不死の島へ
クリストファー・プリースト
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刊行日 2026/02/27 | 掲載終了日 2026/02/27
ハッシュタグ:#不死の島へ #NetGalleyJP
内容紹介
その草稿は、世界を歪ませる――
1976年。研究者の職とロンドンの住居を立て続けに失い、恋人とも破局を迎えたピーター・シンクレアは、知人から仮住まいを許された別荘でとある原稿に着手する。のめり込むようにして執筆にはげみ、改稿を重ねるうちに生み出された〈夢幻諸島〉という名の架空世界はしかし、現実そのものを侵蝕する危険なヴィジョンだった!
英国SF界の孤峰にして、同国文学界でも脚光を浴びた巨匠プリースト。長く邦訳が待たれた最高傑作がついに刊行。
著者紹介:1943年イギリス生まれ。文芸性豊かなSF、幻想小説を執筆し、好評を博す。主な著書に『逆転世界』『夢幻諸島から』などがあり、世界幻想文学大賞を受賞した『奇術師』は、クリストファー・ノーラン監督によって『プレステージ』として06年に映画化された。24年没。
出版社からの備考・コメント
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
・多くのリクエストをお待ちしておりますが、過去のフィードバック状況やレビュー内容からリクエストをお断りする場合がございます。予めご了承ください。
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おすすめコメント
担当編集者より
数多の読書人をとりこにしてきた「物語の魔術師」クリストファー・プリーストの代表作をお届けします。
作品の性質上、踏み込んだ説明はなるべく避けたいところです。
ですが、著者自身が「序文」で明かしているとおり、主人公の苦境を語る導入部に、すでにして罠が仕掛けられていることには触れてもよいでしょう。
物語はやがて驚くべき反転を繰り返し、怒涛のごとく最終ページへと突き進みます。
1981年発表の本書は、それまでジャンル色の強いSF作家として活動してきた著者が、カズオ・イシグロやイアン・マキューアンらと並ぶ気鋭の若手として、イギリス文学界で注目を集めるきっかけとなった一冊です。原書刊行から40年以上を経た今も、その新鮮な驚きはまったく色褪せることがありません。
SFやミステリをよく読まれる方にとどまらず、たとえば村上春樹さんの『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のような、ファンタスティックな文芸作品がお好きな方にも強くおすすめです。
著者の『夢幻諸島から』(早川書房)と設定を一部共有しますが、発表年としては本作が先であり、同書を未読の状態でお読みいただいてまったく問題ありません。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784488014704 |
| 本体価格 | |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 719465
過去にこの作者さんの『奇術師』を読んだことがあり、空間転移にかける奇術師の情熱と編み出された方法が強く印象に残っていたので、こちらの本も読んでみました。
主人公は大切な人との別れを経験したばかりの青年。
自分の悲しみから脱する方法として、自分の人生を文章として書き出すという方法を取る。
その後、ふとしたきっかけで買ったくじが当たり不死への処置を受けられる権利を得た彼は、長い船旅を経て島に到着するが……。
一人称で書かれている物語全体が入れ子状態になっていて、しかもどれもリアル。
読み手としては疑問を持たずに受け入れるべきか、不一致を見付けてなぞ解きをするべきか迷う。
どちらにしても、主人公が何を選ぶのか気になって読み進めることができた。
不死の処置方法には、空間転移の技術のときと同じくおおいに驚き、感心した。
この部分だけでも十分におもしろいです。
書店関係者 1008264
別れを乗り越えようと、自分の半生の執筆にのめりこむピーター。
物語の境界はあいまいになっていくのに、ピーターは自分自身をはっきり定義したいともがいているような印象を受けました。ひとつの部屋からはじまった物語がどんどん膨らんでいき、予測不能な展開をみせてくれました。
書店関係者 950150
超超久しぶりにクリストファー・プリーストの刊行!
しかも〈ドリーム・アーキペラゴ〉の初長編ともいえる”Affirmation”だと!?
期待高まるなか読みました。これはプリースト好きにはたまらん!
まさかの【夢幻諸島】が誕生(?)するお話しだったとは!
〈双生児〉のようにミステリアスで〈魔法〉のような土台がゆらぐ感触。
短編や連作が読みやすいのかもしれないが、やはり早い段階でこの作品は翻訳して欲しかった。
これを読むと〈ドリーム・アーキペラゴ〉シリーズを読む感覚が若干であるが変わってくる。
それだけ重要なベンチマークとなる物語ではあると思う。
ただし、プリースト初読の方やふだん海外文芸のなかでもディックやレムっぽい”哲学みたいな”作品に触れてない人はちょっとしんどいかも。
読者を選ぶ作品であることは間違いない。
だがその”わからなさ”や”不親切さ”を乗り越えた先には決して他では得られない読書体験があること間違いない。
昨今の”だれにでもわかりやすい”モノとは対極にある作品ではあるが、ぜひとも挑戦して欲しいと思う。