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ファイア・ドーム 上・下 表紙

ファイア・ドーム 上・下

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刊行日 2026/06/05 | 掲載終了日 未設定


ハッシュタグ:#ファイアドーム #NetGalleyJP


内容紹介

デビュー22周年記念刊行作品 

渾身の本格的現代長編ミステリー!

執筆開始から7年。ついに完成した、2026年を席巻する記念碑的傑作!


「今の私のすべてをかけて、書き上げました。

『ファイア・ドーム』、どうぞよろしくお願いいたします」

――辻村深月


人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか

噂は、軽薄な娯楽だ。

25年前、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、「噂」という大量の炎が、

加害者のみならず被害者にも降り注ぎ、燃えさかった。ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、いま新たな事件を呼び起こす――。

「もう言われてるよ! どうせ、親が殺したんだろうって!」――本文より

デビュー22周年記念刊行作品 

渾身の本格的現代長編ミステリー!

執筆開始から7年。ついに完成した、2026年を席巻する記念碑的傑作!


「今の私のすべてをかけて、書き上げました。

『ファイア・ドーム』、どうぞよろしくお願いいたします」

――辻村深月


人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか

噂は、軽薄な娯楽だ。

25年前、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道によ...


出版社からの備考・コメント

ご高覧後、SNSで「#ファイア・ドーム」をつけてご感想を投稿いただけますと幸いです!
※本書はミステリであり事件の真相にかかわるネタバレにはご配慮ください

ご高覧後、SNSで「#ファイア・ドーム」をつけてご感想を投稿いただけますと幸いです!
※本書はミステリであり事件の真相にかかわるネタバレにはご配慮ください


販促プラン

2026年を代表する一作とすべく小学館一同が誠心誠意販促に取り組んでまいります!

超特大規模の販促プランにご期待ください!

【書店店頭宣伝物】

*予告:B2・B3ポスター

*発売時:A3パネル、A4パネル、スリックPOP、B2・B3ポスター、缶バッジ、スリーブなど

【TVCM・ラジオCM】

弊社提供枠にて放送予定

 【新聞広告】

全国紙連合広告

 【デジタル広告】

YouTube、TikTok、X、Instagram、SmartNewsなど

 【特設サイト】

発売に向けて大充実のコンテンツを公開予定です!


※内容は都合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

2026年を代表する一作とすべく小学館一同が誠心誠意販促に取り組んでまいります!

超特大規模の販促プランにご期待ください!

【書店店頭宣伝物】

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*発売時:A3パネル、A4パネル、スリックPOP、B2・B3ポスター、缶バッジ、スリーブなど

【TVCM・ラジオCM】

弊社提供枠にて放送予定

 【新聞広告】

全国紙連合広告

 【デジタル広告】

YouTube、TikTok、X、Insta...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784093867696
本体価格 ¥1,900 (JPY)
ページ数 464

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最初、かなりのボリュームにドキドキしながら本を開きました。
ボリューム感を全く感じさせないするするとした読み心地なのに、しっかりと脳内に作品の重厚さを残してくれます。
話が多重構造となっているのに、違和感なく読めます。
むむむむと唸ってしまいました。
読む愉しさと知る欲望を満たしてくれる、辻村さんの代表作となるだろう作品を読めてしあわせです。
コスパ、タイパが求められるこの時代に、時間をかけて読む満足感に浸れる。。沢山の方にこの時間を体験して欲しいです。

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私はこれを見たことがある。ゴミ集積所の立ち話で、SNSで、マスメディアで…。そして、認めがたいけれど、自分自身の中で。これを無関係だと言える人はいないはずだ。(言えるとしたら、そのほうが危険かもしれない)

 噂が、知った気が、人を焼く。その恐ろしさ、哀しみが、降り積もる雪のように幾重にも描かれる。
 人は決して完全には分かり合えない。だからこそ、それを知った上で、分かろうとする事をやめてはならない。
 この火の粉は、誰の身にも降りかかるのだ。

 本作では、言葉によって人を傷付け、深い断絶を生む場面が、形を変えながら繰り返し描かれている。その中で心を打つのは、言葉が深い断絶を超えて、傷付いた人に届き、救う場面だ。
 拙いけれど、精一杯の思いを込めた言葉。きっと届かない、それでも届いてほしい…そう祈らずにはいられない言葉が届いた時、私もまたこの物語に救われたと感じた。

 「今の私のすべてをかけて、書き上げました。」
辻村深月さんの並々ならぬ覚悟を込めた言葉そのもの、まさに22年間の作家生活の集大成といえるだろう。
 現代社会の闇を抉り、普遍的なテーマを問う。今年の超話題作にして、今後も読み継がれるべき傑作。渾身の社会派長編ミステリー。

注記:『ファイア・ドーム』をお買い求めの際は、上下巻を一気に揃えて頂く事を全力でお勧め致します。本作は一度読み始めたら止められません。上巻を読み終えたらすぐに下巻へ突入できるよう、あらかじめご準備下さいませ。

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本屋大賞の発表があったばかりだが
既に来年の私の暫定1位はファイア・ドームかなって思う。
歴史に残る作品だわこれは。
こんな面白いプロットがなぜ思い付くのか、辻村先生の脳内はどうなってる?
あの事件とこの事件、点と線を繋げていくような、見事な伏線回収。
ミステリの真相に近づくほど吐息や心臓のドクドクが文章から聞こえてくるんよ。
自分の鼓動までつられて早くなるんよ。心臓が暴れて
頭中がキャーキャーキャーって叫びながら、全速力で走ってるみたいな読書!
早く、早く、早く、どうなっちゃうのーって、叫びながらページを捲る読書!
更に壮絶なミステリなのに、何度も泣いた。
胸が引き裂かれるような苦しい涙が何回も。
800ページ、一気読み。めっちゃ寝不足!家事が全く手につかなかった。

ジッと動きを止めたスノードームを見ると、揺り動かしたくなる。
あのパッと粉が舞うのを見たくなって、また揺り動かす。
あの白い粉が、火の粉ならどうだろう?
あのドームの中に小さな農村が閉じ込められていて、そこで噂話という火の粉が舞ったら?
退屈になったらまた揺り動かし、忘れ去られた頃また揺り動かし、
真っ赤な火の粉が舞い続けるファイアドームを見るのは退屈しない。
小さな村では事件が誇張されて噂されるだろう。軽はずみな噂話。
だれも悪いことをしたなんて思ってない。反省しない。罪深い。
「ウチの近所でさ…」「私の知り合いがさ…」「かわいそうにね」
そういう村では事件もエンタメのひとつだ。
加害者は憶測で事実とかけ離れた噂が飛び交う。
加害者だけでなく、被害者も興味と好奇心の目に晒される。
しかしその被害者も、そっとしといてほしいと思う反面、忘れさられたくないと思う。
噂に翻弄され、曲げられた事実に、事件の本質を見失う。
きちんと会って話すことの大切さ。
報道姿勢を問い正し、伝えることの難しさを思い知らされる一冊。

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悪意を持たずに放たれた言葉の脅威。
それを痛感しました。

悪意なく噂話をしている人なんて、ひどいと嫌悪する一方で「あなたにもあるでしょう。よく考えてごらん」と、耳元でささやかれているような気にもなりました。

「噂は罪深い」
ここにこの物語のメッセージが込められてるのではないでしょうか。

夢中で読みました。
とにかく凄い。

犯人の身勝手過ぎる犯行や、悪意のない噂話の脅威が描かれながらも、芯のある登場人物のおかげで、良い読後感を味わいました。

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出どころは興味本位でしかない噂。当事者でもない人たちのねじ曲がった噂に苦しめられる人生。噂の恐ろしさをヒシヒシと感じます。
過去のものだったはずの事件が現在の事件と関わってきて、再び心を痛める被害者の家族。
濁った沼の底を見ているような、なかなか浮かび上がらない真実。
重く息苦しい雰囲気に翻弄される子どもたちに胸が痛くなりました。
長い長いお話でしたが、それぞれの登場人物の抱えている気持ちを丁寧に書かれているので時間を忘れて没頭しました。
親の気持ち、子どもの気持ちどの立場でも考えさせられるものが多々ありました。
これからを生きる子どもたちが笑顔を取り戻していけるといいな、と思います。

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過去と現在で複数の事件が起こり、それらが関係するのか、無関係なのか?と惹き込まれ一気に読んでしまいました。

誘拐殺人事件の被害者遺族は、地域住民の噂によってさらに傷つけられ理不尽な仕打ちを受けます。
犯人の家族も加害者家族として苦しい人生を送ることになります。
子どもは親を選べません。
加害者の子も被害者だと思いました。

またネットのコメントによる炎上、誹謗中傷は、現実にも起こっていることです。匿名投稿の善し悪しなど非常に考えさせられる内容でした。

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当事者であること、非当事者であること
何かの事件が起きるたび、人はそれを自己との距離感でジャッジする
性質がある。

非当事者ではあるけれど、何かしらの所縁を感じて気持ち当事者たるべく、
痛くない距離から参加する。その一つが噂だ。
軽薄な噂は、そんな気持ちに火をつける格好の燃料となり、情報をたくさん
持っている方が優位であるかのような錯覚とともに、すごいスピードで
広まっていく。

時にその噂は、前のめりになった興味と好奇心によって真実を妨害してしまう。

この作品は、そんな顔の見えない人々の心理と、被害者、被害者をとりまく人々、加害者、事件に捜査や取材などの形でかかわった人たち、そして現在、という多角的な側面を切り取りながら、真心と真実にむかって進んでいく。

辻村さんによって生み出された作品ではあるが、読者は自分の心にひそむ
心理とも向き合いながら読み進めることになる。
いつどこで、はわからなくても、チリチリとした既視感。
そんなに浅はかじゃない、自分は。と、思いながら。

さらに登場人物たちの年齢層が多岐にわたっているのも、様々な視点への共感が
得られて、読書の醍醐味でもある。
学校、地域、会社などの枠だけにおさまっていない。現実の生活と同じだ。

上下巻のボリュームある一冊だが、読み応えと場面の展開に惹きこまれ、途中から手放せなくなる一冊だった。

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スノードームに降る雪が火の粉だったらと考えると、とても恐ろしかった。それ程に登場人物の心情がリアルで読み進めるのにも時間がかかりました。
報道のあり方、噂の罪深さで何度も心が折れそうになりましたが、救われるラストで本当に良かった。
いつまでも燻り続ける噂の火の粉を早く人々に忘れて欲しいと願いながら読み進めていましたが、私はこの本と出会ったことを忘れることはないと思います。

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上下巻、かなりの分量でしたが、読み始めたら 一気に読んでしまいました。
25年前の百貨店の受付嬢の誘拐殺人
同時期に起こったひき逃げと思われる事件、
そして現在行方不明になった小学生の男の子。

この3つの事件がそれぞれの関係者や、
地域の人々が絡んで複雑な物語を作っています。

事件自体は複雑ではないものの、
報道やネットのあり方の問題もあり、
根も葉もない噂話があたかも本当のことのように広がっていく。
まさに現代の世相、いや、もしかしたら昔から同じことが繰り返されていたのかもしれない。
けれど噂話を信じる人たちには悪意はない、
ただ好奇心や他人事であるゆえの無責任さから
噂をして、広めていくのです。

こわいこわい、だけど、
先が気になって仕方ない物語です。

そして、ミステリーなので、
事件の真犯人は?自分なりに推理しながら
どんどん読み進めていけます。

さすが辻村さん。

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「これは傑作だ!!」
読みはじめてすぐにそう感じました。
デビュー作の『冷たい校舎〜』から様々な辻村先生の作品を読んできましたが、ここまでのめり込んで読んだ作品は他になかったと思います。
近年、社会派と呼ばれる作品が少なくなってきた中でのこの大作!社会派小説好きとしてはぜひ大ヒットして欲しい!皆に読んで欲しい作品です!!
とても面白かったです!!

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ページ数も内容もずっしり重たい一冊。

ある地方都市で起きた過去と現在の二つの事件。
その当事者と周りの人々。
複雑に絡み合い、竜巻みたいな物語でした。
恐ろしく胸糞悪い描写が多々出てくるのですが、ミステリとしてとにかく面白くてページをめくる手が止まりません。

また、全体を通して描かれる、事件に関する「噂」。
なんてひどい・・・と他人事のように読みつつも、それは明日の私かもしれないと思わされたり。
いや、既にその「噂」を楽しく消費しているあの人は、私の姿かもしれないと思いなおしたり。

事件にまつわる様々な人物を描くことで、人間の醜さ・汚さ・愚かさ・弱さを目をそむけたくなるレベルで描きながらも、強さ・やさしさ・賢さも、きらりと輝く一粒の宝石のようにちりばめられていて、読み終わったら、「ホント人間って良くも悪くもしょうがない生き物だよな‥‥」と思わずにはいられませんでした。

読み物としてとっても面白いけれどたっぷり考えさせられもする。
さすが辻村さん!!!でした。

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噂というものが人々の間を駆け巡るスピードはインターネット、携帯電話、スマホの登場でどんどん増していくばかり。積極的な悪意ではなく、何の気なしの世間話や一度のタップだとしても、それが事件や事故の関係者に降りかかる火の粉になりうることを、何度でも繰り返し思い起こしたい。自分がファイア・ドームの真ん中に置かれる可能性もあるのだから。

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事件は終わらない。いや、終わらせてもらえないのだ。
事件をめぐる言葉は増殖し、事実としてではなく噂として生き延び、関係者の人生を侵食し続ける。怖いのは事件でも犯人でもなく、人間そのものなのだと鈍い痛みがのしかかります。
最も善良であろうとする自分と、無責任に断じてしまう自分がせめぎ合う。読書のあいだに湧き上がる感情さえ、暴力的な噂の一部になってはいないか──そんな思いが何度も巡り、現実と地続きであることに気づかされます。
この物語で突きつけられる、人の中にある醜さと、同じだけ確かに存在する優しさに揺さぶられながら、それでも人は、人によって救われるのだと思い至ります。気づけば涙が溢れていました。
言葉や気持ちに手綱をつけて、きちんと扱える人間でいたい。

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上下巻888頁にたじろぎましたが…読み出してすぐに、ヤバイッて思いました。読むのが止められない…最後はどんな世界が待っているのか?上巻の終わりには息を飲みました。
物語に引き込まれるのと同じ様な状況が日々私たちの周りにもあるな〜と、恐ろしくなり反省もしつつ
兎に角凄い作品。読めて良かった。

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久しぶりに徹夜をしました。
だって、このものすごい熱量で書かれた本を、
どうしても途中で閉じることができなかったから。
登場人物すべての人達のその先が気になって、心配で。

何気ないひと言で、誰かを絶望の淵に追い詰めたり、
絶望から救い出すこともできる。
私たちは、毎日そんな危うい世界で生きている、
生かされているのだと感じました。

読み応えのある作品でした。
図書館の利用者さん達にお勧めします。
辻村先生、ありがとうございました。

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上下巻だし長かったと思うけど、長さを感じずにどんどん読んだ。
リアリティがありすぎて怖い。
噂も怖すぎる。私は安易に加担しないようにしなければ。
立場が違えば考えも違うのが当然だけど、相手の立場を考える事は忘れてはいけないなと思った。

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噂とは何だろう。
それを娯楽と言ってしまうには、あまりにも当事者の心情を考えなさすぎる。
何の落ち度もなく、人生どころか、命を奪われた被害者にとっては、二度の死に値するのではないか。

大きな事件が起こることのない平穏な地域に、2件の重大事件が起こる。
しかも、その一つは未解決。
25年を経て、ある小学生が行方不明になったことで、事件の真相が紐解かれていく。
なぜ、あの日、彼女は事件に巻き込まれたのか、
場面場面で切り替わりながら、真相の回収が見事としか言いようがない。

スノードーム。
その存在は知っているが、実際に目にすることは少なくなった。
そのイメージが広がる、美しいラストだった。

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上下合わせて900ページ弱の長編 これは時間がかかってしまうなと思ったものの2日で一気読みでした こんなに泣きながら読んだミステリって今まであったかなと 憤り、焦燥、安堵、いろんな涙が出ましたが、何より恐怖の涙がほとんどでした 現代ではSNSで信憑性のない内容が拡散することに恐ろしさを感じますが、そのようなツールがない時代でも人には口があって耳があってあっという間に噂が広まってしまっていた ずっとそういう社会で私たちは無責任に生きてきた わかりやすい真実を求める 憶測に飛びつく 噂を広げる 興味と好奇心の恐ろしさ なぜこんな荒唐無稽な内容を信じてしまうのか これは誰しもが当事者です 毎日見ている感じている景色です
現実の事件報道というのは解決したら終わり 噂とは違った事実がそこでわかったとしても人は無責任にまたそこから想像を掻き立てわかりやすい物語を作り広める それに飽きれば忘れる 傷つけられた人のことを考えることはない この小説は解決では終わらない 終わらせてはくれない 傷ついた人の心を生々しく見せつけてくる 読んでいて耐えられず涙が溢れるのだけど絶対に読む手を止めてはいけない 忘れたいと願う遺族の気持ちにはそうなるまでの経緯が想像もつかない日々だったのだろうと感じるし、忘れたくないと真実を求める姿にもとにかく心が痛む これはすごいものを読ませていただきました

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野次馬心が唆られる、ローカルタウンで起きた誘拐殺人事件とそれに伴う「噂」が、25年の時を経て、再び波紋と事件を呼び起こす。約900ページ、一度も停滞も失速もせず駆け抜ける社会派長編ミステリ。

初っ端から面白い!ただ、この作品に惹き付けられた時点で、「オマエもか」とどこかから嗤われている気がして恐ろしくなった。「面白い」と思った時点でこの作品にやられた、と言ってもそれはどの作品も「面白い」と思うものを描いて出しているから当たり前な訳だが、この作品に至ってはそれとは違うニュアンスが含まれている。ネタバレになってしまう上に、読んだ人にしか共有出来ないこの感覚を表す言葉が見付からないのが残念で仕方ない。
「噂」の一人歩きや、事実じゃない事=悪魔の証明、悪意のない善意。ホラーよりも恐怖な日常のたわいない光景に、何度も息を呑み、絶望に暮れた。ここまでではなくとも、きっと誰もが経験した事があるであろう状況に、共感せずにはいられない。恐ろしいのが、恐らくほとんどがどちら側も経験しているであろう事。読みながら何度も、「でも」「だって」「違うの」と必死になってしまうほどのリアリティにメンタルがやられた。想像や憶測が形を帯びていくプロセスが特に生々しく、ダメだとわかっているのに最後まで野次馬心を捨てられず、ワクワクしてしまった私を赦してほしい。

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事件の真相とその行方が気になり、上・下巻あわせて900ページ近い大作にもかかわらず、ページをめくる手が止まらなかった。

拡散される心ない噂や、おかしな正義感から生まれる憶測は、事件の真相を明らかにするどころか、誤った情報を複雑に絡み合わせ、事件そのものを歪めていく。
そして、事件に関わる人々の人生を何重にも苦しめていくこともある。

報道とは一体何なのだろう。ニュースやワイドショーで心無い報じられ方をする事件や話題を目にするたびにそう思う。そして、それを受け止める私たちは、あふれる情報とどう向き合えばよいのだろうか。

知らず知らずのうちに、間違った解釈をもって誤情報の拡散に加担してはいないだろうか、と不安になる。

重いテーマだったが、その合間に描かれる美冬と子どもたちとの信頼関係や、子どもたちの清々しい友情に救われた。

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ファイア・ドーム/辻村深月 小学館

【要約】
やっぱ、辻村先生凄い。心がこれでもかとかき乱されて、ラスト真相に涙する。最高の一冊
誘拐殺人事件が発生、犯人は検挙されたが…その後、小さい町で嘘の噂が駆け巡り、被害者一家は大きな傷を負った。
それから25年が過ぎた今、再び…
#読了

【感想】
小さな町の娯楽のような感じで、駆け巡る噂
全くのデマなのに、ひそひそと、徐々に脚色されて広がっていく。
誰も悪意なんてないのに、その嘘の噂で傷つく人がいる…
生々しくて、ゾッとして、読み進めるのが辛くなる程に、心がえぐられました。

どう考えても後味が悪くなる方向しかない物語と思いましたが、
終盤に出てきたある一言、たった一言で、感動が沸き上がりました。

読んでいる心が、これでもかとかき乱された一冊でした。
でもラストの余韻で、静まっていく心は幸せで満たされていました。

事前の紹介で、期待値を上げに上げて読みましたが、期待以上の感動でした。
素晴らしい物語をありがとうございます。

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「皆が言っていたから。」「良かれと思って。」
悪意のない言葉が、噂が、人々の好奇心を刺激し魅了する。その先に誰かの苦しむ姿があったとしても。

全ての人に心当たりがあると思うし、
全ての人が読むべきだ、と強い言葉が出てしまいそうな程に現代の私たちに必要な物語だ。
この物語は必死に "今、何が危うく、何を思い出すべきなのか" を教えようとしてくれている。

「私刑」という言葉と行為が蔓延るこの世の中で、
まさに今、人としての在るべき姿が問われていると感じる。

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読み始めて最初のあたりでは、最近の陰惨な事件を模倣したかのように感じる(書かれたのは事件より前であるから、予知的なものを感じる)。が、この作品はそんなタイムリーなものを追ったものではなく、もっと普遍的なものを内に秘めている。ミステリー作品にありがち、求められがちな、絶対的な悪なんてものではなく、偶然・必然の幾層の出来事が絡み合い、物語を思わぬ方向に進めていく。内容を語らずに感想を書くのは大変難しいが、読んで後悔することはない。読まないで後悔することはあるぞ、と言いたい。上下巻の膨大なページ数をさらりと読み通せる。凄惨な事件に始まるストーリーだが、終わりには心に現れる多くの優しさを堪能してほしい。

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こういう作品を傑作と呼ぶのだと思った。最初はとても苦しいと感じた。でも、読む手を止められなかった。止めるつもりもなかった。なぜだろうか、読む前から、この作品は特別なものだという熱を感じていた。その火を最初に起こしたのは、著者の辻村深月さんだが、その息吹をあげたばかりの火を大切に大切に、巻き起こしたのは、この作品を世に出すために助力した全ての人々の力なのだろう。その熱が、私達読者の元まで届いた。この火傷しそうなほどの熱は、きっとこれからも多くの人々に伝染していく。それがずっとではないことは、この作品を読んだ人ならわかってしまう。でも、誰かの心にはきっとずっと残っていく。それだけの言葉の力がこの作品にはある。

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辻村さんの作品なので、きっと最後に「えっ、そうだったの? そう来たか!」と思わせるような展開があることを予想して、いろいろ推測しながら読んでいたのですが、それでもやっぱり予想外の展開に、しっかり驚かされました。
悪気もなく、気軽な娯楽として噂を消費する側と、その噂によって深く、そして何年たっても傷つき続ける側の乖離。
物語としてのおもしろさと、訴えかけられる内容の深さ・重たさ、その両方がこの作品の魅力だと思いました。

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素晴らしい作品です。この作品に出会えたことに感謝します。
ミステリとしての完成度が高いのは言うまでもありませんが、被害者家族や関係者の丁寧な描写、気持ちのすくい取り方、周囲の人たちが見せる姿など、まるで自分の身近で起きた出来事のように感じさせる筆致と先の予測できない展開。上巻464㌻下巻432㌻の超大作、一気読みしました。上巻の終わり方が劇的で、下巻に進むページ送りがもどかしかったです。

自分は噂話をしたことはないと言い切れる人はいないと思います。
噂、起点は些細なことかもしれないし、言った人には悪意がなかったのかも。
前半の行方不明事件は今年3月に実際に起きた事件で出てきた真偽があいまいなまま事実であるかのように広がり続けた関係者からの話等との類似性に戦慄を覚えました。

下巻の後半は感動的でした。被害者の立場、加害者家族の覚悟、それぞれの思いに触れ、涙なしでは読めません。
そして、ラストは爽やか。
辻村美月さん、素晴らしい作家さんです。正に、「今」を描き切っています。
初期作品からのファンでしたが、ますます好きになりました。

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最初の数ページから引き込まれてしまう。止められない物語だ、やばい!と思いながら読み進めてしまい、一気に読了。25年前の事件と現在の事件が交錯する。重なる噂、隠された事実。SNSがある今も、なかった25年前も、人は噂に翻弄されるし、人の噂によって真実が捻じ曲がる。事件があった街ではありとあらゆる噂の火の粉が降っているのに、東京ではほんの些細な出来事でしかない。その落差にクラクラする。ファイヤドームの中にいるのは彼らだけじゃない。私たちもドームの中にいるんだ。読んでいてこわかった。こわかったけど、ちゃんと読まなきゃいけない物語だと思った。

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読み始めて数ページで、忘れられない本になる予感がして、1章を終える頃には確信していました。凄い作品の誕生に立ち会えました。

 東京から新幹線で2時間半の地方都市。
そこでは25年前、百貨店受付嬢誘拐殺人事件が起きていた。犯人は見つかったのだが、人々の記憶に残ったのは被害者家族を襲った「噂」だった。
そして、この事件の少し前に交通事故と見られる事件もあった。被害者と思われる小学四年生の児童が行方不明になっていたが、彼は後に遺体となって発見され未解決事件のままだった。
噂の一つには被害者家族がこの事件に関係しているのでは、というものもあった。

「オレたちの住むこの土地は、傷ついた人をさらに傷つけ、消費してしまう場所なのか」

小学四年生の担任を受け持つ美冬。お付き合いしているのは一回り歳上で、地元新聞記者の透真。この2人が新たな事件と向き合うことになる。そこには25年前の事件に縛られたままの人たちがいた。

「この街に炎が降り注いだ」という一文に震えました。
被害者への共感と、自分は圧倒的に加害者側だったと気づいてしまったことに。
「本当は◯◯らしい」という話を接着剤のようにして人と付き合っていなかったか。
悪意がなく、人を傷つけている実感もないことの罪深さ。

この本の展開が目まぐるしく、辻村さんの文章も力強く、上下巻で900ページ近いのですが、一気に読まなくては他のことが手につかなくなる位です。でも頭をクリアにして読みたかったので睡眠もとって二日にかけて読みました。今から読む人に伝えたいのは、必ず上下巻揃えてから読み始めること。あの場面で終わるなんて!!

そして、今発売の『GOAT 食 』で辻村深月さんの対談を読むと、自分もお仲間になって語り合っているような錯覚が得られるのでオススメです。

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人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか

噂は、軽薄な娯楽だ。


25年前に起こった誘拐殺人事件。
そのときに出回った「噂」が、25年後に再び
人を動かしていく…。

ただ被害者なだけなのに。
そっとしておいてほしいのに。
人の噂はどんどん火の勢いを増していく。
噂ってこわい。
現代のSNSの世界だと尚更こわい。
噂が人の生活を変えていくリアルさが、恐ろしかった…😨

小学校教師である美冬と、その彼である記者の透真。
そして、美冬の教え子たちと過去の被害者家族。
一度は終わったはずの事件だったのに、
ある時件をきっかけに、色んな人を巻き込んで
再び色んな事実と噂が交わされていく。

まだ発売日されたばかりなので、詳細は出せなくて
事件のことや細かい感想等
言いたいことは書ききれないけれど…
目に見えない噂が恐ろしかった。
出回る恐怖、流すことを楽しむ人たちがいる恐怖。
それがすごくリアルだった。

職業柄、教師側の気持ちも痛いくらいに分かって…
あのときああしていれば…
どうしてこんなことに…っていうのが
自分をその立場に置いてしまって戦慄した。
自分のクラスの子が…
自分の少しのミスのせいで…なんて
考えただけでも不安な気持ちでいっぱいになる。

どんな事件が起こるのか、
過去に何があったのか、
ぜひ読んで見てほしいです。

章が進めば進むほど、どんどん先が気になって、
900ページ近い上下巻あっという間でした🙄
今年のベスト9に入る気しかしません。
本当に面白かった!!!

今回 #Netgalleyjp さんの抽選に当たり、
嬉しいことに先読みさせて頂くことができました🥹
ありがとうございました☺️

本日、6/5発売予定です!!!

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これは次の本屋大賞で間違いなくノミネートされますね!
巷では宮部みゆき大先生の「火車」を彷彿させると言われていますね。
確かにそうかも、と思ったけど私は塩田武士さんの「存在のすべてを」「踊りつかれて」と奥田英朗さんの「リバー」、柚月裕子さんの「教誨」を彷彿とさせられました。
昔の事件の誘拐犯の描写が胸糞悪いですけど、それがまたいいですね!
こういう犯罪者の意味不明さが実際にいそうで怖い。
なんの罪もないのに殺された人の身内のつらさがこれでもか、これでもかと迫ってきて、読んでて辛くなりました。

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過去と現在の事件の繋がりが見えてくるたびに、目を背けたくなりました。
事件の真相も恐ろしかったのですが、悪意のある火と悪意のない火によって燃え上がるファイア・ドームの恐ろしさにゾクゾクしました。
間違いなく今年を代表する作品です。

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辻村深月さんの作品は好きでよく読んでいる方ですが、今までの作品とは一線を画すような硬派な社会派小説。
SNSがなかった時代も、SNSが力を持ち過ぎ、もはや世論を恣意的に動かすことすらできる現代においても、
事件とは直接関係のない「外野の人たち」による興味本位の噂話が真実を歪めてしまうことの恐怖をリアルに感じられる。

埋もれてしまった過去の真実を地道に、かつ誠実に掘り起こしていく人たちから目が離せなくなり、気がつけば上下巻一気読みです。

ミステリーとして派手な出来事はないのに、一つの事件の底からまた意外な真相が現れるという、謎解きの連鎖も読み応え十分。

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最初から不穏な空気がたっぷり流れていた。小学生失踪事件に端を発し、過去の事件が掘り起こされる。
かなりのボリュームで、刊行日までに読了する予定が叶わなかった。しかし、終始著者・辻村氏の筆力のおかげで、
動悸が速くなり続けた。最近電車の扉にこの本広告が出ているのを見た。周囲の人たちに「これ面白いよ」とふれ回りたい気持ちで
一杯になった。

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最初の一文から魅了されてしまいました。とても読みやすく、上下巻の大ボリュームにもかかわらずあっという間に読み終わりました。田舎ではゴシップが娯楽になりがちで、新情報が出るたびに不謹慎ながらもワクワクしてしまう。周囲の人ともその話題を何気なく話すが、ちゃんとしたソースもない。そんな状態で噂が原因で多くの人が傷ついていて、読んでいて苦しかったです。何度も泣きました。でもこの本に出会えたことは幸せだと思いました。素敵な作品をありがとうございました。

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今年の本屋大賞は決まりました(自分の中で)。あの厚さですが一日で読み切り、終えた後には現実世界に戻れない。鮫肌、寒気、涙と胃痛。体も心も忙しい時間を味わいました。私が住む群馬県でもいくつか未解決事件の誘拐が起きており、映画や小説になっています。それらのタイトルも頭をよぎりましたが、この本は恐怖を上回り・・・・。どれだけの人が傷ついたのか。頭の中で映像化されて、日本アカデミー賞授賞式の赤絨毯を俳優さんたちが歩く姿まで見えました。とにかくすごかった。

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今期のさまざまな賞を総ナメするのではないか。
上下巻の長い作品ではあるが、一気に読ませる。
デパート嬢誘拐殺人事件。犯人は逮捕されたものの、さまざまなうわさが飛び交う。
被害者なのに、傷つけられ、時がたったあともタブー視される家族。
報道とは何か、人の心理とは何か、それらに惑わされずにいることの難しさ。
ミステリーの楽しさもあるが、もっともっと深い話だ。

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いや、凄いですね。小説が面白かったのは、当然ながら、この小説に会えてよかったとも思いました。私的な話になり恐縮ですが、昔、ファイア・ドームの中にいたことがあります。こういったことは私の主観の世界でそう思っただけですが、当時の私は声を失いました。しゃべることができず、人と二度と関われないと思った。

でもね、「失ったもの」と「得たもの」間違いなくありました。
そうして10年以上歩いてきた結果、いまこうして出版社で働いているのも何かの縁なのかもしれない。ファイア・ドームという言葉から「得たもの」をここに書いておきます。
「今」なにができるか。どんな失言も失敗も批判も、「今」なにができるか、より大切なものはないのだと思いました。

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