みちゆくひと
彩瀬まる
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刊行日 2025/09/24 | 掲載終了日 2025/09/24
ハッシュタグ:#みちゆくひと #NetGalleyJP
内容紹介
*
亡きあとも綴られる
書かれるはずのない母の日記
向き合えなかった家族の物語が巻き戻っていく
不可思議な死者の日記が繋ぐ
「この世」と「あの世」、
そして「過ち」と「赦し」。
――――――――――――――――――
二年前に父が他界し、先月には母もこの世を去った。
不動産会社で働く原田燈子は、天涯孤独になった。
でもずっと前から一人だったのかもしれない。
二十年以上前の不幸な出来事をきっかけに――。
――――――――――――――――――
〈 担当編集者より〉
デビュー15周年に刊行する、新たな代表作が誕生しました。
『やがて海へと届く』から9年。
「生と死」「喪失と再生」、そして家族の物語です。
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著者/彩瀬まる(あやせ・まる)
1986年生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR-18文学賞読者賞」を受賞しデビュー。『やがて海へと届く』が映画化し話題。『新しい星』『かんむり』がある。
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★★★
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★★
出版情報
| ISBN | 9784065309049 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 250 |
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NetGalley会員レビュー
不思議な話だったが、ちょうどお盆の時期に読んだせいか妙に納得。人間いつかは死ぬのだから。けどやはり子供の死は受け入れ難い。ましては我が子だったら。その理由が自分だったら尚更でしょう。人生は一度きり家族がいても、独り身だったとしても最後に幸せな人生だったと言えるように今を精一杯生きていかねば!
書店関係者 940038
愛に迷ったことのあるすべての人に届けたい物語です。
読むたびに胸が痛み、涙があふれても、最後に残るのは深いあたたかさ。
過ちも赦しも、全部ひっくるめて人間なんだ。そんな力強さを、胸いっぱいにもらえる一冊です。
図書館関係者 1038994
まさに『喪失』と『再生』。
子どもを亡くしてしまうと、どんな理由であれ親は自分を責めてしまうだろう。
苦しむことしか許されない人生だと勘違いして自分を追い込んでしまう。
家族それぞれの人生が交差し、亡くなった後も続いていく。なんとも不思議なお話。
地獄を見せられているかのような得体の知れない恐さもありながら、温かい気持ちで読み終えられる。
書店関係者 1869099
母を亡くし天涯孤独になった燈子の語りで始まる物語。
章が変わるごとに語り手がうつりかわっていくのですが・・・。
綾瀬まるによる、死後の世界に対する一つの答えとして受け取りました。
生前の喪失や後悔、とらわれていたこと。
誰にでも大なり小なり抱えているものがあって、それを抱えているからこその自分であって、では、自分は死んだらどうなるのか。
それに対して綾瀬まるさんはこうな風に考えているのか・・・。なるほどなぁ。
そうゆう世界があったとしても不思議ではないと思いました。
物語全体を重くどんより哀しさや喪失感が覆っているのですが、
語り口のせいでしょうか、なんだか少しおかしみを感じたりします。
最後は再生へと向かって進んでいき、救われる気持ちになりました。
喪失の物語で、再生の物語で、救済の物語だと思いました。
書店関係者 681228
もしかしたら、私はものすごい小説に出会えてしまったのではないだろうかーページをめくる度にその思いがどんどん膨らんでいき、読み終えた時には体が静かにふるえるような感動に包まれていました。
こんな、どうしてこんな小説が書けるのですか彩瀬まるさん。誰もが大切な人を失い続け、めぐり合い続けながら生きている。その当たり前だけど苦しくて切なく愛おしい、この“生きる”ということそのものを抱きしめてくれるような作品でした。ちょっともう本当に胸がいっぱいです。
図書館関係者 1170607
随分とスピリチュアルな物語だな、と思いながら読んだ。
死後の世界と現実の世界とが交互に描かれる。
逝ってしまった両親と残された遺された娘の物語。
生きているうちに向き合えなかった家族、それぞれの想い、後悔…
考えるとなんとも切ない気分になった。
自分の道は自分で切り開いていくしかないと気づいたときに、人は一歩踏み出せるのかもしれない。
死後だったのがとても残念ではあるけれど、両親が道を切り開けたことに救いを感じることができた。
そして、道を作っていこうと思えた娘にはきっと光さす未来が待っている、そう感じた。
教育関係者 528943
弟を、父を、そして母を亡くし天涯孤独となった燈子。母が遺した日記と人生を追憶し、また進んでいく。喪失と再生の物語。
「喪失」を必ずしも悲劇と捉える必要はないのかもしれない。これからも生きていかなければならない遺された者たちが、自分を護るためにポジティブに考えて乗り越える。調子がいいかもしれないが、そうしないとなかなかヘビーな人生を最期まで進むのは難しい。勝手に自分を追い詰めないで、赦して、受け入れる事を教えてくれる作品。
弟のあの日の行動の推測が、とても温かく、深くに沁みた。
教育関係者 751214
この本を必要としている人は必ずいると思います。
他にもあるのかな…
でも私は今まで出会ったことはないタイプの小説で、今回読めたことがとても良かった。出会えて良かった。
まだ幼稚園児だった弟の輝之は事故で死んだ。
61歳の母も亡くなり、父は2年前に亡くなっていた。
一人残された燈子。
輝之の死から自分を責めて立ち直れない母。
家族の心身と家事と、家庭を立て直すことに追われ、仕事に逃げた父。
死後、母は父と「夜行」の中で再会し、輝之を探し求める。
燈子の手元にある遺品の日記では、母の心情が更新されていく。
ただでさえ辛いのに、そんな母を責めるような人。
同情的な配慮に期限のある会社。
一緒にいるだけで自分のことを見てくれない両親。
誰もが被害者で、ちょっとずつ加害者の家族。
じんわり辛い日々の中で、燈子の恋人でガラス工芸家の泰良の存在が神様のよう。
他人でも、家族以上に安らげる存在があって良かったです。
誰も見たことがない、でも誰かは経験しているかもしれない世界を描いているのだけれど、私の両親も親戚もこんな世界にいて、いつか私もお仲間になるのだと思いながら読んでいました。
この小説の中では、こだわりを捨てないと現世に縛られてしまいます。「断捨離」とは良く言ったもの。
年末に近くなってきていて、私も色々手放さないといけないのか。いやいやまだ食欲もあるし、というのが読後すぐ「困ったなぁ」という感想です。
教育関係者 1049327
ふしぎな世界にみるみるうちに取り込まれた。
先を生きていくには、もっと荷物を減らしてもいいのかもしれない。
自分一人で背負っていくことは、美徳でもなんでもなく、ただ人生をつまらなく
重くしているだけなのかもしれない。
体を失った後、自分の魂だけになった形はどういうものになるのか。
ふと立ち止まって、自分の歩いてきた日々やこれからの日々について
考えずにはいられなくなった。
教育関係者 454232
とても興味深い死生観だなと思った。
あらすじを読んだときはもっと不思議な感じの物語なのかなと思ったけれど、不思議さはあったけれど、リアルで、心に刺さった。
死後の世界と生きている側の世界で話が進んでいくのだけれど、「母の日記」が母の死後も見えないペンのようなものでつづられていく。
だからといってそこで亡くなった人とコミュニケーションがとれるわけではない。
小さい時に亡くなった「輝」という弟の事故死にとらわれていた母親。放置されていたと感じる娘。
そして母親が亡くなった後につづられた日記にも出てくる「輝」を見て、死んだあとすら自分のことは見てもらえないと日記を読むのを止める。
平行線で交われない家族なのかと思ったけれど、だんだんそうではなかったのかなと感じられた。