現代語訳 美味求真
木下謙次郎/河田容英・訳
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刊行日 2025/11/15 | 掲載終了日 2026/03/08
BOOK CELLAR(ブックセラー) | 傍流堂
ハッシュタグ:#現代語訳美味求真 #NetGalleyJP
内容紹介
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・大正期の伝説のベストセラー、初の現代語訳!
・日本最初のグルメ本と称され、開高健・丸谷才一らも評価した食随筆の名著。
1925年刊行の木下謙次郎『美味求真』は、発売から三か月で50刷に達し、当時の出版界を席巻しました。食に関する哲学、文化、歴史を盛り込んだ博物誌的な食随筆で、ブリア=サヴァラン『美味礼讃』、袁枚『随園食単』と並び称される古典的名著です。
原著は漢文交じりの文語文で、次第に読まれにくくなっていましたが、海外経験をもとに現代人の食のあり方を考究する実業家・河田容英氏が数年かけて全文を現代語に訳出。編集作業を経て、刊行百年を機に読みやすい現代語版として蘇りました。
まず料理の哲学が説かれ、続いて料理の原則、栄養学の研究へと進む一方で、人類の食にまつわる文化や歴史がひもとかれます。後半は「食べ物に善悪の区別を設けるのは困難」とし、河豚や鯛、鰻といった馴染み深い食材から、いわゆる珍味、ゲテモノの類に至るまで、食材の生態と調理法が語られます。本業は政治家であった木下謙次郎の博覧強記と知的体力が、本書の随所にうかがえます。
「食」に関するあらゆることが述べられた、まさに「原典」と呼ぶべき一冊です。
おすすめコメント
■福岡伸一氏による序文を収録
原著には生物学者・北里柴三郎が序文を寄せています。現代語版では、福岡伸一氏が「食べることは生きること」と題し、13ページにわたる序文を執筆。平易な筆致で、本書の読みどころや現代的意義を語ります。
■32頁の口絵で、原著の世界を再現
原著には著者がスッポンを自ら捌く写真をはじめ、貴重な絵画や図版が多数収録されています。本書では、それらを口絵として可能な限り再現しました。
■眺めるだけでも楽しい「本書に現れる典籍・書名一覧」
著者はインターネットもない時代に400冊を超える本を読み、本書を書き上げました。その書名一覧を付録として収録。こんな本も読んでいたのか、という発見に満ちています。
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出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784911641019 |
| 本体価格 | ¥7,000 (JPY) |
| ページ数 | 760 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 681228
この本が生まれたのは100年以上前。なのにも関わらず、その情報ときたら今でも「なるほど」「知らなかった」と唸る内容でした。実に内容が濃くて、科学的。説明の説得力よ。当時の愛称でいう木ノ謙(キノケン)さん、政治家の傍らに書き集めた結果が本作品なわけでしょうが、この人たしかに北里茂三郎が唸るはずだわ、と納得せざるを得ませんでした。特に悪食篇にはまいりました。マジか、とおそらく誰もが感じる内容に「え、この虫についても書いてるのこの人…」と思わず声が洩れました(食べる勇気はございません)。それとは別に、鶏肉や茶碗蒸しをなんとなく食べたくなったのは私だけではないと信じています(笑)。ああ凄い、読みごたえは太鼓判押します。
レビュアー 781279
本書の刊行は1925年、当時のベストセラーだという。
政治家である著者の木下謙次郎により書かれている。
内容は食だけに収まらず、古今東西の歴史や、宗教観、哲学にまで言及されとても興味深い一冊である。
北里柴三郎が序文を寄せていることも興味深い。
そして読みやすく現代語版として刊行された。
「美を求める心が食の味に向かうとき、これを至味[至高の味]というのである。」
料理の基本から始まり、至味について、味覚について、日本が開国とともに食に対する変化が伺える。
第二章 人類と食生活 第一節にあるように
「人間生活の中心は食にあり」まさにこの言葉のとおりだ。私たちの生活は食が中心となっている。それを日本のことだけでなく世界史まで広げて、視点を広く持てるように書かれてるのも面白い。
私が一番心惹かれたのは、第三章の第一節「食品のシュンを知るべし」である。現代では旬でなくても食品は簡単に手に入るようになった。だが、旬に食べる食品は美味しい。
100年前に刊行されたこの本に、改めてその食品の根源にあるものを教えてもらった。
味付けや火加減、盛り付けなど、日々気にして料理をしているが、100年前に書かれたことを現代でも変わらず行っているのだなという気持ちにもなった。
日本の食事の歴史の変遷もとても分かりやすい。
特に江戸での初鰹についての言われについては、その歴史を知ることもでき面白かった。
今では日本では食べられない山椒魚の記述もある。
私は田舎で暮らしたことがあり、山椒魚を食べていたというご老人の話を聞いたことがある。もうその話は聞くことができないが、日本の食文化として確かにあったのだと再確認した。
また木下謙次郎氏はどんな食事についても否定的な意見を述べていないのも、この本の魅力だ。
世界の文化を尊重し、その地域で食べられる食材についても書かれている。人肉食についても痛ましい事実であるとしながらも、その歴史と、精神性が伺える。
刊行された当時の、必要カロリーや栄養価も細かく記され、菜食主義についてなど、現代語訳されていることで、読みやすく学びも多かった。
現代では脚気の原因について解明されているが、当時はまだ解明途中であった。
「人間生活の中心は食にあり」まさにこの言葉のとおりだ。
私達の身体は食べたものから構成されている。食べ物だけでなく、食の歴史、哲学も含め知ることで、私の食生活も見直したいと思った。
100年前のベストセラーを現代語訳で読むことが出来て、心から感謝したい。
図書館関係者 831903
まずは、このような貴重な本を読む機会を与えてくださり、
どうもありがとうございました。
じっくり読むには時間がかかる本ですが、それでも良いのです。
覚悟して、正座をして、じっくりと読むべき本なのです。
驚かされたことは沢山ありますが、
まずはこの食の本は100年前に書かれたものであるということ。
そして著者は政治家であったということ。
そして、この本が、従来のありきたりの食通の随筆ではなく、
話題は料理の歴史、大名への献上品、そして人魚に至るまで、
それはそれは広範囲に、読者に食の知識を与え、
さらに刺激してくれるということ。
私はじっくり読み終えた後、
索引から自分の興味のある項目を探し出し、改めて読み返してみました。
最初から通して読むのもよし、
索引から気になる項目を探して読むのもよし、
どこから読んでも、食への興味がさらに深まっていきます。
こんなにも沢山の食の知識がぎっしりと詰まった本。
斜め読みするには、あまりにももったいない。
一字一句、しっかり丁寧に読まなければ申し訳ない。
自分の傍らにおいて、何度もじっくりと味わいたい。
そう思わせてくれる1冊でした。