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奇想怪談×天外推理 表紙

奇想怪談×天外推理

今日も彼女と”溜息”のオカルト研究会

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刊行日 2025/10/27 | 掲載終了日 2025/10/18


ハッシュタグ:#ミステリーミステリ #NetGalleyJP


内容紹介

高校一年生、水井境太郎は友人の高野聖から元恋人である加賀見清花に呪い殺されると相談を受けた。その実態を調べるために加賀見清花が所属するオカルト研究部に行くと、部長の宇都機理世と出会う。

理世は”呪われている”と噂される謎多き少女だった。

理由付けができないもの、反証できないものこそがホンモノの怪異!と主張する理世とともに、境太郎は掲示板に寄せられた怪談がホンモノかどうか調査することになるが――。

子どもをさらう天狗、男を呪う妖刀、人を狂わせるいわくつきの館。

そして理世はどうしてホンモノと出会いたがっているのか。

『子ひつじは迷わない』(KADOKAWA)、『まるで名探偵のような』(東京創元社)の久青玩具堂が贈る、ポップで怖くてもどかしいジュブナイルホラーミステリ。

高校一年生、水井境太郎は友人の高野聖から元恋人である加賀見清花に呪い殺されると相談を受けた。その実態を調べるために加賀見清花が所属するオカルト研究部に行くと、部長の宇都機理世と出会う。

理世は”呪われている”と噂される謎多き少女だった。

理由付けができないもの、反証できないものこそがホンモノの怪異!と主張する理世とともに、境太郎は掲示板に寄せられた怪談がホンモノかどうか調査することになるが――...


出版社からの備考・コメント

目次
プロローグ
第一話 天狗 隠しの怪―Invisible Ladder
閑話休題
第二話 羅切丸の怪―Ripper RIP
閑話休題
第三話 両喜亭の怪―THE CURIOSITY HOUSE OF RYOKITEI
エピローグ

【著者経歴】
久青 玩具堂(ひさお がんぐどう)
千葉県出身、在住。2010年、玩具堂名義の「なるたま?あるいは学園パズル」で第15回スニーカー大賞〈大賞〉を受賞。受賞作を改題したデビュー作『子ひつじは迷わない』(KADOKAWA)は、青春ミステリシリーズとして人気を博す。他の著作に『漂流王国』『探偵くんと鋭い山田さん』(いずれもKADOKAWA)『まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノート』(東京創元社)がある。

目次
プロローグ
第一話 天狗 隠しの怪―Invisible Ladder
閑話休題
第二話 羅切丸の怪―Ripper RIP
閑話休題
第三話 両喜亭の怪―THE CURIOSITY HOUSE OF RYOKITEI
エピローグ

【著者経歴】
久青 玩具堂(ひさお がんぐどう)
千葉県出身、在住。2010年、玩具堂名義の「なるたま?あるいは学園パズル」で第15回スニーカ...


おすすめコメント

ホンモノの怪談と出会いたい呪われた少女が、掲示板に寄せられた怪談や怪しい話を推理とフィールドワークで調査していくホラーミステリ作品。

文章から謎と書き手の心情を紐解くミステリを書かれていた久青玩具堂先生の真骨頂ともいえるジュブナイルホラーミステリ。

第25回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞の逸木裕先生、星雲賞を受賞し民俗学ミステリで活躍する柴田勝家先生、第27回スニーカー大賞《銀賞》受賞の水鏡月聖もコメントを寄せる1冊です。

ホンモノの怪談と出会いたい呪われた少女が、掲示板に寄せられた怪談や怪しい話を推理とフィールドワークで調査していくホラーミステリ作品。

文章から謎と書き手の心情を紐解くミステリを書かれていた久青玩具堂先生の真骨頂ともいえるジュブナイルホラーミステリ。

第25回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞の逸木裕先生、星雲賞を受賞し民俗学ミステリで活躍する柴田勝家先生、第27回スニーカー大賞《銀賞》受賞の水鏡月聖もコ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784839988937
本体価格 ¥1,630 (JPY)
ページ数 280

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NetGalley会員レビュー

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友人の依頼でオカルト研究部に潜入した一年生の水井。部長の宇津機はなかなかに独特で・・・。
理解不能、理論化不能のオカルト現象を切望しながらも淡々とむしろ一足飛びに理解し説明する宇津機の姿は明晰さに驚くとともにコミカルなのだが、その真意は切なさにあふれ、周囲の無理解を含め焦燥感すら漂うのはなんとも哀れだ。また意外と表情豊かな宇津機、より無表情な同級生、説明、内心ツッコミ役の水井とトリオの絶妙なやり取りも秀逸だ。さらには、現象の理由付け推理も予想外からも明確明晰で楽しめる。
それぞれ3人の真意がある意味ぼやかされ、続編が気になるオカルトミステリ。

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主人公は、水井境太郎という高1の少年。幼馴染の高野聖に相談を受けたことがすべてのきっかけだ。なんでも彼が付き合っていた加賀見清香が束縛系の彼女だったので別れたのだが、彼女はオカルト研究会に入ったうえ、彼の写真を撮られたというので、何に使うのか調べてくれという。これが境太郎とオカルト研究会部長の2年宇都機理世との出会いであった。都市伝説のようなオカルト話だが、オカルト研究会は基本自由だが、みんなでオカルトの検証に取り組んでいるという。要するに説明のつくのはオカルトではないというわけだ。この本で挑むのは、「天狗隠しの怪」天狗隠しというのは神隠しの天狗版である。男のアレを切るという「羅切丸の怪」。奇妙な現象の起こる建物、「両喜亭の怪」の3つの怪異。いずれも説明のつくものだったが、境太郎と理世の間で何かが始まりそうな予感。

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主人公は友人に頼まれてオカルト研究会(オカサー)に潜入した少年・水井。
私はあまり怪奇現象とか伝承に詳しくないし、推理ものは萌えキャラ目当てで読む感じだし、ホラーは苦手なのですが、キャラクターが魅力的で、仲間でつるんでる感じが心地よくて、面白かったです。
宇都機先輩が魅力的で、好きです。可愛い。
「怪奇しましょう」とか「なんのオカルトも得られませんでした」とか名セリフだなって思いました。
掲示板の投稿話があって読みごたえがある。呪いについての考え方が面白かったです。
現代SNS社会って「気に入らない」と気軽に表明して相手を攻撃できて、同じ意見の人たちと反対意見の人たちでレスバレスバって泥沼炎上しがちから、それと比べると確かにヘルシーかも、なんて思っちゃった。
にやにやっとしちゃうシーンもあって、ずっと見守りたくなるオカサーです。あと、友人の高野君もいい存在感・友人感で、好きです。

5 stars
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オカルト研究部に寄せられる、天狗、妖刀、怪しい屋敷の怪。
 一聴すると科学的に解き明かせないものばかりだが、宇都機の手にかかれば現実的解釈へと落ちてくる。
 彼女の観察眼や洞察力の鋭さはさながら名探偵のようであり、『謎』が『謎』でなくなる様には「そういうことか!」と膝を叩いた。
 また、怪異調査だけではなく、「なぜ、宇都機はホンモノを探すのか」や「宇都機の不幸体質とは何か」といった内面的な謎も探るのだ。
 ヒトというのは、気になることがあると「知りたい」と思わずにはいられない。
 だけど直裁に訊ねるのは憚られることがある。
 そうしたもどかしさが瑞々しく感じられるのは、彼らがまだ成熟しきらない高校生だからだ。
 「相手のことを知り、自分のことも知ってほしい」──表面上は隠しているけれど、部の活動を通して少しずつ露わになっていく本当の気持ちが、彼らにとって青春の一ページのアクセントになる、
 それが重なっていく模様に、胸が温かくなるようだった。
 読みやすい文章であり、恐怖心をしっかり煽る怖さが抜けにくい、ジュブナイルホラーだ。

4 stars
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怪異や呪いの捉え方が独特な作品で、よかったです。最初の怪異の説明が少し長い印象を受けました。
ただ、捜査→推理の流れが綺麗にまとまっていてとても読みやすかったです。
宇津機先輩の怪異を探している理由も切実でなんだか応援したくなりました。

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本物の怪異を求め、怪現象でも合理的な説明がつけばオカルトとは認定できないというのがオカ研の方針。学内掲示板に投稿される「子どもをさらう天狗」「男を呪う妖刀」「人を狂わせる館」について調べていくが、部長の推理(洞察力)で論理的に説明できてしまう。
たいていの人は不可解な現象(怪異)にロジカルな解釈がつけばホッとひと安心するところを、ホンモノを追い求める部長はがっかりしてしまうのが面白い。オカ研の面々のキャラが立っているので世界観にすぐに馴染むことができた。
学内掲示板への投稿がタイパにうるさい高校生にしては恐ろしく長文だったり、部長の長髪の理由が貧乏大学生のようだったりと少々設定に無理があるように思うが、それも含めて楽しみたい作品。
『まるで名探偵のような』とは雰囲気がガラリと変わり、コミカルな学園ものの一面と謎解きのどちらも楽しめるライトな一冊で私はどちらも好き。人の心理や人生にスポットを当てるのは共通している印象かな。続編も読みたいです!

5 stars
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オカルト研究会。なんて素敵な響きでしょう。怪異を理論的に観察、検証して暴く。一介の高校生には無理でしょと思うなかれ。3つの怪異をみごとに。部員3人の事情や関わり方が青春だね。いつか本物に出会える事を信じて頑張れ。

3 stars
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