食品添加物はなぜ嫌われるのか (DOJIN選書:83)

食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

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刊行日 2020/06/10 | 掲載終了日 2020/08/31

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内容紹介

●根強く残る食品添加物悪玉論 

●まことしやかにささやかれる超加工食品の危険性 

●オーガニックの安全神話で見過ごされる問題点 

●注目を集める新しい北欧食の落とし穴 

●日本で独自に発展した食品表示制度の功罪 

ゼロリスク幻想を越えて改めて考える, 

ほんとうの「食の安全」 

 

巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報. 〇〇は身体によいらしい, 

ダイエットには△△を摂るとよい, ×× には発がん性がある……. 信頼に足る情報はどう見極めたらよいのか. さらに,グローバル化が進展する世界で,食の安全をめぐる問題も,自国だけの問題に留まらなくなっている. 「すべての人に適切な情報を」届けるべく,世界の食品安全情報をサーベイし発信し続ける著者が, 近年話題になったさまざまな問題を取り上げ,印象やイメージに惑わされることなく,科学的知見に基づいて適切に判断するためのポイントをわかりやすく解説する. 

●根強く残る食品添加物悪玉論 

●まことしやかにささやかれる超加工食品の危険性 

●オーガニックの安全神話で見過ごされる問題点 

●注目を集める新しい北欧食の落とし穴 

●日本で独自に発展した食品表示制度の功罪 

ゼロリスク幻想を越えて改めて考える, 

ほんとうの「食の安全」 

 

巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報. 〇〇は身体によいらしい, 

ダイエットには△△を摂るとよい, ×× には発がん性がある……....


出版社からの備考・コメント

※頂戴したレビューは、その書籍の紹介・宣伝のために、ウェブサイト、SNSなどで利用させていただくことがございます。予めご了承くださいませ。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784759816839
本体価格 ¥1,900 (JPY)

NetGalley会員レビュー

妊娠、子育てをするまでは食品についてはほとんど興味がありませんでした。

美味しいのが一番だよね!と思っていたのですが、
子ども食事を用意する、となってからはそうも言っていられなくなりました。

わたし自身「食品添加物ってなんとなく悪そうだから避けた方がいいよね」「素材のままが一番いいんでしょ!」
と漠然と考えていました。

また「なんか健康に良さそう」「流行ってるし食べてみよう」「有名人も食べてるし」と
流行りの食材をとりいれることもしばしば・・・。

この本を拝読して一番に感じたことは、正しい知識を持つことの大切さ。

情報が溢れている(溢れすぎている?)現代。

その中に本当に正しい情報はどれだけあるのでしょうか?

たくさんある情報から正しいものを選択することのできる知識こそ
重要なのではないかと改めて考えるきっかけになりました。

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大変勉強になった一冊です。

私が住む国では学校で出される食事もオーガニックになっており、オーガニック信者がとても多いなと日ごろから感じています。オーガニックのお店もたくさんありますし、マルシェでもオーガニックの八百屋さんもたくさん出ています。
オーガニック信者の方はわりとほかの人にもオーガニックを強制してくるのでそのあたりあまり好ましく思っていないのですが。実際オーガニックがすべていいという風にも私は考えていないので。でもお豆腐を買ったり玄米を買ったりオーガニックショップは頻繁に行きます。なので卵の話はちょっとショックでした。

さて、食品添加物。味噌とかも自分で作る、餃子の皮もお手製という既製品をあまり買わない生活なので、ハムとかの加工物に関しては気になりますが、実際よくわかっていませんでした。なのでこの本で分かりやすく書かれていて大変勉強になりました。「昔はよかった」というのがわりと幻想だということも結構わかり、いろいろと目からウロコでした。国によって食品添加物の許容も変わっているようですが、欧州基準はわりと厳しそうな気がします。

「食品添加物が入っている」からといって毛嫌いせず、きちんと勉強することが大切だなあとよくわかる一冊でした。

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リテラシーという言葉が気になって読んでみた。
食品添加物を語るのになぜリテラシーなのか、読了した今は、この副題に激しく同意している。
そもそもこのリテラシーという言葉を勝手にITに限定して考えていたのが原因なのだが。

食を取り囲む垣根は思ったより茨で、予想以上に揺らぎと解釈の多い、危うい均衡の上に
私たちの食事は成り立っているのだなと思った。

あれがいいこれが悪いとテレビは今日も小うるさいが、
最終的にゼロリスクなんかありはしない。健康食は個人差だらけの私たちを網羅しない。
何かが動けば、必ず何か同士で作用し、完璧なものなどない。
ならばどうすればいいのか。
その時私たちに必要なのは、リテラシーのまなざし。
本書でその目を頂けたと思う。

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食品添加物について極めて真面目に書かれた本である。

この手の本は、巷にいかに危険な食品添加物が含まれた食品が並んでいるかをセンセーショナルにうたっているものが多いのだが、本書はそのような本に対しても批判的である。

本書の内容で大事なこと
自然由来が安全とは限らない。自然由来の毒物や発ガン性が確認されているものはいくらでもある。物性が確認できていない自然由来の添加物よりも毒性を含め特性が解明されている食品添加物の方がむしろ安心安全。
食品添加物として認可されているものが、それだけで安全とは言えない。あくまでもこういった条件で使う分には問題ないという認可条件を確認する必要がある。食品添加物として認可されているからといいつつ、添加物以外の用途で使われている事がある。
無添加という表示が宣伝文句として使われることの危険性。それが無添加として代わりに添加しているものは問題ないのか。

そのほかにも、食品の安全に関する情報が満載である。安全危険を決めつけで語るのではなく、事実を冷静に語り、必要な情報はどこに行けばみることとができるのかを教えてくれる本である。自分自身の判断基準を持ちたい人にお勧めします。

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来春、新規就農を考えている自分にとってすごく身近なテーマでした。
細かいデータの紹介がちょっとしつこいけど、言いたいことは良くわかりました。
食品添加物が「良い」とか「悪い」ではなく、本質を見ることの大切さがひしひしと伝わってきました。
私は、無肥料・無農薬での農業を計画していましたが、「無肥料・無農薬」という言葉を使うのをやめようと決心しました。
本質的な農業をめざすこととします。

特に心に響いたのは、
『食品問題は本当に一筋縄ではいかないもので、何かニュースを見たり聞いたりした場合には反射的に反応するのではなく、一呼吸置いたほうがいいと思います。』
という一文です。
食品問題や農薬問題だけでなく、他の話題についても同じだと思いました。

かなり文字数が多く、重たいテーマでしたが、飽きることなく読むことができました。

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