ゾア
暁社夕帆
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刊行日 2025/12/15 | 掲載終了日 2025/12/17
ハッシュタグ:#ゾア #NetGalleyJP
内容紹介
僕は眠る——
君を“悪夢”から解き放つため
≪異才・暁社夕帆が夢の世界であなたを翻弄する!≫
永遠に覚めない夢って?
“明晰夢”に悩まされる高校生・片桐ヒカルは夢の中で少女と出会う。
彼女は永遠の眠りをもたらす怪物・ゾアに追われていた。
翌朝、ヒカルの前に夢の少女とそっくりな転校生・紫藤みのりが現れ、ふたりは打倒ゾアのため協力するが――。
夢と現実、ほんとうの君はどこ?
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著者/暁社夕帆(あきやしろ・ゆうほ)
1992年東京都生まれ。第12回講談社ラノベ文庫新人賞<優秀賞>を受賞し、『君と紡ぐソネット ~黄昏の数学少女~』で2022年にデビュー。同年、「マドレーヌ、あるいは夏の終わり」で第4回百合文芸小説コンテスト<書泉百合部賞>を受賞。近著に『先生も小説を書くんですよね?』。
2025年12月には初の単行本『ゾア』を刊行予定。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065416600 |
| 本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 257 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 673506
原因不明の脳炎に悩まされたヒカルが密かに見続ける明晰夢と、夢の中で出会った少女とそっくりな転校生・紫藤みのり。彼女との出会いをきっかけに、オカルト研究会の明石ほたる先輩や部活仲間・竹河から知識面でサポートされながら、みのりと一緒に永遠の眠りをもたらす怪物ゾアに立ち向かう展開で、そもそもゾアはなぜ現れるのか、原因を調べていく過程でほたる先輩やみのり、そしてヒカル自身の背景も浮き彫りにされていく中、隠していたそれぞれの想いから逃げずに向き合いながら、一緒に乗り越えてみせたその結末はなかなか印象的でした。
出版事業関係者 869218
高校生時代に自分が構想していた夢小説。眠るとそこに世界があって、そこで出会う彼女がいて、彼女は現実では囚われていて……とまぁここから先が思い浮かばないのはやはり才能が無いんだろうな。『ゾア』はそんな男のロマンみたいな空想を一つの形にした作品だと思う。夢が醒めるまでどうか生きていて。そしてまた会おうなんて、厨二病拗らせ男子たちにはたまらんだろう。ライトノベル作家が文芸へ。という事かと思うがそういった壁みたいなものはライトノベル主要層が上がっていくにつれて変わるだろう。もしかしたら伝説的作品になるかもしれない。
教育関係者 645139
《夢と現実の境界で揺れる2人が、“過去の痛み”を越えて未来へ踏み出す物語。
ライト文芸の装いに隠れた、深い心理と希望の物語》
「惜夜(あたらよ)」という地名を目にした瞬間、胸の奥がかすかに震えた。「惜」は“過ぎ去ったものを悼む”と同時に“愛しむ”ことでもある。そこに「夜」が重なると、明けるのが惜しいほどの夜のことになる──それは、万葉集に記された古語の響き。
そんな舞台でどんな物語が始まるのかと思ったが、その予感は意外な方向へ向かっていった。
弓の腕は完璧なのに、なぜか的に当てられない高校2年のヒカル。彼は毎晩見る明晰夢の中で、初めて他者──金髪の少女みのりと出会う。だが彼女は「ゾア」と呼ばれる存在に命を狙われ続けていた。Zoa=生き物。ならばなぜ、ゾアはそこまで執拗にみのりを追うのか。
現実と明晰夢の両面で対策を探る2人。みのりは2学期から惜夜高校に転校してくる予定だが、現実では黒髪ショートの少女だった。
明晰夢の仕組みに詳しそうなオカルト研究会のほたる。弓道部の部長でヒカルを支える親友マサル。
彼らの協力を得ながら、2人は“覚醒夢”のルールを少しずつ掴んでいく。なぜなら明晰夢でみのりが倒れれば、現実のみのりは永遠に目覚めない──その切実さが、ヒカルの心を日ごとに締めつけていく。
信じていたものが裏返り、前提がひっくり返り、真実が姿を変える。
ただ、その中心にあるのはいつも「みのりの過去」。そして現実へと迫る危機。
とうとう2人は敗北する。
だが、そもそもヒカルはなぜ“明晰夢を見ているのにゾアに遭遇しなかった”のか。
その理由が示された瞬間、ヒカルが長く抱えてきた痛みが露わになり、物語は一気に姿を変える。伏線は確かにあった。しかし、この現象がここまで深くヒカルとみのりの生の形に結びついていたとは。思わず息を呑んだ。
明晰夢でしか感じられなかった、みのりの手の温かさ。
だからこそ、ヒカルは夢の中のみのりに強く執着し、同時に現実のみのりに更に惹かれていったのか。
意気消沈するヒカルに対し、ほたるは過去と向き合い、マサルは真の事情を知る。その2人によって、ヒカルは再び立ち上がる。
これは、人が必ず持つ二面性──“明と暗”を受け入れ、乗り越えていく物語。
巻頭文はその道しるべであり、最後にヒカルが言い切る言葉の意味を照らしていた。
「本当はきれいなものなんだ」
定まったヒカルの目。未来を見据えるほたる。伸ばした黒髪の奥にのぞく一房の金髪をそっと隠すみのり。
そのすべてを抱きしめるような安寧が、この物語の終わりに訪れる。
“惜”を越え、“惜”を見いだした二人の物語。
その歩みを静かに包むのが、“惜夜“という土地だった。
その、素晴らしい夜=明晰夢を越えて進むから「ヒカル」。願いが実り、現実での未来へと伸びていくから「みのり」。
タイトルの向こう側まで物語が続いていくような、そんな余韻だけが静かに残った。
ライト文芸の装いの奥に潜む重さに、読み終えてようやく深く息を吐いた。