給食のおばちゃん
食べるのが苦手
作:山口恵以子
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刊行日 2026/04/20 | 掲載終了日 2026/04/28
ハッシュタグ:#給食のおばちゃん #NetGalleyJP
内容紹介
伝説の管理栄養士として知られる昼間明子(ひるま・あきこ)は、<給食のおばちゃん>の愛称で、子どもたちに親しまれている。全国の小学校をめぐって、ご当地の食材を使った美味しい給食を考える。第一話は、熊本県が舞台。今日のメニューは、熊本名物の春雨スープ。クラスには、SNS投稿をしている美優という女子生徒がいる。美優は「家では満足な食事をさせてもらえず、学校給食だけが楽しみ」という 嘘の投稿をしていた。ところが、春雨スープの記事を載せたころから、「投稿者はこの学校の児童だ」という噂がひろがる。追いつめられていく美優に、給食のおばちゃんはアドバイスをおくる。第二話は、運動会リレーでいつも補欠の女子。第三話は、食べることが苦手な男子。・・・それぞれ問題をかかえる子どもたちに、おばちゃんが「給食」をとおして向き合っていく連作短編です。
おすすめコメント
「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」の人気作家・山口恵似子が、子どもたちにおくる《食》と《心》のストーリー。伝説の管理栄養士が、全国各地をまわるシリーズ化を予定しています。
「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」の人気作家・山口恵似子が、子どもたちにおくる《食》と《心》のストーリー。伝説の管理栄養士が、全国各地をまわるシリーズ化を予定しています。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784652207482 |
| 本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
| ページ数 | 176 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 1469440
5つの作品に挿入されるイラストの
湯気が上がりそうな ボリュームを前にほころぶ口角 思わずよだれを堪えてしまう
それは給食。
作り手は、「伝説の管理栄養士」、通称給食のおばちゃん。
「ゆで卵のフライの入った具だくさん太平燕のスープ」
「鳴門金時のプリン」
どれもこれも食指が動くものばかり、こんな給食毎日食べれるなんて。
美味しそうに食べる小学生の笑顔を見られる、なんてすてきな仕事。
だけじゃなかったです。
見えるんです。気付くんです。わかるんです。
暗い顔してない?痩せてる?おかず食べられないって理由、あるよね。
食べるという、当たり前な行為だからこそ、
「ふつう」にはまれない小学生の切実。
食べ物がどこから来たのかを知る。
どうしてその名前なの?貴方のことを知りたい。
知るほどに君が愛おしくなる。気持ちが行き交う。
給食はひとを潜在を芽生えさせる。
仕事への熱情、見捨てない。人の在り方をも見つめ直す。
一生忘れない給食が此処に在る。
レビュアー 1045834
教室に最強の助っ人登場!
伝説の給食の管理栄養士が
全国各地の学校に招かれ、
食を通じて子どもたちに寄り添います。
困ってる人はほっとけないとばかりに、
生徒だけでなく先生まで助けてしまう
おばちゃんが超COOL!
役割を軽々超えた活躍がまぶしくって
大ファンになりましたよ。
本作の一番のキモはやはり
摂食障害にまつわる気づきですね。
食べられないことのつらさが
少年の苦悩を通じて自分ごとのように
伝わってきました。
無理強いは暴力と変わらないのだと
骨身に染みましたよ。
スマホ依存の話も印象的。
おばちゃんの熱のこもった訴えから
不自由なアナログならではの
特別な価値に気づかされました。
それぞれの話に気持ちが上向く
ネタが練り込まれているから
後味がとてもいいですね~。
各地の名産品やソウルフードが
怒涛のように出てくるので、
食にまつわる知識が増えるだけでなく、
食べたいものが増えすぎて嬉しい悲鳴。
でもでも、もっと知りたい。
もっと子どもたちの瞳の輝きが見たい!
本作で舞台となったのは
熊本、北海道、大阪、徳島、長野。
ということは、まだまだいけますよね?
おかわり、いいですか?
(対象年齢は10歳半以上かな?)
図書館関係者 1038994
いよいよ山口さんも児童文学へ。嬉しいです。
得意の「食」をテーマに子どもたちの身近にある給食を取り上げてくださり、ありがとうございます。
給食センターが取り組んでいる、地産地消も見事に含みながら、どこの学校でも美味しそうな給食を提供していました。
おばちゃんの給食訪問なら毎日でも来て欲しいくらい。
食を通して心も育むお話でした。
小説をアナログなものとし、ゲームとの対比をした下りは、まさに子どもたちに伝えたい想いでした。感激。
図書館関係者 762785
表紙が可愛く、題材も「給食」、そして「給食のおばちゃん」という子どもの身近なところに題材をおいているのがよかったです。「給食」関連の児童書は今後も増えてほしいな、と思っています。
ただ個人的に気になったところがありました。
まず、女子の話し方とSNSの投稿文。「〜だわ」という話し方を今の子どもはなかなかしないと思います。いたとしても少数。ですが、この話のなかでは1話目の女子のほとんどがそういう話し方をされていました。SNSも「〜だわ」という書き方は多数派ではないと思います。1話目、2話目はそういう意味であまり物語に入り込めませんでした。
もう一つ、昼間さんが凄い人なのはわかりますが、5話目の史夫の母親を校長室へ迎え入れた時になぜ昼間先生もいたのか……この辺の説明もなく、いることそのものに違和感を感じます。2話目のケンの話も物語の子どもたち目線からすると、「なぜ急に食事の話?」という展開になったりなど、子どもたちへのメッセージの伝え方も、少し無理矢理だなと思ったり……。
ですが、「食」と関連付けた読者に伝えたいことがわかりやすく、とても温かみがあります。「ウソつき」ではないと伝えた話や「雅楽」の話、5話目の「物語」の話はとても心にしみました。
「伝説の管理栄養士」とどういう経緯や経験があって呼ばれ始めたのか、なぜ一校にとどまらず各校に転々としているのか。おばちゃんの秘密も気になるお話でした。
レビュアー 946550
全国の小学校を渡り歩く「伝説の管理栄養士」である給食のおばちゃんが、ご当地の美味しい給食と温かいアドバイスで、子供たちの悩みを解決していく。これはまた素敵で魅力的なシリーズの誕生です。
決して強引に問題を解決するのではなく、本人の中にある「気づき」や「想像力」を引き出していくアプローチが素晴らしいですね。読み終えた後、心がほっとして温かくなる、優しさに満ちた素敵な物語でした。
次はどこに行くのでしょうか? 続編がとっても楽しみです!
図書館関係者 883258
伝説の管理栄養士の明子さんが各地を転々としながら子どもたちの悩みに寄り添う姿に感動しました。子どもたちの悩みもSNSやゲーム依存などの現代病から不変の食に関する悩みまで多岐に渡っていていろいろと考えさせられました。ご当地グルメ満載の給食のメニューとその解説も楽しく読ませてもらいました。ありがとうございました。
図書館関係者 1758526
<<伝説の管理栄養士>>こと昼間明子=給食のおばちゃんのつくる給食は、垂涎もの。郷土料理や地域の食材を使った給食は、おばちゃんの解説が加わって、ますます魅力的。おばちゃんはそれだけでもスーパーなのに、生徒のちょっとした様子を気に留めて、そっと力を添える素敵な大人です。
第三話の「食べるのは苦手」と第五話の「世界はバーチャル」が特に印象に残りました。『給食のおばちゃん』というタイトルからして、食べるのが大好き!という話が並ぶかと思いきや、「苦手」、それもかなり強烈に「苦手」な生徒が出てきたのに驚きました。実際にいる「苦手」な子や、食べさせる側の大人にも読んでもらいたいお話です。そして、「世界はバーチャル」の最後、史人との会話でのおばちゃんの発言は、司書として是非真似したい!と思いました。
図書館関係者 831903
おいしいものがたくさん出てくるお話は、自然と笑顔になる。
それも、各地のご当地グルメの給食。
食堂でお仕事をされていた著者の食べ物の描写は、
ページの間から、ホカホカの湯気と一緒にお料理の香りが漂ってくる。
子供たちが困っているとき、
それを見逃さず、そっと助け舟を出してくれる給食のおばちゃん。
問題も、今どきのSNSやオンラインゲームのことなどで、
読んでいる子供たちも、
自分のことのように、考えたり感じたりすることができるだろう。
これからも給食のおばちゃんは、
全国を巡って、子供たちの問題を、
おいしい給食とともに解決してくれるに違いない。
次回作が楽しみです。
レビュアー 752611
伝説の管理栄養士、昼間明子。全国の小学校を巡っては子どもたちに食べることと心、体のつながりを給食を通じて解いていく。「給食のおばちゃん」として、今日の献立にどのようないわれがあるか、栄養はどうか、わかりやすくお話する。食の地産地消はその地の食文化と密接に関係する。子どもたちの食べっぷり、給食を前にしての態度など、おばちゃんの気づきは鋭い。食べ物でできている体。そして、心も関連することを子どものみならず教師まで理解していく。温かで、食べることに前向きで、健康になりたいと思わせる短編集。続くシリーズが楽しみです。
図書館関係者 609141
話ごとに違う学校になっていくのが、少し慌ただしく感じた。お悩みの子どもが一歩進む手助けをするまでなので、その後どうなった?と、やや消化不良。地域の特色を反映した給食メニューは美味しそうだし、1クラスずつ献立の解説にいくのは素敵。
レビュアー 1666318
山口恵以子さんはやっぱりおもしろい!
食堂のおばちゃん、婚活食堂シリーズと同様、すらすらと読めました。一作ずつが短編で、この先どうなっちゃうのと少し物足りなく感じる部分もありましたが、それがこの作品群の魅力でもあります。
とにかく出てくる給食の美味しそうなことといったら! 地元の食材を活かしたオリジナルメニューに、ワクワクが止まりませんでした。給食のおばちゃんが語るうんちく話も楽しかったです。