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ミャルル・ペローに出会った夜 表紙

ミャルル・ペローに出会った夜

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刊行日 2025/11/18 | 掲載終了日 2025/11/12


ハッシュタグ:#ミャルルペローに出会った夜 #NetGalleyJP


内容紹介

遠くから旅をしてきた、ねこのニッキ。

ある新月の夜、ミャルル・ペローと名乗る、銀色のねこに出会います。

そして、案内されたのは──時を超えた、不思議な靴のミュージアムでした。

次から次へとあらわれる、古今東西の、個性ゆたかな靴、靴、靴! だれも履いていないというのに、飛んだり、跳ねたり、走ったり……おや? シャルル・ペローの童話集に登場する、おなじみの靴たちもいるではありませんか。

さあ、広間で、にぎやかなダンスパーティーがはじまりました。ところが、すっかり夜もふけたころ、ニッキも靴たちも震えあがるような、たいへんなことが!? 

どうする、ニッキ? どうやって、このピンチを乗り越える? 

魔法のような夜に、謎めいたねこ、ミャルル・ペローに導かれ、見守られつつ、ニッキが思いがけず見つけたものとは?

だれかをたいせつに想うこと、ずっと想いつづけること、その勇気を描く──ファンタジックな物語です。

遠くから旅をしてきた、ねこのニッキ。

ある新月の夜、ミャルル・ペローと名乗る、銀色のねこに出会います。

そして、案内されたのは──時を超えた、不思議な靴のミュージアムでした。

次から次へとあらわれる、古今東西の、個性ゆたかな靴、靴、靴! だれも履いていないというのに、飛んだり、跳ねたり、走ったり……おや? シャルル・ペローの童話集に登場する、おなじみの靴たちもいるではありませんか。

さあ、...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784652207239
本体価格 ¥2 (JPY)
ページ数 172

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遠い“あっち”から旅をしてきたニッキに声をかけてきたのは銀色の謎多きねこのミャルル・ペロー。腹ぺこなニッキは誘われるがままミャルル・ペローと素敵なお屋敷のような場所へ。
そこは靴のミュージアム。
新月の夜の特別な時間。様々な童話に登場する主人公級の靴たちもスペシャルなひとときを満喫するように音楽に合わせて自由に踊ります。しばらくすると、楽しい時間を邪魔するような騒音をとどろかせている存在が…。天井が崩れてしまうかもしれないと危惧するニッキがとった行動とは?
そして、その後の運命的な再会がニッキの旅の始まりを明かします。
ミャルル・ペローが『一足一足すべてが、なにか自分だけの物語を持っているんですよ』と語るけど、本当にその通りで、それは我々が心に秘める“大切ななにかを想う気持ち”も同じことだと感じました。
物語の世界観にぴったりなイラストも多めで、とても素敵です。

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ねこのニッキは、月のない夜空を見上げていました。
「迷子のお月さま、どこにいるの? かくれんぼをしているの?」
そんな歌を口ずさんでいると、銀色のねこに出会います。
銀色のねこの名前は「ミャルル・ペロー」といいます。
二匹は、不思議な靴のミュージアムを訪れるのでした。

そこにある靴が、これまたすごい!
あの物語の靴がある! わあ、あの靴まで!
かつて読んだことのある馴染みの本に登場する靴たち。
みんなニッキを歓迎するように、はしゃぎはじめます。
楽しい時間を過ごしているうちに、なんだか怪しい雰囲気に。
物語もイラストも素敵で想像が膨らんでいきます。

ミャルル・ペローが魔法をかけたような新月の夜。
ニッキがずっと彷徨っていた理由と、靴の思い出。
お月さまは満ちたり欠けたりして、見えなくなる夜もあるけれど、
大切な思い出は見えなくなったりしない。

ニッキがずっと心に持ち続けた思いに、胸が熱くなりました。
きっと大切な人の思い出は、いろんなものに宿っている。
だからこそ、大切な人のことを思い出しながら、
ニッキとミャルル・ペローと過ごした一夜は特別なものになるのだと思います。

大切な人を思い、大切な人が使っていたものの匂いや音を思い出し、
私の思い出のなかの物語をずっと心に宿し続けたいと思いました。

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新月の夜、旅する猫のニッキはミャルル・ペローに出会い、くつのミュージアムへ招待される。
おとぎ話に出てくるくつたちと、興味深い時を過ごしていたら、最後に出会ったのは、あの人の履いていたオレンジのくつ。
楽しく、暖かい話だった。
挿絵が本文にとてもマッチしていてよかった。

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旅をしているシナモン色の猫、ニッキ。
ふわっふわの銀色の猫、ミャルル・ペローに出会う。

ミャルル・ペローに連れられて、やって来たのは靴のミュージアム。
色とりどり、形も様々な靴たちがいっぱい。
お月さまのない新月の夜、ダンスパーティーが始まる!

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PEIACOさんの挿絵がすてき。遠く旅して来た猫のニッキが出会った不思議な銀色の猫、ニャルル・ペロー。誘われるまま大きな建物についていくと、そこは靴のミュージアム。何やらいつか読んだお話の中の靴も登場します。賑やかに靴底を鳴らして、リズムを取る靴たちはニッキにいろいろ話しかけます。読むうち、ニッキが抱えている心の隙間が見えてきます。不穏な空気が流れ始めた時、ニッキが出した勇気にはっとしました。大切な思い出は、消えないし、ニッキが思う限りいつもいっしょ。ミャルル・ペローのリードがすばらしかった。ニッキのこれからが楽しいものであることを予感させます。

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月のない新月の夜、猫のニッキが、ミャルル・ベローという不思議な猫に出会うところからこの物語は始まります。とにかく、細部まで凝りに凝っている物語でした。フランスの作家シャルル・ベローの童話集の内容を巧みに組みこみながら、今まで出会ったことのないようなファンタジックな物語が展開されていきます。ニッキの過去も最後にはひもとかれ、読んだ人々は、この本のもつ叙情性にうっとりとすることでしょう。絵柄も魅力的で、絵本でも読みたいなあと思いました。読ませていただきありがとうございました。

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