「自分が嫌い病」の子どもたち
自己否定のループから抜け出すための心理的サポート
成重竜一郎
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/11/18 | 掲載終了日 2025/11/14
ハッシュタグ:#自分が嫌い病の子どもたち #NetGalleyJP
内容紹介
●思春期の子どもたちの中には、抑うつや社交不安、不登校、自傷行為、過量服薬、過食・嘔吐、といった多様な心理的問題や自己破壊的行動を示しながらも、既存の診断にうまく当てはまらない一群が存在します。
●共通してみられるのは、「こうあるべき理想の自分=自己」と「こうありたい本当の自分=自我」とのズレに苦しみ、“自分が嫌い”になっている姿です。
●本書では、この状態像を仮に《自分が嫌い病》と名づけ、その背景にある思春期の心の発達、関連する精神医学的問題、そして児童精神科医が実践する支援方法を紹介します。
子どもたちの不安定な心理に寄り添い、理解と支援の手がかりになる1冊。
出版社からの備考・コメント
本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784772615914 |
| 本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
| ページ数 | 160 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 841977
自傷行為、過量服薬、自殺企図、不登校など、思春期の生きづらさを抱えた子どもたちのことが、専門的な知識やアドバイスを交えて書かれていました。精神科医、児童精神科医を目指している方向けに書かれたとあとがきにあるように、難しい部分もありましたが、苦しさの中にいる子どもたちについて知ることができました。自己が強すぎる子どもが、自我とのバランスを取れるようになるための見守りや自然な後押しが出来るといいと思います。
【自分が嫌い病の子どもたち ― 自己否定のループから抜け出すための心理的サポート】
#成重竜一郎 #合同出版
11月30日発売予定の本を#netgalleyjp で先読みしました。
#自分が嫌い こういう子どもを#自分嫌い病 と名付け、なぜそのような現象になるかを示された内容になっていました。
自分が嫌いという人はアンケートでも多く、2割ぐらいいます。#自己肯定感 や#自己効力感 が足りてない人が多いのかなと感じます。
非常に文字や説明が多いので、すらすらは読みにくい感じでしたが、専門的な知識をつけるのにはいいと思いました。
自分が嫌い病という言葉で、思春期の子どもたちの間に見られる#自己否定 #理想自己(こうあるべき自分)と本来の自分(こうありたい自分=#自我 )とのズレ、苦しみの構造を定義されていました。
思春期の心の発達における自己と自我と思春期における心の発達過程で、自己と自我がどのように成立・分離・葛藤するかを説明されていました。
自己は社会や他者から期待される像
自我はその中で本人が実際に感じ、なりたい自分。
これらのバランスが崩れると#理想と現実のギャップ が幅を持って自己否定につながる。
#抑うつ #社交不安 #不登校 #自傷行為 #過量服薬 #過食 #嘔吐など、多様な心理・行動問題との関連を論じられていました。
これらは既存の診断基準だけでは捉えきれない、#ズレ や#苦しみ として現れます。
症状だけでなく、その背景にある内面の葛藤や自己評価の低さに着目していました。
#児童精神科医 としての実践から、まずは#受け止める こと、理想自己と自我のズレを可視化すること、#自己受容 を助ける対話をすること、安全・安心の関係づくりをすることなどが重要視されます。
#コロナ禍 が思春期の子どもたちのこころや行動に与えた影響を分析していました。
学校の休校、人との接触機会の減少、家庭内でのストレス増加、オンライン生活などが自我が育つ機会を奪ったり、他者との比較や期待を内面化しやすい状況を悪化させたりして、自分を嫌いという思いを深める背景要因になった可能性を探っていました。
.
.
自分が嫌いにならない教育がより必要だなと感じました。
メディア/ジャーナリスト 1036613
「自傷行為」「過量服薬」「自殺企図」「不登校」「拒食・過食」などの問題(症状)は児童精神科医の著者が命名する「自分が嫌い病」からくるものだと言う。自分は「自分がこうあるべき」という客観的な<自己>、そして「自分はこうありたい、こうしたい」という主観的な<自我>に分けられ、<自己>が強すぎて<自我>が弱すぎると「自分が嫌い病」になってしまう、という。なぜなのか。まず<自己>に関していえば、それは「自分はこうあるべき」が強すぎると理想とする自分が高くなり、実際の自分との間に埋められないズレができてしまうからである。身近に「自分が嫌い病」がいる私が思うに、その子はいつも「何かをしないといけない」と言い、休むことに罪悪感を抱いてしまう。「やるべきこと」をやってプラスになっても休むとマイナス減点され、自己否定感が強まる。端からみるとしっかりとやるべきことはやっているのに<自我>が強すぎて、理想とする自分=周囲と同じようにできない自分に「自分はだめな人間なんだ」と思いこむ。したがって「自分はこうありたい、こうしたい」という本来の自分<自我>が抑制され、なりたい自分がイメージできないでいる。「将来はこういうことがやりたい」「こうなりたい」と思っていたその子の<自我>は客観的に自分を見られるようになった年頃から<自己>の方が強くなり、<自我>が弱まってしまった。まさに「自分が嫌い病」なのである。この本では、著者である児童精神科医の成重竜一郎先生が「自分が嫌い病」とはどういうものなのか、を様々な統計や症例も加えながら詳しく説明し、章の終わりの方では「自分が嫌い病」の人にどのように対応していったらいいか、が書かれている。「自分が嫌い病」の子を身近に抱えている大人の方、また自分が「自分が嫌い病」に当てはまるのでは、と思っている方、ぜひ一度この本を読んで頂きたい。少しでも「自分が好き」と言える子ども達、また大人が増えますように。
レビュアー 1604179
日常生活を送れなくなる。その原因は多様化し、個々に事情は異なる。自分嫌いになる病に罹る人は多くなっている。他者の目を気にしすぎてしまう。強すぎる自己、弱すぎる自我は過剰適応となり、私もそちら側の人間。理解はしていても行動変化まではできない。それは簡単そうで非常に困難な行いだから。あるべき自分と実際とのギャップに悩む。今更ながら自分が好きに戻れるのだろうか。弱気周期のときは落ちていく中で、本書のような内容が好転への助けとなる。浮き沈みを繰り返し、少しでも呼吸がしやすくなるように、できるだけ前向きに生きよう。
レビュアー 1754098
「自分が嫌い」な子どもにどう接すればいいのか、どんな背景があるのか、ということを知りたくて読みました。読んでいるうちに、「あれ?もしかして、わたしも自分が嫌いって思っているかも……?」と、振り返ることもたくさんありました。
とくに強すぎる「自己」と弱すぎる「自我」というフレーズは、身に覚えがありすぎて、深くささりました。子どもに対してだけではなく、大人になってからも何となく生きづらいと思っている人にもオススメです。