美智子さんらしい、心が温まるものばかりで、それだけでも満足なのに、読み進めると、目次を見た時に感じた「どういう構成になっているの?」というナゾも解明され、幸福感が更にアップです。
こんなサプライズを仕込んでいるなんて、さすがでした。
最後の「あとがきに代えて」のエッセイもとても素敵で、このエッセイありきの1冊であることがとても伝わりました。

青春のキラキラした眩しさだったり、恋愛の苦い部分だったり、チョコレートアソートのような色んな味が楽しめました。
大人のいまも楽しめますが、学生時代に戻って当時のピュアな気持ちで読み直したくなりました。

まさかまさかの終わりでした。自分がどれだけ先入観を持って本を読んでいるか、身にしみました。本だからこそこの感想が出ると思います。面白かった!わたしは、この時相手はどう感じていたというのを知れる作品が好きで、この本もそういった場面があって好きでした。青山さんの温かい文章で、とても共感し、自分の考えを言語化してくれたような場所もたくさんありました。ぜひ色んな年代の人に読んでほしい!

バレンタインデーの友チョコ交換の時に、おせんべいを持ってきた子、とってもセンスがいいと思うな。それをわからない子たちなんかと友達にはなれないよね。キットカットに「かんばれ」と書いて、机の上に置いていってくれた子もいいなぁ。
チョコレートにまつわる思い出って、どうしてこんなに多いのだろう? それは、みんなチョコレートが好きだから?

ずるい。24編のうち10個だけ読んで、続きは続きはごはんのあとで、と思っていたのに
ちらりと目に入った次の章の冒頭1行の言い切りっぷりが気持ちよくって
吸い寄せられるように、また読んでしまう。巧みだ。
おにぎりを食べ始めたことに安堵する気持ちとか
歴史年表にはけして乗らない 秒単位で気持ちが動いたことを動いてたよね、
ちゃんと言葉にしてくれる。
青山美智子は、きっと、道路の向こう側を知っている人が歩いていたら、気づかないふりしない人なんじゃないかなと思う。
損とか得とかじゃなくて、見逃さないで言葉とか態度で現わす人。
すべてにチョコレート。どのシーンも上書きなんかされなくて、ひとつひとつが鮮明。
オフィスビルでひとりだけ残業している影が見えたり コンビニでハイカカオのチョコを見かけたとき
頑張れ!とは言わない。
けれど、明日になれば 模擬店でチョコバナナやっちゃうし
決めなくちゃいけないことにも向き合うし
しっかり働いて稼ぐ 転んでも起き上がる、そして少し前進する
~起きぬなら、起こしてみせよう、ドラマチック~
24個のチョコレートの欠片たちは エールでしかなかった

チョコレートは確かに、日常のありふれた風景にも、人生の大事な場面や、華やかな一瞬にも存在する。そのアイテムが、いろいろなシュチュエーションで様々な気持ちを引き出す様子が、おそらく多くの人々のいつかの記憶や覚えのある感情と重なるのではないかと思いました。構成や視点の使い方などで驚かされ、最初の印象が変わったり深まったり、一粒で何度でも美味しい読書になりました。

チョコレートが大好きです。食べると自然に口角が上がって、心がほろりとほどけて、元気がない時でも上を向きたくなれる。小さな粒一つに魔法のように元気の素が入っている。まさにそのチョコレートそのものを食べているような、ささやかでも尊い喜びに満ちた物語集でした。一つ一つの話がそれぞれに面白く、ほうっととろけてハッピーになれる。登場する彼女たちにシンクロしたかのように、出てくるチョコレートの味が舌に広がるような気持ちになれる。楽しくて美味しくて幸せって最高ですよね。

いつも優しい青山先生のお話達。
お話の途中で、少しホロッとし、最後に幸せな気持ちにさせてくれる。
そんなお話が、この1冊にギュッと詰まっている。
誰にでもある恋の思い出と色々なチョコレートの組み合わせ。
どこから食べても美味しい1冊です。

チョコレートにからめた人生模様を描く連作短編集。
もはや連作短編集の達人と言いたい青山さん。
本書は初出が「anan」の連載ということもあってか、とても短く、文体もポエムのようです。
間にイメージ写真がはさまっているのもイマドキ。
若い世代に受け入れられやすそうです。
(無性にチョコレートが食べたくなります!)

まさにチョコレートのアソートボックスを受け取ったような短編集。
甘くて、苦くて、酸っぱくて。スーッと溶けたり、歯ごたえがあったり、いろんな思いの詰め合わせ。
二段重ねの箱の中身、一段目を美味しくいただいて、さて二段目は・・・と開けてみたら、ふふふ、そう来ましたかと。
こころがじんわり温まり、なんかいいな、で満たされるような短編集。
やさしいあなたにプレゼントしたい。
やさしいあなたに読んでもらいたい。
そんな一冊だと思います。

甘くて、苦くて、固くて、脆い…
帯にある通り、さまざまなチョコレートが味わえました。
短編からなる作品で、あっという間に読み進めましたが、読み終わった後はやっぱりアソートメントBOX2箱分!満足感ありました。
青山さん的仕掛けも楽しめる一冊でした。