3万人の親子に寄り添ってきたスクールカウンセラーが伝えたい 10代の子どもの心の守りかた
普川くみ子
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刊行日 2025/09/29 | 掲載終了日 2025/10/13
ハッシュタグ:#10代の子どもの心の守りかた #NetGalleyJP
内容紹介
親も、教員も、医師も知らない「10代の本音」を知るスクールカウンセラーが贈る、親子コミュニケーションの極意!
工藤勇一氏の右腕として約30年間、10代と向き合ってきた児童心理のプロである著者が子どもたち(10~18歳)の本音を知りたい親、現在の親子関係が不安な親たちに3万人の10代と接する中で得た、子どもたちとのコミュニケーションの極意をプロの知見と豊富な対応事例、自身の子育て、工藤氏との対談を通して伝えます。
【著者紹介】
普川 くみ子(ふかわ・くみこ)
1994年の学校導入期から第一線に立ち続けるSC。30年間で、小中高のべ30校・3万人以上の生徒・保護者・家族と向き合い続けてきた。不登校から自殺未遂まで、ケースを問わず救うカウンセリング手法により、担当する不登校児童の復学率は8割を超える。20年来共に生徒支援をしてきた学校改革のカリスマ・工藤勇一氏から「日本一のスクールカウンセラー」と絶大な信頼を得ている。
カウンセリング以外にも、親・教員・警察・医師・児童相談所等と連携した新しい生徒救済システム作りに携わるなど、いま学校教育界で最も注目されているSC。横浜創英のほか、岡田武史氏が学園長を務める愛媛・FC今治高等学校、教育界の風雲児・神野元基氏が校長を務める大分・東明館中高等学校のSCも務める。
【目次】
第1章 どんなときも子どもの心を守るためにできること
column スクールカウンセラーの「見る」技術 ─ 表情の奥にあるサインに気づくために
第2章 困りごとを抱える子どもの心を守るためにできること
column スクールカウンセラーの「聞く」技術 ─ 「相手が聞いてほしいように聞く」ということ
第3章 親と子どもが自分の心を守るためにできること
column スクールカウンセラーの「話す」技術 ─ 10代の子どもに届く言葉のかけ方
第4章 親と学校がともに子どもの心を守っていくためにできること
特別対談 著者✕工藤勇一氏
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
[NetGalley担当者より]
日本にスクールカウンセラー制度が導入された翌年の1996年から「30年間、公立・私立合わせて12校の小中高の『現場』で3万人以上の子どもやその家族と向き合い」サポートしてきたという経験が凝縮された一冊です。
一見、普通のことを書いているように見えても、それを裏打ちする数多くの具体的な事例がにじみ出ています。
私自身も、子どもとの接し方を見直すいいきっかけになりました。
[NetGalley担当者より]
日本にスクールカウンセラー制度が導入された翌年の1996年から「30年間、公立・私立合わせて12校の小中高の『現場』で3万人以上の子どもやその家族と向き合い」サポートしてきたという経験が凝縮された一冊です。
一見、普通のことを書いているように見えても、それを裏打ちする数多くの具体的な事例がにじみ出ています。
私自身も、子どもとの接し方を見直すいいきっかけになりました。
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出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784788909496 |
| 本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
| ページ数 | 272 |
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NetGalley会員レビュー
書店関係者 1084454
中高生の娘がいます。今お店に出ている子育ての本はどちらかと言うと幼児期のものが多いような気がして、思春期の娘たちとの関係に悩んだ時にあまりしっくりくるものがありませんでした。なので、今回このような本が出版されて、私自身もうれしいですが、他の保護者の方々や教職員の方々など10代の子ども達と関わる人にとっては1つの指針になるように思いました。
実際読んでみると、書かれていることとは真逆の関わりをしていて、反省する部分も多々ありましたが、1つずつ変わっていきたいと思いました。全体的に優しく語りかけるような文体で、それこそカウンセリングを受けたような気持ちになりました。
【10代の子どもの心の守りかた】
#普川くみ子 #工藤勇一 #実務教育出版
3万人の親子に寄り添ってきたスクールカウンセラーが伝えたいの内容でした。
こんな#カウンセラー なら子どもは幸せになるなと感じました。
共感が多すぎて、毎ページが#キーワード の嵐でした。
教員なだけにカウンセラー視点を持つことの重要性も確認できました。
紹介します。
私が親御さんにおすすめしているのは、あえてアドバイスをしないという選択。
親の言う通りにしたら、こんなことになったとならないようにする。
親はアテにならないと見切りをつけ、自分の力で道を切り拓けるようになっていくのなら、それは10代の子育てにおいて、理想的な状態。
誰かに用意されたレールから外されないように自ら進むのが#自主性 だとしたら、#主体性 とはどこに、どんなレールをどこへ向けて敷くかまでを自分で考えて決め、進んでいくこと。
幸福度に大きな影響を与えるのは自己決定である。
→進路を主体的に決定した人ほど、幸福度が高い。
→自分で決定したことには大きな価値がある。
チャレンジを続ける・やめるは子ども自身に任せる。
やり遂げることが正解ではない。
違和感や理不尽さを感じたときには、その場に耐える力よりも別の道を選ぶ柔軟さのほうが大切。
人生で失敗する9割がやり直しがきく。
子どもにとって失敗は通過点。
自分の死を意識した子育て。
#勉強しなさい という言葉は親子関係を悪化させる。
→親の不安が勉強しなさいを生んでいる。
子どもはまるでスポンジのように親の言葉を吸収する。
親が一方的に伝えるのではなく、対話を意識する。
多くの子どもは外に向かって動き出すとき、親に対してなんらかの合図を出す。
友だちは多い方がいいという呪縛。
学校は対立する相手ではなく、一緒に子どもを育ていく同志。
#netgalleyjp
教育関係者 468529
語り掛け口調で読みやすく、親の心に添いながらも
子どもの心を安心し成長させるような働きかけをしてくれることがわかる。
わかっているけどできないよね?ということも中にはあろう。
しかし、それでも時々(忘れかけたときに)、これらの内容を繰り返すことで、そうだった、
こうすべきだった!と思い出し、リセットとリフレッシュし、そして前に進むことができる。
そんな手助けになる一冊です。
レビュアー 573233
スクールカウンセラーとしての筆者の接し方が、具体例とともに書いてあります。
普段、子どもと接するときには、そうではない方のやり方をとってしまい、問題をこじらせていたこともあったと思い出しながら、読みました。
是非、中高生のいる親御さんや教員の方にも読んでいただきたい本です。
「相手の話を遮らず、最後まで聞く」「否定せず、気持ちに寄りそう」「子どもや家庭の立場を尊重しようとする姿勢をもつ」等、信頼される人になりたいと思いました。
「親は子どもが安心できる場所であり続ける」、その気持ちを忘れずにいたいです。
レビュアー 1049450
一つ一つの項目が短くまとめてあり、とても読みやすかった。
著者が自分の失敗談を語るのは、読者から親しみを得るための手法なのだろうが、これがまさに、子どもから信頼される手法であり、「あなたとわたしは変わらない一人の人間なのだ」というメッセージであると思った。
「子どもが道を外れないように、大人が導いてやらないといけない」という余計なお世話なことはせずに、ただただ見守る。
子どもをひとりの人間として扱う。
なかなか難しいことではあるが、具体的にどうするとよいのか書かれていたので、声かけの仕方、あるいは、何もしない方法(何もしないことにもやり方というものがある)など、読者が真似をしやすいのではないかと思った。
著者が、カウンセラーとして日本全国の子どもたちと関わることは物理的に不可能だが、多くの大人がこの本を読み、著者の理念を受け継ぐことができれば、子どもたちといい関係を築いていけるだろう。
それにより、多くの子どもたちの心が休まることを願う。
図書館関係者 1174570
スクールカウンセラーの見る技術、聞く技術のコラムが読みたかったのですが、全編うんうん頷きながら読めます。
「受けて立つな、横に立て」兎角対立構造になりがち!
「あえてアドバイスをしない選択」シンプルだけどそれが大事だよね。
親子間で干渉しすぎないように見守るのこそが難しいんだけども、気をつけていきたい。
お守りとして最初の方だけでも読んで欲しい。
子どもと関わる全ての人に配りたい良本です。管理職は全員買って損なし!
レビュアー 1604179
スクールカウンセラーは今や、親子のカウンセリングだけにとどまらないという。思春期の子供がいる親に向けて書いた一冊。多くの事例があり、本書が解決への助けになるかもしれない。成長過程で子供のためになることはなに。沈黙する子供には言語化する心の痛みがある。学校に行きたくない。行きたいのに行けないから苦しむ。あなただけではない悩み。同じ辛さを感じている仲間はいる。親は完璧でなくていい。親の願いを子供の課題にすり替えないように注意し、つかず離れず考えさせる。将来、子供が困らないように正解のない答えを探し続けている。
図書館関係者 601014
スクールカウンセラーはおろか、カウンセラーという言葉すらまだ人口に膾炙していなかったころから、
ずっと子どもとその家族に寄り添ってこられた方の言葉なので、たしかに、とうなずかされる部分の多い本。
基本的にこの本の対象読者は、子どもの心に寄り添おうとする親御さんだろうから、
この語りで正解なんだろうと思いながら、10代の子供が読んだら反発もするだろうな、とも思いました。
親と子は、完全に別の人間だから完全に理解は無理だという見解でありながらも、
親は子どもを、子どもは親を大切に思っているものという立脚点からは離れていないので、
そこから外れる人からするとちょっと受け止めがたい内容だろうと考えてしまいました。
とはいえ、届けたい層にとって届けるべき内容の本であるのは確かだと思います。