ルビと空飛ぶねこ
作:野中柊 絵:松本圭以子
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刊行日 2025/07/18 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#ルビと空飛ぶねこ #NetGalleyJP
内容紹介
〈本屋 本の木〉のかたすみで、本に積もったほこりから生まれた子ねこのルビ。
大きな魚をつかまえたいな! ある夜、ルビは、なかよしのトラねこチップスと、黒ねこマック・ロウと一緒に、釣り船に乗って、海に出ました。ところが、嵐がやってきたから、さあ、たいへん! ━━みゃううっ、こわいよ、どうなっちゃうの?
海に投げだされ、小さな島にひとり流れついたルビ。そこに現れたのは、自然の中で、たくましく生きる島ねこのミーウと━━それから、なんと、空飛ぶねこ!?
なつかしい港町、仲間のねこたち、本屋〈本の木〉やモシモさんとも遠くはなれて、ルビの冒険がはじまりました。目に飛びこんでくる、すべてがめずらしい、おもしろい! 泣きたいときもあるけれど━━未来を信じて!
「本屋さんのルビねこ」シリーズ第8弾です。
おすすめコメント
ピュアな子ねこを応援したくなるのは、私たちひとりひとりの〈生きる喜び〉と響き合うからかもしれません。子ねこのルビは、思いがけない試練にぶつかりながら一歩ずつ成長していきます。たっぷり入ったねこのイラストもお楽しみください。
ピュアな子ねこを応援したくなるのは、私たちひとりひとりの〈生きる喜び〉と響き合うからかもしれません。子ねこのルビは、思いがけない試練にぶつかりながら一歩ずつ成長していきます。たっぷり入ったねこのイラストもお楽しみください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784652206942 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 156 |
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NetGalley会員レビュー

ふとしたことから、ルビやチップスたちはモシモさんに黙って夜釣りへと出発。でも嵐に遭って、ルビだけが海へ。
流れ着いた孤島で、ルビを助けてくれたのは?
シリーズ最大の冒険が、今始まる。
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2018年に始まった「本屋さんのルビねこ」シリーズ、待望の第8巻。
オープニングの詩――それを読んだ瞬間、何かが始まる予感にワクワクした。
〈本の木〉のお客さんたちやチップス達とのやりとりやミドリさんからの絵はがき。ルビがこの町でどれほど大切にされてきたかが、静かに、けれど確かに伝わってくる。そしてルビ自身の心も、たしかに育ってきたのだと実感できた。
そんなルビが初めて受け取った〈ルビ宛て〉の手紙。喜ぶ姿が微笑ましくて、でもモシモさんのちょっとした一言に嫉妬してしまう様子には、1巻の頃の幼いルビを思い出して、なんだか懐かしい気持ちに。
そして、まさかの夜釣り。人間顔負けの装備で臨むルビ達猫のはしゃぎぶりに、思わず笑ってしまった。けれどそこからは、思いもよらない大冒険へ――。
ルビはまだチップスたちより小さくて、うまくできないこともある。怖がったり、落ち込んだり、そんな姿に胸がぎゅっとなる。でも〈空飛ぶ猫〉たちの助けを得て、もう一度立ち上がるルビ。そして夜には、歌い踊るみんなの姿。町に帰るときには、あの大きなお土産を振りながら。
ルビにとっては、こんな冒険は初めてだった。
驚いた。怖かった。悲しかった。でも、ちゃんと頑張った。
そして、ミーウが伝えてくれた大切なこと。
あの詩が、こんなふうに繋がっていたなんて。きっとルビは、これから大人の猫になる日が来たら、今度は自分が出会う誰かを助けるのだろう。
だから、おつかれさま、ルビ。〈本の木〉でゆっくり休んでね。そしてまた、次の物語を聞かせて。